JPH0560711A - 銅粉充填の欠陥検査方法 - Google Patents

銅粉充填の欠陥検査方法

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JPH0560711A
JPH0560711A JP22400391A JP22400391A JPH0560711A JP H0560711 A JPH0560711 A JP H0560711A JP 22400391 A JP22400391 A JP 22400391A JP 22400391 A JP22400391 A JP 22400391A JP H0560711 A JPH0560711 A JP H0560711A
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JP
Japan
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copper powder
green sheet
hole
filling
filled
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JP22400391A
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English (en)
Inventor
Kazunori Miyashita
和典 宮下
Junichi Kanai
淳一 金井
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 各種電子機器の多層セラミック基板を形成す
るグリーンシートのスルーホールに充填される銅粉充填
の欠陥検査方法に関し、スルーホールへの銅粉末充填不
良を簡単かつ正確に検出することを目的とする。 【構成】 各スルーホール2に銅粉末3が充填されて一
定温度に保たれたグリーンシート1の下面に赤外線14を
一定時間照射することにより加熱し、一定時間後に当該
グリーンシート1の上部に設けた表面温度測定用の検出
器15により上記銅粉末3の上面温度を測定して銅粉末充
填の欠陥有無を検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種電子機器の多層セ
ラミック基板を形成するグリーンシートのスルーホール
に充填される銅粉充填の欠陥検査方法に関する。
【0002】最近、特に各種電算機等のプリント板ユニ
ットに実装される半導体チップが高集積化されるに伴
い、この半導体チップを実装するセラミック基板も微細
な導体パターンと層間接続用のビアを高密度に形成する
ことが要求されており、銅等の導体粉末をスルーホール
に充填するとともに表面に導体パターンを印刷した複数
枚のグリーンシートを積層して焼成することにより多層
セラミック基板を形成している。
【0003】しかるに、スルーホールに充填される導体
粉末の容量不足または未充填によるセラミック基板に層
間導通不良が発生するから、導体粉末が充填されたグリ
ーンシートのスルーホールにレーザ光を照射してその反
射光により不良箇所を検出しているが、充填された導体
粉末の変色による誤判断あるいは内部に発生している気
泡の検出が不可能であるため、熱伝導による導体粉末の
充填の状況を確実,正確に検査できる新しい銅粉充填の
欠陥検査方法が要求されている。
【0004】
【従来の技術】従来広く使用されている銅粉充填の欠陥
検査方法は、図3に示すように各スルーホール2に銅粉
末3が充填されたグリーンシート1に対して、当該スル
ーホール2の斜め上よりレーザ光4を前記銅粉末3の上
面を照射させるように構成するとともに、そのレーザ光
4の反射光線上に反射映像を受光する検出器5を配設し
て、この反射映像を画像処理して銅粉末3の充填欠陥が
発生しているスルーホール2の位置を表示する画像処理
ユニット6を接続している。
【0005】そして、各スルーホール2に銅粉末3を充
填したグリーンシート1が上面を平面に成形された定盤
等の図示していない支持台に載置するとともに、予め穿
設されたスルーホール2の位置を記憶させた制御装置に
より前記支持台を移動させることにより、各スルーホー
ル2に充填された銅粉末3の上面を順次斜め上からレー
ザ光4を照射してそれぞれの反射光を検出器5により受
光し、画像処理ユニット6でこの反射光を処理してグリ
ーンシート1上面からの反射光に対する銅粉末3からの
反射光量の大きさにより、未充填,充填不足等の欠陥を
判断して当該欠陥が発生したスルーホール2の位置を表
示している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上説明した従来の充
填欠陥検査方法で問題となるのは、図4(a) に示すよう
にスルーホール2への銅粉末3充填量が不足してその上
面がグリーンシート1の上面より低い場合は、スルーホ
ール2の光源側に位置するグリーンシート1の反射光と
銅粉末3の反射光との間に陰影4aができるとともに、ス
ルーホール2の内壁で銅粉末3からの反射光が一部遮光
されて検出器で受ける反射光量が低下することにより画
像処理ユニットが充填不足等の欠陥を判断しているた
め、スルーホール2に充填された銅粉末3の上面が酸化
または汚れ等で変色すると、その変色により照射された
レーザ光4の反射光量が減少して画像処理ユニット6で
は充填量不足の陰影に判断されるという問題が生じてい
る。
【0007】また、図4(b) に示すようにスルーホール
2に充填した銅粉末3の内部に気泡3aが発生していて
も、その銅粉末3の上面とグリーンシート1の上面が同
一平面であればグリーンシート1上面からの反射光に対
する銅粉末3からの反射光は、銅粉末3が確実に充填さ
れたスルーホール2と同一となるので正常に充填された
と誤診断するという問題も生じている。
【0008】本発明は上記のような問題点に鑑み、スル
ーホールへの銅粉末充填不良を簡単かつ正確に検出する
ことができる新しい銅粉充填の欠陥検査方法の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに各スルーホール2に銅粉末3が充填されて一定温度
に保たれたグリーンシート1の下面に赤外線14を一定時
間照射することにより加熱し、当該グリーンシート1の
上部に設けた表面温度測定用の検出器15により上記銅粉
末3の上面温度を測定して銅粉末充填の欠陥有無を検査
する。
【0010】
【作用】本発明では、スルーホール2に充填された検銅
粉末3はその熱伝導率がグリーンシート1の熱伝導率に
比して約6倍と高いから、一定温度に保たれたグリーン
シート1の下面に赤外線14を一定時間照射して加熱する
ことにより、図2(a) に示すようなグリーンシート1の
上面と同一平面に銅粉末3が充填されたスルーホール2
においては、一定時間後のグリーンシート1上面と銅粉
末3の温度差は略一定となる。
【0011】しかるに、図2(b) で示すように銅粉末3
の量が少なくてグリーンシート1の上面より低いスルー
ホール2においては銅粉末3上面の温度上昇が高くな
り、また図2(c) で示す如くスルーホール2へ一杯に充
填された銅粉末3の中に気泡3aが発生していると熱伝導
が遮られて、その銅粉末3上面の温度上昇は図2(a) の
規定値充填のスルーホール2より低くなるから、各スル
ーホール2に充填された銅粉末3の上面温度を検出器15
で検出することにより充填欠陥有無を検出することが可
能となる。
【0012】
【実施例】以下図1および図2について本発明の実施例
を説明する。図1は本実施例による銅粉充填の欠陥検査
方法を示す側断面図、図2は本実施例の作用図を示し、
図中において、図3と同一部材には同一記号が付してあ
るが、その他の14はグリーンシートの下面を加熱する赤
外線,15はグリーンシートの上面温度を非接触で測定す
る温度検出器である。
【0013】赤外線14は、汎用の赤外線ランプあるいは
加熱ヒータを駆動することにより発する熱線である。検
出器15は、物体の表面温度を非接触で測定することがで
きる汎用の赤外線検知器である。
【0014】上記部材を使用した熱伝導による銅粉充填
の欠陥検査方法は、図1に示すように各スルーホール2
にそれぞれ銅粉末3が充填されたグリーンシート1を恒
温槽等で一定の温度にして、この一定温度となったグリ
ーンシート1の各側縁を図示していない支持台により平
面状に支えてその下面のスルーホール2形成領域を露出
させる。
【0015】そして、前記支持台に載置したグリーンシ
ート1の下部よりこのスルーホール2形成領域に一定時
間赤外線14を照射することにより一定の温度に加熱し
て、制御装置によりこの支持台を移動するかあるいはグ
リーンシート1の上部に設けた表面温度測定用の検出器
15を移動させ、各スルーホール2に充填された上記銅粉
末3の上面温度を測定してそのデータを処理ユニット16
に搬送する。
【0016】処理ユニット16においては、図2(a) に示
す如く正常に銅粉末3が充填されたスルーホール2にお
いてはグリーンシート1上面と銅粉末3の温度差が略一
定となるから欠陥無しと判断するが、その温度差が正常
と異なる場合は、図2(b) で示すように銅粉末3の量が
少ないか、または図2(c) で示す如くスルーホール2へ
一杯に充填された銅粉末3の中に気泡3aが発生している
から銅粉末の充填欠陥と判断してその位置をアウトプッ
トする。
【0017】その結果、グリーンシート1の下面を加熱
してスルーホール2に充填された銅粉末3の上面温度を
測定することにより充填欠陥有無を検出できるので、ス
ルーホールへの銅粉末充填不良を簡単かつ正確に検出す
ることができる。
【0018】以上、図示実施例に基づき説明したが、本
発明は上記実施例の態様のみに限定されるものでなく、
例えば一定温度となったグリーンシートを低温度に冷却
した平板に載置して表面温度測定用の検出器でその上面
を測定して、各スルーホールの銅粉末充填欠陥の有無を
検出しても良く、赤外線14により一方の面を加熱するこ
とに限定しなくても良い。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば極めて簡単な方法で、スルーホールの銅粉末充填
不良を簡単かつ正確に検出することができる等の利点が
あり、著しい経済的及び、信頼性向上の効果が期待でき
る銅粉充填の欠陥検査方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による銅粉充填の欠陥検査
方法を示す側断面図である。
【図2】 本実施例の作用を示す図である。
【図3】 従来の充填欠陥検査方法を示す側断面図であ
る。
【図4】 問題点を説明する側断面図である。
【符号の説明】
1はグリーンシート、2はスルーホール、3は銅粉末、
3aは気泡、14は赤外線、15は検出器、16は処理ユニッ
ト、

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各スルーホール(2) に導体粉末(3) が
    充填されて一定温度に保たれたグリーンシート(1) の一
    方の面を加熱手段により加熱し、一定時間後に他方の面
    から検出手段(15)で上記導体粉末(3) の表面温度を測定
    してなることを特徴とする銅粉充填の欠陥検査方法。
  2. 【請求項2】 上記加熱手段は、一定温度に保たれた
    グリーンシート(1)の一方の面を加熱手段(14)により温
    度上昇させてなることを特徴とする請求項1記載の銅粉
    充填の欠陥検査方法。
  3. 【請求項3】 上記加熱手段は、一定温度に保たれた
    グリーンシート(1)の一方の面を所定温度に冷却された
    平板上に載置して冷却したことを特徴とする請求項1記
    載の銅粉充填の欠陥検査方法。
JP22400391A 1991-09-04 1991-09-04 銅粉充填の欠陥検査方法 Withdrawn JPH0560711A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006343190A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Nec Electronics Corp 非破壊検査装置および非破壊検査方法
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JP2018067698A (ja) * 2016-10-23 2018-04-26 株式会社アンド 半田付け評価方法およびその装置

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Effective date: 19981203