JPH0556661U - モールディング用樹脂クリップ - Google Patents
モールディング用樹脂クリップInfo
- Publication number
- JPH0556661U JPH0556661U JP34792U JP34792U JPH0556661U JP H0556661 U JPH0556661 U JP H0556661U JP 34792 U JP34792 U JP 34792U JP 34792 U JP34792 U JP 34792U JP H0556661 U JPH0556661 U JP H0556661U
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- clip
- groove
- molding
- resin clip
- rail
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- Pending
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- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、自動車等の内装取付品の装着時に
用いて好適の、モールディング用樹脂クリップに関し、
クリップの滑りを防止して正確な位置でのクリップの固
定を容易に行なえるようにすることを目的とする。 【構成】 車室内に装着されるモールディングに袋状横
断面を有する溝をそなえたレールが形成され、該レール
に係止されて該モールディングに装着される樹脂クリッ
プにおいて、上記溝の内部に嵌入して係止される嵌入部
が設けられ、上記嵌入部に、上記溝の内壁面に弾性的に
当接して上記樹脂クリップの上記溝内での滑りを防ぐ滑
り防止用当接部を形成する。
用いて好適の、モールディング用樹脂クリップに関し、
クリップの滑りを防止して正確な位置でのクリップの固
定を容易に行なえるようにすることを目的とする。 【構成】 車室内に装着されるモールディングに袋状横
断面を有する溝をそなえたレールが形成され、該レール
に係止されて該モールディングに装着される樹脂クリッ
プにおいて、上記溝の内部に嵌入して係止される嵌入部
が設けられ、上記嵌入部に、上記溝の内壁面に弾性的に
当接して上記樹脂クリップの上記溝内での滑りを防ぐ滑
り防止用当接部を形成する。
Description
【0001】
本考案は、自動車等の内装取付品の装着時に用いて好適の、モールディング用 樹脂クリップに関する。
【0002】
従来、自動車等の車室内に装着されるモールディング20に対して内装品等の 被固定物25を固定させる際には、モールディング20に形成されたレ−ル部2 1にクリップを嵌入させて、ねじ26等によって被固定物25とクリップとをレ −ル部21に固定する手段が一般的である。
【0003】 そして、クリップをレ−ル部21に固定させるときには、作業者がレ−ル部2 1におけるクリップを所望の位置までスライドさせて位置決めをした後、ねじ2 6等によってクリップを固定している。
【0004】
ところで、従来のモールディング用クリップでは、モールディングのレ−ル部 とクリップとの間には滑り防止用の機構が設けられていないため、クリップをレ −ル部に固定しようとしてもモールディングが傾いていたりするとクリップが自 重によって滑ってしまい、正確な位置でクリップを固定するのが困難であるとい う課題がある。
【0005】 本考案は、上述の課題に鑑み創案されたもので、クリップの滑りを防止して正 確な位置でのクリップの固定を容易に行なえるようにした、モールディング用樹 脂クリップを提供することを目的とする。
【0006】
このため、本考案のモールディング用樹脂クリップは、車室内に装着されるモ ールディングに袋状横断面を有する溝をそなえたレールが形成され、該レールに 係止されて該モールディングに装着される樹脂クリップにおいて、上記溝の内部 に嵌入して係止される嵌入部が設けられ、上記嵌入部に、上記溝の内壁面に弾性 的に当接して上記樹脂クリップの上記溝内での滑りを防ぐ滑り防止用当接部が形 成されていることを特徴としている。
【0007】 また、好ましくは、上記レールにクリップ固定用ねじ挿入穴を形成するととも に、上記樹脂クリップの嵌入部にクリップ固定用ねじ螺合穴を形成し、上記ねじ 螺合穴の開口縁部に上記ねじ挿入穴に嵌入しうる突起部を形成するように構成す る。
【0008】
上述の本考案のモールディング用樹脂クリップでは、レールの溝内に嵌入する 嵌入部に滑り防止用当接部が設けられているので、この当接部が溝の内壁面に弾 性的に当接して樹脂クリップの上記溝内での滑りを防ぐ。 また、レールにクリップ固定用ねじ挿入穴を形成し、上記嵌入部にクリップ固 定用ねじ螺合穴を形成した場合、ねじ螺合穴の開口縁部に上記ねじ挿入穴に嵌合 しうる突起を形成すると、この突起部がレールのクリップ固定用ねじ挿入穴には まり込み、ねじ螺合穴の位置決めが容易になる。
【0009】
以下、図面により、本考案の一実施例としてのモールディング用樹脂クリップ について説明すると、図1はその全体斜視図、図2はその詳細図で、(a)はそ の上面図、(b)はその正面図、(c)はその下面図、(d)は(a)における B−B矢視断面図、(e)はその側面図、(f)は(b)におけるC−C矢視断 面図であり、図3はその取り付け状態を示す図、図4は図3におけるA−A矢視 断面図である。
【0010】 モールディング用樹脂クリップ(以下、単に樹脂クリップという)1は図3お よび図4に示すように、自動車等の車室内に装着されるモールディング20のレ ール部21に取り付けられて、このレール部21に沿ってスライドできるように なっている。 なお、モールディング20は、例えば車室内の天井等に車両の長手方向に沿っ て延設され、このレール部21も車両の長手方向に延在する。このレール部21 には袋状横断面を有する溝22が設けられている。
【0011】 そして、この樹脂クリップ1には、図1に示すように、溝22の内部に嵌入す るための嵌入部2が設けられており、この嵌入部2には滑り防止用当接部3が設 けられている。また、嵌入部2の上方には、拡幅部4が設けられている。 また、図2(b),(f)に示すように、嵌入部2は、拡幅部4の直下の嵌入 部本体9とこの本体9より下方の底面部5とからなり、当接部3はこの底面部5 の両縁に設けられている。この当接部3は斜め上方に突出したヒレ状のもので、 当接部3と拡幅部4との間隔は、滑り防止用当接部3の先端にいくほど狭くなる ように形成されている。
【0012】 これにより、樹脂クリップ1を溝22の内部に嵌入させると、この滑り防止用 当接部3と拡幅部4とが溝22の上部開口に形成されたレール縁部21A,21 Aを把持し、特に、当接部3が樹脂の弾性作用によって溝22のレール縁部21 A,21Aに圧接するような構成になっている。 また、この圧接力は通常の作業者が片手で容易に樹脂クリップ1をスライドさ せることができ、かつ樹脂クリップ1の自重力程度では溝22内を移動できない ような程度に設定されている。
【0013】 そして、嵌入部本体9は、樹脂クリップ1がモールディング20に取り付けら れた際に、溝22内を樹脂クリップ1が回転動作を伴わないでスライドできるよ うに、レール縁部21A,21Aの端面に平面接触しうるように形成されている 。 この嵌入部本体9の形状は、図2(a)〜(f)に示すような直方体で、その 幅方向の寸法は樹脂クリップ1が溝22の内部に嵌入できるように溝22の幅寸 法よりも僅かに小さくなっている。
【0014】 さらに嵌入部本体9には樹脂クリップ1のスライド方向に、溝22に対するガ イドとしてのガイド面10が設けられている。このガイド面10は互いに平行な 平面である。 そして、ガイド面10がレール縁部21Aに当接しながらスライドすることに よって、樹脂クリップ1がその軸心廻りに回転動作を行なわずに溝22内をスラ イドするようになっている。
【0015】 樹脂クリップ1の底面部5の中心には、樹脂クリップ1を固定するためのねじ 螺合穴6が底面部5に対して垂直に設けられており、このため、樹脂クリップ1 の拡幅部4には円柱状の突起部7が設けられている。そして、上記ねじ螺合穴6 の開口縁部にはリング状のバリ部8が設けられている。 次に、上記樹脂クリップ1が取り付けられるモールディング20について説明 すると、自動車等の車室内に装着される上記モールディング20にはレール部2 1が設けられており、さらにこのレール部21は袋状横断面を有する溝22とレ ール部21の底面であるレール底面23とによって構成されている。
【0016】 そして、溝22にはレール縁部21A,21Aが設けられており、樹脂クリッ プ1の嵌入部2はこのレール縁部21A,21Aとレール底面23との間に挟ま れ、当接部3の弾性作用により生じる摺動抵抗に抗してスライドできるようにな っている。 そして、レール底面23は樹脂クリップ1を溝22に嵌入させて溝22内をス ライドさせたときに、バリ部8がレール底面23に摺接するように形成されてい る。
【0017】 また、レール底面23には樹脂クリップ1固定用のねじ挿入穴24が設けられ ていて、このねじ挿入穴24は樹脂クリップ1におけるリング状のバリ部8の外 径と同等の外径を有している。 これによって、溝22内で樹脂クリップ1をスライドさせて、ねじ挿入穴24 と樹脂クリップ1のねじ挿入穴24とが重なったときに、バリ部8がねじ挿入穴 24に嵌入して、作業者にこれが軽い感触を伴って伝わるようになっている。
【0018】 また、このモールディング20は押出加工によって成形されており、このため 、モールディング20の横断面の形状はレール底面23のねじ挿入穴24が設け られた部位を除いて同一である。 本考案の一実施例としてのモールディング用樹脂クリップ1は、上述のように 構成されているので、溝22に樹脂クリップ1を嵌入させると、滑り防止用当接 部3と拡幅部4とが溝22のレール縁部21A,21Aを把持し、特に、当接部 3が樹脂の弾性作用によって溝22のレール縁部21A,21Aに圧接し、樹脂 クリップ1は溝22内で停止する。
【0019】 そして、嵌入部2の圧接力は、通常の作業者が片手で容易に溝22内の樹脂ク リップ1をスライドさせることができ、かつ樹脂クリップ1の自重力程度では溝 22内を移動できないような圧接力であるので、樹脂クリップ1をねじ26等に よって固定する際には、樹脂クリップ1をレール部21の適当な位置に移動させ るとそこで停止する。したがって、樹脂クリップ1の位置決めが容易になり、樹 脂クリップ1の取り付け作業が簡便なものになる。
【0020】 また、レール底面23には樹脂クリップ1固定用のねじ挿入穴24が設けられ て、樹脂クリップ1を溝22内でスライドさせて、樹脂クリップ1のねじ螺合穴 6とねじ挿入穴24とが重なったときに、バリ部8がねじ挿入穴24に嵌入する ので、作業者は樹脂クリップ1を移動させたときに触感で位置決めでき、クリッ プ1を固定する際の位置決めが極めて容易で、且つ確実なものとなり、樹脂クリ ップ1の取り付けに関する作業性が向上する。
【0021】
【考案の効果】 以上詳述したように、本考案のモールディング用樹脂クリップによれば、車室 内に装着されるモールディングに袋状横断面を有する溝をそなえたレールが形成 され、該レールに係止されて該モールディングに装着される樹脂クリップにおい て、上記溝の内部に嵌入して係止される嵌入部が設けられ、上記嵌入部に、上記 溝の内壁面に弾性的に当接して上記樹脂クリップの上記溝内での滑りを防ぐ滑り 防止用当接部が形成されるという構成によって、樹脂クリップが不必要に移動し なくなり、クリップ取り付けにかかる作業性が向上する。
【0022】 また、上記レールにクリップ固定用ねじ挿入穴を形成するとともに、上記樹脂 クリップの嵌入部にクリップ固定用ねじ螺合穴を形成した場合、上記ねじ螺合穴 の開口縁部に上記ねじ挿入穴に嵌入しうる突起部を形成することによって、この 突起部がクリップ固定用ねじ挿入穴にはまり込み、ねじ螺合穴の位置決めを容易 で且つ確実に行なうことができるようになり、クリップ取り付けにかかる作業性 が一層向上する。
【図1】本考案の一実施例としてのモールディング用樹
脂クリップの全体斜視図である。
脂クリップの全体斜視図である。
【図2】本考案の一実施例としてのモールディング用樹
脂クリップを示す詳細図である。
脂クリップを示す詳細図である。
【図3】本考案の一実施例としてのモールディング用樹
脂クリップの取り付け状態を示す図である。
脂クリップの取り付け状態を示す図である。
【図4】本考案の一実施例としてのモールディング用樹
脂クリップの断面図(図3におけるA−A矢視断面図)
である。
脂クリップの断面図(図3におけるA−A矢視断面図)
である。
1 樹脂クリップ 2 嵌入部 3 滑り防止用当接部 4 拡幅部 5 底面部 6 ねじ螺合穴 7 突起部 8 バリ部 9 嵌入部本体 10 ガイド面 20 モールディング 21 レール部 21A レール縁部 22 溝 23 レール底面 24 ねじ挿入穴 25 被固定物 26 ねじ
Claims (2)
- 【請求項1】 車室内に装着されるモールディングに袋
状横断面を有する溝をそなえたレールが形成され、該レ
ールに係止されて該モールディングに装着される樹脂ク
リップにおいて、上記溝の内部に嵌入して係止される嵌
入部が設けられ、上記嵌入部に、上記溝の内壁面に弾性
的に当接して上記樹脂クリップの上記溝内での滑りを防
ぐ滑り防止用当接部が形成されていることを特徴とす
る、モールディング用樹脂クリップ。 - 【請求項2】 上記レールにクリップ固定用ねじ挿入穴
が形成されるとともに、上記樹脂クリップの嵌入部にク
リップ固定用ねじ螺合穴が形成され、上記ねじ螺合穴の
開口縁部に上記ねじ挿入穴に嵌入しうる突起部が形成さ
れていることを特徴とする、請求項1記載のモールディ
ング用樹脂クリップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34792U JPH0556661U (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | モールディング用樹脂クリップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34792U JPH0556661U (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | モールディング用樹脂クリップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0556661U true JPH0556661U (ja) | 1993-07-27 |
Family
ID=11471324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34792U Pending JPH0556661U (ja) | 1992-01-09 | 1992-01-09 | モールディング用樹脂クリップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0556661U (ja) |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5499862A (en) * | 1977-07-08 | 1979-08-07 | Kato Hatsujo Kaisha Ltd | Retaining clip |
JPS63280906A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-11-17 | 株式会社 ト−プラ | 自動車部品等の締結構造 |
JPS6444371U (ja) * | 1987-09-09 | 1989-03-16 |
-
1992
- 1992-01-09 JP JP34792U patent/JPH0556661U/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5499862A (en) * | 1977-07-08 | 1979-08-07 | Kato Hatsujo Kaisha Ltd | Retaining clip |
JPS63280906A (ja) * | 1987-02-03 | 1988-11-17 | 株式会社 ト−プラ | 自動車部品等の締結構造 |
JPS6444371U (ja) * | 1987-09-09 | 1989-03-16 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990914 |