JPH0557794U - シールド電極を有するel発光素子 - Google Patents

シールド電極を有するel発光素子

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JPH0557794U
JPH0557794U JP510692U JP510692U JPH0557794U JP H0557794 U JPH0557794 U JP H0557794U JP 510692 U JP510692 U JP 510692U JP 510692 U JP510692 U JP 510692U JP H0557794 U JPH0557794 U JP H0557794U
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JP
Japan
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light emitting
electrode
shield electrode
emitting device
laminate film
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Application number
JP510692U
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English (en)
Inventor
裕司 三木
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Nichia Corp
Original Assignee
Nichia Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接触不良を解消すると共に、安価に製造でき
るようにする。 【構成】 発光素子1の裏面に、金属箔5Aの両面をプ
ラスチックフィルムで被覆した金属ラミネートフィルム
5を配設して、金属ラミネートフィルム5の金属箔5A
をシールド電極2とする。金属ラミネートフィルム5の
背面のプラスチックフィルムを貫通して接続孔6を開口
し、接続孔6から金属箔5Aに導電体7の一端を連結
し、この導電体7の他端を前面の対向電極1Aに接続す
る。 【効果】 金属ラミネートフィルムを使用して、簡単に
シールド電極を設ける。金属ラミネートフィルム5の接
続孔6を介して、シールド電極2を簡単かつ容易に、し
かも接触不良が起こらないように対向電極1Aに接続す
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、背面にシールド電極を有するEL発光素子に関する。
【0002】
【従来の技術】
EL発光素子は発光状態で騒音を発生する。発光させるために、対向電極に交 流を加えるからである。接近してふたつの平面電極を配設する構造は、電気信号 を音響信号に変換するコンデンサースピーカーと同一である。ふたつの対向電極 に交流を加えると、電極には、交流に同期した力が作用し、励起周波数と同じ、 あるいは、その高調波の騒音を発生する。
【0003】 EL発光素子は、液晶ディスプレイのバック照明等に多く使用されている。こ の用途に使用されるEL発光素子は、騒音レベルを極力低くすることが要求され る。騒音レベルの低いEL発光素子は、静かな環境で快適に使用できる。マイコ ンのバック照明以外の用途においても、EL発光素子の騒音は低くすることが要 求されている。
【0004】 EL発光素子の騒音は、機器に組み込むと大きくなる。すなわち、EL発光素 子から発生する騒音は、素子自身が電界の力によって振動するからであり、例え ば液晶ディスプレイパネルに組み込むと、EL発光素子との接触部において大き な騒音を発生する。また、そのディスプレイのケースが共鳴箱となり、さらに大 きくなる。このため、EL発光素子の騒音レベルを、可能な限り低くすることが 要求される。
【0005】 EL発光素子は、背面にシールド電極を内蔵させることによって騒音を少なく できる。背面のシールド電極が前面の対向電極に接続されたEL発光素子は、同 一電位となるふたつの電極の間に、電位の変動する電極を挟む構造となる。前面 の対向電極と同電位のシールド電極は、背面電極を電気的にシールドする。すな わち、背面の対向電極をシールド空間内に囲む状態となる。シールド空間に位置 する背面の対向電極は、交流電圧による振動を防止できる。背面の対向電極が、 前面の対向電極とシールド電極とに反対方向の力を受けるからである。すなわち 、交流電圧によって背面電極が前面電極方向に引っ張られる力を加えられるとき 、背面電極は、電界シールド電極によって反対方向にも力を加えられる。電界シ ールド電極が背面電極を引っ張る力は、背面電極が前面電極に引っ張られる力を 減少させる。背面電極が、前面電極と電界シールド電極との両方向に引っ張られ る力が等しいとき、背面電極は振動しない。
【0006】 さらに、この構造のEL発光素子は、背面がシールドされるので、交流の電界 が外部に漏れるのも防止できる。この構造のEL発光素子は、シールド電極を前 面の対向電極に接続して、両電極を同電位とする必要がある。
【0007】 シールド電極は、EL発光素子の防湿フィルム内で対向電極に接続され、ある いは、防湿フィルム外で接続される。防湿フィルムの内部で、シールド電極が対 向電極に接続される構造を図4に示している。この図に示すEL発光素子は、対 向電極1Bの背面に金属箔を接着してシールド電極2を設けている。シールド電 極2の背面に接続線3を配設して接触させ、接続線3の外側を防湿フィルム4で 被覆している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
この構造のEL発光素子は、防湿フィルム4で接続線3をシールド電極2に押 圧して接続するので、接触不良を起こし易い欠点がある。また、別の構造のEL 発光素子として、シールド電極の端を防湿フィルムの外部に延長し、延長部分を 防湿フィルムの外で対向電極のリード線に接続したものも開発されている。この 構造のEL発光素子は、シールド電極と対向電極の接触不良を防止することがで きる。この構造のEL発光素子は、製造に手間がかかる欠点がある。それは、金 属ラミネートフィルムを使用してシールド電極とすることができないからである 。この構造のEL発光素子は、シールド電極を設けるために、対向電極の背面に 金属箔を絶縁して接着する。金属箔の端を防湿フィルムの外部に延長する状態で 防湿フィルムで被覆する。防湿フィルムから突出されたシールド電極と対向電極 とを接続して製造する必要がある。
【0009】 この考案は、さらにこの欠点を解決することを目的に開発されたもので、この 考案の重要な目的は、簡単かつ容易に、しかも、接触不良が起こらない状態でシ ールド電極を対向電極に接続できるシールド電極を有するEL発光素子を提供す るにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案のEL発光素子1は、前述の目的を達成するために、下記の構成を備 えている。EL発光素子1は、対向電極1A、1Bの間に発光層を有する発光素 子1の背面に、対向電極1Bに対して絶縁してシールド電極2を配設し、シール ド電極2を前面の対向電極1Aに接続している。 発光素子1の背面に、金属箔5Aの両面をプラスチックフィルムで被覆する金 属ラミネートフィルム5を張設している。金属ラミネートフィルムの金属箔5A は、発光素子1の背面にシールド電極2を形成する。金属ラミネートフィルム5 の背面に位置するプラスチックフィルムを貫通して接続孔6が開口されている。 接続孔6が開口された部分に位置して、背面に表出する金属箔5Aに、導電体7 の一端を連結している。導電体7の他端は前面の対向電極1Aに接続されている 。
【0011】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。但し、以下に示す実施例 は、この考案の技術思想を具体化する為のEL発光素子を例示すものであって、 この考案のEL発光素子は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造に 特定するものでない。この考案のEL発光素子は、実用新案登録請求の範囲に於 て、種々の変更を加えることができる。更に、この明細書は、実用新案登録請求 の範囲を理解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号を、「実用新 案登録請求の範囲」、および「課題を解決する為の手段の欄」に示される部材に 付記している。ただ、実用新案登録請求の範囲に示される部材を、実施例の部材 に特定するものでは決してない。
【0012】 図1は、理解しやすいように、EL発光素子1の各部材を分離して背面から見 た斜視図を示している。このEL発光素子1は、対向電極1A、1Bの間に発光 層を挟着する発光素子1の背面に、金属ラミネートフィルム5を配設し、発光素 子1の前面に防湿フィルム4を配設している。金属ラミネートフィルム5と防湿 フィルム4とは、図2に示すように、発光素子1の周縁で溶着されて、発光素子 1を気密に密封する。
【0013】 金属ラミネートフィルム5は、アルミニウムや銅等の金属箔5Aの両面を、P ET、ポリエチレン、ナイロン、ポリプロピレン等の合成樹脂フィルムで被覆し たものである。金属ラミネートフィルム5の周縁で、シールド電極2を対向電極 1Aのリード線に接続する部分には、金属箔5Aの背面に位置するプラスチック フィルムを貫通して接続孔6を開口している。接続孔6は、図3に示すように、 金属箔5Aの背面側プラスチックフィルムを貫通するが、金属箔5Aと前面側の プラスチックフィルムは貫通しない状態で設けられる。接続孔6は、対向電極1 Aのリード線の近傍に開口される。この構造の金属ラミネートフィルム5は、予 め接続孔6を開口したプラスチックフィルムを金属箔5Aに接着することによっ て簡単に製造される。ただ、金属箔5Aにプラスチックフィルムを接着した後で 、接続孔6を開口することも可能である。
【0014】 接続孔6から外部に表出する金属箔5Aには、金やアルミニウム等の導電体7 の一端が、例えば超音波溶接等の方法で接続される。導電体7の他端は前面側対 向電極1Aのリード線に接続される。導電体7は、金属ラミネートフィルム5と 防湿フィルム4とで発光素子1を密封した後、金属箔5Aと対向電極1Aのリー ド線とに接続される。また、導電体7の代わりに、銀ペースト等を塗布し電極間 を接続しても良い。
【0015】 導電体7に被覆されない導電線を使用する場合、図1と図2とに示すように、 その表面にカバーシート8を接着して被覆する。ただ、導電体7にホルマル線等 の被覆線を使用する場合、必ずしも導電体7をカバーシート8で被覆する必要は ない。被覆された導電体7は、金属箔5Aとリード線に接続される局部に小さい カバーシート8を接着し、あるいは、この部分に絶縁塗料を塗布する。
【0016】
【考案の効果】
この考案のEL発光素子は、発光素子の背面に金属ラミネートフィルムを張設 してシールド電極を設けることができる。このため、発光素子を被覆する工程で 、発光素子の背面にシールド電極を設けることができ、シールド電極付のEL発 光素子を簡単に製造できる特長がある。
【0017】 また、金属ラミネートフィルムの内部に設けられたシールド電極は、接続孔の 表出する部分に導電体を接続し、導電体を介して接触不良が発生しない状態で対 向電極に接続できる特長がある。このため、この考案のシールド電極を有するE L発光素子は、簡単かつ容易に、しかも安価に多量生産できると共に、シールド 電極を確実に対向電極に接続して騒音の発生を防止し、また、シールド電極でも って背面の対向電極をシールドできる特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を示すEL発光素子の端部
を示す分解斜視図
【図2】図1に示すEL発光素子の断面図
【図3】図1のEL発光素子に使用する金属ラミネート
フィルムを示す斜視図
【図4】従来のEL発光素子の一例を示す断面図
【符号の説明】
1…発光素子 1A、1B…対向電
極 2…シールド電極 3…接続線 4…防湿フィルム 5…金属ラミネートフィルム 5A…金属箔 6…接続孔 7…導電体 8…カバーシート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向電極(1A、1B)の間に発光層を有する
    発光素子(1)の背面に、対向電極(1B)に対して絶縁され
    てシールド電極(2)が配設されており、シールド電極(2)
    は前面の対向電極(1A)に接続されているEL発光素子に
    おいて、 発光素子(1)の背面に、金属箔(5A)の両面をプラスチッ
    クフィルムで被覆する金属ラミネートフィルム(5)が配
    設され、金属ラミネートフィルム(5)の金属箔(5A)でも
    ってシールド電極(2)が設けられ、金属ラミネートフィ
    ルム(5)の背面に位置するプラスチックフィルムを貫通
    して接続孔(6)が開口されており、接続孔(6)が開口され
    た部分に位置して、背面に表出する金属箔(5A)に導電体
    (7)の一端が連結されており、導電体(7)の他端は前面の
    対向電極(1A)に接続されていることを特徴とするシール
    ド電極を有するEL発光素子。
JP510692U 1992-01-13 1992-01-13 シールド電極を有するel発光素子 Pending JPH0557794U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019515466A (ja) * 2016-12-06 2019-06-06 エルジー・ケム・リミテッド 二次電池

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019515466A (ja) * 2016-12-06 2019-06-06 エルジー・ケム・リミテッド 二次電池
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