JPH0559050A - 3−キヌクリジン誘導体 - Google Patents
3−キヌクリジン誘導体Info
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- JPH0559050A JPH0559050A JP4013087A JP1308792A JPH0559050A JP H0559050 A JPH0559050 A JP H0559050A JP 4013087 A JP4013087 A JP 4013087A JP 1308792 A JP1308792 A JP 1308792A JP H0559050 A JPH0559050 A JP H0559050A
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- JP
- Japan
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- azabicyclo
- formula
- quinuclidine
- melting point
- octane
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- Pending
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- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D453/00—Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids
- C07D453/02—Heterocyclic compounds containing quinuclidine or iso-quinuclidine ring systems, e.g. quinine alkaloids containing not further condensed quinuclidine ring systems
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/28—Drugs for disorders of the nervous system for treating neurodegenerative disorders of the central nervous system, e.g. nootropic agents, cognition enhancers, drugs for treating Alzheimer's disease or other forms of dementia
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】認識障害及びコリン作用不全の治療用医薬に使
用される3−キヌクリジン誘導体を提供する。 【構成】式Iで表わされる3−キヌクリジン誘導体また
はその医薬的に容認される塩、該誘導体の製造方法、な
らびに、該誘導体またはその塩を含有する医薬組成物。 〔式中、XはOまたはSであり、Rは、水素、ヒドロキ
シ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アラルキルオ
キシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン、NO2 、C
F3 、CN、NR1 R2 、及びCOR3 (ここで、R1
及びR2 は独立に、水素、低級アルキル及び低級アルカ
ノイルから選択され、R3 は、OH、低級アルキル、低
級アルコキシ及びNR4 R5 (ここでR4 及びR5 は独
立に水素または低級アルキルである)から選択される)
から独立に選択される1〜5個の置換基を表わす〕
用される3−キヌクリジン誘導体を提供する。 【構成】式Iで表わされる3−キヌクリジン誘導体また
はその医薬的に容認される塩、該誘導体の製造方法、な
らびに、該誘導体またはその塩を含有する医薬組成物。 〔式中、XはOまたはSであり、Rは、水素、ヒドロキ
シ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アラルキルオ
キシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン、NO2 、C
F3 、CN、NR1 R2 、及びCOR3 (ここで、R1
及びR2 は独立に、水素、低級アルキル及び低級アルカ
ノイルから選択され、R3 は、OH、低級アルキル、低
級アルコキシ及びNR4 R5 (ここでR4 及びR5 は独
立に水素または低級アルキルである)から選択される)
から独立に選択される1〜5個の置換基を表わす〕
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3−キヌクリジン誘導
体、その製造方法、これを含む医薬組成物及び医薬製造
のためのかかる3−キヌクリジン誘導体の使用に係わ
る。
体、その製造方法、これを含む医薬組成物及び医薬製造
のためのかかる3−キヌクリジン誘導体の使用に係わ
る。
【0002】かかるキヌクリジン誘導体は公知であり、
例えば、C.A.Grob及びA.Sieberによっ
てHelv.Chim.Acta 50(8),253
1−42(1967)に記載されている(2−キヌクリ
ジニル)−フェニルエーテルがある。この化合物は、
(2−キヌクリジニル)−フェニルケトオキシムトシレ
ートのフラグメント化によって得られたが、薬理学的活
性は評価も示唆もされていない。
例えば、C.A.Grob及びA.Sieberによっ
てHelv.Chim.Acta 50(8),253
1−42(1967)に記載されている(2−キヌクリ
ジニル)−フェニルエーテルがある。この化合物は、
(2−キヌクリジニル)−フェニルケトオキシムトシレ
ートのフラグメント化によって得られたが、薬理学的活
性は評価も示唆もされていない。
【0003】本発明は、式I:
【0004】
【化4】
【0005】〔式中、XはOまたはSであり、Rは、水
素、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級
アラルキルオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲ
ン、NO2 、CF3 、CN、NR1 R2 、及びCOR3
(ここで、R1 及びR2 は独立に、水素、低級アルキル
及び低級アルカノイルから選択され、R3は、OH、低
級アルキル、低級アルコキシ及びNR4 R5 (ここでR
4 及びR5 は独立に水素または低級アルキルである)か
ら選択される)から独立に選択される1〜5個の置換基
を表わす〕を有する3−キヌクリジン誘導体またはその
医薬的に容認可能な塩に係わる。
素、ヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級
アラルキルオキシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲ
ン、NO2 、CF3 、CN、NR1 R2 、及びCOR3
(ここで、R1 及びR2 は独立に、水素、低級アルキル
及び低級アルカノイルから選択され、R3は、OH、低
級アルキル、低級アルコキシ及びNR4 R5 (ここでR
4 及びR5 は独立に水素または低級アルキルである)か
ら選択される)から独立に選択される1〜5個の置換基
を表わす〕を有する3−キヌクリジン誘導体またはその
医薬的に容認可能な塩に係わる。
【0006】本発明の化合物はムスカリン特性を有す
る。本発明の化合物は、ラット大脳皮質の膜調製物また
はラット前脳由来の膜におけるムスカリンレセプターの
アゴニスト部位に優先的に結合する能力において例証さ
れるように、ムスカリンアンタゴニストレセプター部位
と比較して2〜750倍の選択性でムスカリンアゴニス
トレセプター部位に結合する。好ましい化合物は、10
〜400のアゴニスト/アンタゴニスト結合比を示す。
750よりはるかに高い比を有する化合物は、副作用ま
たは毒性を示し得るが故に望ましくない。類似の薬理学
的特性を有する化合物も公知であり、例えばピロカルピ
ン及びオキソトレモリンがあるが、これらの化合物の化
学構造は、本発明の3−キヌクリジン誘導体と関係はな
い。
る。本発明の化合物は、ラット大脳皮質の膜調製物また
はラット前脳由来の膜におけるムスカリンレセプターの
アゴニスト部位に優先的に結合する能力において例証さ
れるように、ムスカリンアンタゴニストレセプター部位
と比較して2〜750倍の選択性でムスカリンアゴニス
トレセプター部位に結合する。好ましい化合物は、10
〜400のアゴニスト/アンタゴニスト結合比を示す。
750よりはるかに高い比を有する化合物は、副作用ま
たは毒性を示し得るが故に望ましくない。類似の薬理学
的特性を有する化合物も公知であり、例えばピロカルピ
ン及びオキソトレモリンがあるが、これらの化合物の化
学構造は、本発明の3−キヌクリジン誘導体と関係はな
い。
【0007】3−キヌクリジン誘導体は、アルツハイマ
ー病を含む初老及び老年痴呆のような認識障害の治療、
及びハンチングトン舞踏病、遅発性ジスキネジア、運動
過剰症、躁病及びトゥレット症候群のような他のコリン
作用不全の治療に適している。
ー病を含む初老及び老年痴呆のような認識障害の治療、
及びハンチングトン舞踏病、遅発性ジスキネジア、運動
過剰症、躁病及びトゥレット症候群のような他のコリン
作用不全の治療に適している。
【0008】本発明の好ましい化合物は、XがOである
3−キヌクリジン誘導体であり、より好ましいのは、X
がOであり且つRがCF3 、臭素またはヨウ素から選択
される3−キヌクリジンである。Rはオルト位置にある
1つの置換基を表わすのが好ましい。
3−キヌクリジン誘導体であり、より好ましいのは、X
がOであり且つRがCF3 、臭素またはヨウ素から選択
される3−キヌクリジンである。Rはオルト位置にある
1つの置換基を表わすのが好ましい。
【0009】式Iの定義に使用されているハロゲンなる
用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
臭素及びヨウ素は好ましいハロゲンである。
用語は、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素を意味する。
臭素及びヨウ素は好ましいハロゲンである。
【0010】低級アルキルなる用語は、1〜4個の炭素
原子を含む分枝状または非分枝状のアルキル、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたは
tert−ブチルを意味する。
原子を含む分枝状または非分枝状のアルキル、例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチルまたは
tert−ブチルを意味する。
【0011】低級アルコキシ基中に存在するアルキル部
分は、低級アルキルについて前記したのと同じ意味を有
する。
分は、低級アルキルについて前記したのと同じ意味を有
する。
【0012】低級アルカノイルなる用語は、そのアルキ
ル部分が低級アルキルと同じ意味を有するアルカノイル
(アシル)基を意味する。アセチルは好ましい低級アル
カノイル基である。低級アルカノイルオキシ基中のアル
カノイル基は同じ意味を有する。
ル部分が低級アルキルと同じ意味を有するアルカノイル
(アシル)基を意味する。アセチルは好ましい低級アル
カノイル基である。低級アルカノイルオキシ基中のアル
カノイル基は同じ意味を有する。
【0013】低級アラルキルオキシなる用語は、そのア
ルキル部分が1〜4個の炭素原子、好ましくはメチレン
基を有し、そのアリール部分が、好ましくは、必要によ
ってはヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシまた
はハロゲンで置換されているフェニル基であるアラルキ
ルオキシ基を意味している。好ましいアラルキルオキシ
基はフェニル−メトキシ(ベンジルオキシ)基である。
ルキル部分が1〜4個の炭素原子、好ましくはメチレン
基を有し、そのアリール部分が、好ましくは、必要によ
ってはヒドロキシ、低級アルキル、低級アルコキシまた
はハロゲンで置換されているフェニル基であるアラルキ
ルオキシ基を意味している。好ましいアラルキルオキシ
基はフェニル−メトキシ(ベンジルオキシ)基である。
【0014】式Iの新規の化合物は、反応混合物から医
薬的に容認可能な塩の形態で単離することができる。医
薬的に容認可能な塩は、HCl、HBr、HI、H2 S
O4 ,H3 PO4 、酢酸、プロピオン酸、グリコール
酸、マレイン酸、マロン酸、メタン−スルホン酸、フマ
ル酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、アスコ
ルビン酸といった有機または無機酸を用いて、式Iの遊
離塩基を処理することにより得ることもできる。
薬的に容認可能な塩の形態で単離することができる。医
薬的に容認可能な塩は、HCl、HBr、HI、H2 S
O4 ,H3 PO4 、酢酸、プロピオン酸、グリコール
酸、マレイン酸、マロン酸、メタン−スルホン酸、フマ
ル酸、コハク酸、酒石酸、クエン酸、安息香酸、アスコ
ルビン酸といった有機または無機酸を用いて、式Iの遊
離塩基を処理することにより得ることもできる。
【0015】本発明の化合物はキラル炭素原子を有して
おり、従って純粋な鏡像異性体としてまたは鏡像異性体
の混合物として、特にラセミ混合物として得ることがで
きる。純粋な鏡像異性体を得る方法は当業者には公知で
あり、例えばキラル的に純粋な3−キヌクリジノールま
たは3−チオキヌクリジノールからの合成、光学的に活
性な酸から得られる塩及びラセミ混合物の結晶化、また
はキラルカラムを使用するクロマトグラフィーによって
得られる。
おり、従って純粋な鏡像異性体としてまたは鏡像異性体
の混合物として、特にラセミ混合物として得ることがで
きる。純粋な鏡像異性体を得る方法は当業者には公知で
あり、例えばキラル的に純粋な3−キヌクリジノールま
たは3−チオキヌクリジノールからの合成、光学的に活
性な酸から得られる塩及びラセミ混合物の結晶化、また
はキラルカラムを使用するクロマトグラフィーによって
得られる。
【0016】本発明の3−キヌクリジン誘導体は、類縁
化合物の製造に公知の方法によって製造することができ
る。
化合物の製造に公知の方法によって製造することができ
る。
【0017】適当な方法は、3−キヌクリジノールまた
は3−チオキヌクリジオールを式II:
は3−チオキヌクリジオールを式II:
【0018】
【化5】
【0019】〔式中、Rは前記所与の意味を有し、Ha
lはハロゲン(フッ素、塩素、臭素またはヨウ素)であ
る〕を有するベンゼン誘導体、または式III:
lはハロゲン(フッ素、塩素、臭素またはヨウ素)であ
る〕を有するベンゼン誘導体、または式III:
【0020】
【化6】
【0021】〔式中、Rは前記所与の意味を有する〕を
有するヨードニウム誘導体と縮合することであり、その
後、得られた化合物をその鏡像異性体に単離するか及び
/または医薬的に容認可能な塩に変換することができ
る。
有するヨードニウム誘導体と縮合することであり、その
後、得られた化合物をその鏡像異性体に単離するか及び
/または医薬的に容認可能な塩に変換することができ
る。
【0022】得られた生成物を、上述の方法によって、
本発明に従う別の生成物に変換することもできる。一般
に知られた方法によって、例えば、芳香族置換基を他の
芳香族置換基に変換することができる。アルコキシ置換
基は、BBr3 のような強酸で処理してヒドロキシ置換
基を得ることができる。ヒドロキシ置換化合物は、酸性
媒質中で低級アルコールと縮合してアルコキシ誘導体を
得ることもできるし、またはアシル無水物を用いてアシ
ル化してアルカノイル置換誘導体を得ることもできる
し、ニトロ置換化合物を還元してアミン化合物を得るこ
ともできる。R1 、R2 、R3 及び/またはR4 が水素
である化合物は、例えばロイカルト−ワーラッハ反応に
よってアルキル化して、R1 、R2 、R3 及び/または
R4 がアルキルである化合物を得ることができる。この
ことは実施例において更に例証する。
本発明に従う別の生成物に変換することもできる。一般
に知られた方法によって、例えば、芳香族置換基を他の
芳香族置換基に変換することができる。アルコキシ置換
基は、BBr3 のような強酸で処理してヒドロキシ置換
基を得ることができる。ヒドロキシ置換化合物は、酸性
媒質中で低級アルコールと縮合してアルコキシ誘導体を
得ることもできるし、またはアシル無水物を用いてアシ
ル化してアルカノイル置換誘導体を得ることもできる
し、ニトロ置換化合物を還元してアミン化合物を得るこ
ともできる。R1 、R2 、R3 及び/またはR4 が水素
である化合物は、例えばロイカルト−ワーラッハ反応に
よってアルキル化して、R1 、R2 、R3 及び/または
R4 がアルキルである化合物を得ることができる。この
ことは実施例において更に例証する。
【0023】本発明の化合物は、経小腸または非経口
で、ヒトには好ましくは体重1kg当たりの1日の投与
量を0.001〜10mgとして投与することができ
る。例えば標準基準であるChase et al.,
Remington´s Pharmaceutica
l Sciencesに記載されているように医薬的に
適当な補助剤と混合して、該化合物を、丸薬、錠剤とい
った固形投与単位体に圧縮することもできるし、カプセ
ルまたは座薬に加工することもできる。医薬的に適当な
液体によって該化合物は、溶液、懸濁液の形態で注射製
剤として、またはスプレー、例えば鼻孔スプレーとして
服用することもできる。
で、ヒトには好ましくは体重1kg当たりの1日の投与
量を0.001〜10mgとして投与することができ
る。例えば標準基準であるChase et al.,
Remington´s Pharmaceutica
l Sciencesに記載されているように医薬的に
適当な補助剤と混合して、該化合物を、丸薬、錠剤とい
った固形投与単位体に圧縮することもできるし、カプセ
ルまたは座薬に加工することもできる。医薬的に適当な
液体によって該化合物は、溶液、懸濁液の形態で注射製
剤として、またはスプレー、例えば鼻孔スプレーとして
服用することもできる。
【0024】以下の実施例によって本発明を更に説明す
る。
る。
【0025】実施例13−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−
アザビシクロ[2.2.2]オクタンエタンジオエート 3−キヌクリジノール1.78g(14mmol)を乾
燥N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)20ml中
に溶解した溶液を、乾燥DMF20ml中の0.6g
(15mmol)のナトリウム水素化物の懸濁液に窒素
下で滴下して加えた。この混合物を70℃で15分間攪
拌し、3.8ml(30mmol)の2−フルオロ−
(トリフルオロメチル)ベンゼンを8mlの乾燥DMF
中に溶解した溶液を滴下して加えた。混合物を更に1.
5時間攪拌し、その後溶剤を蒸発させた。残留物を酢酸
エチル中に溶解し、ブラインで洗浄した。酢酸エチル層
を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾燥した。
粗生成物を、溶出液としてメタノール−ジクロロメタン
(2:8)を使用してシリカ上でカラムクロマトグラフ
ィーによって精製すると、3.0g(収率59%)の3
−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタンが得られ、これをシ
ュウ酸を用いて処理することによりシュウ酸塩に変換
し、メタノールで再結晶させた。融点174℃。
アザビシクロ[2.2.2]オクタンエタンジオエート 3−キヌクリジノール1.78g(14mmol)を乾
燥N,N−ジメチルホルムアミド(DMF)20ml中
に溶解した溶液を、乾燥DMF20ml中の0.6g
(15mmol)のナトリウム水素化物の懸濁液に窒素
下で滴下して加えた。この混合物を70℃で15分間攪
拌し、3.8ml(30mmol)の2−フルオロ−
(トリフルオロメチル)ベンゼンを8mlの乾燥DMF
中に溶解した溶液を滴下して加えた。混合物を更に1.
5時間攪拌し、その後溶剤を蒸発させた。残留物を酢酸
エチル中に溶解し、ブラインで洗浄した。酢酸エチル層
を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥し、蒸発乾燥した。
粗生成物を、溶出液としてメタノール−ジクロロメタン
(2:8)を使用してシリカ上でカラムクロマトグラフ
ィーによって精製すると、3.0g(収率59%)の3
−[2−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタンが得られ、これをシ
ュウ酸を用いて処理することによりシュウ酸塩に変換
し、メタノールで再結晶させた。融点174℃。
【0026】実施例2 実施例1に記載したのと同様の方法で以下の化合物を製
造した。
造した。
【0027】3−フェノキシ−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタン(融点49℃)、3−(4−ニトロフ
ェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
ヒドロクロリド(融点242℃)、3−(3−ニトロフ
ェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
ヒドロクロリド(融点230℃)、3−(2−ニトロフ
ェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
ヒドロクロリド(融点237℃)、3−[3−(トリフ
ルオロメチル)フェノキシ]−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンヒドロクロリド(融点206℃)、3
−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタンヒドロクロリド(融
点181℃)、3−(2−クロロフェノキシ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタンヒドロクロリド(融
点184℃)、3−(3−クロロフェノキシ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタンヒドロクロリド(融
点196℃)、3−(4−クロロフェノキシ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタン(融点66℃)、3
−(4−クロロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンヒドロクロリド(融点198℃)、3
−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタン(Z)−2−ブテンジオエート
(融点129℃)、3−(2,6−ジクロロフェノキ
シ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン(Z)
−2−ブテンジオエート(融点137℃)、3−(2,
3−ジクロロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタン(Z)−2−ブテンジオエート(融点
179℃)、3−(2,4−ジクロロフェノキシ)−1
−アザビシクロ[2.2.2]オクタン(Z)−2−ブ
テンジオエート(融点154℃)、3−(3−フルオロ
フェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタ
ンヒドロクロリド(融点206℃)、3−(2−フルオ
ロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
タン(Z)−2−ブテンジオエート(融点92℃)、3
−(2−フルオロフェノキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタンエタンジオエート(融点174
℃)、3−(2−ブロモフェノキシ)−1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクタン(Z)−2−ブテンジオエー
ト(融点139℃)、3−(2−ヨードフェノキシ)−
1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン(Z)−2−
ブテンジオエート(融点159℃)、3−(4−メトキ
シフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
タン(油性)、3−(3−メトキシフェノキシ)−1−
アザビシクロ[2.2.2]オクタン(油性)、3−
(2−メトキシフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンヒドロクロリド(融点166℃)、3
−[2−(フェニルメトキシ)フェノキシ]−1−アザ
ビシクロ[2.2.2]オクタン(油性)、(3−[2
−(フェニルメトキシ)フェノキシ]−1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクタンの触媒水素化によって得られ
る)2−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−
3−イル)オキシ]フェノール(Z)−2−ブテンジオ
エート(融点126℃)、(2−[(1−アザビシクロ
[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]フェノール
の無水酢酸/K2 CO3 処理によって得られる)2−
[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イ
ル)オキシ]フェノールアセテート(Z)−2−ブテン
ジオエート(融点161℃)、(3−(2−ニトロフェ
ノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタンの
触媒水素化によって得られる)2−[(1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]ベンゼン
アミンジヒドロクロリド(融点250℃以上)、(3−
(3−ニトロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンの触媒水素化によって得られる)3−
[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イ
ル)オキシ]ベンゼンアミンジヒドロクロリド、(3−
(4−ニトロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンの触媒水素化によって得られる)4−
[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イ
ル)オキシ]ベンゼンアミンジヒドロクロリド(融点2
50℃以上)、(4−[(1−アザビシクロ[2.2.
2]オクト−3−イル)オキシ]ベンゼンアミンのアセ
チル化によって得られる)N−[4−(1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]フェニ
ル]アセトアミドヒドロクロリド(融点250℃以
上)、2−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト
−3−イル)オキシ]ベンゾニトリル(Z)−2−ブテ
ンジオエート(融点137℃)、3−[(1−アザビシ
クロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]ベンゾ
ニトリル(Z)−2−ブテンジオエート、4−[(1−
アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキ
シ]ベンゾニトリル(Z)−2−ブテンジオエート、
(2−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3
−イル)オキシ]ベンゾニトリルのKOH/t−ブタノ
ール加水分解によって得られる)2−[(1−アザビシ
クロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]ベンゼ
ンカルボキサミド(融点144℃)、4−[(1−アザ
ビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]ベ
ンゼンカルボキサミドヒドロクロリド(融点250℃以
上)、3−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト
−3−イル)オキシ]ベンゼンカルボキサミドヒドロク
ロリド(融点250℃以上)、2−[(1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]安息香
酸。
2.2]オクタン(融点49℃)、3−(4−ニトロフ
ェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
ヒドロクロリド(融点242℃)、3−(3−ニトロフ
ェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
ヒドロクロリド(融点230℃)、3−(2−ニトロフ
ェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
ヒドロクロリド(融点237℃)、3−[3−(トリフ
ルオロメチル)フェノキシ]−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンヒドロクロリド(融点206℃)、3
−[4−(トリフルオロメチル)フェノキシ]−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタンヒドロクロリド(融
点181℃)、3−(2−クロロフェノキシ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタンヒドロクロリド(融
点184℃)、3−(3−クロロフェノキシ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタンヒドロクロリド(融
点196℃)、3−(4−クロロフェノキシ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタン(融点66℃)、3
−(4−クロロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンヒドロクロリド(融点198℃)、3
−(3,4−ジクロロフェノキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタン(Z)−2−ブテンジオエート
(融点129℃)、3−(2,6−ジクロロフェノキ
シ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン(Z)
−2−ブテンジオエート(融点137℃)、3−(2,
3−ジクロロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタン(Z)−2−ブテンジオエート(融点
179℃)、3−(2,4−ジクロロフェノキシ)−1
−アザビシクロ[2.2.2]オクタン(Z)−2−ブ
テンジオエート(融点154℃)、3−(3−フルオロ
フェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタ
ンヒドロクロリド(融点206℃)、3−(2−フルオ
ロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
タン(Z)−2−ブテンジオエート(融点92℃)、3
−(2−フルオロフェノキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタンエタンジオエート(融点174
℃)、3−(2−ブロモフェノキシ)−1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクタン(Z)−2−ブテンジオエー
ト(融点139℃)、3−(2−ヨードフェノキシ)−
1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン(Z)−2−
ブテンジオエート(融点159℃)、3−(4−メトキ
シフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オク
タン(油性)、3−(3−メトキシフェノキシ)−1−
アザビシクロ[2.2.2]オクタン(油性)、3−
(2−メトキシフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンヒドロクロリド(融点166℃)、3
−[2−(フェニルメトキシ)フェノキシ]−1−アザ
ビシクロ[2.2.2]オクタン(油性)、(3−[2
−(フェニルメトキシ)フェノキシ]−1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクタンの触媒水素化によって得られ
る)2−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−
3−イル)オキシ]フェノール(Z)−2−ブテンジオ
エート(融点126℃)、(2−[(1−アザビシクロ
[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]フェノール
の無水酢酸/K2 CO3 処理によって得られる)2−
[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イ
ル)オキシ]フェノールアセテート(Z)−2−ブテン
ジオエート(融点161℃)、(3−(2−ニトロフェ
ノキシ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタンの
触媒水素化によって得られる)2−[(1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]ベンゼン
アミンジヒドロクロリド(融点250℃以上)、(3−
(3−ニトロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンの触媒水素化によって得られる)3−
[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イ
ル)オキシ]ベンゼンアミンジヒドロクロリド、(3−
(4−ニトロフェノキシ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタンの触媒水素化によって得られる)4−
[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イ
ル)オキシ]ベンゼンアミンジヒドロクロリド(融点2
50℃以上)、(4−[(1−アザビシクロ[2.2.
2]オクト−3−イル)オキシ]ベンゼンアミンのアセ
チル化によって得られる)N−[4−(1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]フェニ
ル]アセトアミドヒドロクロリド(融点250℃以
上)、2−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト
−3−イル)オキシ]ベンゾニトリル(Z)−2−ブテ
ンジオエート(融点137℃)、3−[(1−アザビシ
クロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]ベンゾ
ニトリル(Z)−2−ブテンジオエート、4−[(1−
アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキ
シ]ベンゾニトリル(Z)−2−ブテンジオエート、
(2−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3
−イル)オキシ]ベンゾニトリルのKOH/t−ブタノ
ール加水分解によって得られる)2−[(1−アザビシ
クロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]ベンゼ
ンカルボキサミド(融点144℃)、4−[(1−アザ
ビシクロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]ベ
ンゼンカルボキサミドヒドロクロリド(融点250℃以
上)、3−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト
−3−イル)オキシ]ベンゼンカルボキサミドヒドロク
ロリド(融点250℃以上)、2−[(1−アザビシク
ロ[2.2.2]オクト−3−イル)オキシ]安息香
酸。
【0028】実施例34−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
イル)オキシ]ベンゼンアミンジヒドロクロリド 3−(4−ニトロフェノキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタン(実施例2)にエタノール中で
Pd/Cを用いて触媒水素化を実施し、次いで遊離塩基
を塩酸塩に変換して、4−[(1−アザビシクロ[2.
2.2]−オクト−3−イル)オキシ]ベンゼンアミン
ジヒドロクロリド(融点250℃以上)を得た。
イル)オキシ]ベンゼンアミンジヒドロクロリド 3−(4−ニトロフェノキシ)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタン(実施例2)にエタノール中で
Pd/Cを用いて触媒水素化を実施し、次いで遊離塩基
を塩酸塩に変換して、4−[(1−アザビシクロ[2.
2.2]−オクト−3−イル)オキシ]ベンゼンアミン
ジヒドロクロリド(融点250℃以上)を得た。
【0029】実施例4N−[4−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト
−3−イル)オキシ]フェニル]アセトアミドヒドロク
ロリド 4−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
イル)オキシ]ベンゼンアミン(実施例3)に乾燥ピリ
ジン中で酢酸無水物を用いて−10℃でアセチル化し
た。粗生成物を塩酸塩に変換して、N−[4−[(1−
アザビシクロ[2.2.2]−オクト−3−イル)オキ
シ]フェニル]アセトアミドジヒドロクロリド(融点2
50℃以上)を得た。
−3−イル)オキシ]フェニル]アセトアミドヒドロク
ロリド 4−[(1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3−
イル)オキシ]ベンゼンアミン(実施例3)に乾燥ピリ
ジン中で酢酸無水物を用いて−10℃でアセチル化し
た。粗生成物を塩酸塩に変換して、N−[4−[(1−
アザビシクロ[2.2.2]−オクト−3−イル)オキ
シ]フェニル]アセトアミドジヒドロクロリド(融点2
50℃以上)を得た。
【0030】実施例5 実施例1に記載したのと同様の方法で、(S)−または
(R)−3−キヌクリジノ−ルから以下の化合物を製造
した。
(R)−3−キヌクリジノ−ルから以下の化合物を製造
した。
【0031】(S)−3−(2−フルオロフェノキシ)
−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタンエタンジオ
エート(融点158℃);[α]D 20=+27.5゜
(c=1,水)、(R)−3−(2−フルオロフェノキ
シ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタンエタン
ジオエート(融点159℃);[α]D 20=−27.5
゜(c=1,水)。
−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタンエタンジオ
エート(融点158℃);[α]D 20=+27.5゜
(c=1,水)、(R)−3−(2−フルオロフェノキ
シ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタンエタン
ジオエート(融点159℃);[α]D 20=−27.5
゜(c=1,水)。
【0032】実施例6 実施例1に記載したのと同様の方法で、3−キヌクリジ
ノールに代えて3−チオキヌクリジノール(K.B.S
haw.Can.J.Chem.,43(1965)3
112)を使用し、以下の化合物を製造した。
ノールに代えて3−チオキヌクリジノール(K.B.S
haw.Can.J.Chem.,43(1965)3
112)を使用し、以下の化合物を製造した。
【0033】3−(2−ニトロフェニルチオ)−1−ア
ザビシクロ[2.2.2]オクタン(Z)−2−ブテン
ジオエート(融点156℃)、3−[2−(トリフルオ
ロメチル)フェニルチオ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタン(Z)−2−ブテンジオエート(融点
120℃)、3−[4−(トリフルオロメチル)フェニ
ルチオ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
(Z)−2−ブテンジオエート(融点127℃)、(3
−(2−ニトロフェニルチオ)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタンの鉄/塩酸還元によって得られ
た)2−[1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3
−イル)チオ]ベンゼンアミン(Z)−2−ブテンジオ
エ−ト(融点106℃)、N−[4−[(1−アザビシ
クロ[2.2.2]オクト−3−イル)チオ]フェニ
ル]アセトアミド(Z)−2−ブテンジオエート。
ザビシクロ[2.2.2]オクタン(Z)−2−ブテン
ジオエート(融点156℃)、3−[2−(トリフルオ
ロメチル)フェニルチオ)−1−アザビシクロ[2.
2.2]オクタン(Z)−2−ブテンジオエート(融点
120℃)、3−[4−(トリフルオロメチル)フェニ
ルチオ)−1−アザビシクロ[2.2.2]オクタン
(Z)−2−ブテンジオエート(融点127℃)、(3
−(2−ニトロフェニルチオ)−1−アザビシクロ
[2.2.2]オクタンの鉄/塩酸還元によって得られ
た)2−[1−アザビシクロ[2.2.2]オクト−3
−イル)チオ]ベンゼンアミン(Z)−2−ブテンジオ
エ−ト(融点106℃)、N−[4−[(1−アザビシ
クロ[2.2.2]オクト−3−イル)チオ]フェニ
ル]アセトアミド(Z)−2−ブテンジオエート。
フロントページの続き (72)発明者 スヨールド・フオルケルト・フアン・アイ ルスト オランダ国、5366・ベー・イエー・メーヘ ン、トーレンストラート・17 (72)発明者 ラルフ・プラーテ オランダ国、5344・カー・デー・オツス、 コルテンホルストストラート・1
Claims (8)
- 【請求項1】 式I: 【化1】 〔式中、XはOまたはSであり、Rは、水素、ヒドロキ
シ、低級アルキル、低級アルコキシ、低級アラルキルオ
キシ、低級アルカノイルオキシ、ハロゲン、NO2 、C
F3 、CN、NR1 R2 、及びCOR3 (ここで、R1
及びR2 は独立に、水素、低級アルキル及び低級アルカ
ノイルから選択され、R3 は、OH、低級アルキル、低
級アルコキシ及びNR4 R5 (ここでR4 及びR5 は独
立に水素または低級アルキルである)から選択される)
から独立に選択される1〜5個の置換基を表わす〕を有
する3−キヌクリジン誘導体またはその医薬的に容認可
能な塩。 - 【請求項2】 XがOである請求項1に記載の3−キヌ
クリジン誘導体またはその医薬的に容認可能な塩。 - 【請求項3】 Rが、CF3 、臭素及びヨウ素から選択
される請求項1または2に記載の3−キヌクリジン誘導
体またはその医薬的に容認可能な塩。 - 【請求項4】 Rがオルト位置にある置換基を表わす請
求項1から3のいずれか一項に記載の3−キヌクリジン
誘導体。 - 【請求項5】 治療に使用するための請求項1から4の
いずれか一項に記載の3−キヌクリジン誘導体。 - 【請求項6】 3−キヌクリジノールまたは3−チオキ
ヌクリジノールを、式II: 【化2】 〔式中、Rは前記所与の意味を有し、Halはハロゲン
である〕を有するベンゼン誘導体、または式III: 【化3】 〔式中、Rは前記所与の意味を有する〕を有するヨード
ニウム誘導体と縮合させ、次いで得られた化合物をその
鏡像異性体に分離することもできるし及び/または医薬
的に容認可能な塩に変換することもできることを特徴と
する、請求項1から4のいずれか一項に記載の3−キヌ
クリジン誘導体の製造方法。 - 【請求項7】 医薬的に容認可能な補助剤と混合されて
いる請求項1から4のいずれか一項に記載の3−キヌク
リジン誘導体を含有する医薬組成物。 - 【請求項8】 認識障害及びコリン作用不全の治療用の
医薬の製造のための請求項1から4のいずれか一項に記
載の3−キヌクリジン誘導体の使用。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP91200196 | 1991-02-01 | ||
NL91200196.3 | 1991-02-01 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4013087A Pending JPH0559050A (ja) | 1991-02-01 | 1992-01-28 | 3−キヌクリジン誘導体 |
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---|---|
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EP (1) | EP0497415A1 (ja) |
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KR (1) | KR920016453A (ja) |
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CA (1) | CA2059477A1 (ja) |
FI (1) | FI920394A (ja) |
IE (1) | IE920338A1 (ja) |
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NZ (1) | NZ241456A (ja) |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005538187A (ja) * | 2002-08-14 | 2005-12-15 | ニューロサーチ、アクティーゼルスカブ | 新規キヌクリジン誘導体及びその使用方法 |
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GB9127279D0 (en) * | 1991-12-23 | 1992-02-19 | Ici Plc | Heterocyclic derivatives |
GB9201749D0 (en) * | 1992-01-28 | 1992-03-11 | Smithkline Beecham Plc | Medicaments |
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GB9211796D0 (en) * | 1992-06-04 | 1992-07-15 | Ici Plc | Heterocyclic derivatives |
GB9216721D0 (en) * | 1992-08-06 | 1992-09-23 | Ici Plc | Therapeutic heterocyclic derivatives |
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WO2005016923A1 (en) | 2003-08-13 | 2005-02-24 | Neurosearch A/S | Novel quinuclidine derivatives and their pharmaceutical use |
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US3821248A (en) * | 1967-02-13 | 1974-06-28 | Sandoz Ag | Bis-(p-chlorphenoxy)acetic acid esters |
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EP0311724A1 (en) * | 1987-10-16 | 1989-04-19 | Synthelabo | Anxiolytic-R-N-(1-azabicyclo[2.2.2]oct-3-yl) benzamides and thiobenzamides |
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-
1992
- 1992-01-14 ZA ZA92278A patent/ZA92278B/xx unknown
- 1992-01-16 CA CA002059477A patent/CA2059477A1/en not_active Abandoned
- 1992-01-20 AU AU10339/92A patent/AU1033992A/en not_active Abandoned
- 1992-01-24 EP EP92200199A patent/EP0497415A1/en not_active Withdrawn
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- 1992-01-30 NZ NZ241456A patent/NZ241456A/en unknown
- 1992-01-31 IE IE033892A patent/IE920338A1/en unknown
- 1992-01-31 NO NO92920420A patent/NO920420L/no unknown
- 1992-01-31 US US07/830,107 patent/US5258392A/en not_active Expired - Fee Related
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