JPH0560315A - ごみ焼却炉におけるごみ投入口の構造 - Google Patents
ごみ焼却炉におけるごみ投入口の構造Info
- Publication number
- JPH0560315A JPH0560315A JP25022591A JP25022591A JPH0560315A JP H0560315 A JPH0560315 A JP H0560315A JP 25022591 A JP25022591 A JP 25022591A JP 25022591 A JP25022591 A JP 25022591A JP H0560315 A JPH0560315 A JP H0560315A
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- JP
- Japan
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- refuse
- air
- incinerator
- blower
- duct
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 熱に対し安全で、煙の漏洩がなく、しかも蓋
板の開放時にも煙の吹出しのない安全なごみ焼却炉にお
けるごみ投入口を提供することを目的とする。 【構成】蓋板2によって開閉可能なごみ投入口12を囲
繞し、送風機5に通ずる送風ダクト8を有し、該送風ダ
クト8はごみ焼却炉の中心に向って傾斜する内周壁13
を有し、該内周壁13に複数の空気吹出口14を穿設し
た。そして、炉の中心に向って燃焼空気を吹出すように
した。
板の開放時にも煙の吹出しのない安全なごみ焼却炉にお
けるごみ投入口を提供することを目的とする。 【構成】蓋板2によって開閉可能なごみ投入口12を囲
繞し、送風機5に通ずる送風ダクト8を有し、該送風ダ
クト8はごみ焼却炉の中心に向って傾斜する内周壁13
を有し、該内周壁13に複数の空気吹出口14を穿設し
た。そして、炉の中心に向って燃焼空気を吹出すように
した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はごみ焼却炉におけるごみ
投入口の改良に関するものである。
投入口の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ごみ焼却炉における投入口として、熱
から安全なごみ投入口、投入口の煙漏洩のない投入
口、開放時に煙の吹出しのない投入口、が要望されて
いた。
から安全なごみ投入口、投入口の煙漏洩のない投入
口、開放時に煙の吹出しのない投入口、が要望されて
いた。
【0003】しかし、従来のごみ投入口は、蓋板の内面
または外面を断熱加工し、炉内高温ガスからの輻射・対
流・伝導熱を絶つタイプのものが殆どである。しかし、
これらの方法では、輻射・対流・伝導熱を完全にシャッ
トアウトすることはできない。即ち、投入口の隙間部分
(ガタ)の存在により、熱の漏れが不可避であり、又断
熱材も熱伝導を0にはできなかった。従って時間経過と
ともに、漏れ出た熱が蓋板に蓄積され、危険な温度とな
る。
または外面を断熱加工し、炉内高温ガスからの輻射・対
流・伝導熱を絶つタイプのものが殆どである。しかし、
これらの方法では、輻射・対流・伝導熱を完全にシャッ
トアウトすることはできない。即ち、投入口の隙間部分
(ガタ)の存在により、熱の漏れが不可避であり、又断
熱材も熱伝導を0にはできなかった。従って時間経過と
ともに、漏れ出た熱が蓋板に蓄積され、危険な温度とな
る。
【0004】又ごみ投入口からの煙の漏洩については、
従来の方法でも漏洩を皆無とするのは可能である。しか
し、炉内が送風機により加圧されているため、煙の漏洩
を皆無とする構造は完全に密閉構造としなくてはなら
ず、投入口フランジ面のガスケット及び密閉時の締めつ
け構造が複雑となりさらに投入口の開閉が難しくなる。
従来の方法でも漏洩を皆無とするのは可能である。しか
し、炉内が送風機により加圧されているため、煙の漏洩
を皆無とする構造は完全に密閉構造としなくてはなら
ず、投入口フランジ面のガスケット及び密閉時の締めつ
け構造が複雑となりさらに投入口の開閉が難しくなる。
【0005】さらにごみ投入口の開閉が容易にできる構
造とすると、戸の締めつけ等の点で欠点が生じ、煙の漏
洩を皆無とする事は至難の技である。仮りにガスケット
等の構造で漏洩を皆無とすることが出来ても寿命は短命
であり、絶えずメンテナンスを繰り返さなければ漏洩の
ない状態は維持できない。
造とすると、戸の締めつけ等の点で欠点が生じ、煙の漏
洩を皆無とする事は至難の技である。仮りにガスケット
等の構造で漏洩を皆無とすることが出来ても寿命は短命
であり、絶えずメンテナンスを繰り返さなければ漏洩の
ない状態は維持できない。
【0006】次に投入口開放時の煙吹出しの点について
は、従来のごみ焼却炉に於いて、送風機で空気を送気
し、炉内燃焼を強制的に行うシステムでは、常に炉内が
送風機の吐出圧で加圧されている。この為、燃焼中に投
入口を開放すると、炉内ガスが投入口から逆流する難点
があり、危険性を含んでいた。
は、従来のごみ焼却炉に於いて、送風機で空気を送気
し、炉内燃焼を強制的に行うシステムでは、常に炉内が
送風機の吐出圧で加圧されている。この為、燃焼中に投
入口を開放すると、炉内ガスが投入口から逆流する難点
があり、危険性を含んでいた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の問題点に鑑
み、熱に対し安全で、煙の漏洩がなく、しかも開放時に
も煙の吹出しのない安全なごみ投入口を提供することを
目的とする。
み、熱に対し安全で、煙の漏洩がなく、しかも開放時に
も煙の吹出しのない安全なごみ投入口を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】蓋板2によって開閉可能
なごみ投入口12を囲繞し、送風機5に通ずる送風ダク
ト8を有し、該送風ダクト8はごみ焼却炉の中心に向っ
て傾斜する内周壁13又は案内板13a を有し、該内周壁
13に複数の空気吹出口14を穿設した。
なごみ投入口12を囲繞し、送風機5に通ずる送風ダク
ト8を有し、該送風ダクト8はごみ焼却炉の中心に向っ
て傾斜する内周壁13又は案内板13a を有し、該内周壁
13に複数の空気吹出口14を穿設した。
【0009】
【実施例】図1は本発明に係るごみ投入口を具備した焼
却炉である。1は焼却炉の外壁で、前面(図の左側)か
らごみを投入し、後部(図の右側)から煙を排出する構
成となっている。
却炉である。1は焼却炉の外壁で、前面(図の左側)か
らごみを投入し、後部(図の右側)から煙を排出する構
成となっている。
【0010】2はごみ投入口の蓋板で、これを開いてご
みを内部に投入する。炉内で燃焼し発生した煙は空気洗
浄槽3で浄化されたのち、煙突4から大気中に排出され
る。
みを内部に投入する。炉内で燃焼し発生した煙は空気洗
浄槽3で浄化されたのち、煙突4から大気中に排出され
る。
【0011】燃焼に必要な空気は送風機5から送られ
る。送風機5で発生した加圧空気は、炉体両側下部に設
けた下部送気ダクト6からごみ投入口12(図2)側へ
送られ、炉体前部でごみ投入口12の側部に設けた送気
ダクト7を経て、投入口を囲む送風ダクト8に送られ、
こゝから炉内へ吹き出される。
る。送風機5で発生した加圧空気は、炉体両側下部に設
けた下部送気ダクト6からごみ投入口12(図2)側へ
送られ、炉体前部でごみ投入口12の側部に設けた送気
ダクト7を経て、投入口を囲む送風ダクト8に送られ、
こゝから炉内へ吹き出される。
【0012】投入口12の蓋板2は中央部に覗き穴9を
有し、こゝから内部の燃焼状態を観察できる。10は投
入口12の下部に設けた灰出し口、11は送気ダクト6
の掃除用蓋板である。
有し、こゝから内部の燃焼状態を観察できる。10は投
入口12の下部に設けた灰出し口、11は送気ダクト6
の掃除用蓋板である。
【0013】図2はごみ投入口の詳細を示す。下部送気
ダクト6は図2に示すように、炉体下部の両側に平行し
て設けられ、前端を蓋板11で閉塞している。下部送気
ダクト6から送気ダクト7が側方に分岐して立上り、ご
み投入口12を繞る環状送風ダクト8に通じている。
ダクト6は図2に示すように、炉体下部の両側に平行し
て設けられ、前端を蓋板11で閉塞している。下部送気
ダクト6から送気ダクト7が側方に分岐して立上り、ご
み投入口12を繞る環状送風ダクト8に通じている。
【0014】環状送風ダクト8の内周壁13には一定の
ピッチで多数の空気吹出口14が穿設されている。内周
壁13は図4(a)に示すごとく炉体中心を指向するよう
一定の角度αで傾斜している。投入口12の蓋板2はそ
の内面に断熱材15が固着されている。
ピッチで多数の空気吹出口14が穿設されている。内周
壁13は図4(a)に示すごとく炉体中心を指向するよう
一定の角度αで傾斜している。投入口12の蓋板2はそ
の内面に断熱材15が固着されている。
【0015】なお内周壁13を炉内側に向って傾斜させ
る代りに、送風ダクト8の内周に空気ガイド板13a を設
けてもよい(図4(b))。
る代りに、送風ダクト8の内周に空気ガイド板13a を設
けてもよい(図4(b))。
【0016】(作動) (1)ごみ投入口12の蓋板2を側方に開いてごみを投入
し、所定量投入したならば、これを閉じる。 (2)送風機5により燃焼空気を送り点火する。 (3)燃焼空気は下部送気ダクト6から投入口12の側部
の立上りダクト7を経て環状送風ダクト8に送られる。 (4)環状送風ダクト8の傾斜内周壁13に設けた吹出口
14から空気は炉体の中心に向って吹出される。
し、所定量投入したならば、これを閉じる。 (2)送風機5により燃焼空気を送り点火する。 (3)燃焼空気は下部送気ダクト6から投入口12の側部
の立上りダクト7を経て環状送風ダクト8に送られる。 (4)環状送風ダクト8の傾斜内周壁13に設けた吹出口
14から空気は炉体の中心に向って吹出される。
【0017】
【効果】ごみ投入口12の周囲に設けた環状ダクト8の
炉体中心に向って角α傾斜する内周壁13に設けた吹出
口14より炉体中心に向って吹出されるようにした。こ
れによりごみ投入口12を開放しても煙は角αを以て炉
心方向に吹出されるので、外側に噴出する恐れはない。
炉体中心に向って角α傾斜する内周壁13に設けた吹出
口14より炉体中心に向って吹出されるようにした。こ
れによりごみ投入口12を開放しても煙は角αを以て炉
心方向に吹出されるので、外側に噴出する恐れはない。
【0018】又ごみ投入口12の周囲から燃焼空気を吹
込むので、ごみ投入口の付近に漏れた熱は冷却され、投
入口12の蓋板が危険温度にまで加熱されることがな
い。
込むので、ごみ投入口の付近に漏れた熱は冷却され、投
入口12の蓋板が危険温度にまで加熱されることがな
い。
【0019】さらに、ごみ投入口12の周囲から燃焼空
気を送入するので、ごみ投入口の付近に煙が漏洩しよう
としても、加圧燃焼空気の存在により、漏洩が防がれ
る。
気を送入するので、ごみ投入口の付近に煙が漏洩しよう
としても、加圧燃焼空気の存在により、漏洩が防がれ
る。
【図1】本発明を具備したごみ焼却炉の斜視図。
【図2】ごみ投入口付近の詳細斜視図。
【図3】ごみ投入口のみの詳細斜視図。
【図4】送風ダクト内周面における炉内側へ空気を指向
させる2つの構造例を示す。
させる2つの構造例を示す。
1 焼却炉の外壁 2 (投入口の)蓋板 3 空気洗浄槽 4 煙突 5 送風機 6 下部送気ダクト 7 (ごみ送入口側部の)送気ダクト 8 (投入口を囲む)送風ダクト 9 覗き穴 10 灰出し口 11 掃除用蓋板 12 ごみ投入口 13 内周壁 14 空気吹出口 15 断熱材
Claims (2)
- 【請求項1】 蓋板(2)によって開閉可能なごみ投入口
(12)を囲繞し、送風機(5)に通ずる送風ダクト(8)を有
し、該送風ダクト(8)はごみ焼却炉の中心に向って傾斜
する内周壁(13)を有し、該内周壁(13)に複数の空気吹出
口(14)を穿設したことを特徴とするごみ焼却炉における
ごみ投入口の構造。 - 【請求項2】 投入口の内周壁を傾斜させることに代
え、内周壁に空気案内板(13a)を設けた請求項1のごみ
焼却炉におけるごみ投入口の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25022591A JPH0560315A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | ごみ焼却炉におけるごみ投入口の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25022591A JPH0560315A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | ごみ焼却炉におけるごみ投入口の構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560315A true JPH0560315A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=17204704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25022591A Pending JPH0560315A (ja) | 1991-09-04 | 1991-09-04 | ごみ焼却炉におけるごみ投入口の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0560315A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010067163A (ko) * | 2000-09-07 | 2001-07-12 | 김호찬 | 소각기 |
KR20010068692A (ko) * | 2000-01-07 | 2001-07-23 | 김호찬 | 소각기 연소 장치 |
-
1991
- 1991-09-04 JP JP25022591A patent/JPH0560315A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20010068692A (ko) * | 2000-01-07 | 2001-07-23 | 김호찬 | 소각기 연소 장치 |
KR20010067163A (ko) * | 2000-09-07 | 2001-07-12 | 김호찬 | 소각기 |
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