JPH0560099A - 立形回転機の結合装置 - Google Patents
立形回転機の結合装置Info
- Publication number
- JPH0560099A JPH0560099A JP22137191A JP22137191A JPH0560099A JP H0560099 A JPH0560099 A JP H0560099A JP 22137191 A JP22137191 A JP 22137191A JP 22137191 A JP22137191 A JP 22137191A JP H0560099 A JPH0560099 A JP H0560099A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- prime mover
- flanges
- rotating machine
- vertical type
- vertical rotating
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- Pending
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 立形回転機系の共振現象を回避するために原
動機取付部の剛性(バネ常数)を自在に変化し得る構造
とするものである。 【構成】 原動機1と被駆動機2を連結する連結フレー
ム3の両フランジ3b, 3cに介在し螺合によりフランジ3
b, 3cを押圧する複数の加圧調整部材6を設ける。 【効果】 系の共振現象を分解、組立の手間を要さず簡
単な操作で容易に消去できる。
動機取付部の剛性(バネ常数)を自在に変化し得る構造
とするものである。 【構成】 原動機1と被駆動機2を連結する連結フレー
ム3の両フランジ3b, 3cに介在し螺合によりフランジ3
b, 3cを押圧する複数の加圧調整部材6を設ける。 【効果】 系の共振現象を分解、組立の手間を要さず簡
単な操作で容易に消去できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば立軸ポンプ等の
立形回転機の結合装置に関し、特に結合フランジの剛性
に関するものである。
立形回転機の結合装置に関し、特に結合フランジの剛性
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3は一般の立形回転機の原動機の取付
部構成を示したものである。図において、1は立軸駆動
の原動機、2は原動機の下方で原動機に駆動される被駆
動機、3は胴3aとその両端にフランジ3b, 3cを有し原動
機1と被駆動機間に設けられた連結フレームで、ここで
は原動機側1のフランジ3cは原動機1のブラケットも兼
ねている。4は連結フレームのフランジ3b, 3cをそれぞ
れ原動機1および被駆動機に締付け固定する取付ボル
ト、5は原動機1および被駆動機2の回転部を結合する
カップリングである。
部構成を示したものである。図において、1は立軸駆動
の原動機、2は原動機の下方で原動機に駆動される被駆
動機、3は胴3aとその両端にフランジ3b, 3cを有し原動
機1と被駆動機間に設けられた連結フレームで、ここで
は原動機側1のフランジ3cは原動機1のブラケットも兼
ねている。4は連結フレームのフランジ3b, 3cをそれぞ
れ原動機1および被駆動機に締付け固定する取付ボル
ト、5は原動機1および被駆動機2の回転部を結合する
カップリングである。
【0003】次に動作について説明する。原動機1が被
駆動機2上部に連結フレーム3を介して載置され、それ
ぞれが取付ボルト4によって結合固定されるが、この取
付ボルト4の機能について図4に示す一般の物体固有値
の説明図に基づいて説明する。物体の質量m、バネ常数
kを有するバネで支えた系における固有振動数Hzは、
f=K(k/m・g)1/2 と表わされる。ここでKは定
数、gは重力の加速度である。即ち取付ボルト4は原動
機1を固定する目的と共に系の固有値を決定する要素を
もっており、ボルトの大きさや本数によってその影響を
及ぼす。
駆動機2上部に連結フレーム3を介して載置され、それ
ぞれが取付ボルト4によって結合固定されるが、この取
付ボルト4の機能について図4に示す一般の物体固有値
の説明図に基づいて説明する。物体の質量m、バネ常数
kを有するバネで支えた系における固有振動数Hzは、
f=K(k/m・g)1/2 と表わされる。ここでKは定
数、gは重力の加速度である。即ち取付ボルト4は原動
機1を固定する目的と共に系の固有値を決定する要素を
もっており、ボルトの大きさや本数によってその影響を
及ぼす。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の立形回転機の結
合装置は以上のように構成され、取付ボルトは設計、製
造段階でその大きさ、本数、配置が決定されるため系の
振動固有値もこの段階で決定されることになり現地据付
後の基礎状態などによって系の加振力の中に固有値と同
じ周波数が存在した場合は共振現象が発生することがあ
る。この対策として、被駆動機側の架台の剛性を変える
ことにより固有振動数を変化させること、又接合面にス
ペーサを入れる等が行なわれるがいずれも分解、組立に
多大なコスト時間を要するという問題点があった。
合装置は以上のように構成され、取付ボルトは設計、製
造段階でその大きさ、本数、配置が決定されるため系の
振動固有値もこの段階で決定されることになり現地据付
後の基礎状態などによって系の加振力の中に固有値と同
じ周波数が存在した場合は共振現象が発生することがあ
る。この対策として、被駆動機側の架台の剛性を変える
ことにより固有振動数を変化させること、又接合面にス
ペーサを入れる等が行なわれるがいずれも分解、組立に
多大なコスト時間を要するという問題点があった。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、系の共振現象を簡単な操作で容
易に防止できる立形回転機の結合装置を得ることを目的
とする。
ためになされたもので、系の共振現象を簡単な操作で容
易に防止できる立形回転機の結合装置を得ることを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る立形回転
機の結合装置は、原動機と被駆動機を連結する連結フレ
ームの両フランジに介在し螺合によりフランジを押圧す
る複数の加圧調整部材を設けたものである。
機の結合装置は、原動機と被駆動機を連結する連結フレ
ームの両フランジに介在し螺合によりフランジを押圧す
る複数の加圧調整部材を設けたものである。
【0007】
【作用】この発明における立形回転機の結合装置は、加
圧調整部材が螺合によって連結フレームのフランジを押
圧しフランジの剛性、即ちバネ常数を変化させる。
圧調整部材が螺合によって連結フレームのフランジを押
圧しフランジの剛性、即ちバネ常数を変化させる。
【0008】
実施例1.以下、この発明の実施例1を図について説明
する。図1はこの発明の立形回転機の結合装置を示す部
分図、図2は図1における線II−IIに沿った概略断面図
である。図において、1ないし4は従来例と同様である
のでその説明は省略する。6は連結フレーム3のフラン
ジ3b, 3cに介在し螺合によりフランジを押圧する複数の
加圧調整部材でここではボルト6aとこれに螺合するナッ
ト6bで構成されている。
する。図1はこの発明の立形回転機の結合装置を示す部
分図、図2は図1における線II−IIに沿った概略断面図
である。図において、1ないし4は従来例と同様である
のでその説明は省略する。6は連結フレーム3のフラン
ジ3b, 3cに介在し螺合によりフランジを押圧する複数の
加圧調整部材でここではボルト6aとこれに螺合するナッ
ト6bで構成されている。
【0009】次に動作について説明する。基礎台板上に
据付けられた被駆動機上部に原動機が結合された状態で
系に共振現象が発生した場合、加圧調整部材6をフラン
ジ3b, 3cに介在させナット6bを螺合でつっ張る方向に回
しフランジを押圧する。これにより連結フレームのフラ
ンジ3b, 3cが剛性(バネ常数)を変化させ共振を消去す
るものである。加圧力はボルトの大きさ、本数および締
付力を調整するなどによるが、共振の度合によって適時
選定する。
据付けられた被駆動機上部に原動機が結合された状態で
系に共振現象が発生した場合、加圧調整部材6をフラン
ジ3b, 3cに介在させナット6bを螺合でつっ張る方向に回
しフランジを押圧する。これにより連結フレームのフラ
ンジ3b, 3cが剛性(バネ常数)を変化させ共振を消去す
るものである。加圧力はボルトの大きさ、本数および締
付力を調整するなどによるが、共振の度合によって適時
選定する。
【0010】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば原動機
と被駆動機を連結する連結フレームの両フランジに介在
し螺合によりフランジを押圧する複数の加圧調整部材を
設け、押圧によりフランジの剛性を変化できるようにし
たので、系の共振現象を分解組立などの手間を要さず簡
単な調整によって容易に消去できる立形回転機の結合装
置が得られる効果がある。
と被駆動機を連結する連結フレームの両フランジに介在
し螺合によりフランジを押圧する複数の加圧調整部材を
設け、押圧によりフランジの剛性を変化できるようにし
たので、系の共振現象を分解組立などの手間を要さず簡
単な調整によって容易に消去できる立形回転機の結合装
置が得られる効果がある。
【図1】この発明における実施例の立形回転機の結合装
置を示す部分構成図である。
置を示す部分構成図である。
【図2】図1における線II−IIに沿った概略断面図であ
る。
る。
【図3】従来例における立形回転機の原動機の取付部を
示した部分構成図である。
示した部分構成図である。
【図4】一般の物体固有値の説明図である。
1 原動機 2 被駆動機 3 連結フレーム 3b フランジ 3c フランジ 4 取付ボルト 6 加圧調整部材
Claims (1)
- 【請求項1】 立軸駆動の原動機と、該原動機の下方で
上記原動機に駆動される被駆動機を、胴とその両端にフ
ランジを有し上記フランジをそれぞれ上記原動機および
上記被駆動機に取付ボルトで締付け固定されてなる連結
フレームで結合する立形回転機の結合装置において、上
記連結フレームの上記両フランジに介在し、螺合により
上記フランジを押圧する複数の加圧調整部材を設け、上
記押圧によって上記フランジの剛性を変化させることを
特徴とする立形回転機の結合装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22137191A JPH0560099A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 立形回転機の結合装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22137191A JPH0560099A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 立形回転機の結合装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0560099A true JPH0560099A (ja) | 1993-03-09 |
Family
ID=16765748
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22137191A Pending JPH0560099A (ja) | 1991-09-02 | 1991-09-02 | 立形回転機の結合装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0560099A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010190157A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 振動体支持架台 |
CN104454663A (zh) * | 2013-09-25 | 2015-03-25 | 东芝三菱电机产业系统株式会社 | 立式旋转机结合装置及立式旋转机械装置 |
-
1991
- 1991-09-02 JP JP22137191A patent/JPH0560099A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010190157A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 振動体支持架台 |
CN104454663A (zh) * | 2013-09-25 | 2015-03-25 | 东芝三菱电机产业系统株式会社 | 立式旋转机结合装置及立式旋转机械装置 |
JP2015063952A (ja) * | 2013-09-25 | 2015-04-09 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 立形回転機結合装置および立形回転機械装置 |
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