JPH0560392U - 壁面取付部材 - Google Patents
壁面取付部材Info
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- JPH0560392U JPH0560392U JP1427992U JP1427992U JPH0560392U JP H0560392 U JPH0560392 U JP H0560392U JP 1427992 U JP1427992 U JP 1427992U JP 1427992 U JP1427992 U JP 1427992U JP H0560392 U JPH0560392 U JP H0560392U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】取付部の中心間寸法を測定することなく、壁面
に対する下孔位置決め用プロットが簡単にできること。 【構成】壁面Wに取り付けられる取付部12を2個以上
備え、各取付部12の外周面12aの取付側縁部に、下
孔位置指示用のマーク19を施し、マーク間寸法Mを下
孔中心間寸法Nとしたことである。 【効果】下孔位置指示用のマークを利用して壁面に下孔
位置決めプロットを行ったときのプロット間隔が、一義
的に所定の下孔中心間寸法と同一となる。
に対する下孔位置決め用プロットが簡単にできること。 【構成】壁面Wに取り付けられる取付部12を2個以上
備え、各取付部12の外周面12aの取付側縁部に、下
孔位置指示用のマーク19を施し、マーク間寸法Mを下
孔中心間寸法Nとしたことである。 【効果】下孔位置指示用のマークを利用して壁面に下孔
位置決めプロットを行ったときのプロット間隔が、一義
的に所定の下孔中心間寸法と同一となる。
Description
【0001】
本考案は、タオル掛け等の壁面取付部材を取り付けるときに、壁面に対して行 う下孔位置決め用プロットを容易にするための改良に関する。
【0002】
従来、コンリート又は金属等からなる硬い壁面に壁面取付部材を取り付けると きには、壁面に下孔を予め穿設しなければならない。この場合の取り付け手順は 、図5に示す如く、予め壁面Wに下孔5,5を穿設し、各下孔5にアンカープラ グ6を嵌入し、壁面取付部材1の各取付部2の挿通孔3にビス4を挿通し、アン カープラグ6にビス4を螺着して各取付部2を壁面Wに固定するものである。こ の他の取付構造としては、図示は省略したが、壁面に穿設した下孔を利用してタ ツピングビス等を直接壁面に螺着して壁面取付部材を取り付け固定するものであ る。
【0003】
ところで、下孔5,5の中心間寸法L1は、取付部2,2の挿通孔3,3の中 心間寸法L2と略々同等となるようにする必要がある。従って、下孔5,5を穿 設するに先立って行う壁面Wに対する下孔位置決め用プロットは、予め挿通孔3 ,3の中心間寸法L2を測定し、この測定値とプロットする中心間寸法L1とが 同一寸法となるようにしなければならない。
【0004】 しかし、挿通孔3,3の中心間寸法L2を測定するとき並びにプロットを付す ときには、測定とプロットで誤差が夫々発生して累積する。そのため、従来は、 下孔位置決めプロットに相当の熟練を必要とし、誤差が大きくなると壁面取付部 材の取り付けが不能となる問題点があった。
【0005】 本考案は、上記問題点を解決するために、取付部の中心間寸法を測定すること なく、壁面に対する下孔位置決め用プロットが簡単にできる壁面取付部材の提供 を目的とする。
【0006】
本考案が採用した手段は、壁面に取り付けられる取付部を2個以上備えた壁面 取付部材において、これら取付部の外周面の取付側縁部に、下孔位置指示用のマ ークを施し、マーク間寸法を下孔中心間寸法と同一にしたことである。
【0007】
下孔位置指示用のマークは、取付部の外周面の取付側縁部に施されているので 、壁面に接近させた状態で誤差なくプロットすることができる。下孔位置指示用 のマークを利用して壁面に下孔位置決めプロットを行ったときのプロット間隔は 、一義的に所定の下孔中心間寸法と同一となる。
【0008】
以下、本考案に係る壁面取付部材(以下、「本案部材」という)を図面に示す 実施例に基づいて説明する。
【0009】 (第1実施例) 図1は、本案部材の第1実施例を示す斜視図である。本案部材11は、金属素 材又は合成樹脂素材等から成形されており、上下に長い案内棒15と、案内棒1 5の上下端に形成した取付部12,12と、案内棒15へ上下移動自在に案内さ せたシヤワーフック17と、各取付部12に嵌着する化粧キヤップ18,18と からなる。シヤワーフック17は、シャワーヘッド(図示は省略)を引っかける ための切り込み部17aと、任意高さ位置に固定する締め付けハンドル17bと を備えている。
【0010】 上記取付部12は、横断面が円,楕円,多角形等の任意の短柱形状からなり、 段部13a付きの挿通孔13が穿設されている。各取付部12は、外周面12a の取付側の縁部適所に、下孔位置指示用のマーク19を施してある。マーク19 は、外周面12a上に突出するように取付部12と一体形成したもの,外周面1 2aに印刷したもの,外周面12aに刻印したもの,又は外周面12aに貼着し た印刷シール等からなる。マーク19,19は、先端指標部19a,19aが示 すマーク間寸法Mが、挿通孔13,13の中心間寸法である下孔中心間寸法Nと 同一となるように施してある。
【0011】 次に、本案部材11を浴室等の壁面Wに取り付ける手順を説明する。先ず、壁 面W上の取付位置を決定し、この取付位置から本案具11をマーク側と反対方向 へ寸法Eだけずらせ、壁面Wに取付部12,12を当接する。ここで寸法Eとは 、挿通孔13の中心からマーク19の先端指標部19aまでの寸法をいう。次に 、各マーク19の先端指標部19aが示す壁面Wの位置に、油性ペン等のマーカ ー20を用いてプロットP,Pする。プロットP,Pは、各マーク19の先端指 標部19aが壁面Wに近接するため、所定位置に誤差なく行われる。また、プロ ットP,Pの間隔は、一義的に所定の下孔中心間寸法Nと同一寸法となる。
【0012】 続けて、壁面Wから本案部材11を撤去した後、プロットP,Pを目印にして 、ドリル(図示は省略)で壁面Wに下孔5,5(図5参照)を穿設する。そして 、下孔5,5にアンカープラグ6,6(図5参照)を打ち込み固定する。最後に 、壁面Wの取付位置に本案部材11を当接し、挿通孔13,13ヘ挿通したビス 4,4をアンカープラグ6,6に螺着して各取付部12を壁面Wに固定した後、 化粧キヤップ18を各取付部12の挿通孔13に嵌着して作業を完了する。各ビ ス4の頭部4aは、挿通孔13の段部13aに係止する。なお、図示は省略した が、タッピングビスを用いるときには、小径のビス用下孔にタッピングビスを直 接螺着して各取付部12を壁面Wに固定する。
【0013】 (第2実施例) 図2は、本案部材の第2実施例を示す斜視図である。本案部材21は、金属素 材,陶磁器又は合成樹脂素材等から形成されており、平面的に広がる棚板部27 と、棚板部27の下面側に形成した取付部22,22とからなる。
【0014】 上記取付部22は、横断面が半円,半楕円,多角形等の任意形状からなり、挿 通孔23が穿設されている。各取付部22は、外周面22aの取付側の下端縁部 に、下孔位置指示用のマーク19を施してある。マーク19,19は、先端指標 部19a,19aが示すマーク間寸法Mが、挿通孔23,23の中心間寸法であ る下孔中心間寸法Nと同一となるように施してある。
【0015】 次に、本案部材21を壁面Wに取り付ける手順を説明する。先ず、壁面W上の 取付位置を決定し、この取付位置から本案部材21を上方へ寸法Eだけずらせ、 壁面Wに取付部22,22を当接する。次に、各マーク19の先端指標部19a が示す壁面Wの位置に、油性ペン等のマーカー20(図1参照)を用いてプロッ トP,Pする。プロットP,Pは、各マーク19の先端指標部19aが壁面Wに 近接するため、所定位置に誤差なく行われる。また、プロットP,Pの間隔は、 一義的に所定の下孔中心間寸法Nと同一となる。
【0016】 続けて、壁面Wから本案部材21を撤去した後、プロットP,Pを目印にして 、ドリル(図示は省略)で壁面Wに下孔5,5(図5参照)を穿設する。そして 、下孔5,5にアンカープラグ6,6(図5参照)を打ち込み固定する。最後に 、壁面Wの取付位置に本案部材21を当接し、挿通孔23,23へ挿通したビス 4,4をアンカープラグ6,6に螺着して各取付部12を壁面Wに固定して作業 を完了する。なお、図示は省略したが、タッピングビスを用いるときには、小径 のビス用下孔にタッピングビスを直接螺着して各取付部22を壁面Wに固定する 。
【0017】 (第3実施例) 図3は、本案部材の第3実施例を示す斜視図である。本案部材31は、金属素 材,陶磁器又は合成樹脂素材等から形成されており、左右の取付部32,32を 背面側の連結部材37で接合して一体化したペーパーホルダーからなる。本案部 材31は、取付部32,32の間に、紙切板35が揺動自在に取り付けられてい る。
【0018】 上記取付部32は、横断面が半円,半楕円,多角形等の任意形状からなり、段 部付きの挿通孔33が穿設されている。各取付部32は、内側にロール状ペーパ ーを保持する心棒34を着脱自在に連結する連結部(図示は省略)が形成されて いる。各取付部32は、外周面32aの取付側の上端縁部に、下孔位置指示用の マーク19を施してある。マーク19,19は、先端指標部が示すマーク間寸法 Mが、挿通孔33,33の中心間寸法である下孔中心間寸法Nと同一となるよう に施してある。各取付部32の挿通孔33には、取付固定後に化粧キヤップ38 が嵌着される。なお、本案部材31の壁面Wに対する取付手順は、前記第1実施 例と実質的に同一なので省略する。
【0019】 (第4実施例) 図4は、本案部材の第4実施例を示す斜視図である。本案部材41は、半円状 の鏡板47と、鏡板47の下端両側及び上端中央側に夫々固着した取付部42の 3個と、各取付部42に嵌着する化粧キヤップ48の3個とからなる。鏡板47 は、ガラス板単体又は枠体にガラス板を嵌着したもの等が用いられる。
【0020】 上記取付部42は、横断面が半円,半楕円,多角形等の任意形状からなり、段 部付きの挿通孔43が穿設されている。各取付部42は、外周面42aの取付側 の一側縁部に、下孔位置指示用のマーク19を施してある。3個のマーク19は 、各先端指標部19aを結んだ仮想三角形Jが、3個の挿通孔43の中心を結ん だ仮想三角形Kと合同となるように施してある。各取付部42の挿通孔43には 、取付固定後に化粧キヤップ48が嵌着される。なお、本案部材41の壁面Wに 対する取付手順は、前記第1実施例と実質的に同一なので省略する。
【0021】 (その他の実施例) 本案部材は、前記実施例に限定するものではなく、壁面に取り付けられる取付 部を2個以上備えた壁面取付部材ならば、例えば黒板,ホワイトボード,掲示板 等にも適応できる。
【0022】
本案部材は、下孔位置指示用のマークを利用して壁面に下孔位置決めプロット を行ったときのプロット間隔が、一義的に所定の下孔中心間寸法と同一となるた め、壁面に対する下孔位置決め用プロットが正確且つ迅速にできる。その結果、 本案部材は、壁面に対する取り付けが熟練を必要とすることなく簡単にできる実 用的効果を有する。
【図1】本案部材の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本案部材の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】本案部材の第3実施例を示す斜視図である。
【図4】本案部材の第4実施例を示す斜視図である。
【図5】従来の壁面取付部材を示す中間省略した断面図
である。
である。
12(22,32,42)…取付部 19…下孔位置指示用のマーク M…マーク間寸法 N…下孔中心間寸法
Claims (1)
- 【請求項1】壁面に取り付けられる取付部を2個以上備
えた壁面取付部材において、これら取付部の外周面の取
付側縁部に、下孔位置指示用のマークを施し、マーク間
寸法を下孔中心間寸法と同一にしたことを特徴とする壁
面取付部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1427992U JP2527141Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 壁面取付部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1427992U JP2527141Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 壁面取付部材 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560392U true JPH0560392U (ja) | 1993-08-10 |
JP2527141Y2 JP2527141Y2 (ja) | 1997-02-26 |
Family
ID=11856657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1427992U Expired - Lifetime JP2527141Y2 (ja) | 1992-01-31 | 1992-01-31 | 壁面取付部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2527141Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016221165A (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-28 | 森村金属株式会社 | 多機能ボード |
-
1992
- 1992-01-31 JP JP1427992U patent/JP2527141Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016221165A (ja) * | 2015-06-03 | 2016-12-28 | 森村金属株式会社 | 多機能ボード |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2527141Y2 (ja) | 1997-02-26 |
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