JPH0560505A - ひずみゲージの結線構造 - Google Patents

ひずみゲージの結線構造

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Publication number
JPH0560505A
JPH0560505A JP24846391A JP24846391A JPH0560505A JP H0560505 A JPH0560505 A JP H0560505A JP 24846391 A JP24846391 A JP 24846391A JP 24846391 A JP24846391 A JP 24846391A JP H0560505 A JPH0560505 A JP H0560505A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
strain gauge
strain
gauges
electromagnetic field
measurement
Prior art date
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Pending
Application number
JP24846391A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Iyama
義信 井山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Obayashi Corp
Original Assignee
Obayashi Corp
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Publication date
Application filed by Obayashi Corp filed Critical Obayashi Corp
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Publication of JPH0560505A publication Critical patent/JPH0560505A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電磁誘導の影響を補償しつつひずみ計測を簡
便に行え、電磁場におけるひずみ計測の精度の向上を図
れるひずみゲージの結線構造を提供する。 【構成】 電磁場にある被測定体3に、第一のひずみゲ
ージ1と第二のひずみゲージ2とを取付ける。両ゲージ
1,2は検出方向を同一にそろえるが、ゲージ率は同一
ではなく、他の二つの抵抗器4,5とともにブリッジ回
路に組む。結線は、両ゲージ1,2の電磁場に対する同
極側の端子どうしを接続してコモン連結点Cとする。こ
のため、両ゲージ1,2に生じた誘導起電力が、コモン
連結点Cに関して対向することになり、ブリッジ回路に
対してその影響を打消せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電磁場の影響を受けず
にひずみ計測を行うための結線構造に係わり、特に第一
のひずみゲージと第二のひずみゲージとを半ブリッジに
組むようにしたひずみゲージの結線構造に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、金属がひずみ(伸縮)を
受けると、そのひずみに応じて電気抵抗が変化する。ひ
ずみゲージは、このことを利用したものであり、その抵
抗測定からひずみを検出することができる。
【0003】ところが、ひずみゲージの電気抵抗は温度
によっても変化するので、測定用のひずみゲージと温度
補償用のひずみゲージとをブリッジ回路に組んで温度の
影響を取り除くことが行われている。この種のひずみゲ
ージの配設では、補償用のひずみゲージをダミー部材に
取付けてひずみを受けないような無負荷状態に構成する
ことでもよいが、測定用および補償用の両ゲージを背中
合せにして両者が逆向きのひずみを受けるような逆相状
態に構成するなど、適宜構成をとっている。また、例え
ば実開昭58−187707号(G01B 7/18)
などの公報に見られるように、ダミー部材は用いずに二
つのひずみゲージを同一の台板に配設して、コンパクト
化を図ることも考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そうし
たひずみゲージによるひずみ計測では、被測定体が電界
および磁界にさらされることがあり、電磁場において
は、計測回路に電磁誘導による起電力が発生し、これが
計測出力に重畳されてノイズ成分となるため誤差を生じ
てしまい、ひずみを高精度に測定することができないと
いう問題があった。
【0005】このため、電磁場においてひずみゲージの
特性を予め検定しておき、測定値を修正することが考え
られている。しかしこれには当然ながらまずは検定せね
ばならず、例えば実開昭57−64605号などの公報
に見られるような検定装置を利用することになるためい
かにも手間がかかり、煩わしさがあった。しかも、予め
求めた検定データのうち、計測時における実際の電磁場
に対応すると思われるもので測定値の修正を行うが、真
に対応させることは難しく、そもそも検定データの確か
さなど、誤差が含まれるファクタが多く、修正の正確さ
には限界があった。
【0006】ところで、ここで出願人が論ずる電磁場
は、例えばリニアモータ軌道などであり、ひずみ計測の
被測定体はその軌道下のコンクリート構造などを想定し
ている。
【0007】本発明は、前記の事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、電磁誘導の影響を補償しつつひ
ずみ計測を簡便に行うことができ、電磁場におけるひず
み計測の精度の向上を図れるひずみゲージの結線構造を
提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、ひずみ計測のためブリッジ回路に組まれるひ
ずみゲージの結線構造であって、電磁場にある被測定体
に取付けられ一方の端子がコモン連結される第一のひず
みゲージと、この第一のひずみゲージに近接して検出方
向を同一に配され電磁場に対する同極側の端子がコモン
連結される第二のひずみゲージとを備えたことを特徴と
する。
【0009】
【作用】本発明の作用について述べると、第一のひずみ
ゲージと第二のひずみゲージとは互いの一方の端子がコ
モン連結されて半ブリッジを形成し、この半ブリッジは
他の二つの抵抗とともにひずみ計測のためのブリッジ回
路に組まれる。このように回路が閉じることから、電磁
場においては、電磁誘導による誘導電流がブリッジ回路
を流れることになるが、両ひずみゲージのコモン連結が
電磁場に対する同極側なので、両ゲージに同様に生じた
誘導起電力がそのコモン連結点に関して対向することに
なり、その結果ブリッジ回路に対して互いに打消すこと
になって相殺するため、電磁誘導の影響を補償すること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例につき、添付図面を参
照して説明する。図1は本発明にかかるひずみゲージの
結線構造の好適な一実施例を示す構成図である。
【0011】本発明は、電磁場におけるひずみ計測のた
めブリッジ回路に組まれるひずみゲージの結線構造であ
って、基本的には第一のひずみゲージ1と第二のひずみ
ゲージ2とを備えて構成されている。
【0012】第一のひずみゲージ1は、電磁場にある被
測定体3に取付けられている。そして、第二のひずみゲ
ージ2は、第一のひずみゲージ1に近接して被測定体3
に取付けられており、両ゲージ1,2は検出方向を同一
にして配置されている。なお、両ゲージ1,2はゲージ
率が同一ではなく、本実施例では、第一のひずみゲージ
1としてはゲージ率が比較的大きいものを、第二のひず
みゲージ2は逆にゲージ率が小さいものを用いている。
この逆であってももちろんかまわない。
【0013】この第一のひずみゲージ1および第二のひ
ずみゲージ2は、他の二個の抵抗器4,5とともにブリ
ッジ回路に組まれている。第一のひずみゲージ1と第二
のひずみゲージ2とは、互いの一方の端子がコモン連結
されて半ブリッジを形成しており、コモン連結は両ゲー
ジ1,2の電磁場に対する同極側の端子どうしが接続さ
れるようになっている。ブリッジ回路は、ひずみが発生
していない状態で予め平衡がとられている。すなわち、
歪みが発生していない状態において両抵抗器4,5の抵
抗値を適切に設定してあり、一方の対向した回路接点A
B間に電圧Eを印加した時に、他方の対向した回路接点
CD間の出力電圧Vが零となるようにバランスさせてい
る。
【0014】このように、第一のひずみゲージ1と第二
のひずみゲージ2とは互いの一方の端子がコモン連結さ
れて半ブリッジを形成し、この半ブリッジは他の二つの
抵抗器4,5とともにひずみ計測のためのブリッジ回路
に組まれて回路が閉じられるため、電磁場においては、
電磁誘導による誘導電流がブリッジ回路を流れることに
なる。しかし、両ひずみゲージ1,2のコモン連結が電
磁場に対する同極側なので、図2に示すように、変動磁
場つまり増減する磁束Bのため両ゲージ1,2に同様に
生じた誘導起電力e1,e2がそのコモン連結点Cに関
して対向することになり、その結果ブリッジ回路に対し
て互いに打消すことになって相殺するため、電磁誘導の
影響を補償することができる。したがって、ひずみ計測
に際して、まずは検定を行うなどの作業がいらなく、電
磁誘導の影響を補償しつつひずみ計測を簡便に行うこと
ができる。そしてこれにより、電磁場におけるひずみ計
測の精度の向上を図ることができる。
【0015】なお、第一のひずみゲージ1と第二のひず
みゲージ2とは、絶縁した台板を介して背中合せに重ね
合せることもできる。
【0016】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かるひずみゲージの結線構造によれば、第一のひずみゲ
ージと第二のひずみゲージとは互いの一方の端子がコモ
ン連結されて他の二つの抵抗とともにブリッジ回路に組
まれ、電磁場においては両ひずみゲージのコモン連結が
同極側なので、両ゲージに同様に生じた誘導起電力がそ
のコモン連結点に関して対向することになり、その結果
ブリッジ回路に対して電磁誘導の影響を補償することが
できる。したがって、電磁誘導の影響を補償しつつひず
み計測を簡便に行うことができ、電磁場におけるひずみ
計測の精度の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】誘導起電力の発生を説明する回路図である。
【符号の説明】
1 第一のひずみゲージ 2 第二のひずみゲージ 3 被測定体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ひずみ計測のためブリッジ回路に組まれ
    るひずみゲージの結線構造であって、電磁場にある被測
    定体に取付けられ一方の端子がコモン連結される第一の
    ひずみゲージと、該第一のひずみゲージに近接して検出
    方向を同一に配され電磁場に対する同極側の端子がコモ
    ン連結される第二のひずみゲージとを備えたことを特徴
    とするひずみゲージの結線構造。
JP24846391A 1991-09-03 1991-09-03 ひずみゲージの結線構造 Pending JPH0560505A (ja)

Priority Applications (1)

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JP24846391A JPH0560505A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 ひずみゲージの結線構造

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JP24846391A JPH0560505A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 ひずみゲージの結線構造

Publications (1)

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JPH0560505A true JPH0560505A (ja) 1993-03-09

Family

ID=17178516

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JP24846391A Pending JPH0560505A (ja) 1991-09-03 1991-09-03 ひずみゲージの結線構造

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JP (1) JPH0560505A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100397965B1 (ko) * 2000-09-25 2003-09-13 현대자동차주식회사 부동라이너 마찰 측정용 스트레인 게이지 결선방법

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KR100397965B1 (ko) * 2000-09-25 2003-09-13 현대자동차주식회사 부동라이너 마찰 측정용 스트레인 게이지 결선방법

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