JPH0557129B2 - - Google Patents

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JPH0557129B2
JPH0557129B2 JP58006238A JP623883A JPH0557129B2 JP H0557129 B2 JPH0557129 B2 JP H0557129B2 JP 58006238 A JP58006238 A JP 58006238A JP 623883 A JP623883 A JP 623883A JP H0557129 B2 JPH0557129 B2 JP H0557129B2
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JP
Japan
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vehicle
engine
casing
pivot
shaft
Prior art date
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JP58006238A
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JPS59130732A (ja
Inventor
Shoichiro Iriko
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS59130732A publication Critical patent/JPS59130732A/ja
Publication of JPH0557129B2 publication Critical patent/JPH0557129B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60KARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
    • B60K5/00Arrangement or mounting of internal-combustion or jet-propulsion units
    • B60K5/12Arrangement of engine supports
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60GVEHICLE SUSPENSION ARRANGEMENTS
    • B60G2300/00Indexing codes relating to the type of vehicle
    • B60G2300/12Cycles; Motorcycles
    • B60G2300/122Trikes

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Arrangement And Driving Of Transmission Devices (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)
  • Vehicle Body Suspensions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 A 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は車両、特にエンジンと、このエンジン
の動力を駆動輪に伝達する伝動装置とよりパワー
ユニツトを構成し、このパワーユニツトのケーシ
ング剛体に形成して該ケーシングに前記駆動輪を
支持し、この駆動輪の上下運動を許容するよう、
該駆動輪よりも前方に位置する枢軸を介して前記
ケーシングを車体フレームに揺動自在に連結し、
これらケーシング及び車体フレーム間に懸架ばね
装置を介装してなる形式の小型車両に関する。
(2) 従来の技術 上記形式の車両において、エンジンに内蔵した
バランサ機構により、エンジンの一次慣性力を平
衡させてエンジン振動を軽減するようにしたもの
は従来公知である。
(3) 発明が解決しようとする課題 上記形式の車両では、パワーユニツト自体がス
イングアームを兼ねることから本来的に駆動輪の
ばね下重量が大きくなる傾向があるが、斯かる車
両において、平衡重錘を有して全体重量が比較的
重いバランサ機構や、形状が比較的大きく重量も
大のクランクケース全部を上記枢軸よりも後方、
即ち駆動輪側に配設すると、上記ばね下荷重を一
層増大させてしまう問題がある。
本発明は上記に鑑み提案されたもので、従来の
ものの上記問題を解決し得る小型車両を提供する
ことを目的とする。
B 発明の構成 (1) 課題を解決するための手段 上記目的を達成するために本発明は、エンジン
と、該エンジンの動力を駆動輪に伝達する伝動装
置とよりなるパワーユニツトのケーシングを、前
記エンジンのクランクケースと前記伝動装置のケ
ースとを一体的に結合した剛体より形成すると共
に、このケーシングの車両前後方向の中間部を枢
軸を介して車体フレームに揺動自在に連結吊下
し、その枢軸回りに前記駆動輪が上下揺動し得る
よう、該枢動よりも車両後方寄りで前記ケーシン
グに前記駆動輪を支持し、前記ケーシシングと車
体フレーム間に懸架ばね装置を介装し、前記クラ
ンクケースの少なくとも一部を前記枢動よりも車
両前方側に配してその内部に、同じく枢軸よりも
車両前方側に在つて前記エンジンの一次慣性力を
平衝させるバランサ機構を収容したことを特徴と
する。
(2) 作用 比較的重量の大きいクランクケースの少なくと
も一部と、同じく比較的重量の大きいバランサ機
構とが上記枢軸から見て駆動輪とは反対側に位置
することにより、駆動輪のばね下荷重が効果的に
軽減される。
(3) 実施例 以下、図面により本発明の一実施例について説
明する。
先ず、第1図ないし第3図において、図示の車
両は車体フレームFの前部に左右一対の駆動輪
Wf,Wf′とこれらを駆動するパワーユニツトP
とが、また同後部に一個の従動輪Wrがそれぞれ
配設される。
車体フレームFは、各前端に支持板1a,1
a′を起立させた左右一対の縦材1,1′と、これ
らを梯子状に連結する複数本の横材2,3,4,
5と、それらの中間の二本の横材3,4を連結す
る一対の補強材6,6′と、縦材1,1′を連結す
るようにこれらの前部、中央部及び後部に結合さ
れる三本の逆U字状ロールバー7,8,9とより
構成され、前部ロールバー7、最前部の横材2及
び左右の支持板1a,1a′の四者は十字形補強材
10を介して連結され、また中央ロールバー8と
後部ロールバー9とは頂部を補強材11を介して
連結される。前部ロールバー7の中央部に操向ハ
ンドル13を支持するステアリングコラムが取付
けられる。
両縦材1,1′間の中央線に沿つて前記一対の
補強材6,6′間に燃料タンク12が配設され、
この燃料タンク12は横材3と両補強材6,6′
にボルト止めされる。
車体フレームFの下面には床板16が張られ、
またその上面には操縦者Dのための前部シート1
4及び同乗者Aのための後部シート15が設置さ
れ、その際これらのバツクレスト14a,15a
が中央部ロールバー8及び後部ロールバー9にそ
れぞれ略沿うように配置される。勿論、これらロ
ールバー8,9は操縦者D及び同乗者Aのそれぞ
れの頭上を通過する高さに予め選定される。
第4図ないし第6図において、パワーユニツト
PはエンジンEと、その後部両側に配設される左
右一対のベルト式自動変速機M,M′とよりなり、
各変速機M,M′は出力側に減速歯車機Rを備え
ている。これら自動変速機M,M′は本発明の伝
動装置を構成する。
エンジンEは、そのクランク軸20を車両の左
右方向、即ち両駆動輪Wf,Wf′の配列方向に向
けて配置されるもので、そのクランク軸20の一
側には出力軸21が、またその他側には一次慣性
力釣合軸22、ポンプ駆動軸23及び始動モータ
24がそれぞれクランク軸20と平行に配設され
る。クランク軸20の一端には発電機25が、ま
た他端には遠心式の自動発進クラツチ26がそれ
ぞれ装着され、このクラツチ26と出力軸21間
に前、後進切換装置27が設けられる。
この装置27は、クラツチ26の出力部材に固
着された駆動ギヤ28、出力軸21に回転自在に
支承されて駆動ギヤ28と常時噛合する中継ギヤ
29、クランク軸20と平行なアイドル軸30に
回転自在に支承されて同じく駆動ギヤ28と常時
噛合する小径アイドルギヤ31(第6図参照)、
この小径アイドルギヤ31と一体に結合された大
径アイドルギヤ32、並びに中継ギヤ29及び大
径アイドルギヤ32に隣接して出力軸21に摺動
自在にスプライン嵌合された切換ギヤ33より構
成される。切換ギヤ33は、出力軸21に沿つて
第5A図で右方の前進位置と左方の後進位置との
間の中央の中立位置を経由して移動し得るもの
で、この前進位置では中継ギヤ29と結合するよ
うに、この切換ギヤ33及び中継ギヤ29に互い
に係合し得るドツグ34及びドツグ孔35よりな
るドツグクラツチが設けられ、また後退位置では
このドツグクラツチ34,35が解放されて切換
ギヤ33が大径アイドルギヤ32に噛合するよう
になつている。
而して、切換ギヤ33を前進位置に置けば、ク
ランク軸20の回転トルクは発進クラツチ26、
駆動ギヤ28、中継ギヤ29及び切換ギヤ33を
順次経て出力軸21に伝達し、これを正転させる
ことができる。尚、この正転状態において、前述
のように駆動ギヤ28とを常時噛合している小径
アイドルギヤ31は大径アイドルギヤ32と共に
空転する。
一方、切換ギヤ33を後退位置にシフトすれ
ば、上記回転トルクは発進クラツチ26、駆動ギ
ヤ28、小径アイドルギヤ31、大径アイドルギ
ヤ32及び切換ギヤ33を順次経て出力軸21に
伝達し、これを逆転させることができる。尚、こ
の逆転状態において、駆動ギヤ28と常時噛合す
る中継ギヤ29は空転する。
切換ギヤ33のボス部外周には環状の係合溝3
6が設けられており、この溝33には、クランク
軸20と平行な案内軸37に摺動自在に支承され
たシフトフオーク38が係合され、さらにこのシ
フトフオーク38のボス部の突起38aが、案内
軸37と平行に配設されたシフトドラム39のカ
ム溝39aに係合される。而して、シフトドラム
39は、その一端に固着されたシフトレバー40
により一方向または他方向に回転されると、カム
溝39aの誘導作用によつてシフトフオーク38
を右方または左方に変位させて前記切換ギヤ33
を前進位置または後退位置へとシフトすることが
できる。
前記一次慣性力釣合軸22は互いに同径の駆動
ギヤ41及び被動ギヤ42を介してクランク軸2
0から同期回転される。この釣合軸22の重錘2
2aは、クランク軸20に接近したときそれの相
対向する一対のクランクウエブ20a,20a間
に進入する位置に設けられるが、この重錘22a
によるエンジンEの一次慣性平衡作用は周知であ
るので、その説明は省略する。而して前記駆、被
動ギヤ41,42、釣合軸22および重錘22a
は互いに協動して、後述する枢動83よりも前側
に位置する本発明のバランサ機構Bを構成してい
る。そして比較的重量物であるバランサ機構Bの
上記配置によれば、それだけ駆動輪Wf,Wf′の
ばね下荷重の軽減を図ることができる。
前記ポンプ駆動軸23はチエン伝動装置43を
介してクランク軸20より駆動される。このポン
プ駆動軸23の一端には潤滑用油ポンプ44が、
また他端には冷却用水ポンプがそれぞれ連結され
るが、水ポンプ45は次のように容易に脱着がで
きるようになつている。
即ち、水ポンプ45の羽根車46を有する回転
軸47はポンプ駆動軸23に抜差式のジヨイント
48を介して連結され、上記回転軸47を支承す
ると共に羽根車46を収容するポンプハウジング
49はエンジンEのクランクケース50にボルト
51により固着される。したがつて、ボルト51
を外せば水ポンプ45はエンジンEより容易に取
出すことができ、メンテナンス上好都合である。
尚、エンジンEが空冷式の場合には、このように
水ポンプ45を取外しておき、ポンプハウジング
49あとのクランクケース50の開口部には適当
な盲蓋が施される。
第5A図及び第5B図に示すように、前記発電
機25のロータ25a外周面には点火パルサのシ
グナル突起52が突設されており、点火パルサの
ピツクアツプコイル53は、シグナル突起52の
旋回経路に一定の間隙を存して対面するように、
その基板53aがクランクケース50内の固定支
持台54にボルト55によつて固着される。この
ピツクアツプコイル53の位置調節及び脱着を容
易にするために、ビツクアツプコイル53に対面
してクランクケース50の端壁に作業窓56が設
けられ、この窓56は通常、キヤツプ57により
閉鎖される。
前記一対のベルト式自動変速機M,M′はエン
ジンEの出力軸21の両端部と左右の駆動輪Wf,
Wf′との各間を連結するように配設される。した
がつて、両駆動輪Wf,Wf′はそれぞれ自動変速
機M,M′を介して出力軸21に並列に連結され
る。
ベルト式自動変速機M,M′は同一構造である
ので、左方のものMの構造についてのみ説明す
る。出力軸21の端部には可変径の駆動プーリ5
8が、また減速歯車機構Rの入力軸となる被動軸
61に可変径の被動ピーリ59がそれぞれ取付け
られ、両プーリ58,59間に無端Vベルト60
が懸張される。駆動プーリ58は、その回転速度
の上昇に応じてその有効径を増加させるように作
動する遠心機構62を備え、一方、被動プーリ5
9は常時その有効径を増加させるように作用する
ばね63を備え、これら遠心機構62及び63の
相互作用により、出力軸21と被動軸61間の変
速比を出力軸21の回転速度の上昇を応じて自動
的に減少させるようになつている。
減速歯車機構Rの出力軸64の外端には車輪駆
動軸65がスプライン結合され、さらにこの車輪
駆動軸65に、駆動輪Wfのハブ66に固着した
車輪67が等速ジヨイント68を介して連結され
る。したがつて、変速されて被動軸61に伝達さ
れた電力は、減速歯車機構Rにより適当にトルク
増幅された後、車輪駆動軸65及び等速ジヨイン
ト68を経て車軸67に伝達し、駆動輪Wfを駆
動する。
このような自動変速機M,M′を介して左右の
駆動輪Wf,Wf′が出力軸21に並列に接続され
ているから、車両の旋回等に起因して両駆動軸
Wf,Wf′に回転速度差が生じると、それに応じ
て両自動変速機M,M′の変速比に差を生じ、そ
の結果、出力軸21の出力トルクは両駆動輪Wf,
Wf′の回転速度を応じてそれらに分配される。即
ち、自動変速機M,M′はそれぞれ通常と変速機
能を発揮する外、協働して差動機能をも発揮する
ことができる。
パワーユニツトPのケーシング70は、エンジ
ンEのクランク軸20、出力軸21等を収容支持
するクランクケース50と、このクランクケース
50の左右両端より後方へ延出して自動変換機
M,M′を収容支持する一対のミツシヨンケース
71,71′とを一体的に結合して剛体に構成さ
れ、そして両ミツシヨンケース71,71′は車
体フレームFの前端部を左右より挾むように略水
平に配置される。このようにすると両ミツシヨン
ケース71,71′間の空間が車体スペースに有
効に利用できて車両のコンパクト化を図ることが
できると共にパワーユニツトPの重心の低下にも
寄与することができる。
クランクケース50と各ミツシヨンケース7
1,71′との間にはこれらの油密に仕切る隔壁
72が、また各ミツシヨンケース71,71′内
には各自動変速機M,M′の両プーリ58,59
を含む変速機構と減速歯車機構Rとの間を油密に
仕切る隔壁73がそれぞれ設けられて、潤滑方式
として各自動変速機M,M′の変速機構では乾式、
減速歯車機構Rでは湿式がそれぞれ採用される。
ケーシング70は次のように数ブロツクに分割
されて鋳造される。即ち、クランクケース50の
中央部、その中央部と各ミツシヨンケース71,
71′との中間部及び、各ミツシヨンケース71,
71′の中央部においてクランク軸20の軸線と
の垂直面に沿つて分割され、このように分割され
たものを第5図において左から第1〜第6ブロツ
ク701〜706と呼ぶ。これらブロツク701
706は隣接同志間でボルト結合される。
第2〜第5ブロツク702〜705の外面には支
持ブラケツト74〜77がそれぞれ一体に突設さ
れ、これら支持ブラケツト74〜77と、これら
にそれぞれ通しボルト78を介して結着される支
持キヤツプ79〜82との間には、パワーユニツ
トPを車体フレームFに連結するためにクランク
軸20と平行に配設される一本の枢軸83が挾持
される。その際、各支持ブラケツト74〜77及
び支持キヤツプ79〜82の支持面は、それぞれ
加工が容易で且つ枢軸83の周面に密着させ得る
半円形に形成され、また枢軸83のケーシング7
0に対する位置決めと確実な固着のために各通し
ボルト78が枢軸83に貫通させられる。かくし
て、第2〜第5ブロツク702〜705は枢軸83
によつても相互に結着され、結合強度が高められ
る。
さらに、各組の支持ブラケツト及びキヤツプ7
4,79;75,80;76,81;77,82
の合せ面は互いに枢軸83の周方向に位相をずら
される。このようにすると、支持ブラケツト74
〜77及び複数本の通しボルト78の強度の比較
的弱い部分が一方向に偏らず、あわゆる方向で枢
軸83を強固に支持することができる。
枢軸83は、両外側位置の支持ブラケツト7
4,77の内側において、左右一対の懸架ばね装
置Sf,Sf′を介して車体フレームFの左右の死児
板1a,1a′に支承される。図示例では懸架ばね
装置Sf,Sf′はナイトハルト式に構成され、これ
らは同一構造であるので、左方のものSfについて
のみ説明すると、この懸架ばね装置Sfは、第7図
に示すように、基本形が六角形の横断面形状のば
ね室91を有するハウジング90と、基本形が六
角形の横断面形状を持つていてばね室91に収容
されるばね作動体92と、ばね室91の六隅にお
いてハウジング90とばね作動体92の間に充填
される六個の円筒状ゴムばね93とよりなり、ば
ね作動体92は枢軸83に角嵌合またはスプライ
ン嵌合して固着される。ハウジング90の外周面
にはその半周に亘つて突出する取付フランジ94
が一体に形成される。
一方、車体フレームFの支持板1a,1a′には
前方に向つて開口する半円状の支持凹部95が形
成され、この凹部95に前記ハウジング90を嵌
合してその取付フランジ94が支持板1a,1
a′に複数本のボルト96により固着される。
而して、パワーユニツトPが左右の駆動輪Wf,
Wf′の上下動に伴つて枢軸83周りに揺動すれ
ば、ばね作動体92がハウジング90に対して回
動して全部のゴムばね93に同時に圧縮変形を与
え、その変形に伴い生じるゴムばね93の反発力
によつて駆動輪Wf,Wf′が弾力的に懸架される。
ところで、パワーユニツトPのケーシング70
は、前述のように剛体を構成して両駆動輪Wf,
Wf′間を連結しているから、一方の駆動輪の上下
振動を他方の駆動輪によつて抑制させるスタビラ
イザ機能を備えることになる。
両駆動輪Wf,Wf′の上下運動を減衰するため
に、車体フレームF6支持板1a,1a′とミツシ
ヨンケース71,71′との各間に油圧ダンパ9
7が介装される。
前駆枢軸83はパワーユニツトPの重心を通る
ように配置されており、そのため比較的重量の大
きいクランクケース50の、少なくとも一部とし
ての前半部50fと、その上方に起立するシリン
ダブロツクCBとは該枢軸83よりも車両前方側
に設置され、該前半部50fの内部に前記バラン
サ機構Bが配設される。このようにすると、駆動
輪Wf,Wf′及びパワーユニツトPよりなる枢軸
83周りの揺動系の慣性モーメントを著しく小さ
くすることができ、その結果駆動輪Wf,Wf′の
路面追従性が向上すると共にナイトハルト式ばね
装置Sf,Sf′の荷重負担が軽減される。
更に、上記慣性モーメントを小さくするため
に、図示例では、比較的重量の大きい前記釣合軸
22、始動モータ24及び水ポンプ45が駆動輪
Wf,Wf′の重量と釣合うようにエンジンEの前
部に配置される。尚、水ポンプ45をエンジンE
の前部に配置することは、そのメンテナンスを車
体フレームFに邪魔されずに行い得て、好都合で
ある。
各ミツシヨンケース71,71′の後端部外側
面には、車輪駆動軸65を囲繞する支筒100が
一体的に形成され、この支筒100に回転可能に
支承される外筒101には、対応する駆動輪Wf,
Wf′のハブ66を回転自在に支承するナツクル1
02が、前記等速ジヨイント68の首振り中心を
挾んで同軸配置される一対のキングピン103を
介して連結され、またナツクル102は図示しな
い操向機構を介して前記操向ハンドル13に連結
される。したがつて、操向ハンドル13の回転操
作によりナツクル102をキングピン103周り
に回動させれば駆動輪Wf,Wf′を転向させるこ
とができる。
さらに、ナツクル102には対応する駆動輪
Wf,Wf′のブレーキ装置B(図示例ではドラム
式)のバツクプレート104が固着され、このバ
ツクプレート104の回転を抑止するために、外
筒101の外側面に突設した抑え腕105をトル
クロツド106を介して車体フレームFに連結さ
れる。したがつて制動時、バツクプレート104
に作用する制動トルクはナツクル102、外筒1
01及びトルクロツド106を介して車体フレー
ムFに支承される。また、パワーユニツトPの枢
軸83周りの揺動時には駆動輪Wf,Wf′の適正
なアライメントが保持されるようにナツクル10
2と連結関係の外筒101と支筒100との間の
相対回転変位が許容される。
車体フレームFの後端には枢軸110を介して
リヤフオーク111が上下揺動自在に枢着され、
これの後端に前記従動輪Wrが軸支される。リヤ
フオーク111を懸架するために、枢軸110と
リヤフオーク111間には前記ナイトハルト式ば
ね装置Sfと同構造のばね装置Srが介装される。
またリヤフオーク111と車体フレームF間に
は、従動輪Wrの上下運動を減衰するための油圧
ダンパ112が介装される。
C 発明の効果 以上のように本発明によれば、パワーユニツト
のケーシングを、エンジンのクランクケースと伝
動装置のケースとを一体的に結合した剛体より形
成すると共に、このケーシングの車両前後方向の
中間部を枢軸を介して車体フレームに揺動自在に
吊下連結し、その枢軸回りに駆動輪が上下揺動し
得るよう、該枢軸よりも車両後方寄りで前記ケー
シングに駆動輪を支持し、そのケーシングと車体
フレーム間に懸架ばね装置を介装し、クランクケ
ースと少なくとも一部を前記枢軸よりも車両前方
側に配してその内部に、同じく枢軸よりも車両前
方側に在つてエンジンの一次慣性力を平衡させる
バランサ機構を収容したので、重量の比較的大き
いクランクケースの少なくとも一部と、同じ重量
の比較的大きいバランサ機構とによつて駆動輪の
ばね下荷重を効果的に軽減することができ、従つ
て懸架ばね装置の荷重負担軽減と車両の乗り心地
向上に大いに寄与し得るものである。
しかもパワーユニツトのケーシング自体を駆動
輪に対するスイングアームに兼用することができ
るから、それだけ構造が簡素化されコストダウン
に寄与することができる。
尚、懸架ばね装置は、前記実施例のようなナイ
トハルト式に限定されるものではなく、例えば前
記枢軸に固着された揺動腕の車体フレーム間に介
装されるようなコイルばねよりなる伸縮式に構成
することもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の一実施例を示す
もので、第1図は車両の分離された車体フレーム
及びパワーユニツトの斜視図、第2図及び第3図
は同車両の平面図及び側面図、第4図は前記パワ
ーユニツトの側面図、第5図は同パワーユニツト
の要部縦断平面図、第5A図は同パワーユニツト
のエンジン部拡大縦断平面図、第5B図は第5A
図のVB−VB線断面図、第6図は前記エンジン
の動力伝達系側面図、第7図は第5図の−線
拡大断面図である。 E……エンジン、F……車体フレーム、M,
M′……伝動装置を構成する自動変速機、P……
パワーユニツト、Sf,Sf′……懸架ばね装置、
Wf,Wf′……駆動輪、B……バランサ機構、5
0……クランクケース、50f……一部としての
前半部、70……ケーシング、71,71′……
伝動装置のケースとしてのミツシヨンケース、8
3……枢軸。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 エンジンEと、このエンジンEの動力を駆動
    輪Wf,Wf′に伝達する伝動装置M,M′とよりな
    るパワーユニツトPのケーシング70を、前記エ
    ンジンEのクランクケース50と前記伝動装置
    M,M′のケース71,71′とを一体的に結合し
    た剛体より形成すると共に、該ケーシング70の
    車両前後方向の中間部を枢軸83を介して車体フ
    レームFに揺動自在に連結吊下し、その枢軸83
    回りに前記駆動輪(Wf,Wf′が上下揺動し得る
    よう、該枢軸83よりも車両後方寄りで前記ケー
    シング70に前記駆動輪Wf,Wf′を支持し、前
    記ケーシング70と車体フレームF間に懸架ばね
    装置Sf,Sf′を介装し、前記クランクケース50
    の少なくとも一部50fを前記枢軸83よりも車
    両前方側に配してその内部に、同じく枢軸83よ
    りも車両前方側に在つて前記エンジンEの一次慣
    性力を平衡させるバランサ機構Bを収容したこと
    を特徴とする、小型車両。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5052721A (ja) * 1973-05-10 1975-05-10
JPS57118968A (en) * 1981-01-10 1982-07-24 Suzuki Motor Co Ltd 4-wheel small car
JPH0411410A (ja) * 1990-04-27 1992-01-16 Seiko Epson Corp 集積回路

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