JPH0557821B2 - - Google Patents

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JPH0557821B2
JPH0557821B2 JP1680786A JP1680786A JPH0557821B2 JP H0557821 B2 JPH0557821 B2 JP H0557821B2 JP 1680786 A JP1680786 A JP 1680786A JP 1680786 A JP1680786 A JP 1680786A JP H0557821 B2 JPH0557821 B2 JP H0557821B2
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JP
Japan
Prior art keywords
stator core
electromagnetic pump
copper
ring
liquid sodium
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1680786A
Other languages
English (en)
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JPS62178153A (ja
Inventor
Kenji Katsuki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP1680786A priority Critical patent/JPS62178153A/ja
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  • Induction Machinery (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
  • Windings For Motors And Generators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は高温の状態で使用される電磁ポンプに
係り、特に高速増殖炉で使用される液体ナトリウ
ム循環用電磁ポンプに関するものである。
〔従来の技術〕
現在開発が進められている高速増殖炉では、冷
却材として液体金属、通常、液体ナトリウムが用
いられている。液体ナトリウムは化学的に活性な
うえ、300〜600℃程度の高温で取扱われるため、
その循環用ポンプは高い安全性と信頼性を持つて
いることが必要である。従来、高速増殖炉におけ
る循環ポンプとしては大流量用には機械式ポンプ
が使用され、中、小流量用としては電磁ポンプが
使用されている。この従来の電磁ポンプは、同心
二重円筒管の内管と外管とで液体ナトリウムを循
環する通路となるダクトを形成し、外管の外側に
は放射状に配列された固定子鉄心を有し、内管の
内側には内部鉄心を有し、固定子鉄心の外周には
フレームを嵌着し、固定子鉄心の内周側の複数個
のスロツトにそれぞれリング状のコイルが配置さ
れたインダクシヨンタイプでアニユラリニア形の
ものであつた。そしてコイルおよび固定子鉄心
は、フレーム内部を通風する空気で冷却し、コイ
ルにはH種絶縁が施されていた。最近、特願昭60
−287953号〔特開昭62−118737号公報〕にて、耐
熱絶縁線輪に関して出願したものがあるが、未公
開である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
H種絶縁は180℃までの温度でしか使用出来な
いので、300〜600℃程度の高温の液体ナトリウム
中に、電磁ポンプを浸漬して使用することは不可
能であつた。
しかし、電磁ポンプ全体が、循環する液体ナト
リウム中に浸漬できれば、電磁ポンプを従来のよ
うに配管の途中に設置する必要が無く、ナトリウ
ムタンクなどの中に入れてしまうことが可能とな
り、液体ナトリウムの循環システムがコンパクト
になり、又、設計の自由度が大きくなる。そし
て、従来の電磁ポンプは効率が20〜30%という低
い値であつたものが、電磁ポンプを液体ナトリウ
ム中に配置できるので、ポンプ内で発生する損失
は全て液体ナトリウムに吸収されるので、系統全
体から考えれば電磁ポンプの効率が大きく改善さ
れることになる。
本発明の目的は、電磁ポンプ全体を300〜600℃
程度の高温の液体ナトリウム中に浸漬して使用で
きる電磁ポンプを提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明においては、上記従来のものに対して、
リング状のコイルの導体は、銀入銅、クロム入銅
又はアルミナ分散強化銅のような耐熱導体をそれ
より耐熱性の高いシームレスパイプに挿入して、
この組合せたものを伸線した銅系統線を用い、こ
の銅系統線にはセラミツク繊維を巻付け、その上
から無機材の塗料を塗布して焼付けた素線絶縁を
設け、リング状コイルの主絶縁はマイカテープ巻
付層と、その外周に巻付けたセラミツクペーパ層
とで形成し、固定子鉄心を包むフレーム内には不
活性ガスを充満したことを特徴とする電磁ポンプ
とするものである。
〔作 用〕
このように構成されたものは、銅より耐熱性が
高い銅系統線を用いたことにより、耐熱性が増大
し、この銅系統線には無機材の素線絶縁を行な
い、さらにこの絶縁された銅系線を巻回したコイ
ルの主絶縁も無機材の絶縁層を形成したので、
600℃程度の高温に耐えるコイルとなる。そして、
固定子鉄心を包むフレーム内には不活性ガスを充
満したので、電磁ポンプ全体を300〜600℃程度の
高温の液体ナトリウム中に浸漬して使用できる電
磁ポンプとなる。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を第1図ないし第6図に
よつて説明する。第1図において同心二重円筒管
1の内管1aと外管1bとで、液体ナトリウムを
循環する通路となるダクト2を形成し、外管1b
の外側には放射状に配列された固定子鉄心3を設
ける。内管1aの内側には内部鉄心4を設ける。
固定子鉄心3の外周にはフレーム5を嵌着する。
固定子鉄心3の内周側は櫛歯状にして複数のスロ
ツト6を形成し、このスロツト6にリング状のコ
イル7を装着する。A矢印は液体ナトリウムの入
口、B矢印は液体ナトリウムの出口である。ここ
までは従来技術と同様であり、以下の構成が従来
と異なる。リング状コイル7の導体8は第2図に
示すように、断面円形の銀入銅、クロム入銅又は
アルミナ分散強化銅のような耐熱導体を、それよ
り耐熱性の高いステンレス銅(ニツケル基合金、
又は鉄基合金でもよい)のシームレスパイプ9に
挿入して、この組合せたものを伸線した銅系統線
10を使用し、この銅系統線の外周にはセラミツ
ク繊維を巻付ける。これは例えば米国3M社商品
名ネクステルがあり、アルミナ、ボリア(酸化ボ
ロン)、シリカの3成分から成る超高温用長繊維
セラミツクフアイバーがある。そして、その繊維
巻付をした上から無機材の塗料として、無機質充
填材入ボロシロキサン樹脂塗料を塗布して焼付け
た素線絶縁11を形成し、絶縁素線12を形成す
る。この絶縁素線12を第3図に示す断面図のよ
うに巻回し、マイカテープ巻付層13と、その外
周に巻付けたセラミツクペーパ層14とで主絶縁
層を形成する。このマイカテープ巻付層13のマ
イカテープは、例えばガラス織布を耐熱セラミツ
クコーテイング材で100μmの無焼成軟質集成マイ
カを接着して補強し、アルキルシリケート系のセ
ラミツク化シリコーンエラストマと無機質充填剤
入ボロシロキサン樹脂塗料を塗布して巻付ける。
また、セラミツクペーパ層14のセラミツクペー
パは、例えば素線絶縁11に使用した超高温用長
繊維を用いた織布に、無機質充填剤入ボロシロキ
サン樹脂塗料及びセラミツク化シリコーンエラス
トマを塗り込んだプリプレグ織布を用いる。
また、リング状のコイル7をモールドするため
に、セラミツクペーパ層の外側に離型用テープを
巻き、鉄板を当てた後、熱収縮性ポリエステルテ
ープを巻き、これを加熱硬化させる。コイル整形
後は熱収縮性ポリエステルテープ、鉄板、離型用
テープを除去する。
第4図にコイル口出接合部を示すが、耐熱導体
8の突き合せ部に液体ナトリウムの高温に耐える
材料(例えばステンレス鋼、ニツケル基合金又は
鉄基合金)から成る圧着スリーブにて接続させ、
この接合部にはセラミツクから成るスリーブ16
を被せ、このスリーブ16の両端を素線絶縁11
とラツプさせて、セラミツクのコードで縛つて固
定する。
固定子鉄心3の外周にフレーム5を嵌着するこ
とは前述したが、600℃程度の高温にて変形しな
いように、固定子鉄心3の軸方向両端に固定リン
グ18を当接し、通しボルト19で固定子鉄心3
を締付けている。そしてフレーム5は固定子鉄心
3に焼嵌めし、その両端は図示しない端板で外管
16に取付け、フレーム5内部を密閉してある。
フレーム5内には例えばアルゴンガスのような不
活性ガスを充満させておく。
次にこの実施例の作用について説明する。
コイル7の絶縁材料は無機質であるから600℃
程度の高温に十分耐え得る。そして、フレーム5
内には不活性ガスを充満させたから、鉄心3やフ
レーム5が長時間、高温で使用されても内部のガ
スと反応することが無く安全である。従つてこの
電磁ポンプをナトリウムタンク(図示せず)内の
液体ナトリウム中に装着しても電磁ポンプは安全
に使用でき、液体ナトリウムの循環系統をコンパ
クトにすることが出来る。そして、コイル7や鉄
心3の発生する熱損失は周囲の液体ナトリウムに
入熱させるので、全体的にみた効率が向上する。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、コイル
の絶縁を無機材料で形成し、フレーム内には不活
性ガスを充満させたことにより、300〜600℃の高
温に耐え得る電磁ポンプが得られ、、液体ナトリ
ウムのタンク中に装着すれば全体的に効率が向上
することができるようになつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電磁ポンプの一実施例を示す
要部断面斜視図、第2図は第1図のコイルの絶縁
素線を示す断面図、第3図は第1図のコイルを示
す断面図、第4図はコイル口出しの接続部を示す
断面図、第5図は第1図の固定子鉄心を固定する
リングを示す側面図、第6図は第5図の−線
に沿う矢視断面図である。 1…同心二重円筒管、1a…内管、1b…外
管、2…ダクト、3…固定子鉄心、4…内部鉄
心、5…フレーム、6…スロツト、7…コイル、
8…耐熱導体、9…シームレスパイプ、10…銅
系統線、11…素線絶縁、12…絶縁素線、13
…マイカテープ巻付層、14…セラミツクペーパ
層、15…圧着スリーブ、16…セラミツクスリ
ーブ、18…固定リング、19…通しボルト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 同心二重円筒管の内管と外管とで液体ナトリ
    ウムを循環する通路となるダクトを形成し、前記
    外管の外側には放射状に配列された固定子鉄心を
    有し、前記内管の内側には内部鉄心を有し、固定
    子鉄心の外周にはフレームを嵌着し、固定子鉄心
    の内周側の複数個のスロツトにそれぞれリング状
    のコイルが配置されたインダクシヨンタイプでア
    ニユラリニア形の電磁ポンプにおいて、前記リン
    グ状のコイルの導体は、銀入銅、クロム入銅又は
    アルミナ分散強化銅のような耐熱導体をそれより
    耐熱性の高いシームレスパイプに挿入して、この
    組合せたものを伸線した銅系統線を用い、この銅
    系統線にはセラミツク繊維を巻付け、その上から
    無機材の塗料を塗布して焼付けた素線絶縁を設
    け、リング状コイルの主絶縁はマイカテープ巻付
    層と、その外周に巻付けたセラミツクペーパ層と
    で形成し、固定子鉄心を包むフレーム内には不活
    性ガスを充満したことを特徴とする電磁ポンプ。 2 コイルの接合部は、液体ナトリウムの高温に
    耐える材料からなる圧着スリーブにて接続し、そ
    の上にセラミツクスリーブを被せて絶縁したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の電磁ポ
    ンプ。 3 固定子鉄心の軸方向両端部は固定リングで結
    合したことを特徴とする特許請求の範囲第1項又
    は第2項記載の電磁ポンプ。
JP1680786A 1986-01-30 1986-01-30 電磁ポンプ Granted JPS62178153A (ja)

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NO162640C (no) * 1987-05-05 1990-01-24 Sintef Pumpe for flytende metall.
JPH0649108Y2 (ja) * 1988-09-10 1994-12-12 助川電気工業株式会社 溶融金属電磁ポンプのダクト部
JPH0685631B2 (ja) * 1990-03-09 1994-10-26 金沢大学長 磁束収束型電磁ポンプ
JP5851908B2 (ja) * 2012-03-28 2016-02-03 三菱重工メカトロシステムズ株式会社 電磁ポンプ及びクエンチタンク並びに液体金属ループ

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