JP3640542B2 - 光ディスク用スタンパ剥離装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、光ディスクの樹脂基板の成形の際に金型内に設置される光ディスク用スタンパを複製する際に用いられる光ディスク用スタンパ剥離装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスクの樹脂基板を成形する際に金型内に設置される光ディスク用スタンパは、従来、以下のような手順で作成される。
【0003】
まず、ガラス基板上に形成されたホトレジスト層にレーザ光を照射してピット及びグルーブを形成する。次に、これにアルカリ現像液を塗布して現像を行い、ピット及びグルーブに相当する凹部を形成する。そして、導電性を有する金属でホトレジスト層に下地金属膜を成膜し、さらに、電鋳を行って、下地金属膜上に電鋳層を形成する。この電鋳層を下地金属膜とともにホトレジスト層から剥離して、マスタスタンパを得る。
【0004】
このマスタスタンパをもとにマザースタンパが作成され、マザースタンパをもとにサンスタンパが作成される。そして、このサンスタンパが金型内に設置されて光ディスクの樹脂基板の成形が行われる。
【0005】
マスタスタンパからマザースタンパを得る工程の手順とマザースタンパからサンスタンパを得る工程の手順とは同じである。この説明にあたって、元となるスタンパを第一スタンパとし、第一スタンパから得られるスタンパを第二スタンパとする。
【0006】
第二スタンパは、第一スタンパのピット及びグルーブが形成された面に電鋳を施し、第一スタンパから電鋳で析出した部分を剥ぎ取ることによって得られる。
【0007】
第一スタンパから析出部分である第二スタンパを剥ぎ取る際には、カッタなどの鋭利な工具によって第一スタンパの外周部と第二スタンパの外周部との間に隙間を作り、手作業によって第一スタンパから第二スタンパを剥がしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
第一スタンパから第二スタンパを剥ぎ取る際には、各スタンパのピット及びグルーブが干渉しないようするため、第一スタンパと第二スタンパとを面に直交する方向に沿って互いに離反する方向へ移動させなければならない。この際、面方向の力が各スタンパに加わると、ピット及びグルーブが損なわれる。
【0009】
従来のようにスタンパを手作業で剥離するのでは、第一スタンパから第二スタンパを面に直交する方向に剥がすことは困難であるため、ピットやグルーブを損ない易い。
【0010】
このような不都合に対して、特開平8−235646号公報記載の原盤剥離装置は、二枚のスタンパの面方向のズレを防ぎはするが、例えば、カッタで外周部に隙間を作るときや、ワークを位置決めするときの作業性が悪い。
【0011】
本発明は、ワークの外周部に行う作業の作業性をよくすることを目的とする。
【0012】
また本発明は、ワークの把持に際してグルーブやピットが形成されている範囲におけるシャドーの発生を防止することを目的とする。
【0013】
また本発明は、ワークの位置決めを容易にすることを目的とする。
【0014】
さらに本発明は、ワークに反りがあった場合のワークのセットを可能にすることを目的とする。
【0015】
またさらに本発明は、ワークのターンテーブルへの着脱を容易にすることを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明の光ディスク用スタンパ剥離装置は、第一スタンパ及び前記第一スタンパから電鋳により複製されて前記第一スタンパに密着した第二スタンパからなるワークが載置される載置平面を備え、前記載置平面に略直交する軸周りに回転自在であるターンテーブルと、前記第一スタンパ及び前記第二スタンパのうち前記載置平面に接している方を前記載置平面上に固着するワーク保持手段と、前記ターンテーブルの前記載置平面に載置された第一スタンパ及び第二スタンパのうち前記載置平面に接していない方を把持するリリーサーと、を少なくとも有する光ディスク用スタンパ剥離装置において、前記ワーク保持手段として、前記載置平面に形成された吸気口から前記ワークを吸引する真空吸着手段を有し、前記吸気口として、前記第一スタンパ及び前記第二スタンパのグルーブが形成されていない範囲に円周上に沿って設けられた吸気溝と、前記吸気溝の内側に設けられた複数の吸気孔とを有する。
【0017】
したがって、ターンテーブルに載置したワークを回転させることができるため、第一スタンパの外周部と第二スタンパの外周部との間に隙間を形成するときの作業性が良い。
【0025】
また、ワークの固着及び固着解除が容易である。
【0027】
さらに、スタンパの全面が平均的に吸着されるので、スタンパに局所的応力集中が起こることによる塑性変形が防止される。
【0028】
請求項記2記載の発明は、請求項1記載の光ディスク用スタンパ剥離装置であって、前記ワーク保持手段として、前記ワークを前記載置平面に押さえ付けるメカニカルクランプを有する。
【0029】
したがって、ワークに反りがあっても確実な保持が可能となる。
【0030】
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の光ディスク用スタンパ剥離装置であって、前記ターンテーブルの前記載置平面における前記吸気孔及び前記吸気溝よりも外周よりに弾力性を有する材料により形成されたOリングが配設されている。
【0031】
したがって、ワークに反りがあっても確実な保持が可能となる。
【0032】
請求項4記載の発明は、請求項1,2または3記載の光ディスク用スタンパ剥離装置であって、前記載置平面は、弾力性を有する材料により形成されたシートを備えている。
【0033】
したがって、ワークに反りがあっても確実な保持が可能となる。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の光ディスク用スタンパ剥離装置の第一の実施の形態について、図1〜図10に基づいて説明する。
【0041】
光ディスクの樹脂基板を成形する際に金型内に設置される光ディスク用スタンパ1(図1参照)は、以下のような工程で作成される。
【0042】
ガラス基板上に厚さが均一なホトレジスト層を形成し、このホトレジスト層のピット及びグルーブ2に対応する部分にレーザ光を照射する。ホトレジスト層におけるレーザ光が照射された部分は非照射部と比較してアルカリ現像液に溶解しやすくなる。そして、ホトレジスト層にアルカリ現像液を塗布して現像を行う。すると、レーザ光が照射された部分に、ピット及びグルーブ2に相当する凹部が形成される。
【0043】
次に、導電性を有する金属でホトレジスト層に下地金属膜を成膜する。さらに、電鋳を行って、下地金属膜上に電鋳層を形成する。この電鋳層を下地金属膜とともにホトレジスト層から剥離すると、マスタスタンパが得られる。
【0044】
このマスタスタンパを第一スタンパとして第二スタンパであるマザースタンパが作成され、また、マザースタンパを第一スタンパとして第二スタンパであるサンスタンパが作成される。ここで、マスタスタンパからマザースタンパを得る工程と、マスタースタンパからサンスタンパを得る工程とは同じである。そして、このサンスタンパが金型内に設置されて光ディスクの樹脂基板の成形が行われる。
【0045】
図2に、第一スタンパAをもとに第二スタンパを電鋳する際に用いられる電鋳治具3を示す。電鋳治具3は、上部治具4と下部治具5とからなる。
【0046】
下部治具5は、第一スタンパAが固着されるマウンティングプレート6を備える。マウンティングプレート6は、チタンやステンレスなどで形成されていて導電性を有している。また、マウンティングプレート6には、第一スタンパAをセットするための凹面7が形成されている。
【0047】
上部治具4は、凹面7にセットされた第一スタンパAの外周部を押えるシール用Oリング8を備えており、さらに上部治具4は、マウンティングプレート6の外周を囲む突出部9が圧接するシール用Oリング10を備えている。
【0048】
図3に、電鋳治具3での電鋳で得られた第二スタンパBと第一スタンパAとからなるワークWを示す。図示するように、第二スタンパBは、第一スタンパAよりも径が小さく形成される。
【0049】
第一スタンパAから第二スタンパBを得る手順を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。まず、第一スタンパを電鋳治具3の凹面7にセットして(ステップS1)、電鋳する(ステップS2)。電鋳が完了したら、電鋳治具3及び第二スタンパBの裏面を水洗いし(ステップS3)、乾燥(ステップS4)させた後、電鋳治具3を解体して(ステップS5)、第一・第二治具A,Bを取り出す(ステップS6)。その後、第一スタンパAから第二スタンパBを剥ぎ取る(ステップS7)。
【0050】
図4のステップS7の工程で用いられる光ディスク用スタンパ剥離装置11を図5に示す。本実施の形態の光ディスク用スタンパ剥離装置11は、ターンテーブル12を備えている。ターンテーブル12の下面からは支持部13が突設されている。この支持部13が、ベアリング14を介して支持台15で支持されることによって、ターンテーブル12は支持台15で回転自在に支持される。
【0051】
支持部13の下端には、自動回転手段16として、モータ17の駆動力が伝達されるベルト18が掛けられたプーリ19が取り付けられている。また、光ディスク用スタンパ剥離装置11は、回転数設定手段(図示せず)を備えており、モータ17の回転数は、任意の値に変更可能である。
【0052】
また、光ディスク用スタンパ剥離装置11は、切替手段(図示せず)を備えており、モータ17を用いずに手動でターンテーブル12を回転させることも可能である。さらに、ターンテーブル12の下方には、図示しない回り止めがターンテーブル12の下面に接離自在に設けられている。この回り止めのターンテーブル12に圧接する面はゴムなどの摩擦係数が大きい材料が用いられており、回り止めがターンテーブル12の下面に押し当てられることによってターンテーブル12は回転しないように位置固定される。
【0053】
また、ワークWを吸引する真空吸着手段20として、ターンテーブル12の上面から支持部13の下端まで中心部を貫通する吸気通路21が形成されており、吸気通路21の下端には、図示しない吸気ポンプへ連絡する吸気管22が連結されている。
【0054】
ターンテーブル12の上方には、複数本の吸着ハンド23を備えるリリーサーである吸着ユニット24が設けられている。吸着ハンド23の吸着端25はターンテーブル12に対向している。また、吸着ハンド23は、第一・第二スタンパA,Bのピット及びグルーブが設けられていない範囲を吸着する位置に設けられている。そして、吸着ユニット24は、ターンテーブル12の回転軸に平行な方向に沿って昇降自在であるとともに、ターンテーブル12の直上から逸れた位置へ退避可能に支持されている。
【0055】
図6に、ターンテーブル12の平面図を示す。ターンテーブル12の載置平面26には、吸気通路21に繋がる吸気口として、吸気孔27及び吸気溝28が形成されている。吸気孔27は第一スタンパAのピット及びグルーブ2が形成されている範囲に、吸気溝28はそれ以外の範囲に、形成されている。また、図示しないが、載置平面26には、吸気溝28を囲むようにOリングが埋設されている。
【0056】
また、ターンテーブル12には、載置平面26に載置された第一スタンパAのみの外周部を押さえ付けるメカニカルクランプ29(図7参照)が取り付けられる。
【0057】
図8は、光ディスク用スタンパ剥離装置11は、ターンテーブル12の載置平面26上に載置されるワークWを位置決めするための一対の基準ピン30が立設された基準ピン支持板31を備えている。
【0058】
基準ピン支持板31は、レール32で支持されていてターンテーブル12に近接離反する方向にスライド自在である。そして、基準ピン支持板31にはエアシリンダ33が接続されていて、エアシリンダ33で押されることによってターンテーブル12に近接し、エアシリンダ33で引かれることによってターンテーブル12から離反する。
【0059】
基準ピン支持板31は、ターンテーブル12に近接する方向へと移動する場合、支持板ストッパであるスライドストッパ34に当接することによって位置決めされる。スライドストッパ34は、ターンテーブル12上のワークWの外周に基準ピン30が接する位置までで基準ピン支持板31のスライドを規制する。
【0060】
スライドストッパ34は、図9に示すように、基準ピン支持板31のスライド方向に平行にスライド自在であって、図示しない固定手段により任意の位置で固定できる。このスライドストッパ34の位置を調節することによって、異なる径のワークWに対応させて基準ピン30の位置を決定する。
【0061】
このような構成において、図4のステップS7のスタンパ剥離の工程では、まず、第一スタンパAに第二スタンパBが密着したワークWを光ディスク用スタンパ剥離装置11のターンテーブル12に載置する。その際には、予め位置決めしておいたスライドストッパ34に基準ピン支持板31を当接させておき、第一スタンパAの外周を二本の基準ピン30に接触させる。
【0062】
図示しない吸気ポンプを作動させて、第一スタンパAをターンテーブル12に吸着させるとともに、第二スタンパBの外周から出た範囲で第一スタンパAの外周部の数箇所をメカニカルクランプ29で固着する。
【0063】
ワークWが保持されたら、モータ17を任意の回転数で回転させるか、或いはターンテーブル12を手動で回転させながら、カッタなどの先端が鋭利な工具を用いて、第一スタンパAの外周部と第二スタンパBの外周部との間に隙間を形成する。
【0064】
次に、ターンテーブル12の回転を停止させ、ターンテーブル12の下面に前記回り止め(図示せず)を押し当てて、ターンテーブル12を位置固定する。その後、吸着ユニット24を降ろして吸着ハンド23の吸着端25を第二スタンパBに接触させ、吸着ハンド23で第二スタンパBを吸着把持する。そして、吸着ユニット24をターンテーブル12の回転軸に平行な方向に沿って移動させてターンテーブル12から離反させて、第二スタンパBを第一スタンパAから引き剥がす。
【0065】
本実施の形態によれば、ワークWをターンテーブル12に載せるようにしたので、第一スタンパAと第二スタンパBとの外周部にカッタなどで隙間を形成する際の作業性が良くなる。また、ターンテーブル12は、回転数を任意に設定でき、手動で回転させることも可能であるので、個々のユーザの作業スピードに合わせることができる。さらに、ターンテーブル12が回らないように位置固定することができるため、
また、本実施の形態によれば、二本の基準ピン30に当ててワークWを位置決めするので、ワークWの位置決めが容易である。
【0066】
また、本実施の形態によれば、ワーク保持手段として真空吸着手段を設けたので、ワークWの固着及び固着解除が容易である。
【0067】
また、本実施の形態では、真空吸着手段が備える吸気口として、載置平面26におけるグルーブが形成されている範囲に吸気孔27を、グルーブが形成されていない範囲に吸気溝28を形成したので、第一スタンパA及び第二スタンパBのグルーブが形成された範囲にシャドーが発生しない。
【0068】
また、本実施の形態では、ワーク保持手段としてメカニカルクランプ29を併設したので、ワークWに多少の反りがあっても固着可能である。
【0069】
また、本実施の形態では、載置平面26にOリングを埋設したので、ワークWに反りがあっても真空吸着手段によって固着できる。
【0070】
また、本実施の形態では、第二スタンパBを把持するリリーサーである吸着ユニット24に複数本の吸着ハンド23を備えたので、第二スタンパBの各箇所を平均的に吸着できるため、安定的に第二スタンパBを把持できる。
【0071】
さらに、本実施の形態では、吸着ハンド23を第二スタンパBのグルーブが形成されていない範囲に対応させて設けたので、仮にシャドーが発生してもグルーブに悪影響が及ばない。
【0072】
またさらに、リリーサーである吸着ユニット24はターンテーブル12の直上から逸れた位置に退避可能であるので、ワークWをセットする際や、第一・第二スタンパA,Bの外周部に隙間を形成する際の作業性が良い。
【0073】
なお、本実施の形態では、支持板ストッパとしてスライドストッパ34を設けたが、実施にあたっては、支持板ストッパとして図10に示すような偏心カムを利用した偏心ストッパ35を設けても良い。
【0074】
次に、本発明の光ディスク用スタンパ剥離装置の第二の実施の形態について説明する。なお、前実施の形態で説明した部分と同じ部分に関しては同じ符号を用い、詳細な説明を省略する。本実施の形態では、ターンテーブル12の載置平面26にOリングを埋設するのでなく、載置平面26の全面をラバーシート(図示せず)で覆われている。ラバーシートには、吸気孔27や吸気溝28に対応させた吸気口が設けられている。
【0075】
このような構成によれば、ワークWに反りがあっても、ワークWの形状にラバーシートが沿うので、真空吸着手段によって固着できる。
【0076】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、回転自在なターンテーブルと、ターンテーブル上にワークを固着するワーク保持手段と、リリーサーとを有するので、ターンテーブルに載置したワークを回転させることができるため、第一スタンパの外周部と第二スタンパの外周部との間に隙間を形成するときの作業性が良くなり、作業能率を向上させることができる。
【0080】
また、ワーク保持手段として、載置平面に形成された吸気口からワークを吸引する真空吸着手段を有するので、容易にワークの固着及び固着解除ができる。
【0081】
さらに、吸気口として、第一スタンパ及び第二スタンパのグルーブが形成されていない範囲に円周上に沿って設けられた吸気溝と、吸気溝の内側に設けられた複数の吸気孔とを有するので、スタンパの全面を平均的に吸着でき、スタンパに局所的応力集中が起こることによる塑性変形を防止できる。
【0082】
請求項記2記載の発明は、ワーク保持手段として、ワークを載置平面に押さえ付けるメカニカルクランプを有するので、ワークに反りがあっても確実に保持できる。
【0083】
請求項3記載の発明では、ターンテーブルの載置平面における吸気孔及び吸気溝よりも外周よりに弾力性を有する材料により形成されたOリングが配設されているので、ワークに反りがあっても確実に保持できる。
【0084】
請求項4記載の発明では、載置平面は、弾力性を有する材料により形成されたシートを備えているので、ワークに反りがあっても確実に保持できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】光ディスク用スタンパのグルーブが形成されている範囲を示す平面図である。
【図2】電鋳治具を示す縦断正面図である。
【図3】第一スタンパと第一スタンパに密着した第二スタンパとを示す平面図である。
【図4】第一スタンパから第二スタンパを作成する工程を示すフローチャートである。
【図5】本発明の光ディスク用スタンパ剥離装置の第一の実施の形態を示す正面図である。
【図6】ターンテーブルの載置面を示す平面図である。
【図7】メカクランプで固定されたワークを示す縦断正面図である。
【図8】基準ピンとワークとの位置関係及び基準ピン支持板と支持板ストッパとの位置関係を示す平面図である。
【図9】支持板ストッパの一例を示す平面図である。
【図10】支持板ストッパの他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 光ディスク用スタンパ
2 グルーブ
11 光ディスク用スタンパ剥離装置
12 ターンテーブル
16 自動回転手段
20 真空吸着手段
23 吸着ハンド
24 リリーサー
26 載置平面
27,28 吸気口
27 吸気孔
28 吸気溝
29 メカニカルクランプ
30 基準ピン
31 基準ピン支持板
34 支持板ストッパ
35 支持板ストッパ
A 第一スタンパ
B 第二スタンパ
W ワーク
Claims (4)
- 第一スタンパ及び前記第一スタンパから電鋳により複製されて前記第一スタンパに密着した第二スタンパからなるワークが載置される載置平面を備え、前記載置平面に略直交する軸周りに回転自在であるターンテーブルと、
前記第一スタンパ及び前記第二スタンパのうち前記載置平面に接している方を前記載置平面上に固着するワーク保持手段と、
前記ターンテーブルの前記載置平面に載置された第一スタンパ及び第二スタンパのうち前記載置平面に接していない方を把持するリリーサーと、
を少なくとも有する光ディスク用スタンパ剥離装置において、
前記ワーク保持手段として、前記載置平面に形成された吸気口から前記ワークを吸引する真空吸着手段を有し、
前記吸気口として、前記第一スタンパ及び前記第二スタンパのグルーブが形成されていない範囲に円周上に沿って設けられた吸気溝と、前記吸気溝の内側に設けられた複数の吸気孔とを有する光ディスク用スタンパ剥離装置。 - 前記ワーク保持手段として、前記ワークを前記載置平面に押さえ付けるメカニカルクランプを有する請求項1記載の光ディスク用スタンパ剥離装置。
- 前記ターンテーブルの前記載置平面における前記吸気孔及び前記吸気溝よりも外周よりに弾力性を有する材料により形成されたOリングが配設されている請求項1または2記載の光ディスク用スタンパ剥離装置。
- 前記載置平面は、弾力性を有する材料により形成されたシートを備えている請求項1,2または3記載の光ディスク用スタンパ剥離装置。
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