JPS6333188A - フイラワイヤを用いるレ−ザ溶接用ノズル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） この発明は、レーザ溶接装置に係り、特にフィラワイヤ
を用いるレーザ溶接用ノズルに関する。

（従来の技術） レーザ光を用いて突き合せ溶接をおこなう場合、その溶
接部がシェアなどにより切断された切断面のままである
と、その突き合わせ面が完全に密着せず、隙間を生ずる
。そのため、これをそのままレーザ溶接すると、溶接面
にアンダーカットや未溶接部分ができる。したがって、
このようなレーザ溶接については、レーザ加工点にフィ
ラワイヤを送給しながら溶接する必要がある。

従来、かかるフィラワイヤを送給しながらおこなうレー
ザ溶接は、トーチ先端部に設けられたレーザ溶接用ノズ
ルから加工点にアシストガスを送給しながら、集光レン
ズにより集光されたレーザ光を照射するとともに、上記
トーチとは独立に加工点に極力接近して配置されたフィ
シワイヤ送給用ノズルを介して、加工点にブイラワイヤ
を送給することによりおこなわれている。

しかしながら、このフィラワイヤ送給ノズルは、通常の
消耗電極型溶接に用いられるものを利用しているので、
加工点にあまり接近させることができず、そのため、加
工点に対する送給精３度が低く、しばしば所要の溶接が
おこなわれない場合がある。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のように従来のフィラワイヤを用いるレーザ溶接は
、レーザ溶接用ノズルとは独立にフィシワイヤ送給用ノ
ズルが設けられ、このフィラワイヤ送給ノズルを加工点
に接近させることができないために、加工点に対する送
給精度が低く、しばしば溶接不具合をおこすという問題
点があった。

この発明は、かかる従来の問題点を解決するためになさ
れたものであり、フィラヮイヤ送給ノズルが加工点から
遠く離れていても、フィラワイヤを精度よく加工点に送
給できるようにすることを目的としている。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段） フィラワイヤを用いておこなわれるレーザ溶接において
、先端部にフィラワイヤをレーザ加工点に導く高融点部
材からなるガイドを設けて、フィラワイヤを用いるレー
ザ溶接用ノズルとした。

（作　用） レーザ溶接用ノズルの先端部に高融点材料からなるフィ
ラワイヤ用ガイドを設けると、このガイドをレーザ加工
点に接近させることができ、加工点に精度よくフィラワ
イヤを送給することができる。

（実施例） 以下１図面を参照してこの発明を実施例に基づいて説明
する。

第１図にこの発明の一実施例であるレーザ溶接用ノズル
を使用しておこなわれるレーザ溶接を。

また、第２図にそのレーザ溶接用ノズルを示す。

第１図に示すように、レーザ溶接用ノズル（１）は、一
対の被溶接部材（２ａ）、（２ｂ）の突き合わせ面上に
配設されたトーチ（３）の先端部に設けられ、その側方
にフィラワイヤ送給ノズル（４）がトーチ（３）とは独
立に支持体（５）により支持されている。

上記トーチ（３）は、レーザ発振器から放出されたレー
ザ光を集光する集光レンズ（７）を保持するレンズホル
ダに取付けられ、上記集光レンズ（７）で集光されたレ
ーザ光（Ｌ）が、トーチ（３）内を通ってレーザ溶接用
ノズル（１）の開孔から被溶接部材（２ａ）　、　（２
ｂ）の突き合わせ面上の加工点を照射するようになって
いる。また、トーチ（３）は、パイプ（８）を介して導
入されたアシストガスをレーザ溶接用ノズル（１）を介
して上記加工点に導く。

しかして、上記レーザ溶接用ノズル（１）の先端には、
フィラワイヤ送給ノズル（４）を通って送給されるフィ
ラワイヤ（Ｆ）を上記加工点に導くガイド（９）が設け
られている。このガイド（９）は、第２図に示すように
、タングステンやモリブデンあるいはセラミックスなど
の高融点材料からなる一対の側板（１０ａ）　、　（１
０ｂ）とレーザ溶接用ノズル（１）の先端面に密着して
これら一対の側板（１０ａ）、　（１０ｂ）間に介挿さ
れた同じく高融点材料からなるガイドピース（１１）と
からなる。上記一対の側板（１０ａ）　、　（１０ｂ）
は、フィラワイヤ送給ノズル（４）側の間隔ｄ１が加工
点側の間隔ｄ、より広くなるように互に傾斜して配置さ
れ、また、ガイドピース（１１）の先端面には、フィラ
ワイヤ給送ノズル（４）から傾斜して送給されるフィラ
ワイヤ（Ｆ）を正確に加工点に導く傾斜したガイド溝が
形成されている。

上記一対の被溶接部材（２ａ）　、　（２ｂ）の突き合
わせ溶接は、たとえばこれら被溶接部材（２ａ）　、　
（２ｂ）を、ＸＹ力方向任意に移動可能な加工テーブル
上にその溶接面を突き合わせて載置し、その溶接面をレ
ーザ溶接用ノズル（１）下に位置決めする。しかるのち
、上記レーザ溶接用ノズル（１）からアシストガスを放
出させるとともに、フィラワイヤ送給ノズル（４）から
ガイド（９）を介してフィラヮイヤ（Ｆ）を送給し、か
つ被溶接部材（２ａ）、　（２ｂ）を溶接面方向に動か
しながら、その溶接面にレーザ光（Ｌ）を照射すること
によりおこなわれる。

ところで、上記のようにレーザ溶接用ノズル（１）の先
端部にフィラワイヤＣＦ）をレーザ加工点に導くガイド
（９）を設けると、フィラワイヤ送給ノズル（４）が加
工点から離れて配設され、またその設置精度が低くても
、フィラワイヤ（Ｆ）を精度よく加工点に送給すること
ができ、確実に良好な溶接をおこなうことができる。し
かも、このガイド（９）を高融点材料で形成したので、
これを加工点に接近させても損傷することがなく、また
摩耗に強いなどの効果がある。

なお、カイトは、上記実施例に示した一対の側板とその
間に介挿されたガイドピースからなるもののほか、第３
図に示すように、傾斜内！！（１３）をもつ一体形状の
国体に形成して、レーザ溶接用ノズル（１）の先端部に
取付けたものでもよく、また。

第４図に示すように、ガイド孔（１４）またはガイド溝
が形成された板状のガイド（９）を適宜取付は治具（１
５）を用いて、レーザ溶接ノズル（１）の先端から離間
させて取付けたものでもよい。さらに、第５図に示すよ
うに、レーザ溶接用ノズル（１）の先端部側壁に貫通孔
（１６）を形成してガイドとしてもよく、特にその形状
、取付は手段などに制限されるものではない。

〔発明の効果〕

レーザ溶接用ノズルの先端部にフィラワイヤをレーザ加
工点に導くガイドを設けたので、フィラワイヤ送給ノズ
ルの設置位置にあまり影響されず。

またその設置精度が低くても、フィラワイヤを精度よく
レーザ加工点に送給でき、所要の良好な溶接を確実にお
こなうことができる。しかも、このガイドを高融点材料
で形成したので、加工点に接近させても熱損傷すること
がなく、また摩耗に強く、長期にわたってその精度を維
゛持させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例レーザ溶接ノズルを使用し
てフィラワイヤを給送しながらおこなわれるレーザ溶接
の説明図、第２図（Ａ）ないしくＣ）図はそれぞれその
レーザ溶接用ノズルの正面図、平面図および一部を切り
欠いて示した側面図、第３図は他の実施例の要部を示す
正面図、第４図は異なる他の実施例の要部を示す正面図
、第５図はさらに異なる他の実施例の要部を示す断面図
である。 （１）・・・レーザ溶接用ノズル　　（２ａ）　、　（
２ｂ）・・・被溶接部材（３）・・・トーチ　　　　　
　　　　（４）・・・フィラワイヤ給送ノズル（力・・
・集光レンズ　　　　　　（８）・・・パイプ（９）−
・・ガイド　　　　　　　　（１０ａ）　、　（１０ｂ
）−側板（１１）・・・ガイドピース　　　　　（１５
）・・・取付は治具（１６）・・・貫通孔　　　　　　
　　（Ｆ）・・・フィラヮイヤ（Ｌ）・・・レーザ光

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 先端部にフィラワイヤをレーザ加工点に導く高融点部材
   からなるガイドが設けられていることを特徴とするフィ
   ラワイヤを用いるレーザ溶接用ノズル。