JPH0559715A - 飽和砂地盤の振動締固め工法における管理方法 - Google Patents
飽和砂地盤の振動締固め工法における管理方法Info
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- JPH0559715A JPH0559715A JP24676991A JP24676991A JPH0559715A JP H0559715 A JPH0559715 A JP H0559715A JP 24676991 A JP24676991 A JP 24676991A JP 24676991 A JP24676991 A JP 24676991A JP H0559715 A JPH0559715 A JP H0559715A
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- Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)
Abstract
直接関係する指標が容易に得られ、各施工毎のリアルタ
イムな管理を可能とする。 【構成】 振動ロッド7の圧入部周辺の地盤中に過剰間
隙水圧計14を内蔵した検査管を併設し、振動締固め工
法により締固めを行った後、振動ロッド7を再振動さ
せ、発生した過剰間隙水圧を計測してその計測値に基づ
いて締固め度を施工の都度リアルタイムで適正に管理す
ることを特徴としている。
Description
等、振動によって液状化し易い飽和砂地盤を振動締固め
するための地盤の振動締固め工法において、締固め地盤
の品質(締固め度)を管理する方法に関するものであ
る。
おいては、その施工時に振動ロッドの施工深度や振動源
の負荷電流などを計測し、施工範囲や振動ロッドの負荷
状況の管理を行い、また全施工終了後に所要箇所で標準
貫入試験を行い、地盤のN値を求めることにより強度管
理を行っている。
法では、施工時における管理は各施工毎における品質要
求(振動締固め度)とは直接関与するものではなく、各
施工毎の品質管理が全くなされておらず、また全施工終
了後に行う標準貫入試験も事後的なものであるため、各
施工毎のリアルタイムな品質要求に答えられず、その貫
入試験の実施に多大の労力と費用を要する等の問題があ
った。
題を解決するために、振動ロッド7の圧入部周辺の地盤
中に間隙水圧計14を内蔵した検査管(給排水管9を代
用)を併設し、振動締固め工法により締固めを行った
後、振動ロッド7を再振動させ、発生した過剰間隙水圧
を計測してその計測値に基づいて締固め度を施工の都度
リアルタイムで適正に管理するようにした飽和砂地盤の
振動締固め工法における管理方法を提案するものであ
る。
り、給排水管9および振動ロッド7をそれらの上端の振
動体6,8と共に一体に移動し、直ちに施工することが
可能で、リーダー2に沿って給排水管9および振動ロッ
ド7を円滑に沈設することができる。
固め時に振動ロッド7の振動によって発生する過剰間隙
水は、給排水管9を介して地表面へ排出されて振動ロッ
ド7の周辺の液状化が防止され、振動ロッド7の振動エ
ネルギーが有効に伝達されて確実に振動締固めが行われ
る。
動締固め工法及びこれに用いる施工装置を示したもの
で、先ずこの施工装置について説明するとクローラー等
の移動車輛1の先端に設けたリーダー2に昇降装置3が
昇降自在に取付けられ、この昇降装置3に吊索4を介し
て架台5が昇降自在に懸吊されている。
けたH型鋼等からなる振動ロッド7が懸吊され、またこ
の振動ロッド7の周囲に上端に振動体8を一連に取付け
た複数の給排水管9が吊索10を介して懸吊され、移動
時等において振動ロッド7および給排水管9の下端はブ
レ止めアーム11によって下端を揺動不能に把持されて
いる。
洞を中央に有する環状に形成され、その下面に給排水管
9が所定間隔で複数本配置されている。
給排水孔12が設けられ、その内部
ら周辺に水ジェットを噴射し、また真空ポンプ13によ
り内部を真空吸引することにより、周辺の水を真空吸引
して地表部に排出するように構成されており、その所要
位置には間隙水圧計14が装備されている。
して検査管として兼用したが、別個に専用の検査管に装
備して給排水管9と同時に圧入してもよい。
すように各給排水管9に送水して給排水孔12から水ジ
ェットを噴射しながら、振動体8の振動により地盤に所
要深度まで同時に圧入し、次いで図3に示すように振動
ロッド7を振動体6により鉛直または剪断振動を与えな
がら圧入し、地盤を締固めると同時に、その振動によっ
て地盤内に発生した過剰間隙水圧を、周囲の各給排水管
9の給排水孔12から真空吸引して地表部に排除する。
時にその振動によって過剰間隙水が発生するが、この過
剰間隙水圧は給排水管9を介して地表部へ排出されるた
め、振動ロッド7の周辺の液状化が防止され、振動ロッ
ド7の振動エネルギーが有効に伝達されて確実に振動締
固めが行われる。
を移動しながら施工予定地盤の全体に渡って多点的に連
続して実施し、各地点毎における締固め施工の終了の都
度、給排水管9の真空吸引を停止した非吸水状態で振動
ロッド7による検査振動を行い、これによって発生する
地盤内の過剰間隙水圧を間隙水圧計14により測定し、
この計測値に基づいて締固め度(砂の液状化強度)を算
定する。
いて、ダイレクトパワーコンパクション工法を用い、そ
の振動ロッド7(H型鋼を用い深さ5mまで圧入)の周
辺地盤に給排水管9を設置し、振動ロッド7初期の振動
数で振動させながら深さ5mの地点からその上下各1m
程度昇降させ、これによって生じた過剰間隙水圧を給排
水管9で吸水排除する振動締固め工程を1サイクルとし
て、この工程を4サイクル及び8サイクルそれぞれ行っ
た締固め地盤と、締固め前の初期状態の地盤との3種類
の試験地盤を作成し、図6に示すように振動ロッド7か
ら1m及び2mの地点にそれぞれ間隙水圧計14及び加
速度計15を設置して実験を行った。
ら2m離れた地点における標準貫入試験を行った結果、
図7に示すようなNd値の変化が見られ、初期状態と、
4サイクルの締固め、8サイクルの締固めの順に地盤が
締固められていることが分かった。
ける過剰間隙水圧△uの挙動を調べたところ、図8に示
すようによく締まった地盤ほど検査振動時の間隙水圧の
発生が少ないことが分かった。
と過剰間隙水圧比(△u/σV')の関係を調べたとこ
ろ、図9に示す結果が得られ、よく締まった地盤ほど同
じ加速度に対する発生間隙水圧量が減ることが分かっ
た。なお、ここでσV'は有効土かぶり圧、即ち深さ5m
の地点における水圧を除いた土圧を意味し、ここではσ
V'=0.4Kgf/cm2であった。
間隙水圧比(△u/σV')の比(△u/σV'/η)をξ
値として、これとNd値との関係をグラフに表すと図1
0に示すような一定の関係、即ちξ値が減少するほど地
盤の液状化強度が高くなることが得られ、これらの関係
を多数の各種締固め地盤に求めてそのデーターを得るこ
とにより、過剰間隙水圧を測定してξ値を指標として締
め固め管理を適正に行うことが可能となる。なお、この
ξ値における地盤の振動加速度ηは予め多数の実験によ
る実測値もしくは解析値を応用することで、その都度加
速度計により測定することを省略し、過剰間隙水圧の測
定結果に基づいて管理することができる。
における締固め施工の終了の都度、振動ロッドによる検
査振動を行い、これによって発生する地盤内の過剰間隙
水圧を間隙水圧計により測定し、この計測値に基づいて
締固め度(砂の液状化強度)に密接的に関係する指標を
算定することができ、この指標を下に砂地盤における締
め固め効果をリアルタイムで、しかも事後的に管理装置
を設置することなく簡便かつ経済的に管理することがで
き、これらの管理の下に適正な締固施工を遂行すること
が可能となる。
縦断側面図。
断側面図。
断側面図。
断側面図。
断側面図。
を示す線図。
の過剰間隙水圧の挙動を示す線図。
速度と過剰間隙水圧の関係を示す線図。
d値の関係を示す線図。
Claims (1)
- 【請求項1】 振動ロッドをその上部に取付けた振動体
の振動により鉛直または剪断振動を与えながら地盤に圧
入し、地盤を締固めると同時に、その振動によって地盤
内に発生した過剰間隙水圧を前記振動ロッドの周囲にお
ける地盤に貫入した排水管により排除するようにした飽
和砂地盤の振動締固め工法において、前記振動ロッドの
圧入部周辺の地盤中に間隙水圧計を内蔵した検査管を併
設し、前記振動締固め工法により締固めを行った後、前
記振動ロッドを再振動させ、発生した過剰間隙水圧を計
測してその計測値に基づいて締固め度を管理することを
特徴とする飽和砂地盤の振動締固め工法における管理方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24676991A JP2886373B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 飽和砂地盤の振動締固め工法における管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24676991A JP2886373B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 飽和砂地盤の振動締固め工法における管理方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0559715A true JPH0559715A (ja) | 1993-03-09 |
JP2886373B2 JP2886373B2 (ja) | 1999-04-26 |
Family
ID=17153396
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24676991A Expired - Fee Related JP2886373B2 (ja) | 1991-08-31 | 1991-08-31 | 飽和砂地盤の振動締固め工法における管理方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2886373B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2010511112A (ja) * | 2006-12-01 | 2010-04-08 | 上海港湾▲軟▼地基▲処▼理工程有限公司 | 情報化高真空打ち固めによる快速な軟地盤処理方法 |
JP2014005612A (ja) * | 2012-06-22 | 2014-01-16 | Maeda Corp | 改良地盤の品質確認方法及び品質確認装置 |
JP2018168604A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 積水化学工業株式会社 | 地盤改良方法 |
-
1991
- 1991-08-31 JP JP24676991A patent/JP2886373B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP2018168604A (ja) * | 2017-03-30 | 2018-11-01 | 積水化学工業株式会社 | 地盤改良方法 |
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