JPH0545517U - 測量用視準尺 - Google Patents

測量用視準尺

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JPH0545517U
JPH0545517U JP9526191U JP9526191U JPH0545517U JP H0545517 U JPH0545517 U JP H0545517U JP 9526191 U JP9526191 U JP 9526191U JP 9526191 U JP9526191 U JP 9526191U JP H0545517 U JPH0545517 U JP H0545517U
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scale
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JP9526191U
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JPH0740171Y2 (ja
Inventor
藤 陸空夫 伊
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安藤建設株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基準墨等からの墨出し測量時の視準を正確か
つ簡単に行う。 【構成】 長手方向に実寸目盛が付された角筒状のスケ
ール1に上記目盛の視準線Lを有する少なくとも2個の
カーソル2を長手方向に摺動可能に装着する。さらにカ
ーソルの側面にフランジ2aを突設し、固定用ねじ3を
螺着する。このねじ3でカーソル2をスケール1の所定
位置に固定できるようにした。これによりスケール1に
装着された基準カーソル2Aを基準位置として基準墨に
合わせ、他方のカーソル2Bをスケール上で所定の逃げ
量位置に来るようにスライドさせねじ固定し、この他方
のカーソル2Bをトランシットやレベルで視準すること
で正確かつ簡単に墨出しを行える。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は測量用視準尺に係り、特に基準墨等の所定位置からの墨出しを正確か つ簡単に行えるようにした測量用視準尺に関する。
【0002】
【従来の技術】
墨出し作業とは設計図及び施工図からの情報をもとに、以後の作業のための基 準点または基準線を建築物の内外の各部位に正確に記す作業をいうが、この墨出 し作業では予め設定されているベンチマーク(BM)や基準点から基準墨を割り 出し、この基準墨からの各種作業に使用する小墨の墨出しするようになっている 。このときサッシ芯や床仕上げ用墨出しではいわゆる逃げ墨を打つことが多く、 この逃げ墨の墨出し作業ではこの逃げ分を予め見込んで棧木や目地棒等の棒状の 切れ端を基準墨に合わせて逃げ墨位置に相当する棒部分にチョークや鉛筆等でマ ークをつけて、このマークをトランシットやレベルで視準している。そしてこの マークを付した棒状の切れ端を移動し、数点を視準して墨出しを行っている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のように棒状の切れ端を使用し測量を行っていると、書き 込んだマークを読み間違えたり、マーク自身が消えたりするおそれがある。この ため基準位置でマークを取り直したり、再測量したりする必要が生じ、作業が遅 れることが多い。 また、誤った墨を利用して後工程作業が行われると建築物の食い違いや位置ズ レ等が生じるおそれがあり、その影響は甚大である。
【0004】 そこで、本考案の目的は上述した従来の技術が有する問題点を解消し、墨出し 作業を正確かつ簡単に行えるようにした測量用視準尺を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】 上記目的を達成するために、本考案は長手方向に実寸目盛が付された角筒状の スケールと、このスケールの長手方向に摺動可能に装着され表面に上記目盛の視 準線を有する少なくとも2個のカーソルと、上記スケールの所定位置にカーソル を固定する固定具とを備えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】
本考案によれば、長手方向に実寸目盛が付された角筒状のスケールに上記目盛 の視準線を有する少なくとも2個のカーソルを長手方向に摺動可能に装着し、こ のカーソルの一部にカーソルをスケールの所定位置に固定する固定具を設けたの で、スケールに装着された1方のカーソルを基準位置として基準墨に合わせ、他 方のカーソルを所定の逃げ量位置に来るようにスライドさせ固定具で固定し、こ の他方のカーソルをトランシットやレベルで視準することにより正確かつ確実に 小墨等の墨出し位置を割り出すことができる。
【0007】
【実施例】
以下本考案による測量用視準尺の一実施例を図1及び図2を参照して説明する 。 図1において、符号1は角筒状のスケール本体を示しており、このスケール1 は測量対象に応じてその長さが300、500、1000mmに設定されたアル ミ製中空棒材を加工したものである。また、スケール1の表面の少なくとも2面 にはその全長にわたり1mm刻みの実寸寸法目盛が付されている。さらに本実施 例では目盛の視認性を高めるためにスケール本体を白地に塗装し、目盛を黒線で 印刷している。この他、蛍光板等を適宜配置し、夜間における視認性を向上させ ることも可能である。
【0008】 なお、図示していないが1面に2本の寸法目盛を付してもよく、その場合は両 者の目盛増加方向を逆にとれば使い勝手が増す。
【0009】 一方、スケール1の表面にはスケール1の長手方向にスライド可能な2個のカ ーソル2A、2Bが装着されている。これらのカーソル2A、2Bは外周部分を 構成するアルミ枠4内に透明アクリル板5を嵌め込んで加工したもので、アルミ 枠4で防護棒されているのでスケールをぶつけたりして衝撃が加えられてもカー ソルが変形破損しない。さらにこのカーソル2A、2Bの表面には視準線Lと視 準線識別マークMとが付されている。この視準線識別マークMは2個のカーソル 2A、2Bがスケール1に装着されているので、視準時にそれぞれのカーソル2 A、2Bを誤認しないために付されている。またカーソル2A、2Bの側面には タブ状のフランジ2aが形成されており、このフランジ2aに固定用ねじ3が螺 着されている。この固定用ねじ3はスケール1の側面に長手方向に形成された角 溝内1aにその一部が繰り込まれており、この固定用ねじ3を締め込むことによ りカーソル2A、2Bをスケール1の所定位置に停止保持することができる。
【0010】 図2は上述のスケール1及びカーソル2A、2Bの断面形状を示した断面図で ある。同図(a)に示したようにカーソルの形状はスケール1の2面を覆うもの でも同図(b)に示したような全周を覆うものでも良い。なお、スケール1の2 面を覆うカーソルの場合にはカーソル2A、2Bの厚みに相当する背板6をスケ ール1の側面に取り付けることが好ましい。これにより柱との取り合い等の入隅 に視準尺を当てた時に柱との適度な密着性を保持することができる。またカーソ ル2A、2Bがスケールから脱落しないようにスケール1の端部にはストッパ7 が突設されている。 次に上述の固定用ねじの変形例を図3を参照して説明する。 図3において、カーソル2の側面にはクリップ8が取付けられている。このク リップ8は押圧面が鋸歯面状に形成されており、この押圧面が図示しないコイル バネでスケール1の表面に押圧されるように付勢されている。一方、スケール1 の表面にもこの歯面と係止可能な鋸歯面9が長手方向に形成されている。この歯 ピッチはスケール1面の目盛に対応させて形成することができ、通常は1mmピ ッチとしている。これによりカーソルをスケールの所定位置に正確に停止保持す ることができる。
【0011】 ここで上述の測量用視準尺を用いた測量作業の例を図4及び図5を参照して簡 単に説明する。 図4は、壁面10と柱11の一部を示しており、柱11の入隅部分に上述の視 準尺を当てて既に付された基準陸墨から割り出した床仕上げ1000上がりの陸 墨12の墨出しを行ったものである。この場合所定位置に設置した図示しないレ ベルで視準尺の機械高さ位置の基準カーソル2Aを視準し、そこから陸墨までの 逃げを他のカーソル2Bで読取り、陸墨を設定する。
【0012】 図5は視準尺で設定した水平方向距離をトランシットを用いて壁面等にサッシ 等の通り芯を墨付けする方法を示したものである。その測量手順としてはまずト ランシット20で視準尺の基準カーソル2Aを視準する。そしてこのカーソルの 読みを壁面におとした後に設定逃げ量分だけカーソル2Bをスケール上で移動し て固定する。その後トランシットを角度αだけ振り、このカーソル2Bの位置を 視準し、壁面上の任意の位置に通り芯13の墨付けを行う。このときカーソル2 A,2Bの読みから壁面に墨を打つ場合には同図に示したように任意の仰角β1 ,β2をとってもよい。
【0013】 このように視準尺を使用することによりトランシットあるいはレベルを利用し た際にも読み値を読みとることが不要になり、値の読み間違え等をなくすことが できる。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案によれば長手方向に実寸目盛が付され た角筒状のスケールに上記目盛の視準線を有する少なくとも2個のカーソルを長 手方向に摺動可能に装着し、このカーソルの一部にカーソルをスケールの所定位 置に固定する固定具を設けたので、測量時に寸法の読取りミスを防止できるとと もに、測量作業の効率化を図ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による測量用視準尺の一実施例を示した
斜視図。
【図2】図1に示した測量用視準尺のI−I線断面図。
【図3】図1に示した測量用視準尺の固定具の変形例を
示した部分斜視図。
【図4】図1に示した測量用視準尺をレベル測量に適用
した例を説明した説明図。
【図5】図1に示した測量用視準尺をトランシット測量
に適用した例を説明した説明図。
【符号の説明】
1 スケール 2A 基準カーソル 2B 他のカーソル 6 固定用ねじ 8 クリップ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】長手方向に実寸目盛が付された角筒状のス
    ケールと、このスケールの長手方向に摺動可能に装着さ
    れ表面に上記目盛の視準線を有する少なくとも2個のカ
    ーソルと、上記スケールの所定位置にカーソルを固定す
    る固定具とを備えたことを特徴とする測量用視準尺。
JP1991095261U 1991-11-20 1991-11-20 測量用視準尺 Expired - Lifetime JPH0740171Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095261U JPH0740171Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 測量用視準尺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991095261U JPH0740171Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 測量用視準尺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0545517U true JPH0545517U (ja) 1993-06-18
JPH0740171Y2 JPH0740171Y2 (ja) 1995-09-13

Family

ID=14132828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1991095261U Expired - Lifetime JPH0740171Y2 (ja) 1991-11-20 1991-11-20 測量用視準尺

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JP (1) JPH0740171Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0894359A (ja) * 1994-09-26 1996-04-12 Nippon Supiide Shiyoa Kk 鉛直レーザーターゲット
JP2012225799A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Acreeg Corp 画像上地物計測用の基準尺

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55124726A (en) * 1979-03-14 1980-09-26 Shell Int Research Manufacture of methane and ethane
JPS5830132A (ja) * 1981-08-18 1983-02-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd ドライエツチ装置

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