JPH055983Y2 - - Google Patents

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JPH055983Y2
JPH055983Y2 JP5412088U JP5412088U JPH055983Y2 JP H055983 Y2 JPH055983 Y2 JP H055983Y2 JP 5412088 U JP5412088 U JP 5412088U JP 5412088 U JP5412088 U JP 5412088U JP H055983 Y2 JPH055983 Y2 JP H055983Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、圃場において農薬の散布に使用さ
れるブームスプレーヤのサイドブーム保持装置に
係り、詳しくはサイドブームの格納時の保持を改
善することができるサイドブーム保持装置に関す
るものである。
〔従来の技術〕
第9図はブームスプレーヤのサイドブーム保持
装置の従来構造の分解斜視図である。ブーム支柱
10は、鉛直方向に延び、鉛直方向へ複数個のピ
ン穴12を備えている。受け部材14は、「コ」
字状横断面であつてブーム支柱10の側面に嵌合
して鉛直方向へ摺動自在の摺動部16と、ブーム
スプレーヤのサイドブーム保持装置を受けるU字
状断面の受け部18とを有している。受け部18
は受け側を斜め上方へ向けており、一対の挿通孔
20が摺動部16の対向壁に形成されている。挿
通ピン22は、摺動部16の挿通孔20及びブー
ム支柱10のピン穴12に挿通されてから、先端
部にRピン24を挿通される。受け部材14は、
サイドブームの長さ及びブームスプレーヤの格納
場所等に関係して適切な高さに調整され、挿通ピ
ン22は、その高さに対応するピン穴12に挿通
される。
第10図はブームスプレーヤのサイドブーム保
持装置の他の従来構造の斜視図である。ブーム支
柱26は鉛直方向に延び、屋根形の三角台部28
はブーム支柱26の上端に固定される。2個の受
けブラケツト30は、三角台部28の長さ方向に
ずらされているとともに、三角台部28の一方及
び他方の屋根面に固定され、受側を斜め上方へ向
けている。
〔考案が解決しようとする課題〕 第9図のサイドブーム保持装置では、受け部材
14の高さを調整自在であるが、受け部18の角
度が固定されているため、場合によりサイドブー
ムが受け部18に直線あるいは面ではなく、点で
しか接触せず、受け部18におけるサイドブーム
の保持が不安定になる。
第10図のサイドブーム保持装置でも、受けブ
ラケツト30の角度が固定されているため、場合
によりサイドブームが受けブラケツト30に直線
あるいは面ではなく、点でしか接触せず、受けブ
ラケツト30におけるサイドブームの保持が不安
定になるとともに、受けブラケツト30の高さが
調整できず、サイドブームを適切な格納角度にす
ることができないことがある。
請求項1及び2の考案の目的は、サイドブーム
の格納角度を適切に調整することができるととも
に、サイドブームの格納時の保持を良好にするこ
とができるブームスプレーヤのサイドブーム保持
装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
この考案を、実施例に対応する図面の符号を使
用して説明する。
請求項1の考案によるブームスプレーヤのサイ
ドブーム保持装置は、サイドブーム46を受ける
受け部60をもつ受け部材58と、この受け部材
58を回転自在に支持する回転支持部材70と、
鉛直方向位置を調整自在に回転支持部材70を支
持する鉛直方向支持部材54と、サイドブーム4
6が受け部60へ嵌入可能となる回動範囲に受け
部材58の回動を制限するストツパ74とを有し
てなる。
請求項2の考案では、さらに、ストツパ74
は、回転支持部材70としてのピン70に設けら
れている正多角柱側面部74である。そして、ピ
ン70から受け部材58の受け部60の下面まで
の距離Hが正多角柱側面部74の中心から正多角
柱側面部74の角部92までの距離L2/2と面部
までの距離L1/2との中間の値に設定されている。
〔作用〕
請求項1の考案において、回転支持部材70は
適切な高さにおいて鉛直方向支持部材54に支持
され、受け部材58は回転支持部材70に回転自
在に支持される。ストツパ74は、受け部材58
に当接して受け部材58の回動範囲を制限し、こ
れにより、受け部60はサイドブーム46を受け
困難な向きとなることを防止される。サイドブー
ム46は、格納位置へ傾動して、受け部材58の
受け部60に嵌入する。受け部60へのサイドブ
ーム46の嵌入に伴つて、受け部材58は、サイ
ドブーム46を最も安定的に受けれる回動位置へ
回動する。
請求項2の考案では、受け部60は、正多角柱
側面部74の面部に対応する範囲において、回動
を許容され、正多角柱側面部74の角部92との
当接により回動を制限される。
〔実施例〕
以下、この考案を図面の実施例について説明す
る。
第2図はトラクタ32に搭載されているブーム
スプレーヤ36の概略斜視図である。農業用トラ
クタ32はタイヤ34により自走可能であり、ブ
ームスプレーヤ36は周知の三点リンク等を介し
てトラクタ32の後部に着脱自在に装着される。
ブームスプレーヤ36は、薬液を貯留する薬液タ
ンク38と、長方形状の枠体部40と、高さを調
整自在に枠体部40に固定されるブーム支柱42
とを備えている。センタブーム44は、水平方向
へ延び、ブーム支柱42に固定されている。2本
のサイドブーム46は、拡開及び格納可能なよう
にセンタブーム44の両端部に回動自在に基端部
をセンタブーム44の両端部に結合するブーム本
体47を含み、ノズルパイプ48は、ブーム本体
47に沿つて延び、ブーム本体47に吊設されて
いる。薬液タンク38内の薬液は、ポンプ(図示
せず)によりノズルパイプ48へ圧送され、ノズ
ルパイプ48の各ノズルより噴出する。サイドブ
ーム46の張出しブラケツト50は、各ブーム本
体47の中間部の上面側(サイドブーム46が拡
開して側方へ水平に張出した時のブーム本体47
の上面側)に固定され、ブーム本体47の側方へ
張り出している。
第1図はブームスプレーヤ36を後方から見た
図である。油圧シリンダ52は、左右にそれぞれ
設けられ、両端部においてセンタブーム44及び
サイドブーム46に回動自在に結合し、伸縮によ
りサイドブーム46の先端側を外側及び内側へ揺
動させる。2個の取付けブラケツト54は、それ
ぞれブーム支柱42の上端部及びセンタブーム4
4の上辺部に取付けられ、複数個のピン挿通穴5
6を鉛直方向へ1列に形成されている。
第5図及び第6図は受け部材58の正面図及び
側面図である。受け部材58は、上辺を欠く長方
形枠断面の受け部60と、円柱孔62を有する基
部64と、受け部60と基部64とを結合する連
結部66とを有している。弾性部材68は、受け
部60とほぼ同じ断面輪郭を有し、受け部60の
内面に固着されている。第6図においてHは円柱
孔62の中心から受け部60の下面までの距離で
ある。
第7図及び第8図はピン70の正面図及び側面
図である。ピン70は、一端側から他端側へ順番
にねじ部72、正六角柱側面の六角部74、円柱
側面の軸部76、及びねじ部78から成る。第8
図において、L1及び2はそれぞれ六角部74の
最小径及び最大径である。L1はピン70の中心
から六角部74の面部までの距離の2倍、L2は
ピン70の中心から六角部74の角部92までの
距離の2倍の長さである。
H,L1及び2は、次式で定義される関係に規
定される。
L1/2<H<L2/2 ……(1) 第3図はサイドブーム保持装置の構造図であ
る。ピン70は、取付けブラケツト54の複数個
のピン挿通穴56から選択されたピン挿通穴56
へ挿通され、取付けブラケツト54から突出する
ねじ部72の部分にプレート80及びワツシヤ8
2を順番に嵌装され、さらにナツト84を螺合さ
れ、これにより、取付けブラケツト54に固定さ
れる。ねじ部72へのナツト84の螺合の際、六
角部74には所定の工具が係止され、ピン70が
ナツト84の回転に対して連れ回りするのを防止
する。受け部材58の受け部60の円柱孔62は
ピン70の軸部76(第7図)に位置し、プレー
ト86は受け部60の両側においてピン70に嵌
装されている。ワツシヤ88はナツト84とは反
対側の端部に嵌装され、ナツト90はワツシヤ8
8を介して基部64及びプレート86を六角部7
4の方へ締め付けている。受け部材58は受け部
60の円柱孔62においてピン70に対して回動
自在であり、受け部材58の回動面はサイドブー
ム46、すなわち張出しブラケツト50の揺動面
に一致する。
第4図は受け部材58の回動範囲を示してい
る。前述(1)式の関係により受け部材58は、受け
部60の下面が六角部74の角部92に当接しな
い範囲において回動可能となり、受け部材58の
回動範囲Rは図示の実施例では60°に設定される。
実施例の作用について説明する。ピン70が挿
通される取付けブラケツト54のピン挿通穴56
が選択され、ピン70の高さは適切なものに設定
される。ピン70の六角部74による受け部材5
8の回動範囲の制限により、受け部60は、下方
へ向かないように、すなわち、サイドブーム46
の張出しブラケツト50を受け入れ可能な向きに
保持される。サイドブーム46は、格納される
際、その先端側をブームスプレーヤ36の内側へ
移動するように、揺動し、張出しブラケツト50
が弾性部材68に嵌入される。弾性部材68の弾
性変形は張出しブラケツト50と弾性部材68と
の衝撃を緩和し、張出しブラケツト50の損傷を
防止する。弾性部材68の溝への張出しブラケツ
ト50の嵌入に伴つて、受け部材58は、張出し
ブラケツト50を最も安定的に受けれる回動位置
へ回動し、そこで係止する。
〔考案の効果〕
請求項1の考案の効果は、受け部を支持する回
転支持部材が、鉛直方向支持部材において鉛直方
向位置を調整自在に支持されるので、サイドブー
ムの格納時の傾斜角度及び高さを適切にすること
ができる。また、受け部材は回転支持部材に回動
自在に支持されているので、サイドブームが受け
部材の受け部に嵌入するのに伴つて、受け部材
は、サイドブームを最も安定的に受けることがで
きる回動位置へ自動的に回転し、サイドブーム
は、受け部材の受け部に大きな接触面積で安定的
に受けられる。また、ストツパは、受け部がサイ
ドブームを受け入れ可能であるように、受け部材
の回動範囲を制限するので、サイドブームを受け
部材の受け部に円滑に嵌入することができる。
請求項2の考案では、回転支持部材としてのピ
ンに螺合する正多角柱側面部の角部は、受け部の
下面に当接して、受け部の回動範囲を制限し、こ
れにより、受け部材は、サイドブームを受け部に
受け入れ可能な回動範囲に保持される。正多角柱
側面部は、回転支持部材を鉛直方向支持部材に締
め付ける際に、工具を係止する部分としてピンに
設けられているものであり、この正多角柱側面部
をストツパとして利用するので、ストツパを新た
に付加する必要がなく、全体の部品点数を低減
し、かつサイドブーム保持装置を簡単化すること
がきる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第8図はこの考案の実施例に関
し、第1図はブームスプレーヤを後方から見た
図、第2図はトラクタに搭載されているブームス
プレーヤの概略斜視図、第3図はサイドブーム保
持装置の構造図、第4図は受け部材の回動範囲を
示す図、第5図及び第6図は受け部材の正面図及
び側面図、第7図及び第8図はピンの正面図及び
側面図、第9図はブームスプレーヤのサイドブー
ム保持装置の従来構造の分解斜視図、第10図は
ブームスプレーヤのサイドブーム保持装置の他の
従来構造の斜視図である。 36……ブームスプレーヤ、46……サイドブ
ーム、50……張出しブラケツト、54……取付
けブラケツト(鉛直方向支持部材)、58……受
け部材、60……受け部、70……ピン(回転支
持部材)、74……六角部(正多角柱側面図、ス
トツパ)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) サイドブーム46,50を受ける受け部60
    をもつ受け部材58と、この受け部材58を回
    転自在に支持する回転支持部材70と、鉛直方
    向位置を調整自在に前記回転支持部材70を支
    持する鉛直方向支持部材54と、前記サイドブ
    ーム46,50が前記受け部60へ嵌入可能と
    なる回動範囲に前記受け部材58の回動を制限
    するストツパ74とを有してなることを特徴と
    するブームスプレーヤのサイドブーム保持装
    置。 (2) 前記ストツパ74は、前記回転支持部材70
    としてのピン70に設けられている正多角柱側
    面部74であり、前記ピン70から前記受け部
    材58の前記受け部60の下面までの距離Hが
    前記正多角柱側面部74の中心から前記正多角
    柱側面部74の角部92までの距離L2/2と面
    部までの距離L1/2との中間の値に設定されて
    いることを特徴とする請求項1記載のブームス
    プレーヤのサイドブーム保持装置。
JP5412088U 1988-04-23 1988-04-23 Expired - Lifetime JPH055983Y2 (ja)

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JPH01163468U JPH01163468U (ja) 1989-11-14
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