JPH0556637A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH0556637A
JPH0556637A JP3157917A JP15791791A JPH0556637A JP H0556637 A JPH0556637 A JP H0556637A JP 3157917 A JP3157917 A JP 3157917A JP 15791791 A JP15791791 A JP 15791791A JP H0556637 A JPH0556637 A JP H0556637A
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JP
Japan
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voltage
power supply
output
control
cpu
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JP3157917A
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Satohiko Kitahara
聡彦 北原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電源制御方法で目標電圧を可変するとき、適
切なパルス幅最大値を過渡期に徐々に切り換えて行き、
過渡期における不要なオーバーシュートを防止する。 【構成】 機器のシーケンスに従って、現在の電源電圧
設定から、目標電圧に変化させる場合に、電圧制御手段
Aにより前記目標電圧設定値に対応する値を設定してか
ら、スイッチ素子の駆動パルス幅設定情報を徐々に変化
させて目標電圧に変化するように制御する。 【効果】 目標電圧を可変するとき、適切なパルス幅最
大値を過渡期に徐々に切り換えて、過渡期における不要
なオーバーシュートを防止し、過電圧や過電流のためス
イッチ素子が破壊されることを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電源装置、特に複写機/
プリンタ等の画像形成装置に使用される電源装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば複写機/プリンタの電源ユ
ニットにおいては、電子写真プロセスのシーケンスを実
現する為の各種制御回路に供給する電源と、電子写真プ
ロセスを実現するための各種高圧電源や露光ランプ用電
源等を同一のトランスで出力している製品があった。
【0003】前記電源においては、例えば主制御を低圧
電源の24V出力で行い、これに追従した高圧出力や低
圧出力が各巻線間に出力されており、各種追従巻線はシ
ーケンスに従って出力がなされて行くのであるが、ここ
では24V出力を主制御として動作しているために24
Vの負荷が変動していくと、制御状態により追従巻線出
力も変化してしまうので、精度を要する電源に対しては
それぞれ個別に設けた補助制御回路で出力が制御されて
いる。
【0004】また、電子写真プロセスを実現するための
各種高圧出力を有しているため、コピーシーケンス以外
のスタンバイ状態においては、主制御である24Vを所
定の電圧まで低下させている。これは、追従出力に高圧
巻線を持つ系ではこの高圧出力を低下させて、不用な高
圧の発生を避けるためのものである。また、高圧巻線を
持たない系でも、複写機のスタンバイ状態での消費電流
の低減を可能とし、且つ、電源装置の不用な昇温も低減
可能となり安全性の向上が可能であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来例
では、通常の電源制御方法で目標電圧を可変する際にお
いて、次の電圧へ移行している状態など過度状態が存在
して、出力のオーバーシュートが出力電圧の設定値や出
力電圧可変幅の大きさ等により発生する場合があるとい
う問題点があった。
【0006】また、これは、使用される機器の負荷の状
態により大きく変化するなどで発生するものであり、こ
の時に、過渡応答により系の不安定動作やオーバーシュ
ート時に過電圧や過電流が発生してスイッチ素子が破壊
される場合があるという問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、適切なパルス幅最大値を過渡期
に徐々に切り換えて行き、過渡期における不要なオーバ
ーシュートを防止する。また、以上のような制御によっ
て変化してきた電圧は、目標電圧に達した時点でふたた
び、ループ制御状態となり、安定した制御がなされるこ
とを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、この発明の請
求項1においては、複数巻線を有するトランスで機器の
各部に電源を供給し、この内の少なくとも一巻線の出力
をフィードバックして電源制御を行い、この出力の制御
電圧を機器のシーケンスにより変化させて使用する電源
であって、前記機器のシーケンスに従って、現在の電源
電圧設定から、目標電圧に変化させる場合に、前記目標
電圧設定値に対応する値を設定してから、スイッチ素子
の駆動パルス幅設定情報を徐々に変化させて目標電圧に
変化するように制御する電圧制御手段を具備して成る電
源装置により、前記目的を達成しようとするものであ
る。
【0009】また、この発明の請求項2においては、ス
イッチ素子の駆動パルス幅設定情報は、少なくともスイ
ッチ素子駆動パルス周期の最大値、および駆動パルスオ
フ時間のそれぞれを設定するレジスタが保持している請
求項1記載の電源装置により、前記目的を達成しようと
するものである。
【0010】また、この発明の請求項3においては、請
求項1における電源は、電子写真方式の複写機/プリン
タの電源装置内の各種電子回路およびプロセス制御用の
それぞれの電源として用いられることにより、前記目的
を達成しようとするものである。
【0011】
【作用】この発明の請求項1における電源装置は、機器
のシーケンスに従って、現在の電源電圧設定から目的電
圧に変化させる場合に、電圧変化手段により、目的電圧
設定値に対応する値に設定してから、スイッチ素子の駆
動パルス幅設定情報を徐々に変化させて目的電圧に変化
する。
【0012】また、この発明の請求項2における電源装
置は、上記請求項1において、スイッチ素子の駆動パル
ス幅設定情報は少なくともスイッチ素子駆動パルス周期
の最大値、および駆動パルスオフ時間のそれぞれを設定
するレジスタを保持している。
【0013】また、この発明の請求項3における電源装
置は、電子写真方式の複写機/プリンタの電源装置内の
各種電子回路およびプロセス制御用のそれぞれの電源と
して用いられる。
【0014】
【実施例】以下、この発明の4実施例を図面に基づいて
説明する。以下の各実施例中の制御を行う回路(後述)
は、機器のシーケンス制御,プロセス制御と共に同一半
導体チップ上に構成されており、コンパレータ,PWM
回路,基準電源、更にCPUおよびROM,RAM等メ
モリ手段やCPU周辺制御回路を同一チップ上で構成し
た素子を使用しているものである。
【0015】まず、この発明の第1実施例を図1を用い
て説明する。図1はこの発明の第1実施例である電源装
置の電気回路図である。第1実施例では、複写機やプリ
ンタの電源制御を例示して説明する。図1は、複写機や
プリンタの電源制御回路を示したものである。図1にお
いて、Aは電源制御手段であり、マイクロプロセッサ
(CPU)1で構成され、機器のシーケンスに従って、
現在の電源電圧設定から、目的電圧に変化させる場合
に、前記目的電圧設定値に対応する値を設定してから、
スイッチ素子の駆動パルス幅設定情報を徐々に変化させ
て目的電圧に変化するように制御する手段である(詳細
後述)。
【0016】またCPU1はシーケンス制御及びプロセ
ス制御また各種の電源制御を行う。2は電源制御ドライ
バーブロックであり、CPU1のパルス出力端子MOU
Tの出力を受けて、抵抗R1〜R9、コンデンサC1,
C2,C4,C13、ダイオードD1〜D3,D10、
トランジスタQ2,Q4,Q5、パワーモスFETQ
3、パルストランスT2のそれぞれから構成されてい
る。
【0017】3は商用波AC入力部であり、その内部は
入力フィルター部3aと整流部3bとで構成されてい
る。4は各種電源を発生させているメイントランスT1
である。この実施例では、メイントランスT1の一次側
には、一端はAC入力部3を介して、一次側電源が接続
され、さらに他端は電源制御ドライバ2を介してパワー
MOSFETで接続されて、二次側にはこれに応じた出
力が現われダイオードD7とコンデンサC10,ダイオ
ードD8とコンデンサC11,ダイオードD6とコンデ
ンサC9,コンデンサC5〜C8とダイオードD5と三
端子レギュレータQ6,コンデンサC12とダイオード
D9などでそれぞれ整流回路を構成している。この整流
後の各種電源は、プロセス制御に必要な帯電,現像,転
写の各種高圧として各部に給電され、また各種の電気回
路に給電する低圧電源に対応して各部に給電されてい
る。
【0018】本電源の主たる制御としてはダイオードD
11,ダイオードD8とで構成される整流後電源Vsを
電圧検出部5を介してCPU1のアナログ入力端子AD
C0に接続されている。電圧検出部5は、抵抗R10〜
R15とコンデンサC12,C13、ダイオードD8の
それぞれで構成されておりCPU1に入力可能なレベル
に変換してさらにフィルターされている。
【0019】6は、本回路を起動させるための補助電源
ブロックである。ここでは、CPU1,電源制御ドライ
バ2,電圧検出部5などの回路に起動用及び基準電源と
してVcc1として接続される。
【0020】次に第1実施例の動作を図1を用いて説明
する。この実施例の電源は、CPU1で制御が行われて
いる。CPU1では、前述のように図1に示されるトラ
ンスT1の整流後電源Vsを電源検出部5を介してCP
U1のアナログ入力端子ADC0に接続されループ制御
されている。
【0021】CPU1内部では、アナログ入力端子AD
C0へ入力された電圧はコンパレータへと入力されて、
ここで基準電源となるD/A変換器の出力と比較され
て、この比較結果はデジタル2値のハイ/ロー信号とし
てラッチされる。この後パルス幅変調回路(PWM回
路)に入力され、デジタル2値信号化されたコンパレー
ト結果より出力パルス幅を決定するためのカウンター値
をアップしたりダウンしたりして出力パルス幅を変化さ
せている。
【0022】また出力パルス幅の変化は、前述のように
コンパレータでアップ,ダウンが決まりこの際カウンタ
ー値の変化は所定の内部クロックに同期して変化してい
く。ここでは、比較基準電源としてのD/A変換器の出
力値が同一チップ内のCPU側から制御可能となってお
り、実際にはPWM回路の制御値をこのD/A変換デー
タを書換えるだけで変化させることが可能となってい
る。
【0023】次に電源投入時からの動作を追って説明し
ていく。図1において、電源が投入されると、CPU1
は先ず補助電源ブロック6より電源供給を受け、CPU
としての動作が開始される。CPU1は、動作を開始す
ると初期条件設定後電源立上げシーケンスを実行して電
源制御を行う。電源立上げはCPU1で行われ、パルス
出力端子MOUTよりのパルスを抵抗R1,コンデンサ
C1,トランジスタQ2で構成される絶縁トランスT2
のドライバーを介して電源一次側に伝達され、ここで抵
抗R3〜R9,コンデンサC4とC13,トランジスタ
Q4とQ5,ダイオードD3とD10,パワーMOSF
ETQ3のそれぞれでトランスT1を駆動している。
【0024】又、起動時の電源供給には二次側ではVc
c1で示される電源を補助電源ブロック6より受け、電
源立上がり後に、Vcc1にて示されるトランスT1の
整流後電圧を利用して一次側でAC入力部3で整流され
た電圧を電源制御ドライバー2内の抵抗R3〜R5で分
圧して供給し、電源立上がり後はトランスT1の巻線電
圧をダイオードD10とコンデンサC13とで整流して
使用する。
【0025】このようにして駆動されているトランスT
1は、ダイオードD9とコンデンサC12,ダイオード
D7とコンデンサC10,ダイオードD8とコンデンサ
C11,ダイオードD6とコンデンサC9,コンデンサ
C5〜C8とダイオードD5および三端子レギュレータ
Q6により、それぞれ整流回路を構成し高圧,低圧等各
種電源を各部に給電している。
【0026】このように駆動されているトランスT1の
整流後の各種電源は、前述のようにプロセス制御に必要
な帯電,現像,転写の各種高圧として各部に給電され、
また各種の電気回路に給電する低圧電源に対応して各部
に給電される。この実施例では、ソレノイド等各種制御
回路の電源用電源Vcc3で示されている24V電源を
制御しているが、これはダイオードD6とコンデンサC
9の整流後の電圧Vcc3に対応しており、通常電源ス
イッチが入りコピー動作がされていない場合は、本電源
Vsの制御は24Vではなく、所定の電圧に下げられて
いる。
【0027】これは、トランスT1で複数の電源が作ら
れており主制御が動作していると他の巻線にも制御に応
じて巻数に対応した電圧が発生するためであり、高圧巻
線に発生する不用な高圧電圧を押えたり、他の電気回路
の消費電流を押えたりしている。
【0028】次にコピーシーケンスへ移行した時につい
て説明する。ユーザが機械のコピー開始キーを押すと、
コピーシーケンスが作動して、まず電圧Vsに対応する
Vcc電源電圧を所定値(24V)に設定するように動
作する。そして各種高圧電源をプロセスごとに制御し、
本回路で作られた主制御に対応した電圧を補助回路(図
示せず)で微調整している。
【0029】さらにコピーシーケンスを行うための光量
制御やモーターやソレノイドやクラッチを駆動するため
にCPU1の出力ポートの制御を行い、コピー動作を終
了してユーザの操作待ちのモードとなる。また、操作待
ちの状態では、主制御の24V電源の電圧を下げて追従
巻線の高圧出力を下げて信頼性を高めている。
【0030】次に第1実施例の電源装置に関する電圧制
御手段について図1を用いて説明する。この実施例で
は、スイッチ素子の駆動パルス幅設定情報として下記の
項目について制御を行う。 (a)出力電圧設定値。 (b)スイッチ素子を駆動するためのパルス周期の最大
値。 (c)スイッチ素子を駆動するためのパルスオフ時間。 上記(a)の出力電圧設定値については、機器にシーケ
ンスで必要な出力電圧を設定していくことであり、図1
のCPU1内のレジスタに保持されている。また上記
(b)および(c)のパルス幅設定情報の項目について
は、機器の各種条件に対応して変化させて行くものであ
る。
【0031】この実施例で使用している電源は、基本的
には電圧共振型の電源を利用している。このため、上記
パルス幅設定情報の(c)に対応するスイッチ素子を駆
動するためのパルスオフ時間は、機器の負荷とトランス
の共振状態より決定されている固有値となり、通常はあ
らかじめ決められた固定値としてこの実施例の図1のC
PU1内のレジスタに保持されている。また、(b)の
スイッチ素子を駆動するためのパルス周期の最大値は電
源装置の最大能力を決定するものであり、図1のCPU
1内のレジスタに保持されている。
【0032】次にこの実施例の電圧制御方法について図
1を用いて説明する。複写機/プリンタのスタンバイ状
態では一部CPU周辺回路と表示機能等しか動作してい
ないので、スタンバイ状態の電圧設定のための消費電流
は通常コピー状態より少ない。このためトランス駆動周
波数は高い周波数で可能である。
【0033】次にコピー動作状態で電圧設定値について
は、出力電圧設定はコピー動作時の設定(この場合は2
4V)であり、スイッチ素子を駆動するためのパルス周
期の最大値の値は、負荷が大きいのでパルス幅周期は大
きく設定して負荷に供給できるように設定する。
【0034】上記のように各種機器の状態において動作
状態を設定して更に以下の制御電圧可変時の操作につい
て制御を行う。例えば、ある電圧値から次の電圧に上げ
る時の例を考えると、この実施例においては、まず制御
目標電圧に対しての設定値を設定する。次に、所定の時
間経過後にスイッチ素子を駆動するための前記(b)に
述べたパルス周期の最大値をあらかじめ決められたパル
ス幅で複数回数変化させて、出力を徐々に可変させてい
く。この時には制御目標電圧を先に切換えたことによ
り、制御回路は目標電圧に制御しようとするので、出力
を上げるためパルス幅を替えようとするが、パルス幅の
最大値は可変開始時点ではスタンバイ状態の設定のため
に目標の電圧を得ることができずにパルス幅が最大にな
った状態となる。
【0035】この状態では制御状態からはずれて駆動パ
ルス周期最大値により出力が決定されている状態になる
(前記(b)のパルス幅周期の設定値となる)。すなわ
ち制御がはりついた状態により出力が変化する。このよ
うに、適切なパルス幅最大値を過渡期に徐々に切換えて
いくことにより、過渡時にては不要なオーバーシュート
が防止できる。
【0036】以上のような制御によって変化してきた電
圧は、目標電圧に達成した時点でふたたび、ループ制御
状態となり安定した制御がなされる。
【0037】次に、この発明の第2実施例について図2
を用いて説明する。図2は第2実施例の動作を制御する
フローチャートである。前記の第1実施例での制御では
現在の制御電圧と次に変化させる目的電圧に対してパル
ス幅周期をあらかじめ決められた値で変化させていた
が、この第2実施例は、CPUで行っているので変化さ
せる電圧幅等により、CPU内に設定されている電圧幅
に対応してのパルス幅周期の変化幅のマップを使用する
等の操作によるソフトで計算して、変化幅を可変するも
のである。このため、更に精度の高い機能を実現するこ
とができる。
【0038】次に第2実施例の上記動作の制御を図2を
用いて説明する。図2のフローチャートにおいて、メイ
ンルーチンから分岐して、ステップ2aで現在の電圧V
a、現在のパルス周期OSC(a)を入力する。そして
ステップ2bで電圧Vbへ目標電圧の設定をし、ステッ
プ2cでΔV=(Va−Vb)、OSC´=CPUの変
換テーブルによる可変周期の幅を求める。ステップ2e
に進み所定時間Ta待ち、ステップ2fに進む。ステッ
プ2fで変化させる電圧に対するパルス周期かを判定
し、Yesであれば、ステップ2gでメインのコピーシ
ーケンスに戻り、Noであればステップ2dに戻る。ス
テップ2gからメインルーチンに戻る。
【0039】次にこの発明の第3実施例について図3を
用いて説明する。図3は第3実施例の動作を制御するフ
ローチャートである。前記第1実施例は、ある電圧がで
ている時に次の電圧に立上げる主に立ち上がりのシーケ
ンスに着目しての発明であったが、この第3実施例は、
そのまま出力停止状態から出力オン状態にする時すなわ
ち、通常の電源起動時のソフトスタート機能としても利
用を可能とするものである。
【0040】次に第3実施例の動作制御について図3の
フローチャートを用いて説明する。図3において、メイ
ンルーチンから分岐して、ステップ3aで出力0からの
立上げかを判定し、0からの立上げであればステップ3
bに進みあらかじめ決められたOSC´(0)の幅でパ
ルス幅周期を可変して所定の電圧の時のパルス周期にな
るまでくり返す。そしてステップ3cでメインのコピー
シーケンスへ戻る。ステップ3aで電圧変化時のルーチ
ンであれば、ステップ3dに進み、あらかじめ決められ
た幅でパルス幅周期を変化し、OSC(b)=OSC´
+OSCを計算し、所定の電圧の時のパルス周期になる
までくり返し、ステップ3cに進み、ステップ3cから
メインルーチンへ戻る。
【0041】次にこの発明の第4実施例について図4お
よび図5を用いて説明する。図4はこの発明の第4実施
例の電気回路図、図5は第4実施例の動作を制御するフ
ローチャートである。前記第1,第2実施例のそれぞれ
においては、電源電圧を変化させるときに着目している
が、第4実施例はこの制御手法を利用して高圧保護のル
ーチンの機能を持たせることを可能としたものである。
【0042】図4において、高圧出力巻線の低圧側とグ
ランド間に抵抗RHVを設けてこの抵抗値で検出された
値をZD1のツェナーダイオードを入力保護としてダイ
オードD11,抵抗R16,コンデンサC14で構成さ
れた保持回路7を介してCPU1のADC1のアナログ
入力端子に入力する。そして、CPU1でレベルの監視
を行い高圧がリークした状態などでRHVに過電流が流
れた際にはCPU1のMOUTのPWMパルスを停止さ
せて所定時間後に高圧出力を立上げるといった操作が必
要となる。この場合もADC1のアナログ入力端子のレ
ベルが異常と判定されたときにパルス幅周期を変化させ
ることを利用して、パルス幅を狭くして電源出力を下げ
て高圧を所定時間停止させるために所定時間MOUTの
PWMパルスを停止した後にパルス幅を広げて本来の制
御へと復帰させることも可能である。
【0043】次に、第4実施例の動作制御について、図
5を用いて説明する。図5において、ADC1の値が所
定の値以上のときに、メインルーチンから分岐して、ス
テップ5aでパルス周期を所定の値迄小さく設定し、ス
テップ5bで所定時間待ち、ステップ5cに進み、パル
ス周期を所定の値の幅で大きくしてステップ5dに進
む。ステップ5dで本来の出力電圧のパルス周期かを判
定し、本来のパルス周期であればメインルーチンに戻
り、本来のパルス周期でなければステップ5cに戻る。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の請求項
1における電源装置は、機器のシーケンスに従って、現
在の電源電圧設定から、目標電圧に変化させる場合に、
電圧制御手段で目標電圧設定値に対応する値を設定し
て、スイッチ素子の駆動パルス幅設定情報を徐々に変化
させて目標電圧に変化することにより、過渡期における
不要なオーバーシュートを防止する。また、以上の制御
によって変化してきた電圧は、目標電圧に達した時点で
ふたたび、ループ制御状態となり、安定した制御がなさ
れる。
【0045】また、この発明の請求項2における電源装
置は、上記請求項1の駆動パルス幅設定情報はスイッチ
素子駆動パルス周期の最大値および駆動パルスオフ時間
のそれぞれを設定することにより、適切なパルス幅最大
値を過渡期に徐々に切り換えていき、過渡期における不
要なオーバーシュートを防止し、また前記と同様にルー
プ制御状態となり、安定した制御がなされる。
【0046】また、この発明の請求項3における電源装
置は、電子写真方式の複写機/プリンタの電源装置内の
各種電子回路およびプロセス制御用のそれぞれの電源と
して用いられることにより、前記請求項1と同様の効果
を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例である電源装置の電気
回路図
【図2】 この発明の第2実施例の動作を制御するフロ
ーチャート
【図3】 この発明の第3実施例の動作を制御するフロ
ーチャート
【図4】 この発明の第4実施例の電気回路図
【図5】 第4実施例の動作を制御するフローチャート
【符号の説明】
1 CPU 2 電源制御ドライバ 3 AC入力部 4 トランスT1 5 電圧検出部 6 補助電源ブロック 7 保持回路 なお、図中、同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数巻線を有するトランスで機器の各部
    に電源を供給し、この内の少なくとも一巻線の出力をフ
    ィードバックして電源制御を行い、この出力の制御電圧
    を機器のシーケンスにより変化させて使用する電源であ
    って、 前記機器のシーケンスに従って、現在の電源電圧設定か
    ら、目標電圧に変化させる場合に、前記目標電圧設定値
    に対応する値を設定してから、スイッチ素子の駆動パル
    ス幅設定情報を徐々に変化させて目標電圧に変化するよ
    うに制御する電圧制御手段を具備して成ることを特徴と
    する電源装置。
  2. 【請求項2】 スイッチ素子の駆動パルス幅設定情報
    は、少なくともスイッチ素子駆動パルス周期の最大値、
    および駆動パルスオフ時間のそれぞれを設定するレジス
    タが保持していることを特徴とする請求項1記載の電源
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1における電源は、電子写真方式
    の複写機/プリンタの電源装置内の各種電子回路および
    プロセス制御用のそれぞれの電源として用いられること
    を特徴とする請求項1記載の電源装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100595868B1 (ko) * 2002-07-09 2006-07-03 로무 가부시키가이샤 Dc/dc 컨버터
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