JPH0560555U - 超音波霧化ユニット - Google Patents

超音波霧化ユニット

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JPH0560555U
JPH0560555U JP537392U JP537392U JPH0560555U JP H0560555 U JPH0560555 U JP H0560555U JP 537392 U JP537392 U JP 537392U JP 537392 U JP537392 U JP 537392U JP H0560555 U JPH0560555 U JP H0560555U
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JP
Japan
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base
piezoelectric vibrator
ultrasonic
water
center
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JP537392U
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English (en)
Inventor
実 高橋
勉 小谷
小野  誠
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TDK Corp
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TDK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水等の液体を収容するチャンバーの底面積を
縮小して小型化を図り、かつ霧化筒の配置等の設計上の
自由度を確保する。 【構成】 ベース11に圧電振動子TDを傾斜させて取
り付けるとともに該圧電振動子TDを駆動する励振回路
を前記ベース11に一体化した構造を持ち、前記ベース
11の中心に対して点対称に取付穴14を当該ベース1
1に設け、前記圧電振動子TDは前記ベース11の中心
から偏心した位置に配置した構成である。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、超音波で水を霧化する超音波加湿器等に使用される超音波霧化ユニ ットに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、本出願人より実開昭62−143131号にて、金属製ベースに対して 圧電振動子を傾斜させて当該ベース中心位置に取り付けた超音波霧化ユニットが 開示されている。
【0003】 図5及び図6に、そのような従来の超音波霧化ユニットを、水が収容されるチ ャンバーを構成する水槽の底部に装着した超音波加湿器の例をそれぞれ示す。こ れらの図において、水槽1の底部に装着された超音波霧化ユニット2は、底部の 一部をなす金属製ベース3に対して圧電振動子TDを傾斜させて当該ベース中心 位置に取り付けたものである。ここで、圧電振動子TDをベース3に対して傾斜 させるのは、超音波霧化ユニット2を水槽底部に装着したときに、圧電振動子T Dの振動面が水槽内の水面に対して傾斜するようにして、霧化効率を向上させる ためである。すなわち、圧電振動子TDから放射された超音波によって水面に生 じた水柱4の先端で霧化が行なわれるが、圧電振動子TDの振動面が傾斜してな い場合には水柱が垂直に立ち上がり、霧化されない大粒の水滴が水柱上に落下し て霧化効率の低下を生じる。これを防止するために圧電振動子TDの振動面を傾 斜させることにより水柱4を傾斜させ、霧化されない大粒の水滴が水柱上に直接 落下するのを防止して霧化効率の向上を図っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、圧電振動子TDを超音波霧化ユニット2のベース3に対して傾斜さ せて取り付け、すなわち、水面に対して圧電振動子の振動面を傾斜させた場合、 超音波の放射によって水面に生じる水柱4は、圧電振動子取付位置の真上ではな く振動面が傾斜した分だけずれた位置(傾斜した振動面の法線J方向にずれた位 置)に発生することになる。このため、図5の従来例のように、水槽側にて支持 される霧化筒(風向円筒)5を水槽中心軸Kからずらした位置に配置したり、図 6の従来例のように、逆に霧化筒5を水槽中心軸Kと同心に配置した場合には、 超音波霧化ユニット2の位置をずらす必要が出て来る。このため、水槽1の底面 積を超音波霧化ユニット2に比べてかなり大きくしたりする必要が生じる等、超 音波加湿器の設計に種々の制約が生じる嫌いがあった。
【0005】 なお、最近、超音波加湿器内の水を殺菌するために水槽をヒーターで加熱する 構造が提案されているが、この場合には水槽の底面積が大きいと加熱に要するヒ ーターの電力容量が大きくなる不都合が生じる。
【0006】 本考案は、上記の点に鑑み、水等の液体を収容するチャンバーの底面積を縮小 して小型化を図ることが可能で、しかも霧化筒の配置等の設計上の自由度を確保 可能な超音波霧化ユニットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案の超音波霧化ユニットは、ベースに圧電振 動子を傾斜させて取り付けるとともに該圧電振動子を駆動する励振回路を前記ベ ースに一体化した構造を持ち、前記ベースの中心に対して点対称に取付穴を当該 ベースに設け、前記圧電振動子は前記ベースの中心から偏心した位置に配置した 構成としている。
【0008】
【作用】
本考案の超音波霧化ユニットにおいては、ベースの中心に対して幾何学的に点 対称に取付穴を当該ベースに設けており、水等の液体を収容するチャンバーに対 してユニットの取付方向を回転することによって任意に設定することができる。 また、ベースに圧電振動子を傾斜させて取り付けるとともに圧電振動子を前記ベ ースの中心から偏心した位置に配置しており、霧化筒をチャンバーの中央部に配 置する等の設計が可能となり、超音波霧化ユニットを用いて超音波加湿器等を構 成する場合の設計上の自由度を多くすることができる。さらに、霧化筒をチャン バーの中央部に配置したりすることで、チャンバー底面積を超音波霧化ユニット のベースの面積と同程度に縮小することも可能となる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案に係る超音波霧化ユニットの実施例を図面に従って説明する。
【0010】 図1及び図2は超音波霧化ユニットを示し、図3はその超音波霧化ユニットを 装着した超音波加湿器を示し、図4はその超音波加湿器の電気回路図である。
【0011】 まず、図1及び図2において超音波霧化ユニット10について説明する。アル ミニウム、ステンレス等の金属製ベース11は、両側に垂直に折り曲げられた側 面部12A,12Bを有し、ベース11の四隅の取付部13には取付穴14(ベ ース11を超音波加湿器側に固定するための穴)がそれぞれ形成されている。こ こで、金属製ベース11の平面形状は、図1に示す通り略正方形状であって当該 ベース中心に対し幾何学的に点対称となる形状であり、ベース11の四隅の取付 部13に形成された取付穴14は、ベース中心に対し幾何学的に点対称となる位 置に配置されている。各取付穴14は貫通穴であっても良いし必要に応じて螺子 穴としても良い。
【0012】 このような金属製ベース11の中心から偏心した位置に振動子装着穴15が形 成され、該振動子装着穴15に圧電振動子TDを持った振動子支持構造体20が 装着されている。すなわち、振動子支持構造体20は、円板状圧電セラミックの 超音波放射面に放射面側電極21Aを有すると共にこれに対向する面に対向電極 21Bを有する円板状圧電振動子TDと、内周に傾斜した環状溝23を刻設しか つ外周面に取付用環状溝24を形成した有底筒状弾性樹脂体25と、前記放射面 側電極21Aの回り込み電極部分に接触する第1電極体26Aと、前記対向電極 21Bに弾性で接触する第2電極体26Bとから構成されている。そして、圧電 振動子TDの対向電極21Bに接触する第2電極体26Bは弾性樹脂体25内に 配置され、その第2電極体26Bの延長部27Bは弾性樹脂体25の底部より引 き出される。また、圧電振動子TDの放射面側電極21Aの回り込み部分に接触 する第1電極体26Aは圧電振動子TDに重ね合わされ、両者は前記弾性樹脂体 25内周の傾斜した環状溝23に水密に嵌合され、第1電極体26Aの延長部2 7Aも弾性樹脂体25の底部より引き出される。このような、振動子支持構造体 20の弾性樹脂体25は、前記圧電振動子TDの傾斜方向が図1の矢印X方向( ベース中心)に向かって振動子面が下がる向きとなる如く、前記金属製ベース1 1の振動子装着穴15に水密に嵌着されている。
【0013】 なお、前記金属製ベース11の平面部上には超音波加湿器側のチャンバー底部 に水密に装着するための防水ガスケット(パッキン)29が貼り付けられている 。
【0014】 一方、前記圧電振動子TDを駆動する励振回路は、例えば第4図に示すような コレクタ接地形コルピッツ自励発振回路30であり、この励振回路30はプリン ト基板31上に組み立てられるようになっている。そのプリント基板31は、前 記金属製ベース11の平面部に平行配置され、前記圧電振動子TDに圧接する電 極体26A,26Bの延長部27A,27Bが直接基板裏面の導電パターンに接 続されると共に、プリント基板31はベース側面部12A,12Bにて固定支持 されている。プリント基板31上における前記振動子支持構造体20の周囲の空 間には、前記励振回路の構成部品、例えばパワートランジスタTRや可変抵抗器 、コンデンサ等が配置されている。また、前記ベース11の平面部の裏側にはヒ ーター32が密着、固定されている。該ヒーター32は、ベース11を介し超音 波加湿器側のチャンバー内の水温を50°C以上に上げて殺菌する目的で設けら れている。
【0015】 図1及び図2で説明した超音波霧化ユニット10は、図3のように、超音波加 湿器のチャンバーを構成する樹脂製等の水槽40の底部に装着される。すなわち 、水槽底部のユニット取付穴41に金属製ベース11が臨む如く(ベース11が チャンバー底部の一部をなすように)、ベース側取付穴14より取付ビス42を 水槽側の雌螺子部43に螺合し締め付けて、前記防水ガスケット29が水槽底部 に水密に密着するように超音波霧化ユニット10を取り付ける。水槽側には霧化 筒(風向円筒)45が支持される。さらに、図3には図示を省略したが、霧化筒 45内を図3の矢印Yのように上昇する空気流を発生するために、図4の電気回 路図に示すようにファン50が設けられると共に、水槽内の水の水位が極端に低 下したこと(又は水が無くなったこと)を検出するためにフロートスイッチFS が設けられている。
【0016】 図4は図1及び図2の超音波霧化ユニット10を装着した超音波加湿器の電気 回路図であり、トランスTの一次巻線はヒューズF及び電源スイッチSWが挿入 された電源ラインを介して商用電源(AC100V)に接続されるようになって いる。トランスTの二次巻線には整流器RFが設けられ、圧電振動子TDを励振 する励振回路としてのコレクタ接地形コルピッツ自励発振回路30への直流電源 を構成している。フロートスイッチFSとリレーRYの直列回路は前記整流器R Fの直流出力側に接続され、フロートスイッチFSが水位の極端な低下(又は水 無し)を検出してオフとなったとき、リレーRYの励磁をオフにし、リレーRY の接点S1及びS2をオフにするようにしている。接点S1は前記自励発振回路 30のパワートランジスタTRのベースバイアス回路に挿入され、S1オフ時に パワートランジスタTRへのベースバイアスをオフとする機能を持つ。また、接 点S2はヒーター32及びこれに直列のサーモスタット51の電源ラインへの接 続線路に直列に挿入され、S2オフ時にヒーター32への通電をオフにする機能 を持つ。なお、ファン50は電源ラインに並列に接続されている。
【0017】 上記の如く超音波霧化ユニット10を装着した超音波加湿器に適切な一定水位 となる如く水を給水タンク等(図示省略)より供給し、電源スイッチSWを投入 すると、フロートスイッチFSがオン、リレーRYの各接点S1,S2もオンと なり、自励発振回路30は発振を開始するとともにヒーター32による水槽内の 水の加熱が始まり、ファン50の送風も開始する。そして、図3のように圧電振 動子TDによる超音波の放射によって、その振動面の法線J方向にずれた位置に 水柱4が形成される。ここで、例えば圧電振動子径20mm、水面に対する圧電振 動子の傾斜角7度、周波数1.7MHz、水位40mmとした場合、霧化筒45との 偏心(図3の水槽及び霧化筒中心軸Kと圧電振動子中心との距離L)は13mmが 最良のポイントとなり、ベース11中心より、13mmずらして圧電振動子中心を 設ければ、霧化筒45をチャンバーを成す水槽40の中心軸と同心配置とするこ とができる。換言すれば、図5の従来例の如く霧化筒を水槽中心軸から偏心させ たり、図6の従来例の如く超音波霧化ユニットを水槽底部に偏心させて装着する 必要性がなくなり、超音波加湿器の設計上の自由度を確保できるとともに、水槽 の底部寸法も必要最小限に(超音波霧化ユニットのベース面積と同程度に)設定 することが可能で、小型化にも好都合である。
【0018】 なお、図3及び図4では超音波霧化ユニットを超音波加湿器に装着した場合を 説明したが、加湿器以外の超音波霧化装置に適用可能であることは勿論である。 また、圧電振動子を励振する励振回路としては種々の回路を選択可能である。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の超音波霧化ユニットによれば、次の通りの効果 を奏することができる。 (1) 圧電振動子の振動面がベースに対して傾斜し超音波放射方向が圧電振動子 の真上方向からずれることを考慮して圧電振動子をベース中心に対して偏心配置 としたので、水等の液体を収容したチャンバーに対して霧化筒を偏心させたり、 逆に超音波霧化ユニットをチャンバーに対して偏心させたりする必要性を無くし 、超音波加湿器等の設計上の自由度を大きくするとともにチャンバーの底部寸法 の縮小、小型化も図り得る。 (2) ベースの取付穴が幾何学的に当該ベース中心に対し点対称となっているた め、超音波加湿器等に対し超音波霧化ユニットの取り付け位置を回転することに より任意に設定することができる。このため、圧電振動子の振動面の傾斜方向を 種々の超音波加湿器に応じて最適な方向に選択することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る超音波霧化ユニットの実施例を示
す平面図である。
【図2】同II−II断面図である。
【図3】実施例で示した超音波霧化ユニットを用いた超
音波加湿器の1例を示す断面図である。
【図4】図3の超音波加湿器の電気回路図である。
【図5】従来の超音波霧化ユニットを用いた場合の超音
波加湿器の従来例を示す断面図である。
【図6】従来の超音波霧化ユニットを用いた場合の超音
波加湿器の他の従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1,40 水槽 2,10 超音波霧化ユニット 3,11 ベース 4 水柱 5,45 霧化筒 13 取付部 14 取付穴 20 振動子支持構造体 25 弾性樹脂体 30 発振回路 31 プリント基板 32 ヒーター

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベースに圧電振動子を傾斜させて取り付
    けるとともに該圧電振動子を駆動する励振回路を前記ベ
    ースに一体化してなる超音波霧化ユニットにおいて、前
    記ベースの中心に対して点対称に取付穴を当該ベースに
    設け、前記圧電振動子は前記ベースの中心から偏心した
    位置に配置したことを特徴とする超音波霧化ユニット。
JP537392U 1992-01-17 1992-01-17 超音波霧化ユニット Pending JPH0560555U (ja)

Priority Applications (1)

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JP537392U JPH0560555U (ja) 1992-01-17 1992-01-17 超音波霧化ユニット

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JP537392U JPH0560555U (ja) 1992-01-17 1992-01-17 超音波霧化ユニット

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JPH0560555U true JPH0560555U (ja) 1993-08-10

Family

ID=11609371

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JP537392U Pending JPH0560555U (ja) 1992-01-17 1992-01-17 超音波霧化ユニット

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