JPH0560526U - 回転力伝達機構 - Google Patents

回転力伝達機構

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JPH0560526U
JPH0560526U JP269192U JP269192U JPH0560526U JP H0560526 U JPH0560526 U JP H0560526U JP 269192 U JP269192 U JP 269192U JP 269192 U JP269192 U JP 269192U JP H0560526 U JPH0560526 U JP H0560526U
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JP
Japan
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bearing
container
transmission mechanism
stirring
force transmission
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JP269192U
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JP2579082Y2 (ja
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邦雄 田川
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Daicel Corp
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Daicel Chemical Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】回転ブレのないシ−ル性のよい回転力伝達機構
を開発する。 【構成】両端に連結部を具備した容器部を有し、該容器
内を回転軸が貫通しており、該容器内下部には必要に応
じて具備された緩衝材を介して固定された軸受けが具備
され、該軸受けには該回転軸が貫通した構造を有する回
転力伝達機構。 【効果】本考案の回転力伝達機構を使い電磁誘導タイプ
の回転装置で回転させるとき、回転ブレのないシ−ル性
のよい回転をさせることができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は新規な回転力伝達機構に関する。さらに詳しくは、たとえば、撹拌翼 を回転させて撹拌をする時、撹拌振れがなく、かつ、攪拌中のプロセスの密閉性 を高く保持できる特殊なジョイントを具備した撹拌装置などに利用し得る回転力 伝達機構に関する。
【0002】
【従来技術】
たとえば、従来、実験室などで撹拌翼を回転させて撹拌をする時、プロセスの 密閉性を高めるため電磁誘導の駆動による方式の撹拌装置が用いられていた。 この電磁誘導タイプの撹拌装置は磁力を介して撹拌翼を回転させるためプロセ スと回転部分のシ−ル部、いわゆる、メカニカルシ−ル部を必要としない。
【0003】 したがって系内の密閉性は高く長期間の使用にもシ−ル材の損耗による密閉性 の低下はない。しかし、撹拌中撹拌軸がブレて軸受け部分と内部に挿入されてい る回転軸(後述する図1における1−2と1−3の部分の摩耗)の双方に摩耗が 生じる。しかも、都合の悪いことには一旦摩耗が生じると回転軸のブレは益々ひ どくなる傾向がある。
【0004】 また、このような攪拌装置は下部にガラス製の反応容器などを設置して化学合 成反応などに適用されることが多い。そのような場合には撹拌翼がガラス製の反 応容器壁に接触することによりガラス製の反応容器部分が破損することがある。 したがって、密閉性は優れている半面、安全な撹拌はできない。
【0005】 このような欠点を改良するためには軸受け部分と内部に挿入されている回転軸 との間(図1における1−2と1−3の嵌合部分)に精密なベアリング機構など が組み込まれていればある程度は解決する筈であるが、回転力を電磁力で伝達す る機能を保持させねばならないためベアリング機構を組み込むことが難しいのが 実状である。
【0006】 一方、撹拌軸のブレをふせぐため軸受け部にボ−ルベアリングを使い、密閉性 を高めるためにテフロンなどの樹脂をシ−ル材として用いたメカニカルシ−ル方 式の撹拌軸を外部から貫通させるタイプの撹拌装置がある。このタイプの撹拌装 置は回転が滑らかで撹拌軸のブレがない。しかし、撹拌時間が長くなるにつれ樹 脂からなるシ−ル材が損耗し必然的に密閉性が低下する。
【0007】 したがって、このタイプのものは減圧系や加圧系のプロセスに長期間は使えな い。また常圧系であっても大気中の水分や酸素または窒素などの混入を避けたい ときなども使えない。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
前記の技術、すなわち、電磁誘導タイプの撹拌装置には撹拌軸が振れる問題が あり、撹拌軸を貫通させるタイプの撹拌装置にはシ−ル性が悪いという問題があ る。以上の問題を解決するために、本考案者は鋭意検討した結果、以下の考案を 完成させた。
【0009】
【考案の構成】
すなわち、本考案は 「両端に連結部を具備した容器部を有し、該容器内を回転軸が貫通しており、該 容器内下部には必要に応じて具備された緩衝材を介して固定された軸受けが具備 され、該軸受けには該回転軸が貫通した構造を有することを特徴とする回転力伝 達機構」 である。
【0010】 以下に本考案の回転力伝達機構について詳細に説明する。
【0011】 図1は本考案の一実施態様を示したスリ合わせ連結部を具備した容器部を一部 に組み込んで使用する回転力伝達機構の組立図である。
【0012】 以下、図1に基づいて各機器の名称と役割および組み立て手順およびその後の 作動状況を詳細に説明する。
【0013】 1−1は電磁誘導撹拌装置誘導部、1−2は電磁誘導撹拌装置被誘導部であり 、1−3は被誘導部1−2の内部で回転する外部からは見えない回転軸の一部を 示している。2−2は「連結部を具備した容器部」3−3の一方の連結部である 。本考案が生み出された経緯を考慮するとこの2−2の内面と電磁誘導撹拌装置 被誘導部1−2の外面との間は気密または水密性を有していることが好ましい 「連結部を具備した容器部」3−3は一体ものでもよいが、二つ割りにする方 が組み立てまたは解体時の作業がやりやすいので好ましい。
【0014】 4−4は「連結部を具備した容器部」3−3の別の一方の連結部8−8の内部 に嵌め込まれる軸受けである。5−5は回転軸で、通常は下部先端に攪拌羽根が 取付けられている。この攪拌羽根は必要に応じて取り外しができるようにしてお くか、または回転軸本体を2分割または3分割位にして組み立ておよび解体でき るようにしておいてもよい。6−6は軸受け4−4と連結部8−8との間で緩衝 材の役割をするO−リングを示している。
【0015】 このO−リングは必須の部品ではない。連結部8−8の外面は通常は擦り合わ せ加工がなされて他の機器との間で気密性または水密性を保持できるようにして おいたほうが好ましい。7−7は回転軸5−5と軸受け4−4との間に取付けら れたベアリングを示している。このベアリングも必須の部品ではないが、長時間 の使用を考へた場合ベアリング機構にしておいた方が好ましい。
【0016】 図1のように各部品を組み立てた状態で電磁誘導撹拌装置誘導部1−1をモ− タ−で回転させると電磁誘導撹拌装置被誘導部1−2は回転せずに外部からは見 えない回転軸の端部1−3、すなわち回転軸全体5−5が回転する。
【0017】 このとき軸受け4−4は必要に応じて取付けられたO−リングを介して連結部 8−8の内面に固定されており、回転軸全体5−5はブレない。
【0018】 2−2の内面と電磁誘導撹拌装置被誘導部1−2の外面との間および連結部8 −8の外面と他の機器との間で気密性または水密性を保持できるようにしておけ ば回転部分のシ−ル部がないので良好で長期間の連続使用に耐えられる。
【0019】 「連結部を具備した容器部」3−3の材質は金属、ガラス、樹脂、セラミック 等いろいろある。材質の決定は、例えば圧力、撹拌する薬液など撹拌に係る諸条 件によって決まってくる。
【0020】 「連結部を具備した容器部」3−3の大きさは、使用する軸受けの大きさによ り変わってくるが実験室であるからあまり大きいものは必要無い。通常軸受けは 直径が2〜3cm、長さが5〜10cmの大きさのものが使われているから、 「連結部を具備した容器部」は直径が5〜10cm長さが10〜20cm位のも のが適当である。
【0021】 撹拌する際の回転数は、数rpm 〜1500rpm まで使える。軸受けや撹拌の駆 動部の精度を上げればさらに回転数をあげることは可能である。しかし、通常は 1000rpm 以下で使われる事が多い。
【0022】 撹拌軸が長くなると撹拌軸がふる振れやすくなるため、駆動部と軸受けの間の 距離をながくする必要がある。このときジョイント2−2の胴部の長さを変える ことで調整する。「連結部を具備した容器部」3−3の胴部をながくして調整す ると軸受けの固定箇所が入り口から遠くなり固定作業が難しくなる。
【0023】 内部に軸受けを固定できる機構とは、「連結部を具備した容器部」内部に着脱 自在な軸受けを一時的に固定することであり固定の方法は、例えば、ネジ式、摺 り合わせ式、ワンタッチ式などがある。
【0024】 軸受けのだしいれが可能な構造というのは、図1の連結部2−2と「連結部を 具備した容器部」3−3の組み合わせのような構造のことであり、この部分を取 り外して軸受けを取り出して軸受けのメンテナンスができるということである。
【0025】
【考案の効果】
電磁誘導タイプの撹拌装置で撹拌するとき、本考案の「連結部を具備した容器 部」を使いプロセス内に軸受けを設けることにより、撹拌ブレのないシ−ル性の よい撹拌を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の一実施態様を示した「連結部を
具備した容器部」を一部に組み込んで使用する回転力伝
達機構の組み立て図である。
【符号の説明】
1−1:電磁誘導撹拌装置誘導部 1−2:電磁誘導撹拌装置被誘導部 1−3:回転軸の外部からは見えない部分 2−2:「連結部を具備した容器部」 3−3の一方の連結部 3−3:「連結部を具備した容器部」 4−4:軸受け 5−5:回転軸 6−6:O−リング 7−7:ベアリング 8−8:「連結部を具備した容器部」 3−3の別の一方の連結部(以下余白)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】両端に連結部を具備した容器部を有し、該
    容器内を回転軸が貫通しており、該容器内下部には必要
    に応じて具備された緩衝材を介して固定された軸受けが
    具備され、該軸受けには該回転軸が貫通した構造を有す
    ることを特徴とする回転力伝達機構。
JP1992002691U 1992-01-29 1992-01-29 回転力伝達機構 Expired - Lifetime JP2579082Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992002691U JP2579082Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 回転力伝達機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992002691U JP2579082Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 回転力伝達機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0560526U true JPH0560526U (ja) 1993-08-10
JP2579082Y2 JP2579082Y2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=11536309

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JP1992002691U Expired - Lifetime JP2579082Y2 (ja) 1992-01-29 1992-01-29 回転力伝達機構

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006335618A (ja) * 2005-06-03 2006-12-14 Ideal:Kk 堆肥攪拌機とそれを使用した堆肥攪拌装置

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JP2579082Y2 (ja) 1998-08-20

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