JPH0558842U - ターボ過給機付エンジン - Google Patents

ターボ過給機付エンジン

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Publication number
JPH0558842U
JPH0558842U JP507192U JP507192U JPH0558842U JP H0558842 U JPH0558842 U JP H0558842U JP 507192 U JP507192 U JP 507192U JP 507192 U JP507192 U JP 507192U JP H0558842 U JPH0558842 U JP H0558842U
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JP
Japan
Prior art keywords
exhaust
turbocharger
engine
pipe
cylinder
Prior art date
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Pending
Application number
JP507192U
Other languages
English (en)
Inventor
美光 新井
光之 中島
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
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Filing date
Publication date
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  • Supercharger (AREA)
  • Characterised By The Charging Evacuation (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シーケンシャルターボ式4気筒エンジンにお
いて、2つの過給機を独立して効率良く作動し、且つ排
気系を適正に連通構成する。 【構成】 4気筒エンジンの点火順序のつながる気筒同
士を纏めた2つの気筒群2,3から、それぞれ排気制御
弁15を有するセカンダリターボ過給機10と、プライ
マリターボ過給機20に連通され、これらの2系統の排
気系の間に連通管16は、排気制御弁15が閉じる場合
は排気を導き、排気制御弁15が開く場合は爆発排気圧
力をセカンダリとプライマリの相互に伝達し、2つの過
給機10,20を排気と爆発排気圧力とにより独立して
効率良く作動するように連通される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用のエンジンに複数のターボ過給機を装備して、シーケンシャ ルターボ式に作動するターボ過給機付エンジンに関し、詳しくは、4気筒エンジ ンに適応した場合に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に多気筒エンジンのシーケンシャルターボシステムでは、全気筒が2つの 気筒群に分割され、一方の気筒群が排気制御弁を有するセカンダリターボ過給機 に連通され、他方の気筒群がプライマリターボ過給機に連通される。そして中, 高速域で排気制御弁が開くと、各気筒群の排気により2つの過給機を独立して作 動するように構成されている。そこで例えば6気筒エンジンの場合には、2つの 過給機を3気筒ずつの気筒群で作動することになり、点火間隔がクランク軸12 0度毎であるから、過給機を作動する排気間隔はその点火間隔の2倍のクランク 軸240度毎になる。従ってこのような排気間隔では、過給機を効率良く作動す ることが可能になり、気筒数が更に多くなる程排気間隔が短くなることから有利 になる。
【0003】 一方、4気筒エンジンの場合には、点火間隔がクランク軸180度毎であるか ら、過給機を作動する排気の間隔はクランク軸360度毎と長くなり、タービン 効率が悪化して通常は成立しない。ここで水平対向式の4気筒エンジンの場合は 、第1と第3の気筒の右バンク、第2と第4の気筒の左バンクにそれぞれ過給機 が配置され、この場合の点火順序は#1→#3→#2→#4である。このため過 給機は、クランク軸180度の間隔の排気で作動し、その後クランク軸540度 の間は休む状態になる。従って、左右バンクの排気自体でその過給機をそれぞれ 直接的に作動することが可能になるが、排気を生じないで休むクランク軸540 度の期間において過給機をいかにして作動状態に保つかが重要な課題になる。
【0004】 従来、上記シーケンシャルターボ式4気筒エンジンに関しては、例えば特開昭 50−118117号公報の先行技術があり、全ての気筒の排気系を纏めて2台 の過給機に連通し、1つの過給機に設けた制御弁によりその過給機を不作動また は作動してシーケンシャルターボ式に作用することが示されている
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上記先行技術のものにあっては、全ての気筒を2台の過給機に纏め て連通構成した方式であるから、2台の過給機の作動時に各過給機に導入される 排気が、排気干渉や各過給機の作動状態により影響され、このため両過給機を効 率良く作動して出力アップすることが非常に難しい。
【0006】 本考案は、この点に鑑みてなされたもので、シーケンシャルターボ式4気筒エ ンジンにおいて、2つの過給機を独立して効率良く作動し、且つ排気系を適正に 連通構成することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本考案は、4気筒エンジンが2つの気筒群に分割さ れ、各気筒群の排気ポートにそれぞれ排気マニホールドを介して排気管が連通さ れ、一方の排気管に排気制御弁を有するセカンダリターボ過給機が連通され、他 方の排気管にプライマリターボ過給機が連通され、過給機上流側の両排気管の間 に連通管が連通されるものである。
【0008】
【作用】
上記構成に基づき、エンジン運転時の例えば低速域で排気制御弁が閉じると、 2つの気筒群の排気が直接または連通管を介してプライマリターボ過給機に流入 し、プライマリターボ過給機のみが全気筒の排気で効率良く作動する。また中, 高速域で排気制御弁が開くと、点火している気筒群の排気がその過給機に流入し て作動し、且つこの場合の爆発排気圧力が連通管を介して点火していない気筒群 の過給機に伝達して作動状態に保つようになり、こうして2つの過給機はクラン ク軸180度毎に排気と爆発排気圧力が作用して、共に効率良く作動するように なる。
【0009】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1において、4気筒エン ジンにシーケンシャルターボ式過給機を装備した場合について説明する。符号1 はエンジン本体であり、第1ないし第4の気筒を有し、点火順序は#1→#3→ #2→#4気筒である。そこで点火順序のつながる気筒同士として、第1と第3 の気筒の気筒群2と、第2と第4の気筒の気筒群3とに2分され、一方の気筒群 2の排気ポート11が排気マニホールド12を介して排気管13に連通され、他 方の気筒群3も排気ポート21が排気マニホールド22を介して排気管23に連 通される。そして一方の排気管13は、排気制御弁15を有してセカンダリター ボ過給機10に連通され、他方の排気管23はそのままプライマリターボ過給機 20に連通され、こうして2つの過給機10,20が並列接続される。また両過 給機10,20の流出側の排気管14,24は、1本の排気管17に集合して触 媒コンバータ18やマフラー19に連通されている。
【0010】 一方、両過給機10,20の上流側の排気管13,23の間には連通管16が 連通されて、排気制御弁15を閉じた際に気筒群2の排気Aもプライマリ側に導 入するようになっている。またこの連通管16により1つの気筒の燃焼時の爆発 排気圧力Pを、セカンダリとプライマリの両方に作用することが可能になること から、2本の排気管13,23と連通管16が同等のサイズに設定され、爆発排 気圧力Pをセカンダリとプライマリに等しく作用するように構成される。
【0011】 次に、この実施例の作用について説明する。先ずエンジン運転時には、気筒群 3の排気Aが常に排気管23によりプライマリターボ過給機20に流入して作動 することが可能になる。そこで例えば低速域で排気制御弁15を閉じると、セカ ンダリターボ過給機10は排気がカットされて不作動する。このとき気筒群2の 排気Aは連通管16によりプライマリターボ過給機20に導かれ、こうして全気 筒によりプライマリターボ過給機20が効率良く作動して過給作用され、低速域 の出力をアップする。
【0012】 中,高速域で排気制御弁15を開くと、気筒群2の排気Aが排気管13により セカンダリターボ過給機10に流入して作動し、こうして2つの過給機10,2 0が各気筒群2,3の排気Aで独立して作動するようになる。このとき一方の気 筒群2が点火順序によりクランク軸180度の間隔で2回続けて点火すると、そ の排気Aがセカンダリターボ過給機10に流入して作動するが、この場合に他方 の気筒群3からは排気が無い。ところで排気管13,23と連通管16のサイズ が同一であるため、気筒群2の燃焼時の爆発排気圧力Pがプライマリターボ過給 機20にも等しく伝達され、これにより排気の無いプライマリターボ過給機20 もその排気圧力Pにより作動状態に保持される。
【0013】 また他方の気筒群3が点火する場合も、同様に排気の無いセカンダリターボ過 給機10に爆発排気圧力Pが伝達して、作動状態に保持される。こうして両過給 機10,20は、図2のようにクランク軸180度毎に排気Aと爆発排気圧力P によりタービン入口圧力が高くなって、連続的に効率良く作動することになり、 これにより過給圧を上昇して出力特性が更に向上する。
【0014】 図3と図4において、水平対向式4気筒エンジンにシーケンシャルターボ式過 給機を装備した場合について説明する。水平対向式4気筒エンジン30は、クラ ンクケース31の左右にバンク32,33が水平に配設され、右バンク33に第 1と第3の気筒が、左バンク32に第2と第4の気筒が配置され、#1→#3→ #2→#4気筒の点火順序で運転する。従って、左右バンク32,33の2つの 気筒は、点火順序のつながるもの同士になっている。そしてこのエンジン30の 後部に変速機5を連結して、車体前後方向に縦置き配置して搭載される。
【0015】 過給機の配置と排気系について説明する。先ずエンジン30の右バンク33の 付近にセカンダリターボ過給機10が、左バンク32の付近にプライマリターボ 過給機20がそれぞれ配置されている。右バンク33の第1と第3の気筒の排気 ポート11は、排気マニホールド12を介して両端を開口した排気管13に連通 され、この排気管13の後端が排気制御弁15を有してセカンダリターボ過給機 10に連通される。また左バンク32の第2と第4の気筒の排気ポート21も、 同様に排気マニホールド22を介して両端を開口した排気管23に連通され、排 気管23の後端がそのままプライマリターボ過給機20に連通される。そして両 過給機10,20の下流側の排気管14,24は、1本の排気管17に集合して 触媒コンバータ18等に連通される。
【0016】 また両排気管13,23において、排気マニホールド接続部より上流の前端で 相互に連通管16が連通される。そしてこの連通管16は、エンジン30の前方 下部に引回して滑らかに接続するように設置される。更に左右の排気マニホール ド12,22は、いずれも過給機側に湾曲して形成され、排気Aを通路抵抗の小 さい状態で各過給機10,20に流入するように構成される。
【0017】 そこでこの実施例においても、中,高速域で排気制御弁15が開くと、右バン ク33の排気Aが排気管13を介してセカンダリターボ過給機10に流入して作 動し、同時に左バンク32の排気Aも排気管23を介してプライマリターボ過給 機20に流入して作動する。このとき例えば右バンク33の排気管13は、両端 が開口して形成されているので、排気ポート11から排気マニホールド12を介 して排気管13に排気Aが爆発排気圧力Pを伴って排出すると、排気Aと爆発排 気圧力Pとが直ちに前後に分割される。そして排気Aは、円滑にセカンダリター ボ過給機側に導かれ、同時に爆発排気圧力Pは、連通管16を介してプライマリ ターボ過給機側に伝達する。左バンク32のにおいても全く同様にして、排気管 23から排気Aと爆発排気圧力Pとが同時に分離して過給機側とセカンダリター ボ過給機側に導かれるようになり、こうして2つの過給機が共に効率良く作動す る。
【0018】 以上、本考案の実施例について説明したが、これのみに限定されない。
【0019】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば、4気筒エンジンにシーケンシャルター ボ式過給機を適応した場合に、点火順序のつながる気筒同士の2つの気筒群の排 気系にそれぞれプライマリとセカンダリの過給機が連通され、両者の間に連通管 が連通されて、2つの過給機にクランク軸180度毎に排気と爆発排気圧力を作 用するように構成されるので、2つの過給機のタービンが連続して滑らかに回転 して、共に効率良く作動することができ、中,高速域の出力性能を向上すること が可能になる。このためV型や水平対向式エンジンの場合は、左右バンクの気筒 配置をそのまま利用して、容易にシーケンシャルターボ化することができ、その 効果が大きい。
【0020】 排気マニホールドと接続する排気管の一端から過給機に、その他端から連通管 にそれぞれ連通されるので、排気と爆発排気圧力を適確に分離してプライマリ側 とセカンダリ側に導くことができる。連通管はエンジンの前方下部に配設されて いるので、エンジン、変速機またはクロスメンバの下を横断しなくなって接地の おそれが無く、スペース的にも有利になる。また連通管は前輪より前方になるの で、チッピングが無く、防錆耐久性にも優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るターボ過給機付エンジンの実施例
を示す構成図
【図2】2つの過給機が作動する際のタービン入口圧力
を示す図
【図3】水平対向式4気筒エンジンにシーケンシャルタ
ーボ式過給機を装備した実施例を示す平面図
【図4】同実施例の側面図
【符号の説明】
1 4気筒エンジンのエンジン本体 2,3 気筒群 10 セカンダリターボ過給機 20 プライマリターボ過給機 11,21 排気ポート 12,22 排気マニホールド 13,14,23,24 排気管 15 排気制御弁 16 連通管

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4気筒エンジンが2つの気筒群に分割さ
    れ、各気筒群の排気ポートにそれぞれ排気マニホールド
    を介して排気管が連通され、一方の排気管に排気制御弁
    を有するセカンダリターボ過給機が連通され、他方の排
    気管にプライマリターボ過給機が連通され、過給機上流
    側の両排気管の間に連通管が連通されることを特徴とす
    るターボ過給機付エンジン。
  2. 【請求項2】 上記排気マニホールドは、両端を開口し
    た排気管の途中に接続して、その排気管の一端から過給
    機に、他端から連通管にそれぞれ連通され、且つこの連
    通管がエンジンの前方下部に引回して設置されることを
    特徴とする請求項1記載のターボ過給機付エンジン。
  3. 【請求項3】 上記排気管と連通管は、同等のサイズで
    あることを特徴とする請求項1記載のターボ過給機付エ
    ンジン。
JP507192U 1992-01-14 1992-01-14 ターボ過給機付エンジン Pending JPH0558842U (ja)

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JP507192U JPH0558842U (ja) 1992-01-14 1992-01-14 ターボ過給機付エンジン

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JPH0558842U true JPH0558842U (ja) 1993-08-03

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