JPH0515942Y2 - - Google Patents

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JPH0515942Y2
JPH0515942Y2 JP1988084430U JP8443088U JPH0515942Y2 JP H0515942 Y2 JPH0515942 Y2 JP H0515942Y2 JP 1988084430 U JP1988084430 U JP 1988084430U JP 8443088 U JP8443088 U JP 8443088U JP H0515942 Y2 JPH0515942 Y2 JP H0515942Y2
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rotating shaft
shaft
stirring
retainer
drive mechanism
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、例えばジヤムや蒲鉾等の食用練り物
の脱泡撹拌用として、或いは薬品や化粧品等の撹
拌用として使用される真空ミキサーにおいて、特
にその駆動機構の改良に関するものである。
「従来の技術」 食品加工用真空ミキサーは、通常、第2図に示
す如く、真空ポンプ(図示せず)に接続されて真
空状態にセツトされる撹拌容器1と、該撹拌容器
1を支持する基台2と、該基台2の上部ケーシン
グ3内に設けられる駆動機構とを備え、駆動機構
から得られる回転駆動力により、真空状態の撹拌
容器1内で撹拌子を回転させて、所期のミキシン
グを行なう構造となつている。
そして、この真空ミキサーにおける従来の駆動
機構は、第3図に示す如く、上記基台2の上部ケ
ーシング3内に、軸受4を介して回転軸5を回転
可能に支承し、該回転軸5の上部側に受歯車6を
固定して、該受歯車6に対して駆動モータ(図示
せず)の駆動力をプーリ7と傘歯車8を介して伝
達する構成となすと共に、回転軸5の下部側に撹
拌軸11を回転可能に保持するリテーナ10を固
設する一方、撹拌軸11の上部にケーシング3側
に設けられているインターナルギア13に内接す
る遊星小歯車12を設けて、駆動モータの回転力
を傘歯車8・受歯車6を介して回転軸5に伝える
ことにより、リテーナ10を同方向に回転させ
て、インターナルギア13に対する遊星小歯車1
2の内接状態を得て、撹拌軸11を自転させなが
らインターナルギア13に沿つて公転させ、この
結果、上記撹拌容器1内で撹拌軸11に連結され
た撹拌子(図示せず)を、所謂プラネタリ・アク
シヨン方式の下で回転させる構成となつている。
更に、従来の駆動機構にあつては、図示する如
く、特に上記リテーナ10の外周面と該外周面と
対向するケーシング3側の対向面間に、密封用シ
ール部材14を介設して、撹拌容器1内の真空状
態を維持するシール構造が施されている。
「考案が解決しようとする課題」 然し乍ら、従来の真空ミキサーは、撹拌容器1
内の真空状態を維持するために、自身の駆動機構
部において、回転軸5と一体に回転するリテーナ
10の外周面とケーシング3側の対向面間にシー
ル部材14を介設しているが、該従来の駆動機構
はプラネタリ・アクシヨン方式となつているの
で、ミキサーの稼動時には、このプラネタリ・ア
クシヨンから生じる偏荷重に起因して、回転軸5
が大きく回転振動すると共に、該回転軸5の下部
に設けられているリテーナ10も回転振動して大
きくガタついて、自身の外周面とケーシング3側
の対向面間の間隙を、回転しながら広げたり狭め
たりするので、例えこの間隙にシール部材14が
積極的に介設されていても、斯るリテーナ10の
ガタつきによりシール性が著しく低下するばかり
か、シール部材14自体も摩耗して、いずれにし
ても、撹拌容器1内の高真空状態を維持すること
ができないと言う大きな問題点を有していた。
この為、上記シール部材14以外に、図示する
如く、撹拌軸11とリテーナ10の下部間に別の
シール部材15等を介設しても、撹拌容器内1の
真空状態を維持する上では、何らの効果も期待で
きなかつた。
又、プラネタリ・アクシヨンから生じる偏荷重
に起因して、回転軸5やリテーナ10が回転振動
してガタつくことは、インターナルギア13に対
する遊星小歯車12の内接状態を得て、撹拌軸1
1が自転しながらインターナルギア13に沿つて
円滑に公転することができなくなると言う問題点
をも併せて有していた。
「課題を解決するための手段」 而して、本考案は、斯る従来の課題を有効に解
決するために開発されたもので、真空状態にセツ
トされる撹拌容器と、該撹拌容器を支持する基台
と、該基台に設けられる駆動機構とを備える真空
ミキサーを前提として、上記基台のケーシング内
にガイド軸を固定し、該ガイド軸の外周に駆動モ
ータから回転力が伝達される筒状の回転軸を嵌装
し、該回転軸を上記ガイド軸を案内として回転さ
せる構成となすと共に、ガイド軸側にインターナ
ルギアを固設し、回転軸側に該インターナルギア
に内接する遊星小歯車を有する撹拌軸をリテーナ
を介して回転可能に保持する構成の駆動機構を提
供せんとするものである。
「作用」 依つて、本考案にあつては、駆動モータの回転
力が回転軸に伝達されると、該回転軸は従来と同
様に回転することは言うまでもないが、特に本考
案の回転軸は、自身の回転姿勢がガイド軸に案内
されて回転することとなるので、偏荷重により生
じる回転軸の回転振動は、極めて効果的に抑制さ
れると同時に、該回転軸と連動するリテーナの回
転振動も当然に小さくなるので、インターナルギ
アに対する遊星小歯車の内接状態を得て、撹拌軸
は自転しながらインターナルギアに沿つて円滑に
公転することが可能となる。
従つて、撹拌容器内の真空状態を維持する上か
ら、シール部材を設ける場合でも、本考案にあつ
ては、新設されたガイド軸で、偏荷重から生じる
回転軸の回転振動を効果的に抑制できるので、回
転軸の外周面側に直接シール部材を介設して、シ
ール部材の摩耗を抑えて、シール性を頗る向上す
ることが可能となる。
「実施例」 以下、本考案を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、該実施例に係る真空ミキサーも、基本
的には従来と同様に、真空ポンプ(図示せず)に
接続されて真空状態にセツトされる撹拌容器と、
該撹拌容器を支持する基台と、該基台の上部ケー
シング内に設けられる駆動機構とを備えて、駆動
機構から得られる駆動力により、真空状態の撹拌
容器内において、プラネタリ・アクシヨン方式で
撹拌子を回転させることを前提とするものである
が、特徴とするところは、駆動機構を以下の如き
構成となしたものである。
即ち、本実施例にあつては、第1図に示す如
く、上記基台の上部ケーシング21内にガイド軸
22を固定すると共に、該ガイド軸22の外周に
筒状の回転軸23を軸受24を介して嵌装して、
駆動モータ(図示せず)の回転力をプーリ25を
介して該回転軸23に伝達して、回転軸23を上
記ガイド軸22を案内として回転させる構成とな
している。
又、ガイド軸22の下部側にインターナルギア
26を実質一体に固設する一方、回転軸23の下
部側に該インターナルギア26を完全に密封包囲
する形状のリテーナ27を実質一体に設け、且つ
該リテーナ27を介して上記インターナルギア2
6に内接する遊星小歯車29を有する撹拌軸28
を回転可能に保持する構成となしている。
尚、上記リテーナ27を密封包囲形状となした
ことは、粉塵の吸い込みやグリース等の漏洩を防
止できることとなる。
依つて、斯る構成の駆動機構にあつては、駆動
モータの回転力がプーリ25を介して回転軸23
に伝達されると、該回転軸23は従来と同様に回
転することとなるが、特に本実施例の回転軸23
は、既述した如く、自身の回転姿勢が内周側のガ
イド軸22に案内されて回転することとなるの
で、従来において問題視されていた偏荷重から生
じる回転軸23の回転振動は、極めて効果的に抑
制されることとなる。
この結果、回転軸23の回転と連動してリテー
ナ27が回転しても、該リテーナ27の回転振動
も当然に小さくなるので、イナターナルギア26
に対する遊星小歯車29の理想的な内接状態を得
て、撹拌軸28は自転しながらインターナルギア
26に沿つて円滑に公転することが可能となる。
従つて、本実施例にあつては、最終的には、撹
拌容器1内で撹拌軸28に連結された撹拌子が所
定速度で円滑に回転して、所期のミキシングを最
良な状況の下で行なえることとなる。
そして、本実施例にあつても、撹拌容器1内の
真空状態を維持する上から、シール部材を設ける
必要があることは勿論であるが、本実施例の駆動
機構にあつては、ガイド軸22を新設して、該ガ
イド軸22で回転軸23の回転振動を効果的に抑
制する構成を採用しているので、特に図示する如
く、回転軸23と軸受24間に直接シール部材3
0,30を介設して、該各シール部材30の摩耗
を可及的に抑えて、シール性の向上が頗る図れる
ので、常に確実な高真空状態を維持することが可
能となる。
尚、本実施例にあつては、上記回転軸23と軸
受24の上下間に介設されるシール部材30の他
に、図示する如く、ガイド軸22と回転軸23間
にシール部材30aを、リテーナ27と撹拌軸2
8間にシール部材30bを夫々設けて、撹拌容器
1内の高真空状態を維持する構成を採用している
が、本考案はこれに限定されるものではなく、そ
の他の適宜な部位に設けることも実施に応じ任意
であるあるが、いずれの部位にシール部材を設け
ても、ガイド軸22のガイド作用で、回転軸23
やリテーナ27のガタつきは極めて効果的に抑制
されているので、どこでも確実なシール状態が得
られれることは言うまでもない。
「考案の効果」 以上の如く、本考案は、駆動モータの回転力が
回転軸に伝達されると、該回転軸は自身の回転姿
勢がガイド軸に案内されて回転することとなるの
で、従来において問題視されていた偏荷重により
生じる回転軸の回転振動は、これにより、極めて
効果的に抑制されると同時に、該回転軸と連動す
るリテーナの回転振動も当然に小さくなる結果、
本考案にあつては、インターナルギアに対する遊
星小歯車の内接状態を得て、撹拌軸は自転しなが
らインターナルギアに沿つて円滑に公転すること
が可能となる。
又、撹拌容器内の真空状態を維持する上から、
シール部材を設ける場合でも、ガイド軸を新設し
て、該ガイド軸で偏荷重から生じる回転軸の回転
振動を効果的に抑制する構成は、回転軸の外周面
側に直接シール部材を介設して、シール部材の摩
耗を可及的に抑えて、シール性の向上を期するこ
とができるので、常に確実な高真空状態が維持さ
れることとなる。
従つて、本考案は、特にプラネタリ・アクシヨ
ン方式の真空ミキサーに対する最適な駆動機構を
提供できることとなると共に、高真空状態の維持
により、真空ミキサーの性能向上をも大いに期待
できることとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例に係る真空ミキサーの
駆動機構を示す要部断面図、第2図は食品加工用
真空ミキサーの一例を示す外観図、第3図は従来
の真空ミキサーの駆動機構を示す要部断面図であ
る。 1……撹拌容器、21……ケーシング、22…
…ガイド軸、23……回転軸、26……インター
ナルギア、27……リテーナ、28……撹拌軸、
29……遊星小歯車、30……シール部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 真空状態にセツトされる撹拌容器と、該撹拌容
    器を支持する基台と、該基台に設けられる駆動機
    構とを備える真空ミキサーにおいて、 上記基台のケーシング内にガイド軸を固定し、
    該ガイド軸の外周に駆動モータから回転力が伝達
    される筒状の回転軸を嵌装して、該回転軸を上記
    ガイド軸を案内として回転させる構成となすと共
    に、ガイド軸側にインターナルギアを固設し、回
    転軸側に該インターナルギアに内接する遊星小歯
    車を有する撹拌軸をリテーナを介して回転可能に
    保持するように構成したことを特徴とする真空ミ
    キサーの駆動機構。
JP1988084430U 1988-06-28 1988-06-28 Expired - Lifetime JPH0515942Y2 (ja)

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JP1988084430U JPH0515942Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28

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JP1988084430U JPH0515942Y2 (ja) 1988-06-28 1988-06-28

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JPH028535U JPH028535U (ja) 1990-01-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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TWI743949B (zh) * 2020-08-17 2021-10-21 弘鈺機械工業有限公司 行星式分散三軸攪拌機

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JPH028535U (ja) 1990-01-19

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