JPH0560682U - 板金加工機の倣い装置 - Google Patents
板金加工機の倣い装置Info
- Publication number
- JPH0560682U JPH0560682U JP007786U JP778692U JPH0560682U JP H0560682 U JPH0560682 U JP H0560682U JP 007786 U JP007786 U JP 007786U JP 778692 U JP778692 U JP 778692U JP H0560682 U JPH0560682 U JP H0560682U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- nozzle
- copying apparatus
- contact
- molten metal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ピアッシング時発生する溶融金属によるノズ
ルなどが損傷されるのを防止する。 【構成】 切断すべきワーク４の上面と摺接してノズル
２ａの先端よりワーク４までの距離を一定に保持する接
触子３を倣い装置本体１に取付けた板金加工機の倣い装
置において、上記接触子３のワーク接触面３ａに、接触
子３とワーク４上面との間に隙間を形成する隙間形成手
段を設けたもので、ピアッシング時発生した溶融金属
は、隙間形成手段により形成された隙間より飛散されて
ノズル２ａ側へ吹き上ることがないため、溶融金属によ
りノズル２ａなどが損傷されるのを防止することができ
る。
ルなどが損傷されるのを防止する。 【構成】 切断すべきワーク４の上面と摺接してノズル
２ａの先端よりワーク４までの距離を一定に保持する接
触子３を倣い装置本体１に取付けた板金加工機の倣い装
置において、上記接触子３のワーク接触面３ａに、接触
子３とワーク４上面との間に隙間を形成する隙間形成手
段を設けたもので、ピアッシング時発生した溶融金属
は、隙間形成手段により形成された隙間より飛散されて
ノズル２ａ側へ吹き上ることがないため、溶融金属によ
りノズル２ａなどが損傷されるのを防止することができ
る。
Description
【０００１】
この考案はプラズマ加工機やレーザ加工機のような板金加工機の倣い装置に関 する。
【０００２】
従来この種の加工機はノズルを有する加工ヘッドを備えていて、ノズルよりワ ークへプラズマやレーザを噴出させることによりワークを切断するようになって おり、精度の高い切断を行うためには、ノズル先端からワークまでの距離を一定 に保持する必要がある。 このため従来では、図１に示すように倣い装置本体ａにスプーン状の接触子ｂ を取付けて、この接触子ｂをワークｃの上面に摺接させることにより、ワークｃ の上面に凹凸があってもノズルｄの先端からワークｃまでの距離を常に一定に保 持するようにした倣い装置が使用されてる。
【０００３】
しかし従来の倣い装置では、スプーン状の接触子ｂが切断点を囲んだ構造とな っているため、ピアッシング時発生したスパッタなどの溶融金属がノズルｄ方向 へ飛散し、その結果ノズルｄが早期に消耗したり、レーザ加工機の場合加工ヘッ ドａ内のレンズが溶融金属により損傷されるなどの不具合がある。 また接触子ｂの上面に溶融金属が溜りやすい形状のため、プラズマ加工機の場 合溜った溶融金属によりダブルアークが発生して切断品質が低下したり、ノズル ｄが損傷されるなどの不具合もあった。 この考案は上記不具合を改善する目的でなされたもので、ピアッシング時発生 した溶融金属がノズル側へ吹き上ったり、接触子上に溜ることのない板金加工機 の倣い装置を提供しようとするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】 この考案は上記目的を達成するために、切断すべきワークの上面と摺接してノ ズル先端よりワークまでの距離を一定に保持する接触子を倣い装置本体に取付け た板金加工機の倣い装置において、上記接触子のワーク接触面に、接触子とワー ク上面との間に隙間を形成する隙間形成手段を設けたものである。
【０００５】
上記構成により、ピアッシング時発生した溶融金属は隙間形成手段により形成 された隙間より飛散されてノズル側へ吹き上ることがないため、溶融金属により ノズルなどが損傷されるのを防止することができる。
【０００６】
この考案の一実施例を図２以下に示す図面を参照して詳述する。 図２において１はプラズマ加工機やレーザ加工機のような板金加工に設けられ た倣い装置本体で、トーチまたは加工ヘッド２の近傍に設けられており、トーチ または加工ヘッド２の先端にはノズル２ａが設けられている。 ３は切断すべきワーク４の上面に摺接して、ノズル２ａの先端からワーク４ま での距離を一定に保持する接触子で、上記倣い装置本体１にブラケット５を介し て取付けられている。 上記接触子３は図３に示すようにリング状をなしていて、ワーク４と接触する 接触面３ａが図４に示すように球面状に形成されていると共に、この接触面３ａ に放射方向に複数条の溝３ｂが形成されている。 なお図３に示す接触子３の場合８方向に溝３ｂが形成されている。
【０００７】 次に作用を説明すると、ワーク４を切断するに当ってワーク４をピアッシング するが、ピアッシングはまず加工ヘッド２を図２の位置から図５の（イ）に示す ピアッシング位置まで下降させ、この状態でピアッシングを開始する。
【０００８】 またピアッシングにより発生した溶融金属は、図５の（ロ）に示すように接触 子３の接触面３ａに形成された溝３ｂよりワーク４の上面に沿って放射方向へ飛 散されるため、ノズル２ａ側へ吹き上ってノズル２を損傷させたり、接触子３上 面に溜ることがない。 これによって溶融金属によりノズル２やレンズ（図示せず）が損傷されたり、 接触子３上に溜った溶融金属によりダブルアークが発生するのを防止することが できる。 なお、上記実施例では接触子３の接触面３ａに放射方向の溝３ｂを設けたが、 図６（イ）及び（ロ）に示すように接触子３の接触面側に半球状の突起３ｃを複 数個突設して、これら突起３ｃによりワーク４と接触面側の間に溶融金属が飛散 する隙間が生じるようにしても良い。
【０００９】
この考案は以上詳述したように、接触子の接触面側に、溝や突起などの隙間形 成手段を設けたことから、ピアッシング発生した溶融金属はこの隙間形成手段に より形成された隙間によりワーク上面に沿って飛散されてノズル側へ吹き上るこ とがないため、溶融金属によりノズルや加工ヘッド内のレンズなどが損傷される のを確実に防止することができる。 また接触子上に溶融金属が溜まることもないため、溶融金属によりダブルアー クが発生して切断品質が低下するなどの不具合も解消することができる。
【図１】従来の倣い装置の説明図である。
【図２】この考案の一実施例になる倣い装置の正面図で
ある。
ある。
【図３】この考案の一実施例になる倣い装置に使用する
接触子の平面図である。
接触子の平面図である。
【図４】図３のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図５】（イ）及び（ロ）はピアッシング時の作用説明
図である。
図である。
【図６】（イ）接触子の他の実施例を示す平面図であ
る。 （ロ）接触子の他の実施例を示す側面図である。
る。 （ロ）接触子の他の実施例を示す側面図である。
１…倣い装置本体、２ａ…ノズル、３…接触子、３ａ…
接触面、３ｂ…溝、３ｃ…突起、４…ワーク。
接触面、３ｂ…溝、３ｃ…突起、４…ワーク。
Claims (2)
- 【請求項１】 切断すべきワーク４の上面と摺接してノ
ズル２先端よりワーク４までの距離を一定に保持する接
触子３を倣い装置本体１に取付けた板金加工機の倣い装
置において、上記接触子３のワーク接触面３ａに、接触
子３とワーク上面との間に隙間を形成する隙間形成手段
を設けてなる板金加工機の倣い装置。 - 【請求項２】 隙間形成手段を溝３ｂまたは突起３ｃに
より形成してなる請求項１記載の倣い装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP007786U JPH0560682U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 板金加工機の倣い装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP007786U JPH0560682U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 板金加工機の倣い装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0560682U true JPH0560682U (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=11675354
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP007786U Pending JPH0560682U (ja) | 1992-01-28 | 1992-01-28 | 板金加工機の倣い装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0560682U (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62279093A (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-03 | Kitagawa Tekkosho:Kk | 加工ヘツド高さ制御装置 |
-
1992
- 1992-01-28 JP JP007786U patent/JPH0560682U/ja active Pending
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62279093A (ja) * | 1986-05-28 | 1987-12-03 | Kitagawa Tekkosho:Kk | 加工ヘツド高さ制御装置 |
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