JPH0556671A - 振動体の駆動方法 - Google Patents

振動体の駆動方法

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JPH0556671A
JPH0556671A JP3217072A JP21707291A JPH0556671A JP H0556671 A JPH0556671 A JP H0556671A JP 3217072 A JP3217072 A JP 3217072A JP 21707291 A JP21707291 A JP 21707291A JP H0556671 A JPH0556671 A JP H0556671A
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JP
Japan
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vibrating
node
electrodes
circuit
electrode
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JP3217072A
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English (en)
Inventor
Osamu Miyazawa
修 宮澤
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】定在波振動における節の位置をずらし間欠駆動
をする超音波モータの節の位置を所望の位置に形成す
る。 【構成】異なる振動姿態を励振する複数の振動要素を有
し、少なくとも振動要素の一部は外部から電圧を印加し
ない期間を有する振動体の駆動方法において、振動要素
の電極3a,3bと共通電極3cを導通させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明の振動体の駆動方式は、超
音波モーター等における振動体のノードの位置の安定化
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の振動体の振動方法は、例えば、超
音波モータにおいて、特開平2−287281の如く、
正逆転を切り換える為に振動体としてのステータに添付
した圧電素子をいくつかの区分に分け、駆動する位置を
切り換える事により振動姿態における節の位置を変えて
いた。また本出願人出願の〔社内整理No.K626
0〕の如く節の位置を積極的にずらし、間欠駆動させる
ものも提案されていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の超音波モータの
例においては、圧電素子を添付したステータが撓み振動
を起こし、その円周方向成分によりロータを回転させる
ものである。したがって振動姿態が所望の位置に形成さ
れていないと問題が生ずる。例えば特開平2−2872
81においては正転と逆転の速さが異なるし、〔社内整
理No.K6260〕の場合には、間欠送りをするロー
タの停止位置が不正確になる。また、特開昭63−69
470の場合や一般の進行波を形成する場合には2つの
振動波の大きさや、それぞれの定在波の位置がアンバラ
ンスになる為、一様な進行波にならない。
【0004】これらの原因としては、一つには、電気的
に駆動されていない振動要素(電極パターンにより区分
されている)も歪を受けて電荷を発生しそれにより自ら
も変形する事による。また一つの原因としては、論理的
には対称形状であっても加工、組立上や素材のばらつき
などから非対称性が生じ、ノードが形成しやすい方法が
ある為である。それにより、圧電素子によりノードの位
置を強制的に定めようとしてもわずかずつずれてしまう
といった問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の振動体の駆動方
法は、圧電素子からなる振動体に異なる振動状態を励起
する複数の振動要素の電極を有し、少なくとも該振動要
素の電極の一部は外部から電圧を印加されない期間を有
する振動体の駆動方式において、前記期間は、前記振動
要素の電極の一部と共通電極を電気的に導通させた事を
特徴とする。
【0006】
【実施例】詳細な説明に先立ち本発明の振動体の駆動方
法を適用する超音波モータの作用について説明する。
【0007】図3は回転型の超音波モータへの応用例を
示す側面図であり、圧電素子からなる振動子3は複数の
電極で分割される振動要素を有し、リード線8を介して
振動要素の電極3aに交番電圧を印加される事により撓
み振動を起こす。回転力を外部に伝えるためのピニオン
7を有するロータ1は、凸部1aでステータ2と接し摩
擦力で駆動される。ステータ2はプレート4にネジ6で
固定され、ロータ1は支持板5で回転自由に支持されて
いる。この様な構成においてステータ2に進行波を励振
するとロータ1は連続で回転するが、定在波を励振しそ
の位置を切り換える事により間欠駆動させる事もでき
る。以下に、その方法について説明する。
【0008】図4(a)〜(e)は間欠駆動させる方法
を示す説明図であり、図3における超音波モータをリニ
ア型に展開した側面図である。図4(a)と図4(b)
及び図5(a),図5(b)はステータ2が撓み振動を
している場合のそれぞれ逆相の状態を示しており、ロー
タ1と凸部1a,1b,1c,1dで部分的に接してい
る。ステータ2には圧電素子3を添付してあり、電極パ
ターンにより記号A,Bの振動要素に分割してある。A
とBには逆相の電圧を印加するか、逆方向に分極して同
相の電圧を加える事により記号Nで示した部分に振動の
節が形成される。この時、図4(a),図4(b)の如
く、節に対し凸部1a〜1dが左方に位置するとロータ
1は矢印10及び11の方向に力を受け、その水平方向
成分10a,11aにより右方に移動する。一方、図5
(a),図5(b)に示した様に、凸部が節Nの右方に
あると、ロータ1は矢印12及び13の方向に力を受
け、その水平方向成分12a,13aにより左方に移動
する。したがって図5(c)の如く図4(a),
(b)、図5(a)〜(c)を重ねて示すと、ロータの
凸部1a〜1dはステータの節Nの位置に移動し力が釣
りあって停止する事になる。よって円板状のステータに
おいて径方向の撓み振動の節の位置を所望の角度移動さ
せるとそれに伴いロータの位置も間欠的に回転させる事
ができる。
【0009】以上詳述した超音波モータにおいては振動
の節の位置でロータの回転角度位置が定まる為、節を所
望の位置に形成する事は重要な課題である。以下に本発
明の振動体の駆動方法の実施例について詳述する。
【0010】図1は本発明の振動体の駆動方法の実施例
を示すブロック図でありA相,B相の2組の振動要素の
電極3a,3bでステータ2を振動させる場合である。
それぞれの振動要素の電極は、破線で分かれる分極方向
の異なる部分(+,−で示した)に同電位の電圧を与え
る。発振回路101は複数の振動要素から成る振動子3
を添付したステータ2の共振周波数近傍の周波数の信号
を出力し、分配回路102によって振動要素の電極に供
給する。導通回路A104,導通回路B105は分配回
路102からの信号をそれぞれに対応する振動要素の電
極3a,3bに供給する期間と振動子3の共通電極3c
と導通させる期間を有する。制御回路103はA相側に
信号を供給する状態、B相側に信号を供給する状態、
A,B相共に信号を供給する状態、及びA,B相共に信
号を供給しない状態を形成する為に分配回路102と導
通回路A104と導通回路B105の動作を司る。次
に、以上の構成における作用について説明する。
【0011】図2(a)〜(c)は図1の構成における
実施例の作用を示す説明図であり、振動子3に形成した
振動要素の電極3a,3bはそれぞれ60°ずつ異なる
方向に分極を施してあり、相互に40°離れている。振
動子3はステータ2に添付してある為、振動要素の電極
3aまたは3bに交番電圧を印加すると分極の境の位置
を節とする撓み振動を励振する。この時、交番電圧の周
波数が撓み振動の3波長分(以下3λと呼ぶ)の共振周
波数近傍であれば振動振幅が大きくなりモータ性能が向
上する。図2(a)は振動要素の電極3aを駆動した場
合であり、節は電極の端と分極の境の位置31a,32
a,33aに形成される。ところが、その際、電極3b
の部分も振動をする為に分極と歪の方向に対応する電荷
が発生し、相殺されない分の電荷により自らが歪んでし
まう。即ち前述の節31a,32a,33aが所望の位
置に形成されない。ところが図1で詳述した本発明の振
動体の駆動方式によれば、導通回路により振動要素の電
極と共通電極を導通させる為、電荷が蓄積されず、よっ
て節が所望の位置に形成される。図2(b)は電極3b
を駆動した場合であり、前述の場合と同様に駆動しない
電極3aを共通電極と導通させる事により、節31b,
32b,33bは所望の位置に形成される。図2(c)
は図2(a)を図2(b)の節の位置の中間に節を形成
する場合であり、振動要素の電極3aと3bを同時に駆
動すると振動姿態は合成されて節は31c,32c,3
3cの位置に形成される。
【0012】以上の構成においては、一つの振動状態に
おいては隣接する節までの位置は60°であるが、例え
ば、図2(a)の状態から図2(c)、次に図2
(b)、再び図2(a)の状態に切り換えると節の位置
は20°ずつCCW方向に移動する。即ちロータは間欠
的に駆動される。例えば、1秒毎に節の位置を切り換
え、ロータの回転を6°/20°に減速し、指針を駆動
すれば毎秒6°ずつ動く秒針として機能させる事ができ
る。その場合には、ロータが移動した後は駆動を停止し
てもロータとステータの摩擦力によって位置が保持でき
る為、低消費電力化の上で好都合である。さらに振動要
素の電極は駆動されていない時に、導通させる事により
電荷の蓄積による不要な歪の発生を妨げ、一方、開放し
てある電位に保つ事により外力による変形を妨げる作用
を有する。したがって、ウォッチ等の外部からの衝撃を
受ける用途においては、駆動していない期間は一定電位
に保つ事により外乱による振動を妨げると共に、駆動を
開始する前には導通させる事により不要な歪を除去する
事が望ましい。これらの制御については、制御回路10
3が導通回路a104と、導通回路b105をコントロ
ールする事により容易に実現できる。
【0013】図6は本発明の振動体の駆動方法の一実施
例を示す回路図であり、図7は各部の波形を示すタイミ
ングチャートである。102はアナログスイッチ21,
22からなる分配回路、104はアナログスイッチ42
からなる導通回路A、105はアナログスイッチ52か
らなる導通回路Bであり、a,b,cはそれぞれ、振動
要素の電極3a,3b,共通電極3cに接続している。
φは発振回路101の出力であり制御回路103の出力
信号φa ,φb によりアナログスイッチ21,22が開
閉されてa,bの信号を供給する。図7においてta
図2(a)の振動状態の期間、tb は図2(b)の振動
状態の期間、tc は図2(c)の振動状態の期間であ
り、tr は駆動されていない期間である。制御回路10
3はa,bの送出タイミングとta ,tb ,tc ,tr
の切換を制御するタイミング回路113とインバータ1
14,115から成っている。この様な回路においては
波形a,bがLOWレベルの時、インバータ114,1
15,アナログスイッチ42,52によって振動要素の
電極が共通電極と導通させられる。尚、本実施例におい
ては電極を導通させる為の一例を示したもので、回路構
成や切り換えのタイミングなど何ら本実施例に限定する
ものではない。
【0014】図8は本発明の振動体の駆動方法の他の実
施例を示すブロック図であり、ステータ2に添付した振
動子3は3つの振動要素の電極30a,30b,30c
を有しそれぞれ90°ずつの幅で相互に30°離れてい
る。分配回路202は発振回路201の信号を3つに分
配する。導通回路A204,導通回路B205,導通回
路c206は、それぞれ振動要素の電極30a,30
b,30cに分配回路202からの信号を供給する期間
と共通電極30dと導通する期間を有している。分配回
路202と3つの導通回路は制御回路203が司り個々
の動作は前述の図6及び図7と類似である。即ち、振動
要素の電極30a、30b,30cを順次励振する事に
より2λの振動モードの節の位置が30°ずつ移動させ
る事ができる。また、例えば振動要素3aに信号を供給
している時には、振動要素の電極30b,30cに誘起
される電圧は、それぞれ導通回路B205,導通回路C
206により共通電極30dと導通している為、振動の
節の位置に影響を与えない。
【0015】以上実施例をあげて詳述したが、本発明の
意図は、駆動していない振動要素の電極間に誘起される
電荷を開放し、電荷により悪影響を除去するものであ
る。したがって振動体や電極パターンなどの形、振動モ
ードの種類や励振の方法等は前述の例に限定するもので
はない。また、導通の形態としては短絡するのみでな
く、抵抗地を持たせて電荷を一定量だけ開放するもので
あったり、電極によっては導通させる部分とそうでない
部分があったりしても良い。それにより振動の節の位置
を微妙にずらし所望の位置に調節する事もできる。
【0016】
【発明の効果】本発明の振動体の駆動方法によれば、電
圧を印加しない振動要素の電極と共通電極を導通させた
事により、振動モードにおける節の位置を所望の位置に
形成する事ができた。したがってステップ駆動させた時
の位置精度が向上した。さらに、連続して正転または逆
転させるタイプの超音波モータにおいては、正転・逆転
の速度を等しくする事ができた。さらに導通のさせ方を
工夫する事により節の位置を調節する事が出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の振動体の駆動方法の実施例を示すブロ
ック図。
【図2】実施例の作用を示す説明図。
【図3】回転型の超音波モータへの応用例を示す側面
図。
【図4】
【図5】間欠駆動させる方法を示す説明図。
【図6】本発明の振動体の駆動方法の一実施例を示す回
路図。
【図7】各部の波形を示すタイミングチャート。
【図8】本発明の振動体の駆動方法の他の実施例を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1 ロータ 2 ステータ 3 振動子 31a,32a,33a 節 31b,32b,33b 節 31c,32c,33c 節 101 発振回路 102 分配回路 103 制御回路 104 導通回路A 105 導通回路B 41,51 インバータ 3c 共通電極 30d 共通電極 205 導通回路B 21,22,42,52 アナログスイッチ 3a,3b 振動要素の電極 30a,30b,30c 振動要素 204 導通回路A 206 導通回路C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なる振動姿態を励振する複数の振動要素
    を有し、少なくとも該振動要素の一部は外部から電圧を
    印加されない期間を有する振動体の駆動方法において、
    前記期間は、前記振動要素の電極と共通電極を電気的に
    導通させた事を特徴とする振動体の駆動方法。
JP3217072A 1990-10-22 1991-08-28 振動体の駆動方法 Pending JPH0556671A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3217072A JPH0556671A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 振動体の駆動方法
DE69228888T DE69228888T2 (de) 1991-01-17 1992-01-16 Ultraschallschrittmotor
EP92300396A EP0495665B1 (en) 1991-01-17 1992-01-16 Ultrasonic stepping motor
US07/822,485 US5343108A (en) 1991-01-17 1992-01-17 Ultrasonic step motor
KR1019920000613A KR920015691A (ko) 1991-01-17 1992-01-17 초음파 스테핑 모터 및 진동자 구동법
US08/012,486 US5610468A (en) 1990-10-22 1993-02-01 Ultrasonic step motor

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JP3217072A JPH0556671A (ja) 1991-08-28 1991-08-28 振動体の駆動方法

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