JPH0740171Y2 - 測量用視準尺 - Google Patents

測量用視準尺

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JPH0740171Y2
JPH0740171Y2 JP1991095261U JP9526191U JPH0740171Y2 JP H0740171 Y2 JPH0740171 Y2 JP H0740171Y2 JP 1991095261 U JP1991095261 U JP 1991095261U JP 9526191 U JP9526191 U JP 9526191U JP H0740171 Y2 JPH0740171 Y2 JP H0740171Y2
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JP
Japan
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scale
cursor
surveying
collimation
scales
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Application number
JP1991095261U
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JPH0545517U (ja
Inventor
藤 陸空夫 伊
Original Assignee
安藤建設株式会社
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Publication date
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  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は測量用視準尺に係り、特
に基準墨等の所定位置からの墨出しを正確かつ簡単に行
えるようにした測量用視準尺に関する。
【0002】
【従来の技術】墨出し作業とは設計図及び施工図からの
情報をもとに、以後の作業のための基準点または基準線
を建築物の内外の各部位に正確に記す作業をいうが、こ
の墨出し作業では予め設定されているベンチマーク(B
M)や基準点から基準墨を割り出し、この基準墨からの
各種作業に使用する小墨の墨出しするようになってい
る。このときサッシ芯や床仕上げ用墨出しではいわゆる
逃げ墨を打つことが多く、この逃げ墨の墨出し作業では
この逃げ分を予め見込んで棧木や目地棒等の棒状の切れ
端を基準墨に合わせて逃げ墨位置に相当する棒部分にチ
ョークや鉛筆等でマークをつけて、このマークをトラン
シットやレベルで視準している。そしてこのマークを付
した棒状の切れ端を移動し、数点を視準して墨出しを行
っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように棒状の切れ端を使用し測量を行っていると、書き
込んだマークを読み間違えたり、マーク自身が消えたり
するおそれがある。このため基準位置でマークを取り直
したり、再測量したりする必要が生じ、作業が遅れるこ
とが多い。また、誤った墨を利用して後工程作業が行わ
れると建築物の食い違いや位置ズレ等が生じるおそれが
あり、その影響は甚大である。
【0004】そこで、本考案の目的は上述した従来の技
術が有する問題点を解消し、墨出し作業を正確かつ簡単
に行えるようにした測量用視準尺を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本願考案による測量用視準尺は、角筒状に形成され
たスケールを有し、この角筒状スケールの少なくとも2
つの側面に、長手方向に視準用の目盛を付し、前記スケ
ールに、保護用枠に前記目盛を確認できる透明板を嵌め
込んだカーソルを少なくとも2個摺動可能に装着し、前
記カーソルの透明板に、スケールの少なくとも2つの側
面にわたって同一の高さあるいは水平位置を示す視準線
と、各カーソルを識別できる視準線識別マークを付し、
前記カーソルに、前記スケールの任意の位置に固定可能
な固定具を設けたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】本考案によれば、長手方向に実寸目盛が付され
た角筒状のスケールに上記目盛の視準線を有する少なく
とも2個のカーソルを長手方向に摺動可能に装着し、こ
のカーソルの一部にカーソルをスケールの所定位置に固
定する固定具を設けたので、スケールに装着された1方
のカーソルを基準位置として基準墨に合わせ、他方のカ
ーソルを所定の逃げ量位置に来るようにスライドさせ固
定具で固定し、この他方のカーソルをトランシットやレ
ベルで視準することにより正確かつ確実に小墨等の墨出
し位置を割り出すことができる。
【0007】
【実施例】以下本考案による測量用視準尺の一実施例を
図1及び図2を参照して説明する。図1において、符号
1は角筒状のスケール本体を示しており、このスケール
1は測量対象に応じてその長さが300、500、10
00mmに設定されたアルミ製中空棒材を加工したもの
である。また、スケール1の表面の少なくとも2面には
その全長にわたり1mm刻みの実寸寸法目盛が付されて
いる。さらに本実施例では目盛の視認性を高めるために
スケール本体を白地に塗装し、目盛を黒線で印刷してい
る。この他、蛍光板等を適宜配置し、夜間における視認
性を向上させることも可能である。
【0008】なお、図示していないが1面に2本の寸法
目盛を付してもよく、その場合は両者の目盛増加方向を
逆にとれば使い勝手が増す。
【0009】一方、スケール1の表面にはスケール1の
長手方向にスライド可能な2個のカーソル2A、2Bが
装着されている。これらのカーソル2A、2Bは外周部
分を構成するアルミ枠4内に透明アクリル板5を嵌め込
んで加工したもので、アルミ枠4で防護棒されているの
でスケールをぶつけたりして衝撃が加えられてもカーソ
ルが変形破損しない。さらにこのカーソル2A、2Bの
表面には視準線Lと視準線識別マークMとが付されてい
る。この視準線識別マークMは2個のカーソル2A、2
Bがスケール1に装着されているので、視準時にそれぞ
れのカーソル2A、2Bを誤認しないために付されてい
る。またカーソル2A、2Bの側面にはタブ状のフラン
ジ2aが形成されており、このフランジ2aに固定用ね
じ3が螺着されている。この固定用ねじ3はスケール1
の側面に長手方向に形成された角溝内1aにその一部が
繰り込まれており、この固定用ねじ3を締め込むことに
よりカーソル2A、2Bをスケール1の所定位置に停止
保持することができる。
【0010】図2は上述のスケール1及びカーソル2
A、2Bの断面形状を示した断面図である。同図(a)
に示したようにカーソルの形状はスケール1の2面を覆
うものでも同図(b)に示したような全周を覆うもので
も良い。なお、スケール1の2面を覆うカーソルの場合
にはカーソル2A、2Bの厚みに相当する背板6をスケ
ール1の側面に取り付けることが好ましい。これにより
柱との取り合い等の入隅に視準尺を当てた時に柱との適
度な密着性を保持することができる。またカーソル2
A、2Bがスケールから脱落しないようにスケール1の
端部にはストッパ7が突設されている。次に上述の固定
用ねじの変形例を図3を参照して説明する。図3におい
て、カーソル2の側面にはクリップ8が取付けられてい
る。このクリップ8は押圧面が鋸歯面状に形成されてお
り、この押圧面が図示しないコイルバネでスケール1の
表面に押圧されるように付勢されている。一方、スケー
ル1の表面にもこの歯面と係止可能な鋸歯面9が長手方
向に形成されている。この歯ピッチはスケール1面の目
盛に対応させて形成することができ、通常は1mmピッ
チとしている。これによりカーソルをスケールの所定位
置に正確に停止保持することができる。
【0011】ここで上述の測量用視準尺を用いた測量作
業の例を図4及び図5を参照して簡単に説明する。図4
は、壁面10と柱11の一部を示しており、柱11の入
隅部分に上述の視準尺を当てて既に付された基準陸墨か
ら割り出した床仕上げ1000上がりの陸墨12の墨出
しを行ったものである。この場合所定位置に設置した図
示しないレベルで視準尺の機械高さ位置の基準カーソル
2Aを視準し、そこから陸墨までの逃げを他のカーソル
2Bで読取り、陸墨を設定する。
【0012】図5は視準尺で設定した水平方向距離をト
ランシットを用いて壁面等にサッシ等の通り芯を墨付け
する方法を示したものである。その測量手順としてはま
ずトランシット20で視準尺の基準カーソル2Aを視準
する。そしてこのカーソルの読みを壁面におとした後に
設定逃げ量分だけカーソル2Bをスケール上で移動して
固定する。その後トランシットを角度αだけ振り、この
カーソル2Bの位置を視準し、壁面上の任意の位置に通
り芯13の墨付けを行う。このときカーソル2A,2B
の読みから壁面に墨を打つ場合には同図に示したように
任意の仰角β1,β2をとってもよい。
【0013】このように視準尺を使用することによりト
ランシットあるいはレベルを利用した際にも読み値を読
みとることが不要になり、値の読み間違え等をなくすこ
とができる。
【0014】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、少なくとも2つの側面に長手方向に目盛が付
した角筒状のスケールに、保護用枠に前記目盛を確認で
きる透明板を嵌め込んだカーソルを少なくとも2個摺動
可能に装着し、カーソルの透明板に、スケールの少なく
とも2つの側面にわたって同一の高さあるいは水平位置
を示す視準線と、各カーソルを識別できる視準線識別マ
ークを付しているので、測量時に広い角度範囲からトラ
ンシット等によって視準することができ、厳しい使用環
境に耐え、かつ寸法の読み取りのミスを防止して測量作
業の効率化を図ることができる測量用視準尺を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による測量用視準尺の一実施例を示した
斜視図。
【図2】図1に示した測量用視準尺のI−I線断面図。
【図3】図1に示した測量用視準尺の固定具の変形例を
示した部分斜視図。
【図4】図1に示した測量用視準尺をレベル測量に適用
した例を説明した説明図。
【図5】図1に示した測量用視準尺をトランシット測量
に適用した例を説明した説明図。
【符号の説明】
1 スケール 2A 基準カーソル 2B 他のカーソル 6 固定用ねじ 8 クリップ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】角筒状に形成されたスケールを有し、 この角筒状スケールの少なくとも2つの側面に、長手方
    向に視準用の目盛を付し、 前記スケールに、保護用枠に前記目盛を確認できる透明
    板を嵌め込んだカーソルを少なくとも2個摺動可能に装
    着し、 前記カーソルの透明板に、スケールの少なくとも2つの
    側面にわたって同一の高さあるいは水平位置を示す視準
    線と、各カーソルを識別できる視準線識別マークを付
    し、 前記カーソルに、前記スケールの任意の位置に固定可能
    な固定具を設けたことを特徴とする測量用視準尺。
  2. 【請求項2】前記固定具は前記カーソル上に設けられた
    クリップを有し、このクリップは前記スケールの表面に
    設けられた鋸歯面と係脱可能な鋸歯面状の押圧面を有
    し、このクリップの押圧面は前記スケールの鋸歯面に付
    勢されていることを特徴とする請求項1に記載の測量用
    視準尺。
JP1991095261U 1991-11-20 1991-11-20 測量用視準尺 Expired - Lifetime JPH0740171Y2 (ja)

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JP1991095261U JPH0740171Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 測量用視準尺

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JP1991095261U JPH0740171Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 測量用視準尺

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JPH0545517U JPH0545517U (ja) 1993-06-18
JPH0740171Y2 true JPH0740171Y2 (ja) 1995-09-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2626881B2 (ja) * 1994-09-26 1997-07-02 日本スピードショア株式会社 鉛直レーザーターゲット
JP5749965B2 (ja) * 2011-04-20 2015-07-15 アクリーグ株式会社 画像上地物計測用の基準尺
JP2021148441A (ja) * 2020-03-16 2021-09-27 センクシア株式会社 測量用補助具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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NL7902021A (nl) * 1979-03-14 1980-09-16 Shell Int Research Werkwijze voor de bereiding van methaan en/of ethaan.
JPS5830132A (ja) * 1981-08-18 1983-02-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドライエツチ装置

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