JPH0556956U - スタンパー電鋳用原盤取付装置 - Google Patents

スタンパー電鋳用原盤取付装置

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JPH0556956U
JPH0556956U JP25592U JP25592U JPH0556956U JP H0556956 U JPH0556956 U JP H0556956U JP 25592 U JP25592 U JP 25592U JP 25592 U JP25592 U JP 25592U JP H0556956 U JPH0556956 U JP H0556956U
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Inventor
清二 大越
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東芝イーエムアイ株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 取付け装置の部品数を減らして、原盤セット
時間の短縮、作業の容易化による作業能率の向上、不良
発生の確率の減少を図る。 【構成】 メッキ槽に浸漬されるカソードテーブル11
のマスター、マザー等の原盤12の取付け面に固定され
たマグネット12と、該マグネットの外周で、かつ、前
記カソードテーブルの内周面に配置され、内側に向かっ
て傾斜して前記マグネットとの間で原盤を支持する支持
片14bを有し、前記マグネットの厚さと略同厚さの取
付け部14aを有するゴムリング14と、該ゴムリング
を前記カソードテーブルに向かって押圧する係止リング
15とを具備したものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、コンパクトディスク等の光学式情報記録ディスクを製造する際、イン ジェクション成型に用いられる情報の凹凸を逆の状態として記録しているスタン パーを電鋳するために、スタンパーの原盤であるマスター、マザーを取り付ける スタンパー電鋳用原盤取付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のスタンパー電鋳用原盤取付装置を図4〜図6に示し、以下これについて 説明する。 図4、図5は取付け治具の組立状態、分解状態を示し、同図において、1は原 盤2を取り付けるエポキシ樹脂積層板で形成された取付けリングで、原盤2の載 置用の段部1a、ステンレスの電極3の載置用の段部1bが内周面に形成されて おり、その上面複数箇所にネジ孔1cが穿設されている。
【0003】 4は取付けリング1の上面に、複数箇所でビス5により取り付けられるエポキ シ樹脂積層板で形成した固定リングで、その内径は電極3の外径よりも小さく形 成されており、取付けリング1の段部1aに原盤2の情報記録面を下向きとして 載置した後、段部1bに電極3を載置して電極3と段部1a間で原盤2を挟み込 む。
【0004】 そして、取付けリング1の上面にビス5により固定リング4を固定して、その 内周下面と段部1a間に原盤2、電極3を固定し、原盤2の取付け用の治具の組 立が完了する。図6はこの治具を取り付けるエポキシ樹脂積層板で形成されたカ ソードテーブルを示し、このカソードテーブル6は、その下面に固定リング4が 嵌まり込むリング状の溝6aが形成されている。
【0005】 この溝6aに固定リング4を挿入し、固定リング4を図示しないボルトでカソ ードテーブル6に固定することで、前記の組み立てられた治具はカソードテーブ ル6に取り付けられ、メッキ槽に浸漬されて電極3を一方の電極として原盤2上 に厚くメッキを施し、前記と逆にして原盤2を取り外し、そのメッキ部分を原盤 2から剥離して、このメッキ部分をスタンパーとするものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
従来のスタンパー電鋳用取付装置は、原盤2を取り付けるための治具が取付け リング1、電極3、固定リング4で構成され、取付け用の治具の部品数が多くカ ソードテーブルにもこの組み立てた治具を取り付けなければならないため、その 組立作業に時間を要しスタンパー製造の時間がかかってしまう。
【0007】 また、この部品の多さによって組立て不良を生ずる確率が高くなり、処理中に 不良を生ずる原因となるばかりでなく、電鋳後にメッキで形成されたスタンパー の剥離をする時に不良を生ずる等の問題点があった。 本考案は、従来のスタンパー電鋳用取付装置における前述の問題点を解決する ためのもので、部品の数を減少して、その装置のセット時間の短縮化を図ると共 に、その作業を容易化して作業能率の向上および不良発生の確率を低くすること を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、前述の目的を達成するためのスタンパー電鋳用取付装置に関し、そ の手段は、メッキ槽に浸漬されるカソードテーブルのマスター、マザー等の原盤 取付け面に固定されたマグネットと、該マグネットの外周で、かつ、前記カソー ドテーブルの内周面に配置され、内側に向かって傾斜して前記マグネットとの間 で原盤を支持する支持片を有し、前記マグネットの厚さと略同厚さの取付け部を 有するゴムリングと、該ゴムリングを前記カソードテーブルに向かって押圧する 係止リングとを具備したものである。
【0009】
【作用】 本考案のスタンパー電鋳用取付装置は、カソードテーブルに取り付けられてい るマグネットに、その導磁性体を吸着する力を利用してゴムリングの傾斜する支 持片と取付け部との間に周縁を挿着した原盤をマグネットに吸着させ、係止リン グをカソドテーブルに取り付けるだけで原盤のカソードテーブルへの取り付けが 完了するので、その取付け作業が容易、迅速に行われるものである。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の実施の一例を、図1〜図3について、以下に説明する。11は FRP,ポリプロピレン等で形成されたカソードテーブルで、その原盤2の取付 け面には、平板状で原盤2の外径よりも僅かに小さい外径の珪素鋼等によるマグ ネット12がビス13で取り付けられている。
【0011】 このマグネット12の外側には、カソードテーブル11への取付け部14aが 原盤2と略同厚さで、該取付け部14aの外側から上方向に向かって伸び内周方 向に傾斜している支持片14bを有するゴムリング14の前記取付け部14aが 取り付けられる。
【0012】 前記カソードテーブル11の外周は、上方にリング状に隆起した隆起部11a が設けられており、この隆起部11aに嵌合するリング状の溝15aを形成した 係止リング15には、内周側のリング状部15bに前記ゴムリング14の支持片 14bと同傾斜の押圧面15cが形成されている。
【0013】 また、カソードテーブル11の外周面には、等間隔で外方向に突出する複数の 突出部11bが設けられており、係止リング15には該突出部11bに上方向か ら嵌合して横方向に回動することで、突出部11bに係止される複数のL字形の 係合溝15dが設けられている。
【0014】 従って、係止リング15を係合溝15dの折れ曲がり端部を突出部11bに至 るまで回動した後に係止リング15を上方向に引き上げれば、係合溝15dの垂 直部が突出部11b内をスライドして、係止リング15はカソードテーブル11 から取り外すことができる。
【0015】 そして、マグネット12の吸着力に抗して、原盤2をこれから剥離すれば原盤 2と共に、ゴムリング14を取り外すことができ、ゴムリング14の伸縮性を利 用して、これを伸ばすようにして原盤2からゴムリング14を取り外すことがで き、原盤2にカソードテーブル11をメッキ槽に浸漬することで原盤2に電鋳が 終わっている場合には、原盤2から電鋳されたスタンパーを剥離してスタンパー ができあがるものである。
【0016】 また、カソードテーブル11に原盤2をセットする場合には、先ず原盤2の外 周縁にゴムリング14を、その伸縮性によりこれを引き伸ばして取付け部14a が原盤2の情報記録面と反対側になるようにして嵌めた後、マグネット12の吸 着力により原盤2をこれに吸着させる。
【0017】 次に、係止リング15を係合溝15dの下面の開口部を突出部11bに一致さ せて、リング状の溝15aをカソードテーブル11のリング状の隆起部11aに 嵌合し、係止リング15を押し下げて突出部11bを係合溝15dのL字状の角 部にまで到達させる。
【0018】 次に、係止リング15を横方向に回動すれば、突出部11bは係合溝15dの L字状の終端に到り、係止リング15はカソードテーブル11から抜けなくなる が、この時に係止リング15の傾斜している押圧面15cがゴムリング14の支 持片14bを押圧して、ゴムリング14の支持片14bとマグネット12間に原 盤2を固定する。
【0019】 このようにして、原盤2を取り付けたカソードテーブル11をメッキ槽に浸漬 し原盤2上に厚くメッキを施した後、前述のようにして原盤2を取り外し、メッ キをこれから剥離してスタンパーとすることができるものである。 なお、前記したマグネット12を珪素鋼とした場合には、メッキ液によって溶 解することがあるので、表面にニッケルのコーティングを施すことが好ましい。
【0020】
【考案の効果】
本考案は叙上のように、スタンパーを複写する原盤にメッキを施すためにメッ キ槽に浸漬して、一方の電極を構成するカソードテーブルに取り付ける作業が、 ゴムリングを外周に嵌合した原盤をマグネットに吸着させた後、係止リングをカ ソードテーブルに取り付けて、原盤を固定するだけの簡単な作業とするこができ るので、原盤セットの時間が短縮され、作業能率を向上することができ、しかも 原盤セットのための部品数が少ないので、作業ミス等を減少することができ、こ のミスに起因する不良をなくすこともでき、電鋳のメッキで形成されたスタンパ ーの剥離時の不良を減少することもできる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の組立状態の断面図である。
【図2】同上の分離状態の断面図である。
【図3】係止リングの係合溝の斜面図である。
【図4】従来の原盤取付け治具の組立状態の断面図であ
る。
【図5】同上の分離状態の断面図である。
【図6】同上をセットするカソードテーブルの断面図で
ある。
【符号の説明】
2 原盤 11 カソードテーブル 12 マグネット 14 ゴムリング 14a 取付け部 14b 支持片 15 係止リング

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メッキ槽に浸漬されるカソードテーブル
    のマスター、マザー等の原盤取付け面に固定されたマグ
    ネットと、該マグネットの外周で、かつ、前記カソード
    テーブルの内周面に配置され、内側に向かって傾斜して
    前記マグネットとの間で原盤を支持する支持片を有し、
    前記マグネットの厚さと略同厚さの取付け部を有するゴ
    ムリングと、該ゴムリングを前記カソードテーブルに向
    かって押圧する係止リングとを具備したことを特徴とす
    るスタンパー電鋳用原盤取付装置。
JP25592U 1992-01-08 1992-01-08 スタンパー電鋳用原盤取付装置 Expired - Lifetime JP2580274Y2 (ja)

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JP25592U JP2580274Y2 (ja) 1992-01-08 1992-01-08 スタンパー電鋳用原盤取付装置

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JPH0556956U true JPH0556956U (ja) 1993-07-30
JP2580274Y2 JP2580274Y2 (ja) 1998-09-03

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