JPH0558978A - カフエー酸アミド誘導体及びそれを含む医薬組成物 - Google Patents

カフエー酸アミド誘導体及びそれを含む医薬組成物

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JPH0558978A
JPH0558978A JP3238910A JP23891091A JPH0558978A JP H0558978 A JPH0558978 A JP H0558978A JP 3238910 A JP3238910 A JP 3238910A JP 23891091 A JP23891091 A JP 23891091A JP H0558978 A JPH0558978 A JP H0558978A
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carbon atoms
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cyano
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JP3238910A
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Hidetsura Chiyou
秀連 長
Mie Tamaoka
美惠 玉岡
Shinsuke Matsuki
伸介 松木
Seiitsu Murota
誠逸 室田
Ikuo Morita
育男 森田
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Suntory Ltd
Original Assignee
Suntory Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(I) [R1とR2は、H、基−COR4、基−CSR5又は基−
PO(OR6)OR7を示し、R3は、H、-OH、基−OC
OR4、基−OCSR5、又は基−PO(OR6)OR7を示
し、X及びYはH、(置換)アルキル基、(置換)アリ
ール基、(置換)アラルキル基、(置換)アラルキルオ
キシ基、(置換)アリールアルケニル基、(置換)アリ
ールオキシアルケニル基、(置換)ヘテロ環基又は(置
換)ヘテロ環アルキル基を示すか、これらが一緒になっ
て(置換)含窒素ヘテロ環を形成。]で示されるカフェ
ー酸アミド誘導体、例えばN−(2−チエニルエチル)
−2−シアノ−3′,4′−ジヒドロキシシンナムアミ
ドまたはその薬学的に許容しうる塩並びにそれらを含む
医薬組成物。 【効果】 このカフェー酸アミド誘導体(I)は、5−
リポキシゲナーゼ阻害作用のみでなく、12−リポキシ
ゲナーゼ阻害作用をも有するので、動脈硬化の予防等、
循環器系疾患治療剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規なカフェー酸アミ
ド誘導体に関し、更に詳細には、12−リポキシゲナー
ゼ阻害作用を有し、動脈硬化等の循環器系疾患の予防な
らびに治療に有用な新規カフェー酸アミド誘導体および
当該誘導体を有効成分として含有する医薬に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】アレルギー疾患、特に喘息
の原因と考えられるロイコトリエンは、アラキドン酸か
ら5−リポキシゲナーゼの作用による5−ハイドロパー
オキシ−イコサテトラエン酸(5−HPETE)、5−
ヒドロキシ−イコサテトラエン酸(5−HETE)への
変換を経て生成されることが知られている。
【0003】このような知見に基づき、循環器系疾患治
療剤の開発を目的として、5−リポキシゲナーゼ阻害活
性を有する化合物が研究され、数多く報告されている。
一方、アラキドン酸から、別の変換酵素、12−リポキ
シゲナーゼによって12−ハイドロパーオキシ−イコサ
テトラエン酸(12−HPETE)、12−ヒドロキシ
−イコサテトラエン酸(12−HETE)が生成するこ
とも知られている。 そして、これらの生成物が生体に
及ぼす影響に関しては、多田らによる12−HETEが
虚血性心疾患の発症に関与しているという報告(Cardic
vascularResearch,21巻、NO.8, 551〜558
頁、1987年)、および室田らによる12−HETE
が内皮細胞障害活性および血管中膜平滑筋細胞の遊走促
進作用を示し、これが動脈硬化、腎炎等の血管病変の増
悪化に関与しているという報告( 治療学、13巻、N
O.6、785〜788頁、1984年)がある。
【0004】上記の知見より、12−リポキシゲナーゼ
阻害活性を持つ化合物は、循環器系疾患治療剤としての
有用性が期待されている。
【0005】12−リポキシゲナーゼ阻害活性を有する
化合物としては、従来コガネバナ(Scutellaria baical
ensis)より単離され、次の式で示される、バイカレン
(Baicalein)等が知られている。
【化2】
【0006】バイカレンは、12−リポキシゲナーゼ阻
害活性を有するが、天然物であるから大量入手が困難で
あり、薬として用いるためには適当ではない。 そのた
め、化学合成により製造することのできる新たな阻害剤
の開発が望まれていた。かかる状況に鑑み、本発明者で
ある長および室田らは、種々の化合物を合成し、その薬
理作用を検討した結果、12−リポキシゲナーゼ阻害活
性を有する新規化合物を見出し、先に特許出願を行なっ
た(例えば、特開平1−275552号等)。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、さらに引
き続き12−リポキシゲナーゼ阻害活性を有する化合物
を広くスクリーニングした結果、後記一般式(I)で表
されるカフェー酸アミド誘導体がバイカレンと同等また
はそれ以上の阻害活性を有し、作用時間が長く、しかも
低毒性で、且つ大量合成が可能であることを見出し、本
発明を完成した。
【0008】すなわち、本発明は次の一般式(I)
【化3】
【0009】[式中、R1およびR2は、それぞれ独立し
て水素原子、基−COR4(ここでR4 は、炭素数1〜6
のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数6
〜10のアリールオキシ基、炭素数7〜12のアラルキ
ルオキシ基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜1
0のアリール基または炭素数7〜12のアラルキル基の
1若しくは2個で置換されたアミノ基;または環状アミ
ノ基を意味する)、基−CSR5(ここでR5は、炭素数
1〜6のアルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭
素数6〜10のアリールオキシ基、炭素数7〜12のア
ラルキルオキシ基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数
6〜10のアリール基または炭素数7〜12のアラルキ
ル基の1若しくは2個で置換されたアミノ基;または環
状アミノ基を意味する)または基−PO(OR6)OR
7(ここでR6およびR7は、炭素数1〜6のアルキル
基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7〜12
のアラルキル基またはアルカリ金属を意味する)を示す
か、これらが一緒になって形成する5員環を示し、R3
は、OR1、OR2と各々独立して水素原子、水酸基、基
−OCOR4(R4は前記した意味を有する)、基−OC
SR5(R5は前記した意味を有する)、または基−PO
(OR6)OR7(R6およびR7は、前記した意味を有す
る)を示し、XおよびYはそれぞれ独立して水素原子、
置換されていても良い炭素数1〜6のアルキル基、置換
されていても良い炭素数6〜10のアリール基、置換さ
れていても良い炭素数7〜12のアラルキル基、置換さ
れていても良い炭素数7〜12のアラルキルオキシ基、
置換されていても良い炭素数7〜12のアリールアルケ
ニル基、置換されていても良い炭素数7〜16のアリー
ルオキシアルケニル基、置換されていても良いヘテロ環
基または置換されていても良いヘテロ環アルキル基を示
すか、これらが一緒になって置換されていても良い含窒
素ヘテロ環を形成する。 ただし、XおよびYは同時に
水素原子ではないものとする]で示されるカフェー酸ア
ミド誘導体、その薬学的に許容しうる塩及び当該誘導体
を有効成分として含有する医薬組成物を提供するもので
ある。
【0010】本発明化合物(I)において、炭素数1〜
6のアルキル基としては、例えば、メチル基、エチル
基、プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチ
ル基、sec−ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基、
イソペンチル基、ネオペンチル基、tert−ペンチル基、
ヘキシル基、イソヘキシル基等が、炭素数1〜6のアル
コキシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、
プロポキシ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブ
トキシ基、sec−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペン
チロキシ基、イソペンチロキシ基、ネオペンチロキシ
基、tert−ペンチロキシ基、ヘキシロキシ基、イソヘキ
シロキシ基等が挙げられる。
【0011】また、炭素数6〜10のアリール基のとし
ては、例えば、フェニル基、ナフチル基等が、炭素数6
〜10のアリールオキシ基としては、例えば、フェノキ
シ基、ナフチロキシ基等が、炭素数7〜12のアラルキ
ル基としては、例えば、ベンジル基、フェネチル基、1
−フェネチル基、フェニルプロピル基、1−フェニルプ
ロピル基、2−フェニルプロピル基、フェニルプロパン
−2−イル基、フェニルブチル基、1−フェニルブチル
基、2−フェニルブチル基、3−フェニルブチル基、フ
ェニルブタン−2−イル基、フェニルブタン−3−イル
基、ナフチルメチル基、ナフチルエチル基が挙げられ
る。
【0012】更に、炭素数7〜12のアラルキルオキシ
基としては、例えば、ベンジロキシ基、フェネチロキシ
基、フェニルプロポキシ基、1−フェニルプロポキシ
基、2−フェニルプロポキシ基、フェニルブトキシ基、
1−フェニルブトキシ基、2−フェニルブトキシ基、3
−フェニルブトキシ基、ナフチルメトキシ基、ナフチル
エトキシ基等が、炭素数7〜12のアリールアルケニル
基としては、例えば、スチリル基、シンナミル基、3−
フェニル−1−プロペニル基、4−フェニル−3−ブテ
ニル基、4−フェニル−2−ブテニル基、4−フェニル
−1−ブテニル基、5−フェニル−4−ペンテニル基、
5−フェニル−3−ペンテニル基、5−フェニル−2−
ペンテニル基、5−フェニル−1−ペンテニル基、ナフ
チルビニル基、ナフチルアリル基等が、炭素数7〜16
のアリールオキシアルキル基としては、例えば、フェノ
キシメチル基、フェノキシエチル基、フェノキシプロピ
ル基、フェノキシブチル基、フェノキシペンチル基、フ
ェノキシヘキシル基、ナフチロキシメチル基、ナフチロ
キシエチル基、ナフチロキシプロピル基、ナフチロキシ
ブチル基、ナフチロキシペンチル基、ナフチロキシヘキ
シル基等が挙げられる。
【0013】1もしくは2置換アミノ基の例としては、
メチルアミノ基、エチルアミノ基、プロピルアミノ基、
ブチルアミノ基、ペンチルアミノ基、ヘキシルアミノ
基、ジメチルアミノ基、エチルメチルアミノ基、ジエチ
ルアミノ基、メチルプロピルアミノ基、エチルプロピル
アミノ基、ジプロピルアミノ基、ブチルメチルアミノ
基、ブチルエチルアミノ基、ブチルプロピルアミノ基、
ジブチルアミノ基等のアルキルアミノ基;フェニルアミ
ノ基、ジフェニルアミノ基等のアリールアミノ基;ベン
ジルアミノ基、フェネチルアミノ基、フェニルプロピル
アミノ基、ジベンジルアミノ基、ベンジルフェネチルア
ミノ基、ジフェネチルアミノ基、ジフェニルプロピルア
ミノ基等のアラルキルアミノ基;メチルフェニルアミノ
基、エチルフェニルアミノ基、プロピルフェニルアミノ
基等のアルキルアリールアミノ基;ベンジルメチルアミ
ノ基、ベンジルエチルアミノ基、ベンジルプロピルアミ
ノ基、メチルフェネチルアミノ基、エチルフェネチルア
ミノ基、メチルフェニルプロピルアミノ基等のアルキル
アラルキルアミノ基;ベンジルフェニルアミノ基、フェ
ニルフェネチルアミノ基等のアリールアラルキルアミノ
基が挙げられる。
【0014】環状アミノ基としては、例えば、ピロリジ
ニル基、イミダゾリル基、ピラゾリジニル基、ピペリジ
ニル基、ピペラジニル基、4−置換ピペリジル、4−置
換ピペラジニル(置換基としては、例えばフェニル、ピ
ペリジニル、ピペラジニル等が挙げられる)等が挙げら
れる。
【0015】ヘテロ環基としては、例えば、チエニル
基、チアゾリル基、イソチアゾリル基、フリル基、オキ
サゾリル基、イソオキサゾリル基、ピラニル基、ピロリ
ル基、イミダゾリル基、ピリジル基、ピラジニル基、ピ
リミジニル基、ピリダジニル基、ピロリジニル基、イミ
ダゾリジニル基、ピラゾリジニル基、ピペリジニル基、
ピペラジニル基等が、ヘテロ環−アルキル基としては、
例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル等の炭素数1〜6のアルキル基の1つの水
素原子を上述のヘテロ環基で置換したものを挙げること
ができる。
【0016】また、アリール、アラルキル、アラルキル
オキシ、アリールアルケニル、アリールオキシアルキ
ル、ヘテロ環基、ヘテロ環−アルキル基の置換基として
は、例えば、炭素数1〜6のアルキル基、水酸基、チオ
ール基、炭素数1〜7のアシル基、アミノ基、炭素数2
〜7のアシルアミノ基、ハロゲン原子、トリハロメチル
基、シアノ基、炭素数1〜6のアルコキシ基、カルボキ
シル基、ニトロ基、炭素数7〜10のアラルキル基(ト
リハロメチルで置換されていても良い)等を挙げること
ができる。
【0017】本発明のカフェー酸アミド誘導体(I)
は、例えば以下に示す方法により製造することができ
る。
【0018】[ 方 法 A ]下式に従い、アミン化合物
(II)とシアノ酢酸(III)を縮合させてシアノ酢酸ア
ミド(IV)とし、これにベンズアルデヒド誘導体(V)
を反応させることによりカフェー酸誘導体(Ia)を合成
することができる。
【0019】
【化4】 (式中、R1aおよびR2aは、それぞれ水素原子を、R3a
は水素原子または水酸基を示し、XおよびYは前記した
意味を有する)
【0020】出発原料であるアミン化合物(II)は、市
販されているか、もしくは一般的方法により得られる化
合物であり、例えば、メチルアミン、エチルアミン、プ
ロピルアミン等のアルキルアミン;アニリン、ナフチル
アミン等のアリールアミン;ベンジルアミン、フェネチ
ルアミン、1−フェネチルアミン、フェニルプロピルア
ミン、1−フェニルプロピルアミン、2−フェニルプロ
ピルアミン、1−メチルフェネチルアミン、フェニルブ
チルアミン、1−フェニルブチルアミン、2−フェニル
ブチルアミン、3−フェニルブチルアミン、1−メチル
プロピルアミン、2−メチルプロピルアミン、3−メチ
ルプロピルアミン、ナフチルメチルアミン、ナフチルエ
チルアミン、メチルベンジルアミン、メトキシフェネチ
ルアミン等のアラルキルアミン;ベンジロキシアミン、
フェネチロキシアミン、フェニルプロポキシアミン、1
−フェニルプロポキシアミン、2−フェニルプロポキシ
アミン、フェニルブトキシアミン、1−フェニルブトキ
シアミン、2−フェニルブトキシアミン、3−フェニル
ブトキシアミン、ナフチルメトキシアミン、ナフチルエ
トキシアミン等のアラルキルオキシアミン;スチリルア
ミン、シンナミルアミン、3−フェニル−1−プロペニ
ルアミン、4−フェニル−3−ブテニルアミン、4−フ
ェニル−2−ブテニルアミン、4−フェニル−1−ブテ
ニルアミン、5−フェニル−4−ペンテニルアミン、5
−フェニル−3−ペンテニルアミン、5−フェニル−2
−ペンテニルアミン、5−フェニル−1−ペンテニルア
ミン、ナフチルビニルアミン、ナフチルアリルアミン等
のアリールアルケニルアミン;フェノキシメチルアミ
ン、フェノキシエチルアミン、フェノキシプロピルアミ
ン、フェノキシブチルアミン、フェノキシペンチルアミ
ン、フェノキシヘキシルアミン、ナフチロキシメチルア
ミン、ナフチロキシエチルアミン、ナフチロキシプロピ
ルアミン、ナフチロキシブチルアミン、ナフチロキシペ
ンチルアミン、ナフチロキシヘキシルアミン等のアリー
ルオキシアルキルアミン;チエニルアミン、チアゾリル
アミン、フリルアミン、オキサゾリルアミン、イソオキ
サゾリルアミン、ピラニルアミン、ピロリルアミン、イ
ミダゾリルアミン、ピリジルアミン、ピラジニルアミ
ン、ピリミジルアミン、ピリダジニルアミン、ピロリジ
ニルアミン、イミダゾリジニルアミン、ピラゾリジニル
アミン等のヘテロ環−アミン;チエニルメチルアミン、
チエニルエチルアミン、チアゾリルメチルアミン、チア
ゾリルエチルアミン、フリルメチルアミン、フリルエチ
ルアミン、ピラニルメチルアミン、ピラニルエチルアミ
ン、ピロリルメチルアミン、ピロリルエチルアミン、ピ
リジルメチルアミン、ピリジルエチルアミン、(N−メ
チルピロリル)メチルアミン、(N−メチルピロリル)
エチルアミン等のアルキルへテロ環アミンが挙げられ
る。
【0021】また、ベンズアルデヒド誘導体(V)とし
ても、市販されているか、もしくは一般的方法により得
られる化合物を使用することができ、その例としては、
3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド、3,4,5−ト
リヒドロキシベンズアルデヒド等が挙げられる。
【0022】本方法の実施に当たり、アミン化合物(I
I)とシアノ酢酸(III)の縮合は、アミン化合物(II)
の基XまたはY中に官能基が存在するならそれを必要に
応じて保護した後、例えば、ジメチルホルムアミドのよ
うな反応に関与しない溶媒中、ピリジン、ピペリジン等
の塩基の存在下、1−エチル−3−(3−ジメチルアミ
ノプロピル)カルボジイミド、ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド等の縮合剤を用いることにより実施される。
【0023】この反応は、好ましくは、アミン化合物
(II)1モルに対し、1.1〜1.2モル程度のシアノ酢
酸(III)を用い、0〜30℃程度の温度で、18〜2
0時間程度反応させることにより実施される。
【0024】上記反応により得られたシアノ酢酸アミド
(IV)とベンズアルデヒド誘導体(V)との反応は、反
応に関与しない適当な溶媒、例えば、ベンゼン、トルエ
ン等の有機溶媒中、触媒としてのピリジン、ピペリジン
等の塩基を用い、120〜140℃程度の温度で、1〜
2時間程度通常のクネベナーゲル(Knoevenagel)縮合
反応に付すことにより実施され、化合物(Ia)が得られ
る。
【0025】なお、化合物(Ia)の基中の官能基が保護
されている場合は、これを適当な方法で解離させること
が好ましい。
【0026】[ 方 法 B ]下式に従い、方法Aで得ら
れた化合物(Ia)の3位および4位の水酸基もしくはこ
れらと5位の水酸基に、アシル基、アルコキシカルボニ
ル基、アリールオキシカルボニル基、アラルキルオキシ
カルボニル基、カルバミル基、チオアシル基、アルコキ
シチオカルボニル基、アリールオキシチオカルボニル
基、アラルキルオキシチオカルボニル基、チオカルバミ
ル基、リン酸エステル基等を、ヒドロキシ基に保護基を
導入する常法にしたがって導入することにより本発明化
合物(Ib)を製造することができる。
【0027】
【化5】 (式中、R1bおよびR2bは、同時に水素原子である場合
を除くR1およびR2を示し、R3、XおよびYは前記し
た意味を有する)
【0028】この反応も、方法Aの反応と同様、基X、
Yに存在する官能基を必要に応じて保護した後に反応を
行ない、反応後、これを適当な方法で解離させることが
好ましい。
【0029】上記反応において、化合物(Ia)へのアシ
ル基、アルコキシカルボニル基、アリールオキシカルボ
ニル基、アラルキルオキシカルボニル基、カルバミル
基、チオアシル基、アルコキシチオカルボニル基、アリ
ールオキシチオカルボニル基、アラルキルオキシチオカ
ルボニル基、チオカルバミル基、リン酸エステル基等を
導入は、例えば、次の一般式(VI)〜(X)で表される
化合物が用いられ、下記の方法B−1またはB−2の何
れの方法により行なわれる。 Z-COR4 (VI) Z-CSR5 (VII) Z-PO(OR6')OR7' (VIII) R4'-N=C=O (IX) R5'-N=C=S (X) (ここで、R4'およびR5'は、それぞれ炭素数1〜6の
アルキル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数
7〜12のアラルキル基を示し、Zは容易に脱離しうる
基、例えばハロゲン原子、トシル基、メシル基等を示
し、R6'、R7'はそれぞれアルカリ金属を除くR6およ
びR7を示し、R4、R5、XおよびYは前記した意味を
有する) なお、R6、R7にアルカリ金属を有する化合物(Ib)は
化合物(VIII)を作用させた後、さらに水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム等のアルカリ金
属の水酸化物と反応させることにより得られる。
【0030】( 方法 B−1)
【化6】 (式中、R1a、R2a、R3a、R1b、R2b、R4、R5、R
6、R7、X、YおよびZは前記した意味を有する)
【0031】この反応は、化合物(Ia)に、反応に関与
しない有機溶媒、例えばテトラヒドロフラン(TH
F)、ジメチルスルホキサイド(DMSO)、スルホ
ン、ジメチルホルムアミド(DMF)等の存在下、適当
な塩基、例えば、水素化ナトリウム、水素化カリウムな
どの水酸化金属試薬、炭酸カリウムなどの無機塩基やト
リエチルアミンなどの有機塩基等とともに、0℃〜室温
で反応させ、次いで化合物(VI)〜(X)を作用させる
ことにより、行なわれる。
【0032】一般式(VI)で表される化合物の例として
は、アセチルクロライド、プロピオニルクロライド、イ
ソブチリルクロライド、イソバレリルクロライド、ヘキ
サノイルクロライド等のアシルハライド;メチルクロロ
ホルメート、エチルクロロホルメート、ノニルクロロホ
ルメート等のアルキルハロホルメート;フェニルクロロ
ホルメート等のアリールハロホルメート;ベンジルクロ
ロホルメート、フェネチルクロロホルメート等のアラル
キルハロホルメート;ジメチルカルバモイルクロライ
ド、エチルメチルカルバモイルクロライド、ジエチルカ
ルバモイルクロライド等のアルキルカルバモイルハライ
ド;ジフェニルカルバモイルクロライド等のアリールカ
ルバモイルハライド;ジベンジルカルバモイルクロライ
ド、ベンジルフェネチルカルバモイルクロライド等のア
ラルキルカルバモイルハライド;メチルフェニルカルバ
モイルクロライド、エチルフェニルカルバモイルクロラ
イド等のアルキルアリールカルバモイルハライド;ベン
ジルメチルカルバモイルクロライド、ベンジルエチルカ
ルバモイルクロライド、メチルフェネチルカルバモイル
クロライド等のアラルキルカルバモイルハライド;ベン
ジルフェニルクロライド等のアリールアラルキルカルバ
モイルハライド;ピロリジノカルボニルクロライド、イ
ミダゾリジノカルボニルクロライド、ピラゾリジノカル
ボニルクロライド、ピペリジノカルボニルクロライド、
ピペラジノカルボニルクロライド、4−置換−ピペリジ
ノカルボニルクロライド、4−置換−ピペラジノカルボ
ニルクロライド(置換基としては、例えば、フェニル、
ピペリジニル、ピペラジニル等が挙げられる)等の環状
アミノカルボニルハライドが挙げられる。
【0033】また、一般式(VII)の化合物の例として
は、チオアセチルクロライド、チオプロピオニルクロラ
イド、チオイソブチリルクロライド、チオイソバレリル
クロライド、チオヘキサノイルクロライド等のチオアシ
ルハライド;メチルクロロチオノホルメート、エチルク
ロロチオノホルメート、ノニルクロロチオノホルメート
等のアルキルハロチオノホルメート;フェニルクロロチ
オノホルメート等のアリールハロチオノホルメート;ベ
ンジルクロロチオノホルメート、フェネチルクロロチオ
ノホルメート等のアラルキルハロチオノホルメート;ジ
メチルチオカルバモイルクロライド、エチルメチルチオ
カルバモイルクロライド、ジエチルチオカルバモイルク
ロライド等のアルキルチオカルバモイルハライド;ジフ
ェニルチオカルバモイルクロライド等のアリールチオカ
ルバモイルハライド;ジベンジルチオカルバモイルクロ
ライド、ベンジルフェネチルチオカルバモイルクロライ
ド等のアラルキルチオカルバモイルハライド;メチルフ
ェニルチオカルバモイルクロライド、エチルフェニルチ
オカルバモイルクロライド等のアルキルアリールチオカ
ルバモイルハライド;ベンジルメチルチオカルバモイル
クロライド、ベンジルエチルチオカルバモイルクロライ
ド、メチルフェネチルチオカルバモイルクロライド等の
アラルキルチオカルバモイルハライド;ベンジルフェニ
ルチオカルバモイルクロライド等のアリールアラルキル
チオカルバモイルハライド;ピロリジノチオカルボニル
クロライド、イミダゾリジノチオカルボニルクロライ
ド、ピラゾリジノチオカルボニルクロライド、ピペリジ
ノチオカルボニルクロライド、ピペラジノチオカルボニ
ルクロライド、4−置換−ピペリジノチオカルボニルク
ロライド、4−置換−ピペラジノチオカルボニルクロラ
イド(置換基としては、例えば、フェニル、ピペリジニ
ル、ピペラジニル等が挙げられる)等の環状アミノチオ
カルボニルハライドが挙げられる。
【0034】更に、化合物(VIII)の例としては、ジメ
チルクロロホスフェート、ジエチルクロロホスフェー
ト、ジブチルクロロホスフェート等のジアルキルハロホ
スフェート;ジフェニルハロホスフェート等のジアリー
ルクロロホスフェート;ジベンジルクロロホスフェー
ト、ジフェニルエチルクロロホスフェート、ジフェニル
プロピルクロロホスフェート等のジアラルキルハロホス
フェート等が挙げられる。
【0035】反応に際し、化合物(Ia)に対する化合物
(VI)〜(VIII)の量比を適当に調整することで化合物
(Ia)の水酸基の1部、あるいは全部に所望の基を導入
した本発明化合物(Ib)をつくりわけることができる。
また、異なる化合物(VI)〜(VIII)を順次反応させる
ことにより、異なる基を導入した本発明化合物を調製す
ることもできる。なお、上記化合物(VI)に代え、それ
ぞれホスゲンおよびヨウ化メチレンを作用させることに
よりそれぞれ式(Ib')および式(Ib")で表される化合
物が得られる。
【化7】
【0036】( 方法 B−2 )
【化8】 (式中、R1c、R2cは、それぞれ炭素数1〜6のアルキ
ル基、炭素数6〜10のアリール基または炭素数7〜1
2のアラルキル基で置換されたカルバモイル基または炭
素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基
または炭素数7〜12のアラルキル基で置換されたチオ
カルバモイル基を、R4'およびR5'は、それぞれ炭素数
1〜6のアルキル基、炭素数6〜10のアリール基また
は炭素数7〜12のアラルキル基を示し、XおよびYは
前記した意味を有する)
【0037】この反応は、前記方法Bとほぼ同様にして
実施することができる。 反応に用いられる化合物(I
X)の例としては、メチルイソシアナート、エチルイソ
シアナート、プロピルイソシアナート等のアルキルイソ
シアナート;フェニルイソシアナート等のアリールイソ
シアナート;ベンジルイソシアナート、フェネチルイソ
シアナート等のアラルキルイソシアナート等が挙げら
れ、また、化合物(X)の例としては、メチルチオイソ
シアナート、エチルチオイソシアナート、プロピルチオ
イソシアナート等のアルキルチオイソシアナート;フェ
ニルチオイソシアナート等のアリールチオイソシアナー
ト;ベンジルチオイソシアナート、フェネチルチオイソ
シアナート等のアラルキルチオイソシアナート等が挙げ
られる。
【0038】この方法においても、反応に際して化合物
(Ia)に加える化合物(IX)または(X)の量比を適当
に調整することで、化合物(Ia)の水酸基の1部、ある
いは全部に化合物(IX)または(X)を反応せしめ、化
合物(Ia)の水酸基の1部、あるいは全部に所望の基を
導入した本発明化合物(Ic)をつくりわけることができ
る。
【0039】[ 方 法 C ]下式に従い、化合物(I
a)にホスゲン等を作用させた後、更に式(XI)で表さ
れる化合物を作用させることにより、本発明化合物(I
d)を合成することができる。
【0040】
【化9】 (式中、Wは、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜
10のアリール基または炭素数7〜12のアラルキル基
の1若しくは2個で置換されたアミノ基;または環状ア
ミノ基を、R1d、R2dはそれぞれ独立して水素原子また
は基−COW(Wは前記定義に同じ)を示し、R3、X
およびYは前記した意味を有する)
【0041】化合物(Ia')とホスゲンとの反応は、前
記方法Bとほぼ同様な条件で実施される。
【0042】反応に用いられる化合物(XI)の例として
は、ピロリジン、イミダゾリン、ピラゾリジン、ピペリ
ジン、ピペラジン、4−置換ピペリジン、4−置換ピペ
ラジン(置換基としては例えば、フェニル、ピペリジニ
ル、ピペラジニル等が挙げられる)等が挙げられる。
【0043】また、反応させる化合物(XI)の量を調節
することにより、1部の水酸基がそのまま残った化合物
(Id)を調製することができる。
【0044】以上の様にして得られた本発明化合物
(I)の精製は、反応液を冷却後、晶出する結晶を濾取
するか、得られた化合物を再結晶、又はシリカゲルカリ
ウムクロロマトグラフィー等の精製手段に付すことによ
り行なわれる。
【0045】本発明のカフェー酸アミド誘導体(I)
は、所望により、薬学的に許容しうる塩、例えば、ナト
リウム、カリウム、カルシウム塩のように、医薬として
使用可能な塩基付加塩に変換することができる。
【0046】叙上の様にして本発明のカフェー酸アミド
誘導体(I)を循環器系疾患治療剤として用いる場合に
は、この化合物またはその薬学的に許容される塩を単
独、または公知の無害な賦形剤等と組み合わせ、経口的
または非経口的に投与することができるカプセル剤、錠
剤、注射剤等の適宜な剤形とすれば良い。
【0047】これらの製剤は、例えば次のようにして調
製される。 すなわち、本発明化合物(I)の原体を微粉
砕したのち賦形剤、例えば乳糖、澱粉またはその誘導
体、セルロース誘導体等と混合してゼラチンカプセルに
詰めカプセル剤とすればよい。 また錠剤とするには上
記賦形剤のほかに、カルボキシメチルセルロースナトリ
ウム、アルギン酸、アラビアゴム等の結合剤と水を加え
て混練し、必要により顆粒としたのち、さらにタルク、
ステアリン酸等の潤滑剤を添加して通常の圧縮打錠機を
用いて錠剤を調製すればよい。 注射による非経口投与
の製造は、本発明化合物(I)を溶解補助剤とともに滅
菌蒸留水または滅菌生理食塩水に溶解し、アンプルに封
入して注射用製剤とすればよい。 この際、必要により
安定化剤、緩衝物質を含有させてもよい。
【0048】本発明の循環器系疾患治療剤の有効量は、
疾患の種類、および症状の強さ、投与方法、患者の身体
的要因に依存して変化するが、一般に疾患の症状を抑え
るのに十分な量を投与すればよい。 一例としては、成
人1日当り、本発明化合物(I)として1〜500mg
程度の投与が好ましい。
【0049】
【発明の効果】本発明のカフェー酸アミド誘導体(I)
は、5−リポキシゲナーゼ阻害作用のみでなく、後記実
施例に示すように12−リポキシゲナーゼ阻害作用をも
有するので、動脈硬化の予防等、循環器系疾患治療剤と
して有用である。
【0050】
【実施例】次に本発明を実施例によりさらに詳しく説明
するが、本発明はこれらの実施例になんら限定されるも
のではない。
【0051】実 施 例 1 N−(2−チエニルエチル)−2−シアノ−3',4'−
ジヒドロキシシンナムアミド(化合物1)の合成:2−
チオフェンエタノール4.6ml(41mmol)を塩
化メチレン 30mlに溶かし、氷冷下、トリエチルア
ミン 17.2ml(123mmol)を加える。 そこ
にメタンスルホニルクロライド 9.5ml(123mm
ol)を塩化メチレン 20mlに溶かしたものをゆっ
くりと滴下し、そのまま1時間撹拌する。10%塩酸を
30ml加えて分液し、塩化メチレン層を分離する。
水層は塩化メチレン50mlで抽出し、塩化メチレン層
を併せて無水硫酸マグネシウム 10gで乾燥する。 溶
媒を減圧留去し、残渣はジメチルホルムアミド 50m
lに溶かす。 そこに室温でアジ化ナトリウム 8.0g
(123mmol)を加え、100℃で5時間反応させ
る。
【0052】反応液に水 50mlを加え、エーテル各
100mlで3回抽出する。 エーテル層は無水硫酸マ
グネシウム 30gで乾燥し、溶媒を減圧留去する。 溶
媒を十分除いたのち、残渣をエチルアルコール10ml
に溶かし、二酸化白金 0.50g(2.2mmol)を
加え、容器を水素置換して水素添加を行う。 24時間
室温で反応後、反応液を濾過し二酸化白金を除く。 濾
液は溶媒を減圧留去し、クロロホルム 30mlに溶か
す。10%塩酸各50mlで3回抽出し、水層は10%
水酸化ナトリウム水溶液でアルカリ性にしてクロロホル
ム各200mlで3回抽出する。 クロロホルム層を無
水硫酸マグネシウム乾燥し、溶媒を減圧留去することに
より、2−(2−チエニル)エチルアミンが4.67g
(36.7mmol)得られた。
【0053】次に、得られた2−(2−チエニル)エチ
ルアミン 3.75g(29.5mmol)をジメチルホ
ルムアミド 30mlに溶かし、氷冷下シアノ酢酸 2.
76(32.4mmol)をジメチルホルムアミド 10
mlに溶かしたものを加える。さらに1−エチル−3−
(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩
6.78g(35.4mmol)とジメチルアミノピリジ
ン 0.36g(2.95mmol)を加え、室温で24
時間反応させる。 反応液に水100mlを加え、エー
テル各150mlで3回抽出する。 エーテル層は水で
1回、飽和食塩水で1回洗浄し、無水硫酸マグネシウム
50gで乾燥する。 溶媒を減圧留去し、得られた残渣
をクロロホルムに溶かし、ヘキサンで再結晶するとN−
(2−チエニルエチル)−2−シアノアセトアミド 3.
75g(19.3mmol)が得られた。
【0054】更に、これを少量のジメチルホルムアミド
に溶かし、これにベンゼン50mlを加える。 そこに
3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド 2.40g(1
7.4mmol)を少量のジメチルホルムアミドに溶か
したものを加え、ピペリジンを2,3滴加えて1時間還
流させる。 ベンゼンを減圧留去し、残渣に水を加えて
結晶を析出させる。 結晶をエタノールに溶かし、水で
再結晶させることにより、N−(2−チエニルエチル)
−2−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド
4.59g(14.6mmol)を得た。
【0055】実 施 例 2 実施例1と同様にして以下の化合物3〜25を合成し
た。
【0056】( 化 合 物 2 )N−ベンジル−2−シ
アノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 3 )N−(2−チエニルメチル)−2−
シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 4 )N−(3−チエニルエチル)−2−
シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド
【0057】( 化 合 物 5 )N−(2−チエニルエ
チル)−2−シアノ−3',4',5'−トリヒドロキシシ
ンナムアミド ( 化 合 物 6 )N−エチル−2−シアノ−3',4'−
ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 7 )N−(2−フェニルプロピル)−2
−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド
【0058】( 化 合 物 8 )N−フェニル−2−シ
アノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 9 )N−(1−フェネチル)−2−シア
ノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 10 )N−ベンジル−2−シアノ−3',
4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 11 )N−(1−メチルフェネチル)−
2−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド
【0059】( 化 合 物 12 )N−フェネチル−2
−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 13 )N−(2−メトキシフェネチル)
−2−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 14 )N−(4−メトキシフェネチル)
−2−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド
【0060】( 化 合 物 15 )N−フェニルペンチ
ル−2−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミ
ド ( 化 合 物 16 )N−ベンジルオキシ−2−シアノ
−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 17 )N−フェノキシエチル−2−シア
ノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド
【0061】( 化 合 物 18 )N−シンナミル−2
−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 19 )N−(2−ピリジルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド ( 化 合 物 20 )N−(3−ピリジルメチル)−2
−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド
【0062】( 化 合 物 21 )N−(2−フリルメ
チル)−2−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナム
アミド ( 化 合 物 22 )N−(1−メチルピロリルエチ
ル)−2−シアノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムア
ミド ( 化 合 物 23 )N−[2−シアノ−3−(3',4'
−ジヒドロキシフェニル)プロペノイル]−N−フェニ
ルピペラジン塩酸塩
【0063】( 化 合 物 24 )N−[2−シアノ−
3−(3',4'−ジヒドロキシフェニル)プロペノイ
ル]−N−(2−トリフルオロメチルフェネチル)ピペ
ラジン塩酸塩 ( 化 合 物 25 )N−(2−チアゾリル)−2−シ
アノ−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド
【0064】実 施 例 3 N−(2−チエニルエチル)−2−シアノ−3',4'−
ジエトキシカルボニルオキシシンナムアミド(化合物2
6)の合成:N−(2−チエニルエチル)−2−シアノ
−3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド 1.5g(4.
8mmol)を無水THF 20mlに溶かし、氷冷下
トリエチルアミン 1.98ml(14.3mmol)を
加え、クロロ炭酸エチル 1.0ml(10.5mmo
l)を滴下し、1時間撹拌する。 反応液を濾過し、濾
液を減圧濃縮し、残渣をクロロホルム30mlに溶か
し、水各30mlずつで2回洗浄する。 クロロホルム
層は無水硫酸マグネシウム 5gで乾燥し、溶媒を減圧
留去する。 得られた残渣を少量のクロロホルムに溶か
した後、ヘキサンで結晶化すると、N−(2−チエニル
エチル)−2−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボニ
ルオキシシンナムアミド 1.87g(4.1mmol)
が得られた。
【0065】実 施 例 4 実施例3と同様にして以下の化合物27〜52を合成し
た。 ( 化 合 物 27 )N−フェネチル−2−シアノ−
3',4'−ジエトキシカルボニルオキシシンナムアミド ( 化 合 物 28 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジメトキシカルボニルオキシシン
ナムアミド ( 化 合 物 29 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4',5'−トリエトキシカルボニルオキ
シシンナムアミド
【0066】( 化 合 物 30 )N−(3−チエニル
エチル)−2−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボニ
ルオキシシンナムアミド ( 化 合 物 31 )N−(2−チエニルメチル)−2
−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボニルオキシシン
ナムアミド ( 化 合 物 32 )N−フェニル−2−シアノ−3',
4'−ジエトキシカルボニルオキシシンナムアミド
【0067】( 化 合 物 33 )N−(1−フェニル
エチル)−2−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボニ
ルオキシシンナムアミド ( 化 合 物 34 )N−ベンジル−2−シアノ−3',
4'−ジエトキシカルボニルオキシシンナムアミド ( 化 合 物 35 )N−(1−メチルフェネチル)−
2−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボニルオキシシ
ンナムアミド
【0068】( 化 合 物 36 )N−(2−フェニル
プロピル)−2−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボ
ニルオキシシンナムアミド ( 化 合 物 37 )N−フェニルペンチル−2−シア
ノ−3',4'−ジエトキシカルボニルオキシシンナムア
ミド ( 化 合 物 38 )N−(2−ピリジルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボニルオキシシン
ナムアミド
【0069】( 化 合 物 39 )N−(2−フリルメ
チル)−2−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボニル
オキシシンナムアミド ( 化 合 物 40 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジイソプロピルオキシカルボニル
オキシシンナムアミド ( 化 合 物 41 )N−[2−シアノ−3−(3',4'
−ジエトキシカルボニルオキシフェニル)プロペノイ
ル]−N−フェニルピペラジン塩酸塩
【0070】( 化 合 物 42 )N−(2−チアゾリ
ル)−2−シアノ−3',4'−ジエトキシカルボニルオ
キシシンナムアミド塩酸塩 ( 化 合 物 43 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジフェノキシカルボニルオキシシ
ンナムアミド ( 化 合 物 44 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジアセトキシシンナムアミド
【0071】( 化 合 物 45 )N−(2−チエニル
エチル)−2−シアノ−3',4'−ジ−tert.−ブチルア
セトキシシンナムアミド ( 化 合 物 46 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジフェノキシチオカルボニルオキ
シシンナムアミド ( 化 合 物 47 )N−フェネチル−2−シアノ−
3',4'−ジエチルカルバモイルオキシシンナムアミド
【0072】( 化 合 物 48 )N−(2−チエニル
エチル)−2−シアノ−3',4'−ジエチルカルバモイ
ルオキシシンナムアミド ( 化 合 物 49 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジ(ジメチルカルバモイルオキ
シ)シンナムアミド ( 化 合 物 50 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4'−サイクリックジオキソニルシンナ
ムアミド
【0073】( 化 合 物 51 )N−(2−チエニル
エチル)−2−シアノ−3',4'−メチレンジオキシシ
ンナムアミド ( 化 合 物 52 )N−(2−チエニルエチル)−2
−シアノ−3',4'−ジ(ジエチルホスホリルオキシ)
シンナムアミド
【0074】実 施 例 5 N−(2−チエニルエチル)−2−シアノ−4'−ヒド
ロキシ−3'−[4−ピペリジノ−1−ピペリジル]カ
ルボニルオキシシンナムアミド(化合物53)及びN−
(2−チエニルエチル)−2−シアノ−4'−エトキシ
カルボニルオキシ−3'−[4−ピペリジノ−1−ピペ
リジル]カルボニルオキシシンナムアミド塩酸塩(化合
物54)の合成: (1) N−(2−チエニルエチル)−2−シアノ−
3',4'−ジヒドロキシシンナムアミド 100mg
(0.32mmol)をテトラヒドロフラン 30mlに
溶解し、氷冷下、撹拌しながらトリエチルアミン 96
mg(0.96mmol)を加え、トリホスゲン 63m
g(0.21mmol)をテトラヒドロフラン 10ml
に溶かしたものをゆっくり滴下する。 更に、4−ピペ
リジノピペリジン107mg(0.64mmol)をテ
トラヒドロフラン 10mlに溶かしたものを加え、3
0分室温で撹拌する。 反応混合物は、5%水酸化ナト
リウム水溶液で1回、飽和食塩水で1回洗浄し、有機層
を分液、乾燥し、溶液を留去する。残査は少量のクロロ
ホルムに溶解し、そこに氷冷下、塩酸飽和クロロホルム
を30ml加え、しばらく撹拌した後、溶液を留去する
と粗結晶が得られる。 これをクロロホルム−n-ヘキサ
ンで再結晶するとN−(2−チエニルエチル)−2−シ
アノ−4'−ヒドロキシ−3'−[4−ピペリジノ−1−
ピペリジル]カルボニルオキシシンナムアミド(化合物
53)135mgが得られる。
【0075】(2) 更に、N−フェネチル−2−シア
ノ−3',4'−ジエチルカルバモイルオキシシンナムア
ミド(化合物47)25mg(0.045mmol)を
テトラヒドロフラン 10mlに溶解し、室温撹拌下ト
リエチルアミン 13mg(0.14mmol)を加え、
室温で30分撹拌する。 反応液は5%水酸化ナトリウ
ム水溶液で1回洗浄し、有機層を分離、乾燥後溶媒を留
去する。 残査は少量のクロロホルムに溶解し、塩酸飽
和クロロホルム5mlを加えてしばらく撹拌した後、溶
媒を留去すると粗結晶が得られる。 これをクロロホル
ム−n-ヘキサンで再結晶するとN−(2−チエニルエ
チル)−2−シアノ−4'−エトキシカルボニルオキシ
−3'−[4−ピペリジノ−1−ピペリジル]カルボニ
ルオキシシンナムアミド塩酸塩 29mg(収率 99
%)が得られる。
【0076】次に、本発明化合物についての物性データ
を示す。
【表1】
【0077】
【表2】
【0078】
【表3】
【0079】
【表4】
【0080】
【表5】
【0081】
【表6】
【0082】
【表7】
【0083】
【表8】
【0084】
【表9】
【0085】
【表10】
【0086】
【表11】
【0087】
【表12】
【0088】
【表13】
【0089】
【表14】
【0090】
【表15】
【0091】
【表16】
【0092】試 験 例 本発明化合物(I)について、その薬理作用を試験した
結果を示す。 (1)12−リポキシゲナーゼ阻害活性:本発明化合物
の12−リポキシゲナーゼ阻害活性を以下の方法で測定
した。すなわち、まず、ラットの心臓より採血し(抗凝
固剤としてクエン酸ナトリウムを使用)、常法により多
血小板血漿を調製した。 これを等張緩衝液(A)(1
34 mM NaCl、5mM D−グルコース、1mM
EDTA、1mMEGTA、15mM トリス−HCl
(pH7.4)を用いて、2回洗浄した後、−80℃で
凍結保存した。 凍結した多血小板血漿を薬理試験前に
融解させ、氷水下で超音波処理を施し、酵素液とした。
等張緩衝液(A)に、1mM GSH、被検化合物(最
終濃度1μMおよび0.1μMとなるように調整)およ
び酵素液(300〜 500μg蛋白質)を加え、37
℃で5分間プレインキュベートした後、[14C]−アラ
キドン酸(0.05μCi)(最終濃度4.3M)を加え
て5分間反応させた。 反応停止後、シリカゲル薄層プ
レート上に展開し、オートラジオグラフィーを行ない、
12−HETEを同定し、その生産量の減少を12−リ
ポキシゲナーゼ阻害活性の指標にした。
【0093】本発明化合物により抑制された12−HE
TE生産の阻害効果(%)を次の表に示す。 ( 結 果 )
【0094】
以 上
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61K 31/425 7252−4C 31/435 7252−4C 31/44 7252−4C 31/495 7252−4C C07C 327/02 8619−4H C07D 207/335 7019−4C 213/40 6701−4C 277/44 7019−4C 295/18 6701−4C 307/52 7729−4C 333/20 7729−4C 409/14 211 8829−4C C07F 9/09 K 7106−4H 9/38 D 7106−4H (72)発明者 室田 誠逸 東京都文京区小石川3丁目8−11−301 (72)発明者 森田 育男 東京都板橋区蓮根3丁目12−27−320

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 [式中、R1およびR2は、それぞれ独立して水素原子、
    基−COR4(ここでR4 は、炭素数1〜6のアルキル
    基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数6〜10のア
    リールオキシ基、炭素数7〜12のアラルキルオキシ
    基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜10のアリ
    ール基または炭素数7〜12のアラルキル基の1若しく
    は2個で置換されたアミノ基;または環状アミノ基を意
    味する)、基−CSR5(ここでR5は、炭素数1〜6の
    アルキル基、炭素数1〜6のアルコキシ基、炭素数6〜
    10のアリールオキシ基、炭素数7〜12のアラルキル
    オキシ基;炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜10
    のアリール基または炭素数7〜12のアラルキル基の1
    若しくは2個で置換されたアミノ基;または環状アミノ
    基を意味する)または基−PO(OR6)OR7(ここでR
    6およびR7は、炭素数1〜6のアルキル基、炭素数6〜
    10のアリール基または炭素数7〜12のアラルキル基
    またはアルカリ金属を意味する)を示すか、これらが一
    緒になって形成する5員環を示し、R3は、OR1、OR
    2と各々独立して水素原子、水酸基、基−OCOR4(R
    4は前記した意味を有する)、基−OCSR5(R5は前
    記した意味を有する)、または基−PO(OR6)OR
    7(R6およびR7は、前記した意味を有する)を示し、
    XおよびYはそれぞれ独立して水素原子、置換されてい
    ても良い炭素数1〜6のアルキル基、置換されていても
    良い炭素数6〜10のアリール基、置換されていても良
    い炭素数7〜12のアラルキル基、置換されていても良
    い炭素数7〜12のアラルキルオキシ基、置換されてい
    ても良い炭素数7〜12のアリールアルケニル基、置換
    されていても良い炭素数7〜16のアリールオキシアル
    ケニル基、置換されていても良いヘテロ環基または置換
    されていても良いヘテロ環アルキル基を示すか、これら
    が一緒になって置換されていても良い含窒素ヘテロ環を
    形成する。 ただし、XおよびYは同時に水素原子では
    ないものとする]で示されるカフェー酸アミド誘導体ま
    たはその薬学的に許容しうる塩。
  2. 【請求項2】 一般式(I)中、R3が水素原子である請
    求項第1項記載のカフェー酸アミド誘導体またはその薬
    学的に許容しうる塩。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の化合物を有効成分として
    含有する循環器系疾患治療剤。
JP3238910A 1991-08-27 1991-08-27 カフエー酸アミド誘導体及びそれを含む医薬組成物 Pending JPH0558978A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005072731A1 (en) * 2004-01-29 2005-08-11 X-Ceptor Therapeutics, Inc. 3-phenyl-n- ((1, 3, 4) thiadiazol-2-yl) -acrylamide derivatives and related compounds as modulators of estrogen-related receptors for the treatment of e.g. cancer, rheumatoid arthritis or neurological disorders
EP2358197A2 (en) * 2008-11-17 2011-08-24 Syngenta Participations AG Plant development control composition

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WO2005072731A1 (en) * 2004-01-29 2005-08-11 X-Ceptor Therapeutics, Inc. 3-phenyl-n- ((1, 3, 4) thiadiazol-2-yl) -acrylamide derivatives and related compounds as modulators of estrogen-related receptors for the treatment of e.g. cancer, rheumatoid arthritis or neurological disorders
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