JPH0557783A - 三次元製品のブロー成形法 - Google Patents

三次元製品のブロー成形法

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JPH0557783A
JPH0557783A JP24496191A JP24496191A JPH0557783A JP H0557783 A JPH0557783 A JP H0557783A JP 24496191 A JP24496191 A JP 24496191A JP 24496191 A JP24496191 A JP 24496191A JP H0557783 A JPH0557783 A JP H0557783A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parison
blow
product
molding
dimensional
Prior art date
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Pending
Application number
JP24496191A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshinobu Ishikawa
喜宣 石川
Makoto Yamaguchi
山口  良
Kunio Chichibu
邦夫 秩父
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 偏肉などのない品質の良い三次元製品をブロ
ー成形できるようにするブロー成形法の提供にある。 【構成】 型締めされた金型15,16内の三次元形状
の成形部17にパリソン14を送出しながら真空吸引し
てパリソン14を当該成形部17に通し、まずパリソン
14の下端部のみをシャッタ18で閉じて上端をあけた
状態でノズル19からプリブローを行って製品形状に近
い状態にパリソン14を膨らませ、この後、パリソン1
4の上端部もシャッタ20で閉じてノズル19からの本
ブローによって三次元形状のブロー成形品を得る。これ
により、本ブロー成形前のパリソン14の形状を予め整
えることで、ブローアップ比を各部でほぼ等しくなるよ
うにし、製品の偏肉を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、三次元形状の製品を
ブロー成形する方法に関し、閉じた金型内にパリソンを
通したのち、ブロー成形前に製品形状に近いパリソンを
得るようにして偏肉などのない品質の良い製品を得るこ
とが出来るようにしたものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂加工技術の一つであるブロー成
形にも種々の方法があり、たとえば成形品の中心軸が三
次元的に屈曲していたり、さらに複数の異なる断面形状
が連続するように組合わされるとともに屈曲状態が平面
的でない三次元成形品を成形するブロー成形法として、
通常のブロー成形と異なり、図2(a)に示すように、
予め左右一対の金型1,2を閉じた状態とし、その製品
形状の成形部3内にパリソンヘッド4からパリソン5を
送出し、真空吸引しながらパリソン5を通したのち、図
2(b)に示すように、金型1,2の成形部3内に通さ
れたパリソン5の上下をシャッタ6,7で閉じ、ノズル
8から気体を吹込んでブロー成形する方法がある。この
通常とは金型1,2の閉じる時期の異なるブロー成形法
によれば、最終製品に近い三次元形状のパリソン5を金
型1,2内に通すことが出来、三次元形状の製品をバリ
なしで成形でき、樹脂の無駄がなく、パリソン5を空気
の流れに乗せて通することで傷が付きに難いなどの特長
がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この三次元
ブロー成形法では、予め金型1,2を閉じた状態でその
成形部3内にパリソン5を通す必要があり、パリソン5
の送出しと同時に真空吸引し、空気の流れに乗せてパリ
ソン5を通すようにしているため、中空状態のパリソン
5が窄まり易く、次工程のブロー成形の際に各部のブロ
ーアップ比が異なって偏肉が生じやすい。また、製品形
状が三次元であるため、金型1,2の成形部3の屈曲部
等にパリソン5が接触し易く、この部分の冷却が進んで
ブロー成形の際の伸びが少なく、偏肉になりやすい。さ
らに、金型1,2の成形部3に通されたパリソン5の上
下をシャッタ6,7で閉じた後、ブロー成形するが、上
部のシャッタ6を閉じる際にパリソン5が変形して窄ま
り易く、製品のこの部分に成形不良が生じやすい。
【0004】この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑
みてなされたもので、従来の三次元ブロー成形の特長を
生かし、さらに改良を加えることで、閉じた金型内に通
されたパリソンを一層製品形状に近い状態にしてブロー
成形することができ、偏肉などのない品質の良い製品を
得ることが出来る三次元製品のブロー成形法を提供しよ
うとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来技術が有する課
題を解決するため、この発明の三次元製品のブロー成形
法は、型締めされた金型内の三次元形状の成形部にパリ
ソンを送出しながら真空吸引してパリソンを当該成形部
に通し、次いで金型内に通されたパリソンの下端部を閉
じのちプリブロー用の気体を供給してパリソンを製品形
状に近い中空状態とし、この後パリソン上端部を閉じて
密閉されたパリソン内に気体を吹込んで三次元形状のブ
ロー成形品を得るようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0006】
【作用】この三次元製品のブロー成形法によれば、型締
めされた金型内の三次元形状の成形部にパリソンを送出
しながら真空吸引してパリソンを当該成形部に通し、パ
リソンを閉じてブロー成形に入る前に、まずパリソンの
下端部のみを閉じて上端をあけた状態でプリブローを行
って製品形状に近い状態にパリソンを膨らませ、この
後、パリソンの上端部も閉じて本ブローによって三次元
形状のブロー成形品を得るようにしており、ブロー成形
前のパリソンの形状を予め整えることで、本ブローの際
のブローアップ比を各部でほぼ等しくなるようにし、製
品の偏肉を防止するようにしている。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図面を参照しな
がら詳細に説明する。図1はこの発明の三次元製品のブ
ロー成形法の一実施例にかかる成形工程図である。この
ブロー成形法での成形対象である三次元製品とは、製品
の中心軸が平面上だけでなく、三次元的に屈曲している
製品をいい、さらに製品各部の断面形状が複数の円形や
偏平などの異なる断面形状を連続させて構成され、三次
元的に屈曲している製品をも含み、たとえば自動車用エ
ンジンの吸気ダクトなどが一例である。
【0008】このブロー成形法では、第1工程として図
1(a)に示すように、パリソンヘッド11のダイ12
とヘッドコア13との環状の隙間から送出されるパリソ
ン14は、予め図示しない金型締付装置で閉じられた状
態の左右1対の金型15,16内に形成される成形部1
7に供給される。このパリソン14の金型15,16の
成形部17への供給の際には、金型15,16の成形部
出口に図示しないキャップが設けられ、真空吸引するこ
とで、パリソン14の成形部17の通過を空気の流れを
利用してスムーズに行うことができるようになってい
る。そこで、1対の金型15,16を閉じた状態とした
後、パリソンヘッド11から成形部17内にパリソン1
4を押し出し、金型15,16の下方に取付けた図示し
ないキャップを介して真空吸引しながら、真空吸引に伴
う空気の流れに乗せてパリソン14を引き込むようにし
てパリソン14に傷を付けることなくパリソン14を金
型15,16内に通す。
【0009】次に第2工程では、図1(b)に示すよう
に、金型15,16の成形部17内に通されたパリソン
14の成形部17の出口側(下端部)のみをシャッタ1
8の動作によって閉じた状態にする。そして、入口側
(上端部)が開放状態とされたパリソン14内にノズル
19からプリブロー用の気体を供給してパリソン14を
膨らんだ状態にする。このプリブロー工程では、パリソ
ン14を金型15,16の成形部17を通過させるため
の真空吸引によって窄まったパリソン14を膨らまして
形状を整えること、及び成形部17の屈曲部などで肉だ
まり状態となり易いパリソン14を平均的な肉厚にする
ことを目的とし、金型15,16の成形部17の内壁に
パリソン14が接触せずに、しかも各部断面形状が円形
になるように膨らます。
【0010】最後の第3工程では、図1(c)に示すよ
うに、プリブローされてある程度膨らんだパリソン14
の金型15,16の成形部17の入口側(上端部)のシ
ャッタ20を閉じ、パリソン14の両端部を閉じた状態
とした後、ノズル19から本ブロー用の気体を供給して
ブロー成形を行い、金型15,16の成形部17によっ
て所定形状の製品とする。
【0011】このような三次元製品のブロー成形法で
は、パリソン14を金型15,16の成形部17内を通
過させた後、出口側のみを閉じてプリブローするように
しているので、本ブロー前のパリソン形状を整えること
ができ、これによって次のような効果を得ることができ
る。閉じられた金型15,16の成形部17にパリソン
14を通すため、真空吸引が行われるが、これによって
例えパリソン14が窄まっても、本ブロー前にパリソン
14を膨らましてパリソン14の形状を整えることがで
きる。また、金型15,16の成形部17の屈曲部など
に接触してパリソン14が肉だまり状態となっても、プ
リブローによって膨らますことでパリソン14の肉厚を
平均化することができる。さらに、金型15,16内に
通されたパリソン14の上端部には、自重が加わるため
窄まり易く、特にシャッタ20を閉じることによって一
層パリソン14が窄まろうとするが、プリブローによっ
てパリソン14が膨らましてあるので、窄まりを小さく
することができる。
【0012】このような形状を整えたパリソン14を本
ブローすることによってブロー成形を行うようにしてい
るので、三次元形状の製品であっても各部のブローアッ
プ比をほぼ等しくして偏肉などの無い品質の良い製品を
得ることができる。したがって、従来の三次元ブロー成
形の特長を生かし、一層製品形状に近いパリソンのブロ
ー成形により三次元製品の不良率を低下することがで
き、生産性を向上することができる。
【0013】なお、上記実施例では、断面形状の変化の
無い三次元製品の場合で説明したが、これに限らず、断
面形状に変化のある三次元製品など複雑な三次元製品の
ブロー成形に広く適用することができる。
【0014】
【発明の効果】以上、一実施例とともに具体的に説明し
たようにこの発明の三次元製品のブロー成形法によれ
ば、型締めされた金型内の三次元形状の成形部にパリソ
ンを送出しながら真空吸引してパリソンを当該成形部に
通し、まずパリソンの下端部のみを閉じて上端をあけた
状態でプリブローを行って製品形状に近い状態にパリソ
ンを膨らませ、この後、パリソンの上端部も閉じて本ブ
ローによって三次元形状のブロー成形品を得るようにし
たので、ブロー成形前のパリソンの形状を予め整えるこ
とで、本ブローの際のブローアップ比を各部でほぼ等し
くなるようにし、製品の偏肉を防止して品質の良い製品
を得ることができる。また、このブロー成形法によれ
ば、従来の三次元ブロー成形の特長を生かし、一層製品
形状に近いパリソンを得ることができるので、複雑な形
状の三次元製品であっても簡単に成形できるとともに、
不良率を低下させ生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の三次元製品のブロー成形法の一実施
例にかかるブロー成形工程図である。
【図2】従来のブロー成形工程図である。
【符号の説明】
11 パリソンヘッド 12 ダイ 13 ヘッドコア 14 パリソン 15 金型 16 金型 17 成形部(三次元形状) 18 シャッタ(下端部) 19 ノズル 20 シャッタ(上端部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29L 31:30

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型締めされた金型内の三次元形状の成形
    部にパリソンを送出しながら真空吸引してパリソンを当
    該成形部に通し、次いで金型内に通されたパリソンの下
    端部を閉じたのちプリブロー用の気体を供給してパリソ
    ンを製品形状に近い中空状態とし、この後パリソン上端
    部を閉じて密閉されたパリソン内に気体を吹込んで三次
    元形状のブロー成形品を得るようにしたことを特徴とす
    る三次元製品のブロー成形法。
JP24496191A 1991-08-30 1991-08-30 三次元製品のブロー成形法 Pending JPH0557783A (ja)

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