JP2527141Y2 - 壁面取付部材 - Google Patents

壁面取付部材

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JP2527141Y2
JP2527141Y2 JP1427992U JP1427992U JP2527141Y2 JP 2527141 Y2 JP2527141 Y2 JP 2527141Y2 JP 1427992 U JP1427992 U JP 1427992U JP 1427992 U JP1427992 U JP 1427992U JP 2527141 Y2 JP2527141 Y2 JP 2527141Y2
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JP
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wall surface
mark
wall
center
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JP1427992U
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JPH0560392U (ja
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順司 秋田
啓介 平出
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、タオル掛け等の壁面取
付部材を取り付けるときに、壁面に対して行う下孔位置
決め用プロットを容易にするための改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンリート又は金属等からなる硬
い壁面に壁面取付部材を取り付けるときには、壁面に下
孔を予め穿設しなければならない。この場合の取り付け
手順は、図5に示す如く、予め壁面Wに下孔5,5を穿
設し、各下孔5にアンカープラグ6を嵌入し、壁面取付
部材1の各取付部2の挿通孔3にビス4を挿通し、アン
カープラグ6にビス4を螺着して各取付部2を壁面Wに
固定するものである。この他の取付構造としては、図示
は省略したが、壁面に穿設した下孔を利用してタツピン
グビス等を直接壁面に螺着して壁面取付部材を取り付け
固定するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、下孔5,5
の中心間寸法L1は、取付部2,2の挿通孔3,3の中
心間寸法L2と略々同等となるようにする必要がある。
従って、下孔5,5を穿設するに先立って行う壁面Wに
対する下孔位置決め用プロットは、予め挿通孔3,3の
中心間寸法L2を測定し、この測定値とプロットする中
心間寸法L1とが同一寸法となるようにしなければなら
ない。
【0004】しかし、挿通孔3,3の中心間寸法L2を
測定するとき並びにプロットを付すときには、測定とプ
ロットで誤差が夫々発生して累積する。そのため、従来
は、下孔位置決めプロットに相当の熟練を必要とし、誤
差が大きくなると壁面取付部材の取り付けが不能となる
問題点があった。
【0005】本考案は、上記問題点を解決するために、
取付部の中心間寸法を測定することなく、壁面に対する
下孔位置決め用プロットが簡単にできる壁面取付部材の
提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案が採用した手段
は、壁面に取り付けられる取付部を2個以上備えた壁面
取付部材において、これら取付部の外周面の取付側縁部
に、下孔位置指示用のマークを施し、マーク間寸法を下
孔中心間寸法と同一にしたことである。
【0007】
【作用】下孔位置指示用のマークは、取付部の外周面の
取付側縁部に施されているので、壁面に接近させた状態
で誤差なくプロットすることができる。下孔位置指示用
のマークを利用して壁面に下孔位置決めプロットを行っ
たときのプロット間隔は、一義的に所定の下孔中心間寸
法と同一となる。
【0008】
【実施例】以下、本考案に係る壁面取付部材(以下、
「本案部材」という)を図面に示す実施例に基づいて説
明する。
【0009】(第1実施例) 図1は、本案部材の第1実施例を示す斜視図である。本
案部材11は、金属素材又は合成樹脂素材等から成形さ
れており、上下に長い案内棒15と、案内棒15の上下
端に形成した取付部12,12と、案内棒15へ上下移
動自在に案内させたシヤワーフック17と、各取付部1
2に嵌着する化粧キヤップ18,18とからなる。シヤ
ワーフック17は、シャワーヘッド(図示は省略)を引
っかけるための切り込み部17aと、任意高さ位置に固
定する締め付けハンドル17bとを備えている。
【0010】上記取付部12は、横断面が円,楕円,多
角形等の任意の短柱形状からなり、段部13a付きの挿
通孔13が穿設されている。各取付部12は、外周面1
2aの取付側の縁部適所に、下孔位置指示用のマーク1
9を施してある。マーク19は、外周面12a上に突出
するように取付部12と一体形成したもの,外周面12
aに印刷したもの,外周面12aに刻印したもの,又は
外周面12aに貼着した印刷シール等からなる。マーク
19,19は、先端指標部19a,19aが示すマーク
間寸法Mが、挿通孔13,13の中心間寸法である下孔
中心間寸法Nと同一となるように施してある。
【0011】次に、本案部材11を浴室等の壁面Wに取
り付ける手順を説明する。先ず、壁面W上の取付位置を
決定し、この取付位置から本案具11をマーク側と反対
方向へ寸法Eだけずらせ、壁面Wに取付部12,12を
当接する。ここで寸法Eとは、挿通孔13の中心からマ
ーク19の先端指標部19aまでの寸法をいう。次に、
各マーク19の先端指標部19aが示す壁面Wの位置
に、油性ペン等のマーカー20を用いてプロットP,P
する。プロットP,Pは、各マーク19の先端指標部1
9aが壁面Wに近接するため、所定位置に誤差なく行わ
れる。また、プロットP,Pの間隔は、一義的に所定の
下孔中心間寸法Nと同一寸法となる。
【0012】続けて、壁面Wから本案部材11を撤去し
た後、プロットP,Pを目印にして、ドリル(図示は省
略)で壁面Wに下孔5,5(図5参照)を穿設する。そ
して、下孔5,5にアンカープラグ6,6(図5参照)
を打ち込み固定する。最後に、壁面Wの取付位置に本案
部材11を当接し、挿通孔13,13ヘ挿通したビス
4,4をアンカープラグ6,6に螺着して各取付部12
を壁面Wに固定した後、化粧キヤップ18を各取付部1
2の挿通孔13に嵌着して作業を完了する。各ビス4の
頭部4aは、挿通孔13の段部13aに係止する。な
お、図示は省略したが、タッピングビスを用いるときに
は、小径のビス用下孔にタッピングビスを直接螺着して
各取付部12を壁面Wに固定する。
【0013】(第2実施例) 図2は、本案部材の第2実施例を示す斜視図である。本
案部材21は、金属素材,陶磁器又は合成樹脂素材等か
ら形成されており、平面的に広がる棚板部27と、棚板
部27の下面側に形成した取付部22,22とからな
る。
【0014】上記取付部22は、横断面が半円,半楕
円,多角形等の任意形状からなり、挿通孔23が穿設さ
れている。各取付部22は、外周面22aの取付側の下
端縁部に、下孔位置指示用のマーク19を施してある。
マーク19,19は、先端指標部19a,19aが示す
マーク間寸法Mが、挿通孔23,23の中心間寸法であ
る下孔中心間寸法Nと同一となるように施してある。
【0015】次に、本案部材21を壁面Wに取り付ける
手順を説明する。先ず、壁面W上の取付位置を決定し、
この取付位置から本案部材21を上方へ寸法Eだけずら
せ、壁面Wに取付部22,22を当接する。次に、各マ
ーク19の先端指標部19aが示す壁面Wの位置に、油
性ペン等のマーカー20(図1参照)を用いてプロット
P,Pする。プロットP,Pは、各マーク19の先端指
標部19aが壁面Wに近接するため、所定位置に誤差な
く行われる。また、プロットP,Pの間隔は、一義的に
所定の下孔中心間寸法Nと同一となる。
【0016】続けて、壁面Wから本案部材21を撤去し
た後、プロットP,Pを目印にして、ドリル(図示は省
略)で壁面Wに下孔5,5(図5参照)を穿設する。そ
して、下孔5,5にアンカープラグ6,6(図5参照)
を打ち込み固定する。最後に、壁面Wの取付位置に本案
部材21を当接し、挿通孔23,23へ挿通したビス
4,4をアンカープラグ6,6に螺着して各取付部12
を壁面Wに固定して作業を完了する。なお、図示は省略
したが、タッピングビスを用いるときには、小径のビス
用下孔にタッピングビスを直接螺着して各取付部22を
壁面Wに固定する。
【0017】(第3実施例) 図3は、本案部材の第3実施例を示す斜視図である。本
案部材31は、金属素材,陶磁器又は合成樹脂素材等か
ら形成されており、左右の取付部32,32を背面側の
連結部材37で接合して一体化したペーパーホルダーか
らなる。本案部材31は、取付部32,32の間に、紙
切板35が揺動自在に取り付けられている。
【0018】上記取付部32は、横断面が半円,半楕
円,多角形等の任意形状からなり、段部付きの挿通孔3
3が穿設されている。各取付部32は、内側にロール状
ペーパーを保持する心棒34を着脱自在に連結する連結
部(図示は省略)が形成されている。各取付部32は、
外周面32aの取付側の上端縁部に、下孔位置指示用の
マーク19を施してある。マーク19,19は、先端指
標部が示すマーク間寸法Mが、挿通孔33,33の中心
間寸法である下孔中心間寸法Nと同一となるように施し
てある。各取付部32の挿通孔33には、取付固定後に
化粧キヤップ38が嵌着される。なお、本案部材31の
壁面Wに対する取付手順は、前記第1実施例と実質的に
同一なので省略する。
【0019】(第4実施例) 図4は、本案部材の第4実施例を示す斜視図である。本
案部材41は、半円状の鏡板47と、鏡板47の下端両
側及び上端中央側に夫々固着した取付部42の3個と、
各取付部42に嵌着する化粧キヤップ48の3個とから
なる。鏡板47は、ガラス板単体又は枠体にガラス板を
嵌着したもの等が用いられる。
【0020】上記取付部42は、横断面が半円,半楕
円,多角形等の任意形状からなり、段部付きの挿通孔4
3が穿設されている。各取付部42は、外周面42aの
取付側の一側縁部に、下孔位置指示用のマーク19を施
してある。3個のマーク19は、各先端指標部19aを
結んだ仮想三角形Jが、3個の挿通孔43の中心を結ん
だ仮想三角形Kと合同となるように施してある。各取付
部42の挿通孔43には、取付固定後に化粧キヤップ4
8が嵌着される。なお、本案部材41の壁面Wに対する
取付手順は、前記第1実施例と実質的に同一なので省略
する。
【0021】(その他の実施例) 本案部材は、前記実施例に限定するものではなく、壁面
に取り付けられる取付部を2個以上備えた壁面取付部材
ならば、例えば黒板,ホワイトボード,掲示板等にも適
応できる。
【0022】
【考案の効果】本案部材は、下孔位置指示用のマークを
利用して壁面に下孔位置決めプロットを行ったときのプ
ロット間隔が、一義的に所定の下孔中心間寸法と同一と
なるため、壁面に対する下孔位置決め用プロットが正確
且つ迅速にできる。その結果、本案部材は、壁面に対す
る取り付けが熟練を必要とすることなく簡単にできる実
用的効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本案部材の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本案部材の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】本案部材の第3実施例を示す斜視図である。
【図4】本案部材の第4実施例を示す斜視図である。
【図5】従来の壁面取付部材を示す中間省略した断面図
である。
【符号の説明】
12(22,32,42)…取付部 19…下孔位置指示用のマーク M…マーク間寸法 N…下孔中心間寸法

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】壁面に取り付けられる取付部を2個以上備
    えた壁面取付部材において、これら取付部の外周面の取
    付側縁部に、下孔位置指示用のマークを施し、マーク間
    寸法を下孔中心間寸法と同一にしたことを特徴とする壁
    面取付部材。
JP1427992U 1992-01-31 1992-01-31 壁面取付部材 Expired - Lifetime JP2527141Y2 (ja)

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JPH0560392U JPH0560392U (ja) 1993-08-10
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