JPH0556763U - トラックバン型車のバン外壁構造 - Google Patents

トラックバン型車のバン外壁構造

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JPH0556763U
JPH0556763U JP11384291U JP11384291U JPH0556763U JP H0556763 U JPH0556763 U JP H0556763U JP 11384291 U JP11384291 U JP 11384291U JP 11384291 U JP11384291 U JP 11384291U JP H0556763 U JPH0556763 U JP H0556763U
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JP
Japan
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van
wall
substrate
wall structure
plate
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JP11384291U
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泉 塙
明男 川嶋
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Mitsubishi Motors Corp
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Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 バン外壁面の強度性と外観性を向上させ、広
告価値を有する表装材として社会的コストをクリアし、
アルミ製材による堅牢な外壁構造によって、軽量で安価
な、表装加工性の高い、平板状のトラックバン型車のバ
ン外壁構造を提供すること。 【構成】ベニアその他から成る基板7をバン外壁の構造
用下地材として、該基板7の外側に表装可能に外板1に
固設してなるトラックバン型車のバン外壁構造の、前記
外板1を所定間隔毎に平行に、その頂部が帳合可能に前
記基板7側に断面三角形状に折曲して、その外面側を前
記基板7に対し平行なほぼ平面状に形成すると共に、該
折曲部の底面22を固定具8を介して前記基板7に固設
させて構成するものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、トラックバン型車のバン外壁構造に係わり、特にバン外壁面をほぼ 平面状に形成し、強度性を保持しつつ外観性の向上とともに、該外壁面の塗装や 広告表装の容易化を図ったトラックバン型車のバン外壁構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より図4に図示のトラックバン型車のバン外壁を特定企業のPRや特定商 品の販売促進に利用するなどして、その平板状の広い外壁が活用されている。そ の外壁はいわば、一般道路上を動く良質の広告媒体やマーケティング媒体であり 、バン外壁を同種媒体に用いる割合は4割にのぼると言われ、特に広告専用車も 登場して近年ますます多用されるようになってきた。従って広告表装用としての 外壁の適正品質が考慮され、検討されてきた。すなわち従来の表装用外壁の表面 構成材には、アルミ製バン型車においては、約0.7mm厚のアルミ製パネルを 平板状のまま使用するものがあるが、結果的に表面がデコボコしていて、一様な 剛性を持つ厚板のようには、表面加工することには不向きで、表装材表面構造と しての商品価値に乏しく、その剛性を改善するものとして、外板を凹凸状に形成 するコルゲート構造で補強し、表面をヒモ出し形成またはリブ形成にすることに より、その外壁強度を補強するものが、最近では多く使用されている。一方で上 記したアルミ製パネルに代えて、近年その外壁表面をプレーンな仕上げのものと する、フラッシュサーフェイスのFRP外板を採用するものもあるが、このFR P製外壁は、表装加工には優れてはいても、アルミ製材を使用する場合に比較し て、重量が重く、高価格で、廃棄サイクルシステムまたは活用リサイクルシステ ムが確立されていない、などによってその普及が一般化していない。 図5の各図に図示する従来技術のものは、コルゲート構造を持つアルミ製パネ ルを使用するものの1例であり、ベニアなどの木製薄板からなる基板7につば1 3cを固定させ、それに連なる2つの脚部13bの上面13aに表装材を載架す る断面鍔付帽子状のスティフナー13を構造材とし、該スティフナー13上に、 一定間隔で要部を三角山形の補強部9aを形成し、適当なピッチで前記スティフ ナー13にリベットまたはビスなどの固定具8で配設するもので、このような構 造によってアルミ薄材の構造を補強するものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、従来技術のコルゲート構造で補強する前記したアルミ製バンの 外壁構造においては、図5のように外壁表面が凹凸を形成するので、塗装が困難 で、その塗装仕上がりが悪く、広告価値をそぐ。すなわち従来技術の、補強した アルミ製バン外壁では、技術的な満足を得ても商品価値を損なう要素を持ち、一 方でFRP製バン外壁では、商品価値を有する良所があっても環境等を考慮した 社会的コストを満足させない、という両者合い入れない課題を有していた。
【0004】 本考案の目的は、かかる従来技術の欠点に鑑み、前記広告価値を有する表装材 としての構造特性を充分考慮し、社会的コストをクリアし、前記した増大する社 会的需要の対応を図りつつ、効果的なアルミ製材による堅牢な外壁構造の採用に よって、結果的に軽量で安価な、表装加工性の高い、アルミ材使用による平板状 の良質なトラックバン型車のバン外壁構造を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、基板をバン外壁の構造用下地材として、該基板の外側に表装可能に 外板に固設してなるトラックバン型車のバン外壁構造において、前記外板を所定 間隔毎に平行に、その頂部が帳合可能に前記基板側に断面三角形状に折曲して、 その外面側を前記基板に対し平行なほぼ平面状に形成すると共に、該折曲部の底 面を固定具を介して前記基板に固設させたことを特徴とするものである。 そして本考案は、その中間部においても、その両端部においても、構成可能の ものであって、必要に応じて随時前記基板に固定された、それぞれ一連の前記折 曲部の底部の要所に嵌設する断面C形状のクリップを、一以上を配設して、その 形状を補強してもよい。
【0006】
【作用】
かかる技術手段によれば、アルミ製外板を用いたバン外壁は、前記従来技術の ように、外板に剛性を欠いて、表装面がデコボコしたり、補強用のリブが表装面 を凹凸状としたりすることがなく、外板表面の補強部分が、その中間部もその平 板端部も外見上変わりなく、僅かな凹部状の直線を残すだけで、バン外壁全体を 広い範囲で剛性を持った平板状にすることを可能として、外板表面に塗装その他 の表装用加工を施工して、軽量で良質な表装とすることが出来る。そして数多く の補強部分を短い間隔で設けても、表装用加工を損なわない外板表面を形成する ので、補強部分の増加をすることにより、バン外壁面積の大きさに係わりなく、 外板強度を高めることも、使用アルミ材の厚みを低減することも、使用目的に応 じた、構造設計の自由な表装面を構成することができる。
【0007】
【実施例】
以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。ただ しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置など は特に特定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨で はなく、単なる説明例に過ぎない。 図1は、本考案の実施例1に係わるバン外壁を示し、(C)はその要部平面図 、(B)は(C)のB−B矢視図、(A)は(B)のA−A矢視図で、ベニア等 の木製薄板から成る基板7に平行に、ほぼ平面状に形成する外板1を配設し、該 外板1の所定の中間部分に設ける、所定間隔毎に平行な、かつその頂部20が帳 合可能となるように、その両側の該頂部20のそれぞれから該基板7側に開拡し た、断面状で二本の脚部21を設ける断面三角形状に折曲した折曲部2が、前記 基板7とそれに当接する該折曲部2の底面22を固定具8を介して固設して構成 するものである。
【0008】 図2は、本考案の実施例2に係わるバン外壁を示し、(C)はその要部平面図 、(B)は(C)のB−B矢視図、(A)は(B)のA−A矢視図で、ベニア等 の木製薄板から成る基板7に平行に、ほぼ平面状に形成する二枚の外板1および 4を配設し、一方の外板1の端部1aによって、断面三角形状の開拡する一方の 脚部11と底面12を形成し、また前記外板1に隣接する外板4の端部4aによ って、断面三角形状の開拡する他方の脚部41と該底面12に積層状に組み合わ せて定着させる底面42を形成して、二枚の外板の該端部1aと4aとにより、 前記図1におけると同様な機能を有する、一つの折曲部2を構成し、該折曲部2 の該底面12、42を合わせて固定具8を介して該基板7に固設して構成するも のである。また該固定具8間の前記折曲部2には、前記基板7との当接面にC形 状に形成するクリップ6が挿入されて、かつC形の上方に開いた端部を脚部61 、62として、外板の前記端部1a、4aの該脚部11、42を握持するように 嵌設する。 なお図3は、本考案の実施例に係わるバン外壁を示す部分平面図で、その前記 外板1および/または前記外板4上に現れた前記折曲部2の前記帳合部分3が、 平らな面上に現れた小さなくぼみを持つ、一本の直線状を形成し、前記折曲部2 の断面三角形状の構造部分が、その平面の内側に隠蔽される状態を表現するもの である。そして図4は本考案を説明する、トラックバン型車のバン外壁を示し、 本考案構造を用いる外壁の1側面を示して、そのバン外壁全体を遠視した時の、 表装前の外観を表現する。
【0009】 次に本考案構造の外観処理に係わる説明を行う。バン外壁にt=0.7mm厚 のアルミ板を使用するとき、折曲部位の曲率rをほぼr=tとすると、帳合部分 の両側でおおよそ1.4mm幅で、0.7mm深さの、上部に開拡する断面三角 状の、頂部20に沿う直線状のくぼみが生ずる。このくぼみの大きさは、バン外 壁の外観処理を行う上で殆ど無視し得る大きさであり、このくぼみ状の直線さえ 除去する必要ある場合であっても、適切なフイルム状表装材を貼付したり、通常 の目止め材で埋め殺しても、多くの重量増加を起こすことなく、容易に平板状に 仕上げることの可能な技術的限度内にある。ここに図示しない手段により、平板 塗装が成されるとき、充分な補強がその外壁の背後に存在し、外壁に与えるテン ションが外板自身の折曲げ加工によるので、塗装面に張りが得られ、その塗装中 に表面がデコボコしたり、不自然な乱反射が生ずる懸念もない。その折曲部は適 宜に増減することが出来るので、その板厚を変えたり、外壁強度を高めたり出来 て、必要に応じてクリップを追加設計ないし挿入、増加して、その外壁表面に現 れないところで、随時に補強が可能であるので、例えば、バン外壁にレリーフ状 の立体美術を施工して、適当な重量を有する美術材料の懸架が要求される場合に も、充分に対応可能である。
【0010】
【考案の効果】
以上記載したごとく本考案によれば、トラックバン型車のバン外壁をアルミ製 の薄板によりその表面より隠蔽する部分に補強部分を構成して、その外壁の剛性 の確保と外観性の向上をを図りつつ、その外壁に対する、塗装加工ないし美粧デ ザイン材の貼付施工を可能として、その表装加工性を高めることにより、バン外 壁の広告ないしマーケティング用の媒体としての情報価値を向上させたバン外壁 構造を提供することが出来る、等の種々の著効を有し、本考案にして始めて外観 を損なわない強度設計の自由な外壁構造の提供が可能になり、その実用的価値は 極めて大である。 また前記実施例では、トラックバン型車のバン構造について詳細に説明したが 、これのみに限定されず、他の薄板材使用による、その表面構造に補強構造を表 さない、軽量で広い平板状の外板を必要とする外壁構造にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例1に係わるバン外壁を示し、
(C)はその要部平面図、(B)は(C)のB−B矢視
図、(A)は(B)のA−A矢視図である。
【図2】本考案の実施例2に係わるバン外壁を示し、
(C)はその要部平面図、(B)は(C)のB−B矢視
図、(A)は(B)のA−A矢視図である。
【図3】本考案の実施例に係わるバン外壁を示し、その
部分平面図である。
【図4】本考案を説明するトラックバン型車のバン外壁
を示し、その側面図である。
【図5】従来技術に係わるバン外壁を示し、(B)はそ
の要部断面図、(A)は(B)のA−A矢視図である。
【符号の説明】
1、4、9 外板 2 折曲部 3 帳合部 7 基板 8 固定具 22 底面

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板をバン外壁の構造用下地材として、
    該基板の外側に表装可能に外板に固設してなるトラック
    バン型車のバン外壁構造において、前記外板を所定間隔
    毎に平行に、その頂部が帳合可能に前記基板側に断面三
    角形状に折曲して、その外面側を前記基板に対し平行な
    ほぼ平面状に形成すると共に、該折曲部の底面を固定具
    を介して前記基板に固設させたことを特徴とするトラッ
    クバン型車のバン外壁構造。
JP11384291U 1991-12-28 1991-12-28 トラックバン型車のバン外壁構造 Withdrawn JPH0556763U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114387875A (zh) * 2020-10-22 2022-04-22 华为技术有限公司 可折叠盖板组件及制作方法、可折叠显示装置及制作方法

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CN114387875A (zh) * 2020-10-22 2022-04-22 华为技术有限公司 可折叠盖板组件及制作方法、可折叠显示装置及制作方法
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