JPH0559621U - カセットテープレコーダ - Google Patents
カセットテープレコーダInfo
- Publication number
- JPH0559621U JPH0559621U JP11310791U JP11310791U JPH0559621U JP H0559621 U JPH0559621 U JP H0559621U JP 11310791 U JP11310791 U JP 11310791U JP 11310791 U JP11310791 U JP 11310791U JP H0559621 U JPH0559621 U JP H0559621U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tape
- recording
- reel
- cassette
- playback
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 テープの巻き弛みやテープ切れを検出する手
段を有したカセットテープレコーダでテープの録音或
は、再生面に対しTAPE END(片側のリールに巻
き取られている状態)の方向でローディングさせた場
合、リーダーテープ部の無録音或は無音再生をなくして
テープの弛みやテープ切れをチェック後直ちに録音或
は、再生動作に移れるようにしたカセットテープレコー
ダを提供するものである。 【構成】 テープの供給側のリールの回転有無を検出す
るリール台回転検出手段と、テープの録音或は、再生面
を決定するテープ録音・再生決定手段とをマイクロコン
ピュータ1の制御によって行うように構成した。
段を有したカセットテープレコーダでテープの録音或
は、再生面に対しTAPE END(片側のリールに巻
き取られている状態)の方向でローディングさせた場
合、リーダーテープ部の無録音或は無音再生をなくして
テープの弛みやテープ切れをチェック後直ちに録音或
は、再生動作に移れるようにしたカセットテープレコー
ダを提供するものである。 【構成】 テープの供給側のリールの回転有無を検出す
るリール台回転検出手段と、テープの録音或は、再生面
を決定するテープ録音・再生決定手段とをマイクロコン
ピュータ1の制御によって行うように構成した。
Description
【0001】
この考案はカセットテープレコーダに係り、特に、カセットテープをローディ ングしたとき無録音・無音再生時間を短縮してスムーズにテープを録音、再生走 行に移行させるのに好適なカセットテープレコーダに関する。
【0002】
従来のカセットテープレコーダのカセットローディング時のテープの巻き弛み やテープ切れを検出する動作としてはテープをFWD(走行方向で前進と決めら れた方向)の巻き戻し(REW)をしてテープの巻き取られ側のリールパルスの 有無を検出し、更に、テープをFWDのFF(早送り)走行として同様にテープ の供給側のリールパルスの検出をすることによって行われていた。
【0003】 上記検出動作の流れを図4に示すフローチャートによって説明すると、カセッ トテープレコーダにカセットテープが装填されるといわゆるハーフローディング 状態になる(ステップS20)。
【0004】 そして、カセットテープをFWDに対して巻き戻しの動作が行われると(ステ ップS21)、一定時間の間その動作が続けられ(ステップS22)、テープの供給 側のリールが回転したかどうかリール台回転検出回路より出力されるパルス信号 (リールパルス)の有無をチェックする(ステップS23)。
【0005】 ステップS23でリールパルスが出力していればテープの録音或は、再生面の進 行方向をチェックし(ステップS23a)、FWD方向であればFWD方向の録音 或は、再生動作に移行し(ステップS23b)、REV(FWD方向に対して反対 方向)方向であればREV方向の録音或は、再生動作に移行して(ステップS23 c)フローは終了する。
【0006】 一方、ステップS23でテープ供給側のリールパルスが検出されなければテープ の走行をFWD方向のFF動作にして(ステップS24)一定時間の間その動作が 続けられ(ステップS25)、テープの供給側のリールパルスの有無をチェックす る(ステップS26)。
【0007】 そして、ステップS26でリールパルスが検出されればテープの録音或は、再生 面の進行方向をチェックし(ステップS27)、FWD方向であればFWD方向の 録音或は、再生動作に移行し(ステップS27a)、REV方向であればREV方 向の録音或は、再生動作に移行して(ステップS27b)フローは終了する。
【0008】 また、ステップS26でリールパルスが出力していなければテープに異常がある としてカセットテープはEJECT(排出)動作されてフローは終了する(ステ ップS28)。
【0009】 このように最初にFWDに対する巻き戻し動作を行ないテープの供給側のリー ルの回転有無をチェックし、その後FWDのFF動作を行って反対側のリールの 回転有無をチェックすることによりテープの弛みやテープ切れを検出するように なっている。
【0010】
しかし、従来のカセットテープレコーダにおいては、図4に示すようにテープ の録音或は、再生面の走行方向がFWD或は、REVに拘らずテープの弛み或は 、テープ切れの判断を最初FWDの巻き戻しで2回目にはFWDのFFの方向で 行っているので、テープの録音或は、再生面の走行方向がREV方向で且つ、そ の方向でTAPE END(テープが巻き取られてしまっている状態)であった 場合、最初にFWDで巻き戻し(REVのFFと同一方向)動作を行うのでテー プは回らないが次にFWD FF(REVの巻き戻しと同一方向)を行ないテー プ有りと判断しREV方向の録音或は、再生動作に移行することになってこのR EV方向の録音或は、再生動作は先に行ったFWD FFで動作した分のテープ が巻き戻されただけで直ぐにTAPE ENDとなって反転動作してFWD方向 の録音或は、再生動作を行うことになる。
【0011】 従って、TAPE ENDとなって反転した後リーダーテープ部分再生後に本 来のテープ部分になるので無録音或は、無音再生部分が多くなってしまうという 欠点があった。
【0012】 この考案は、上記した点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところ は従来の欠点を解消し、TAPE ENDの状態でのテープの反対面への録音或 は、再生を早めるようにしたカセットテープレコーダを提供するところにある。
【0013】
図1はこの考案の機能ブロック図であり、この考案のカセットテープレコーダ は、カセットテープの両面録音・再生が可能でオートリバース機能を持ち、テー プを巻き取るリールの回転を検出するリール回転検出手段と、該リール回転検出 手段を用いてテープローディング時にテープの巻き取り側と反対側のテープの回 転を検出することによりテープの巻き弛み防止及びテープ切れの異常状態を検出 するテープ異常状態検出手段とを有したオートローディング可能なカセットテー プレコーダにおいて、テープの録音・再生面を決定するテープ録音・再生面決定 手段を設け、録音・再生面の高速送り動作よりテープの巻き弛み防止及びテープ の異常状態検出を行うように構成したものである。
【0014】 この考案の作用を図1を用いて説明する。この考案によれば、カセットテープ の両面録音・再生が可能でオートリバース機能を持ち、テープを巻き取るリール の回転を検出するリール回転検出手段と、該リール回転検出手段を用いてテープ ローディング時にテープの巻き取り側と反対側のテープの回転を検出することに よりテープの巻き弛み防止及びテープ切れの異常状態を検出するテープ異常状態 検出手段とを有したオートローディング可能なカセットテープレコーダにおいて 、テープの録音・再生面を決定するテープ録音・再生面決定手段を設け、録音・ 再生面の高速送り動作よりテープの巻き弛み防止及びテープの異常状態検出を行 うように構成したので、テープの再生方向に対して最初にFF動作を実施して巻 き取れない場合はREW動作に移り、テープ供給側のリールパルスがあれば現在 のテープ再生面と反対面に再生動作を移行できるのでカセットをローディングし てからの無録音或は、無音再生時間をなくすことができるようになる。
【0015】
この考案に係るカセットテープレコーダの実施例を図1乃至図3に基づき説明 する。
【0016】 図中、1はこのカセットテープレコーダの動作を制御するマイクロコンピュー タ、2はマイクロコンピュータ1によって制御されテープの走行及び巻き取り巻 き戻し動作を行うカセット機構部、3はリール台の回転有無を検出するリール台 回転検出回路、4はマイクロコンピュータ1にテープの走行方向、録音/再生等 の指示を与えるキーである。
【0017】 また、マイクロコンピュータ1はデータの演算処理を行う中央処理装置と実行 すべきプログラムを格納するROMとデータを記憶するRAM及び入出力ポート から構成されていて、リール台回転検出回路3より出力するリールパルス信号と 、キー4よりの信号はマイクロコンピュータ1の入力ポートに、また、カセット 機構部2を構成するリール駆動等のモータ制御信号はマイクロコンピュータ1の 出力ポートに接続されている。
【0018】 そして、この考案のカセットテープレコーダはカセットテープが装填されると FF動作を行い供給側のリールパルスがリール台回転検出回路3より出力されな ければ巻き戻し動作となり、この時点で同様にテープ供給側のリールパルスが出 力されれば巻き戻し動作と反対方向のテープ走行による録音或は、再生動作に直 ちに移行するようになっている。
【0019】 次に、このカセットテープレコーダの動作を図3のフローチャートに基づき説 明する。
【0020】 カセットテープレコーダにカセットテープが装填され動作を開始すると、テー プの片面が録音或は、再生されるようにヘッド部が対面するいわゆるハーフロー ディング状態に設定される(ステップS1)。
【0021】 カセットテープがハーフローディングされるとテープの録音或は、再生面の進 行方向がFWD側かREV側かをチェックし(ステップS2)、FWD側であれ ばテープの走行をFWD FFにして(ステップS3)その状態を一定時間続け る(ステップS4)。
【0022】 そして、テープの供給側のリール台が回転してリール台回転検出回路3よりリ ールパルスが出力されているかどうかチェックし(ステップS5)、
【0023】 テープの供給側のリール台が回転してリール台回転検出回路3よりリールパル スが出力されていれば、FWD方向の録音或は、再生動作に移りフローは終了す る(ステップS5a)。
【0024】 もし、リール台回転検出回路3よりリールパルスが出力されなければFWD方 向の巻き戻し動作を一定時間続け(ステップS6,ステップS7)テープの供給 側のリールパルスの出力有無のチェックを行う(ステップS8)。
【0025】 ステップS8でテープ供給側でのリールパルスが出力していればREV方向で 録音或は、再生動作に移行してフローは終了する(ステップS9)。
【0026】 一方、ステップS2において、テープの進行方向がREV側の場合はテープの 走行をREV FF動作にしてこの動作を一定時間続けて(ステップS10,ステ ップS11)テープの供給側のリールパルスの出力有無をチェックする(ステップ S12)。
【0027】 ステップS12でテープの供給側よりリールパルスが出力されればテープは逆転 してREV方向の録音或は、再生動作に移りフローは終了する(ステップS12a )。
【0028】 テープの供給側のリールが回転せずリールパルスが出力しなければテープの走 行はREV方向の巻き戻し動作になり一定時間の間この動作を行って(ステップ S13,ステップS14)、テープの供給側のリールパルスの出力有無をチェックす る(ステップS15)。
【0029】 供給側のリールが回転してリールパルスが出力していればテープの走行は逆転 してFWD方向の録音或は、再生動作に移りフローは終了する(ステップS16) 。
【0030】 また、ステップS8及びステップS15でテープ供給側のリールが回転せずリー ルパルスが出力されなければカセットテープはEJECT(排出)されてフロー を終了する(ステップS8a,ステップS15a)。
【0031】 上記のようにしてテープが巻き取られていてTAPE ENDの状態でカセッ トテープレコーダにローディングされてもテープの弛み及びテープ切れチェック 後リールパルスが出力していれば直ちにTAPE ENDとは反対方向にテープ の走行を切リ換えて録音或は、再生動作に移るので無音録音或は無音再生の部分 が無くなりスピーディに録音・再生状態に移ることができる。
【0032】 このようにこの考案のカセットテープレコーダは、カセットテープの両面録音 ・再生が可能でオートリバース機能を持ち、テープを巻き取るリールの回転を検 出するリール回転検出手段と、該リール回転検出手段を用いてテープローディン グ時にテープの巻き取り側と反対側(テープ供給側)のテープの回転を検出する ことによりテープの巻き弛み防止及びテープ切れの異常状態を検出するテープ異 常状態検出手段とを有したオートローディング可能なカセットテープレコーダに おいて、テープの録音・再生面を決定するテープ録音・再生面決定手段を設け、 録音・再生面の高速送り動作よりテープの巻き弛み防止及びテープの異常状態検 出を行うように構成したものである。
【0033】
この考案に係るカセットテープレコーダによれば上述のように構成したので、 以下のような効果を奏する。
【0034】 テープが送りきられている状態での録音或は、再生動作において、TAPE ENDを検出してテープの走行方向を反対側に切リ換えることがなくテープの弛 みやテープ切れをチェック後直ぐに反対方向へテープの走行を切り換えて録音或 は、再生動作に移れるので、テープのリーダ部を走行する時間がなくなりカセッ トテープをローディング後早く正常動作のテープ走行に移れる効果がある。
【0035】 しかも、機構的電気的な変更追加もなくソフトウェアのみの対応で実現できる ので実施も容易であるなどの優れた特長を有している。
【図1】この考案の機能ブロック図である。
【図2】この考案のハードウェアの構成を示すブロック
図である。
図である。
【図3】この考案の動作の流れを示すフローチャートで
ある。
ある。
【図4】従来例の動作の流れを示すフローチャートであ
る。
る。
1 マイクロコンピュータ 2 カセット機構部 3 リール台回転検出回路 4 キー
Claims (1)
- 【請求項1】 カセットテープの両面録音・再生が可能
でオートリバース機能を持ち、テープを巻き取るリール
の回転を検出するリール回転検出手段と、該リール回転
検出手段を用いてテープローディング時にテープの巻き
取り側と反対側(テープ供給側)のテープの回転を検出
することによりテープの巻き弛み防止及びテープ切れの
異常状態を検出するテープ異常状態検出手段とを有した
オートローディング可能なカセットテープレコーダにお
いて、テープの録音・再生面を決定するテープ録音・再
生面決定手段を設けて録音・再生面の高速送り動作より
テープの巻き弛み防止及びテープの異常状態検出を行う
ように構成したことを特徴とするカセットテープレコー
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11310791U JPH0559621U (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | カセットテープレコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11310791U JPH0559621U (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | カセットテープレコーダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0559621U true JPH0559621U (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=14603678
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11310791U Pending JPH0559621U (ja) | 1991-12-28 | 1991-12-28 | カセットテープレコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0559621U (ja) |
-
1991
- 1991-12-28 JP JP11310791U patent/JPH0559621U/ja active Pending
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