JP2003333840A - スイッチング電源装置及びその起動方法 - Google Patents

スイッチング電源装置及びその起動方法

Info

Publication number
JP2003333840A
JP2003333840A JP2002140595A JP2002140595A JP2003333840A JP 2003333840 A JP2003333840 A JP 2003333840A JP 2002140595 A JP2002140595 A JP 2002140595A JP 2002140595 A JP2002140595 A JP 2002140595A JP 2003333840 A JP2003333840 A JP 2003333840A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
circuit
switching
starting
power supply
current
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002140595A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Konno
明 今野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2002140595A priority Critical patent/JP2003333840A/ja
Publication of JP2003333840A publication Critical patent/JP2003333840A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 待機時の消費電力を低く抑えるとともに、起
動時間を短縮する。 【解決手段】 スイッチング制御回路130により、一
次側整流平滑回路115の整流平滑出力をスイッチング
するスイッチングFET125のスイッチング動作を制
御するようにしたスイッチング電源装置100におい
て、上記スイッチング制御回路130に起動電流を供給
する起動回路140を定電流回路141により構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒステリシス低電
圧誤動作防止回路を有するスイッチング制御回路によ
り、一次側整流平滑回路の整流平滑出力をスイッチング
するスイッチング素子のスイッチング動作を制御するよ
うにしたスイッチング電源装置及びその起動方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、商用交流を整流・平滑化して
得られた直流電流を、例えば100kHz程度の高周波
でスイッチングして変圧器により所望の電圧に高効率に
変換するようにしたスイッチング電源装置が広く用いら
れている。
【0003】上記スイッチング電源装置における出力電
圧の制御方式としては、出力電圧の変化に応じてスイッ
チングパルスのデューティ比を制御するパルス幅変調(P
WM:Pulse Width Modulation)制御方式、スイッチングパ
ルスの周波数や位相を制御する共振等の周波数制御方式
や位相制御方式等が採用されている。
【0004】図2は、PWM制御方式を採用した従来の
スイッチング電源装置の回路構成例を示している。
【0005】このスイッチング電源装置200は、商用
電源ACからACフィルタ210を介して供給される交
流入力を整流・平滑化する一次側整流平滑回路215を
備え、この一次側整流平滑回路215にコンバータトラ
ンス220の一次巻線220Aを介してスイッチングF
ET225のドレインが接続されているとともに、上記
スイッチングFET225のスイッチング動作をPWM
制御するスイッチング制御回路230の電源端子230
Aが上記一次側整流平滑回路215に起動回路240を
介して接続されている。上記電源端子230Aは、コン
デンサ235を介して接地されている。また、上記起動
回路240は、直列接続された3個の抵抗240A,2
40B,240Cからなる。
【0006】上記スイッチング制御回路230には、電
源電圧低下時の誤動作を防止するため、ヒステリシス低
電圧誤動作防止回路を内蔵しており、上記電源端子23
0Aに与えられる電源電圧Vccが0Vから上昇してい
くと、Vcc=16.5Vで動作を開始し、電源電圧降
下時にはVcc=9.0Vで出力を遮断するようになっ
ている。
【0007】上記コンバータトランス220の二次巻線
220Bには二次側整流平滑回路250が接続されてお
り、上記コンバータトランス220の二次巻線220B
に得られるコンバータ出力を上記二次側整流平滑回路2
50により整流平滑して出力フィルタ255を介して出
力するようになっている。上記二次側整流平滑回路25
0には、出力電圧検出用の抵抗分割回路260や出力電
流検出用の抵抗265を介して出力検出回路270が接
続されており、この出力検出回路270による検出出力
がフォトカプラ280を介して上記スイッチング制御回
路230に帰還される。上記出力検出回路270及びフ
ォトカプラ280は、上記コンバータトランス220の
二次巻線220Bに接続された整流平滑回路290によ
る整流平滑出力を駆動電源として動作する。
【0008】上記スイッチング制御回路230は、起動
時に一次側整流平滑回路215から起動回路240を介
して起動電流が供給されることによって起動され、上記
スイッチングFET225にスイッチングパルスの供給
を開始し、起動後は、上記コンバータトランス220の
三次巻線220Cに接続された整流平滑回路238によ
る整流平滑出力を駆動電源として動作し、フォトカプラ
280を介して帰還される上記出力検出回路270によ
る検出出力に応じて上記スイッチングパルスのデューテ
ィ比が変化することにより、上記スイッチングFET2
25のスイッチング動作をPWM制御してコンバータ出
力を安定化する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の如き
構成の従来のスイッチング電源装置では、起動電力が起
動回路240の抵抗240A,240B,240Cを通
して供給されているので、最小入力電圧で起動電流の確
保及び最大電圧で抵抗許容電力の確認が必要である。現
状は起動電流を確保しかつ、その抵抗値で最大入力電圧
で発生する電力以上の許容電力を持った抵抗240A,
240B,240Cを選択していた。
【0010】入力許容電圧がAC80V〜276Vと広
範囲の電源では、最小起動電流(1mA)を確保するた
めに、起動回路240の抵抗240A,240B,24
0Cは、入力電圧AC85V(DC110V)の時は1
10KΩ以下の抵抗値が必要で、また入力電圧AC27
6V(DC390V)の時、この抵抗で消費する電力は
1.378Wで、それ以上の許容値のものを選択する必
要があり、放熱を考慮すると3W以上の抵抗となる。個
々の抵抗抵抗240A,240B,240Cには高電圧
が印加されるため、抵抗の耐圧を考慮し数個直列に接続
して使用することで実現していた。
【0011】電源が入った状態では、常に起動回路24
0の抵抗240A,240B,240Cで電力を消費す
るため、特に待機時の電力消費量に占める割合が大きく
問題となっていた。そのために起動後、メインスイッチ
ング回路の動作を確認した上で停止する方法も取ってい
るが、この方法では起動後の消費電力の削減には効果が
あるが、起動時の消費電力削減までの効果はない。
【0012】一方、起動回路240の抵抗値を大きく
し、消費電力を小さくしようとすると、起動電流不足に
なり起動ミスが起こり易くなる。
【0013】そこで、本発明の目的は、上述の如き従来
の問題点に鑑み、確実に起動することができ、しかも、
起動時の消費電力を削減することができるようにしたス
イッチング電源装置及びその起動方法を提供することに
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、スイッチング
制御回路により、一次側整流平滑回路の整流平滑出力を
スイッチングするスイッチング素子のスイッチング動作
を制御するようにしたスイッチング電源装置において、
上記スイッチング制御回路に起動電流を供給する起動回
路を定電流回路により構成し、上記定電流回路の電流値
を起動時と定常時で異なる電流値に制御するようにした
ことを特徴とする。
【0015】また、スイッチング制御回路により、一次
側整流平滑回路の整流平滑出力をスイッチングするスイ
ッチング素子のスイッチング動作を制御するようにした
スイッチング電源装置の起動方法であって、定電流回路
より起動電流を供給して上記スイッチング制御回路を起
動し、上記スイッチング制御回路の起動後に上記定電流
回路の動作を停止させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0017】本発明は、例えば図1に示すような構成の
スイッチング電源装置100に適用される。
【0018】このスイッチング電源装置100は、商用
電源ACからACフィルタ110を介して供給される交
流入力を整流・平滑化する一次側整流平滑回路115を
備え、この一次側整流平滑回路115にコンバータトラ
ンス120の一次巻線120Aを介してスイッチングF
ET125のドレインが接続されている。また、上記ス
イッチングFET125のスイッチング動作をPWM制
御するスイッチング制御回路130を備え、上記ACフ
ィルタ110と一次側整流平滑回路115との接続点が
起動回路140を介して上記スイッチング制御回路13
0の電源端子130Aに接続されている。
【0019】このスイッチング制御回路130は、電源
電圧低下時の誤動作を防止するため、ヒステリシス低電
圧誤動作防止回路を内蔵しており、電源端子130Aに
与えられる電源電圧Vccが0Vから上昇していくと、
Vcc=16.5Vで動作を開始し、電源電圧降下時に
はVcc=9.0Vで制御出力を遮断するようになって
いる。
【0020】上記起動回路140は、上記ACフィルタ
110と一次側整流平滑回路115との接続点に接続さ
れた定電流回路141を備え、この定電流回路141が
逆流防止ダイオード148を介して上記スイッチング制
御回路130の電源端子130Aに接続されている。電
源端子130Aは、コンデンサ135を介して接地され
ている。
【0021】上記定電流回路141は、上記ACフィル
タ110と一次側整流平滑回路115との接続点にそれ
ぞれ抵抗142,143を介して各コレクタが接続され
た第1及び第2のNPNトランジスタ144,145を
備え、第1のNPNトランジスタ144のベースと第2
のNPNトランジスタ145のコレクタが接続され、上
記第1のNPNトランジスタ144のエミッタが第2の
NPNトランジスタ145のベースに接続され、さら
に、上記第1のNPNトランジスタ144のエミッタと
第2のNPNトランジスタ145のベースとの接続点が
電流検出用抵抗146を介して上記第2のNPNトラン
ジスタ145のエミッタの接続されているとともに上記
逆流防止ダイオード148のカソードに接続されてい
る。
【0022】上記定電流回路141では、電流検出用抵
抗146の両端電圧を第2のNPNトランジスタ145
で検出し、第1のNPNトランジスタ144のべースに
抵抗143から流れる電流を制御することで、上記電流
検出用抵抗146に一定の電流Icを流すようになって
いる。
【0023】また、上記コンバータトランス120の二
次巻線120Bには二次側整流平滑回路150が接続さ
れており、上記コンバータトランス120の二次巻線1
20Bに得られるコンバータ出力を上記二次側整流平滑
回路150により整流平滑して出力フィルタ155を介
して出力するようになっている。上記二次側整流平滑回
路150には、出力電圧検出用の抵抗分割回路160や
出力電流検出用の抵抗165を介して出力検出回路17
0が接続されており、この出力検出回路170による検
出出力がフォトカプラ180を介して上記スイッチング
制御回路130に帰還される。上記出力検出回路170
及びフォトカプラ180は、上記コンバータトランス1
20の二次巻線120Bに接続された整流平滑回路19
0による整流平滑出力を駆動電源として動作する。
【0024】上記スイッチング制御回路130は、起動
時に起動回路140を介して起動電流が供給されること
によって起動され、上記スイッチングFET125にス
イッチングパルスの供給を開始し、起動後は、上記コン
バータトランス120の三次巻線120Cに接続された
整流平滑回路138による整流平滑出力を駆動電源とし
て動作し、上記出力検出回路170による検出出力がフ
ォトカプラ180を介して帰還されることにより、上記
スイッチングFET125のスイッチング動作をPWM
制御してコンバータ出力を安定化する。
【0025】すなわち、このスイッチング電源装置10
0では、商用電源から交流入力が供給されると、起動回
路140の抵抗142、第1のNPNトランジスタ14
4、電流検出用抵抗146、逆流防止ダイオード148
を介してコンデンサ135に定電流(Ic=0.6m
A)を流し込み充電を開始する。
【0026】スイッチング制御回路130の電源端子1
30Aに印加される電圧Vccはコンデンサ135の充
電が進むにつれて徐々に上昇し、低電圧誤動作防止回路
の最小起動電圧(16.5V)以上になるとスイッチン
グ制御回路130が動作を開始し、スイッチングパルス
をスイッチングFET125に出力する。この時スイッ
チング制御回路130の消費電流は増え、コンデンサ1
35の端子間電圧は低下するが、ヒステリシスを持った
低電圧誤動作防止回路のため、動作最小電圧(V1=9
V)までスイッチング動作は継続する。
【0027】ここで、定電流回路141の電流値Icで
コンデンサ135を充電することにより、上記スイッチ
ング制御回路130の電源端子130Aに印加される電
圧Vccは上昇するが、最小起動電圧までの上昇時間を
例えば5秒以内とする。そして、過渡応答時間と駆動電
流と最小駆動電圧の積を、低電圧誤動作防止回路のヒス
テリシス電圧の自乗差とコンデンサ135の容量との積
の半分よりも小さくしておく。これにより、このスイッ
チング電源装置で100は、起動エネルギーより駆動エ
ネルギーが小さく、確実に起動することができる。
【0028】その間にスイッチングされた電流はコンバ
ータトランス120を介し、二次、三次巻線120B,
120Cに高周波電流を流す。この高周波電流を2次整
流平滑回路150により整流し、出力フィルタ155を
介してコンバータ出力として出力端子から出力する。
【0029】また、この電圧は抵抗分割回路160を介
し出力検出回路170において基準電圧と比較され、出
力電圧が高い場合、フォトカプラの発光ダイオードをオ
ンにし、低い場合にはオフにし、一次側のスイッチング
制御回路130にその信号を伝送し、スイッチングFE
T125のゲートに与えるスイッチングパルスのデュー
ティを変化させ、出力電圧Voutを一定電圧に制御す
る。
【0030】一方、三次巻線120Cからの出力は、一
次側で整流平滑回路120により整流平滑されてコンデ
ンサ135に充電され、スイッチング制御回路130の
駆動電源として供給される。その電圧Vcc(通常動作
での電圧値は12V)は、上記起動回路140(起動安
定時の電圧は11V)からの電圧より高く、上記起動回
路140には逆流防止ダイオード148を接続してある
ので、上記整流平滑回路138による整流平滑出力が上
記起動回路140に逆流することはない。
【0031】ここで、このスイッチング電源装置100
では、上記電流検出用抵抗146と並列にコンデンサ1
47を接続することにより、起動時間を短くし、且つ待
機時電力を増加させないようにしている。
【0032】すなわち、起動時には、上記電流検出用抵
抗146に並列に接続されたコンデンサ147を充電す
る電流により、上記電流検出用抵抗146の両端電圧す
なわち第2のNPNトランジスタ145のベース・エミ
ッタ間の電圧は低く抑えられるために、上記第2のNP
Nトランジスタ145はOFFとなり、第1のNPNト
ランジスタ144はONとなり定電流動作電流よりも流
れる電流が大きくなる。そして、充電が進むのに従って
上記第2のNPNトランジスタ145のベース・エミッ
タ間の電圧は大きくなり、上記第2のNPNトランジス
タ145がONとなり定電流動作を行う。
【0033】このように上記電流検出用抵抗146にコ
ンデンサ147が並列に接続された起動回路140で
は、起動時にコンデンサ147の充電中は第1のNPN
トランジスタ144に流れる電流が大きくなりコンデン
サ135に充電する電荷も多くなるため、コンデンサ1
35の電圧は、上記コンデンサ147のない場合と比較
して、早く立ち上がり、起動時間が短くなる。
【0034】なお、上記コンデンサ147の有無による
起動時間の変化を実測したところ、コンデンサ147の
ない起動回路で起動時間に3秒以上要していたが、コン
デンサ147を設けたものでは起動時間が1秒以内にな
った。また、待機時の消費電力10mWは、コンデンサ
147を設けることにより、+10μW程度の上昇で、
特性上無視できる範囲内にあった。
【0035】また、このスイッチング電源装置100で
は、上記整流平滑回路138による整流平滑出力でオン
動作状態になる第3のNPNトランジスタ149のコレ
クタを上記第1のNPNトランジスタ144のベースと
第2のNPNトランジスタ145のコレクタとの接続点
に接続することによって、起動後は、上記起動回路14
0からの電力供給を停止させることにより、上記起動回
路140における消費電力を削減するようにしている。
【0036】また、起動電流制限抵抗142に印可され
る電圧は、定電流動作のため低く(0.6mA×150
KΩ=90V)抵抗を直列にして耐電圧を上げる対策は
不要である。
【0037】また、起動時においてもスイッチング制御
回路130の動作に必要な電流を定電流で流し、不必要
な時には、起動電流制限抵抗142により必要以上の電
流は流れず、消費電力が従来方式に比べ少ない。
【0038】また、スイッチング制御回路130で保護
が働いた場合でも、その保護を維持させるための最小ラ
ッチ電流は、確保できる。さらに、このスイッチング電
源装置100では、上記ACフィルタ110と一次側整
流平滑回路115との接続点が起動回路140を介して
上記スイッチング制御回路130の電源端子130Aに
接続されているので、上記ACフィルタ110のXコン
デンサ110A,110Bの放電回路として上記起動回
路140を機能させることができる。
【0039】なお、以上の説明では、PWM制御方式を
採用したスイッチング電源装置に本発明を適用したが、
本発明は、周波数制御方式を採用したスイッチング電源
装置にも適用することができる。また、定電流回路は、
上記以外の構成であってもよく、精度を上げるためには
演算増幅器を用いて構成することもでき、さらに、コス
トを考慮するのであれば定電流ダイオードを用いる方法
もある。
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、スイッ
チング制御回路により、一次側整流平滑回路の整流平滑
出力をスイッチングするスイッチング素子のスイッチン
グ動作を制御するようにしたスイッチング電源装置を起
動するに当たり、起動時と定常時で異なる電流値に制御
される定電流回路より起動電流を供給して上記スイッチ
ング制御回路を起動することにより、待機時の消費電力
を低く抑えるとともに、起動時間を短縮することができ
る。
【0041】また、本発明では、起動時にはスイッチン
グ制御回路の動作に必要な起動電流を定電流で流し、不
必要な時には、起動電流制限抵抗により必要以上の電流
が流れないようにすることができ、消費電力を従来方式
に比べ少なくすることができる。なお、起動電流制限抵
抗に印可される電圧は、定電流動作のため低くいので、
抵抗を直列にして耐電圧を上げる対策は不要である。
【0042】また、本発明では、逆流防止ダイオードを
介して上記定電流回路から起動電流を上記スイッチング
制御回路の電源端子に供給することにより、起動後に上
記スイッチング制御回路の電源端子から定電流回路に駆
動電源が逆流することがない。
【0043】また、本発明では、商用電源に接続される
ACフィルタと上記一次側整流平滑回路との接続点に上
記定電流回路を接続することにより、上記ACフィルタ
のXコンデンサの放電回路として上記起動回路を機能さ
せることができる。
【0044】さらに、本発明では、上記スイッチング制
御回路の起動後に上記定電流回路の動作を停止させるこ
とにより、起動後は、上記起動回路における消費電力を
削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るスイッチング電源装置の構成を
示すブロック図である。
【図2】 従来のスイッチング電源装置の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
100 スイッチング電源装置、110 ACフィル
タ、115 一次側整流平滑回路、120 コンバータ
トランス、120A 一次巻線、120B 二次巻線、
120C 三次巻線120C、125 スイッチングF
ET、130 スイッチング制御回路、130A 電源
端子、135 コンデンサ、140 起動回路、141
定電流回路、142,143 抵抗、144,145
第1及び第2のNPNトランジスタ、146 電流検出
用抵抗、147 コンデンサ、148 逆流防止ダイオ
ード、149 第3のNPNトランジスタ、150 二
次側整流平滑回路、155 出力フィルタ、160 出
力電圧検出用の抵抗分割回路、165 出力電流検出用
の抵抗、170 出力検出回路、180 フォトカプ
ラ、190 整流平滑回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング制御回路により、一次側整
    流平滑回路の整流平滑出力をスイッチングするスイッチ
    ング素子のスイッチング動作を制御するようにしたスイ
    ッチング電源装置において、 上記スイッチング制御回路に起動電流を供給する起動回
    路を定電流回路により構成し、 上記定電流回路の電流値を起動時と定常時で異なる電流
    値に制御するようにしたことを特徴とするスイッチング
    電源装置。
  2. 【請求項2】 上記定電流回路は、起動電流を電流制限
    用抵抗、第1のNPNトランジスタ、電流検出用抵抗を
    介して上記スイッチング制御回路の電源端子に供給し、
    上記電流検出用抵抗の両端電圧を第2のNPNトランジ
    スタで検出し、上記第1のNPNトランジスタのべース
    に抵抗を介して流れる電流を制御することで、上記電流
    検出用抵抗を介して一定の起動電流を流すことを特徴と
    する請求項1記載のスイッチング電源装置。
  3. 【請求項3】 上記定電流回路は、逆流防止ダイオード
    を介して上記スイッチング制御回路の電源端子に供給す
    ることを特徴とする請求項2記載のスイッチング電源装
    置。
  4. 【請求項4】 上記定電流回路は、商用電源に接続され
    るACフィルタと上記一次側整流平滑回路との接続点に
    接続されていることを特徴とする請求項1記載のスイッ
    チング電源装置。
  5. 【請求項5】 上記起動回路は、上記スイッチング制御
    回路の起動後に上記定電流回路の動作を停止させるスイ
    ッチ素子を備えることを特徴とする請求項1記載のスイ
    ッチング電源装置。
  6. 【請求項6】 スイッチング制御回路により、一次側整
    流平滑回路の整流平滑出力をスイッチングするスイッチ
    ング素子のスイッチング動作を制御するようにしたスイ
    ッチング電源装置の起動方法であって、 定電流回路より起動電流を供給して上記スイッチング制
    御回路を起動し、 上記スイッチング制御回路の起動後に上記定電流回路の
    動作を停止させることを特徴とするスイッチング電源装
    置の起動方法。
JP2002140595A 2002-05-15 2002-05-15 スイッチング電源装置及びその起動方法 Withdrawn JP2003333840A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002140595A JP2003333840A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 スイッチング電源装置及びその起動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002140595A JP2003333840A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 スイッチング電源装置及びその起動方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003333840A true JP2003333840A (ja) 2003-11-21

Family

ID=29701437

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002140595A Withdrawn JP2003333840A (ja) 2002-05-15 2002-05-15 スイッチング電源装置及びその起動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003333840A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204082A (ja) * 2004-12-21 2006-08-03 Fuji Electric Device Technology Co Ltd スイッチング電源制御用半導体装置およびスイッチング電源制御用回路
JP2008054478A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
JP2012105412A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Honda Motor Co Ltd 電源装置
JP2013240187A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Cosel Co Ltd スイッチング電源装置
US9293983B2 (en) 2012-12-21 2016-03-22 Sanken Electric Co., Ltd. Switching power-supply apparatus

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006204082A (ja) * 2004-12-21 2006-08-03 Fuji Electric Device Technology Co Ltd スイッチング電源制御用半導体装置およびスイッチング電源制御用回路
JP2008054478A (ja) * 2006-08-28 2008-03-06 Sanken Electric Co Ltd スイッチング電源装置
US7545657B2 (en) 2006-08-28 2009-06-09 Sanken Electric Co., Ltd. Switching power source apparatus
JP2012105412A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Honda Motor Co Ltd 電源装置
CN102570822A (zh) * 2010-11-09 2012-07-11 本田技研工业株式会社 电源装置
JP2013240187A (ja) * 2012-05-15 2013-11-28 Cosel Co Ltd スイッチング電源装置
US9293983B2 (en) 2012-12-21 2016-03-22 Sanken Electric Co., Ltd. Switching power-supply apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3578124B2 (ja) スイッチング電源装置
JP3883826B2 (ja) スイッチング電源装置
EP2621069B1 (en) Flyback converter with primary side voltage sensing and overvoltage protection during low load operation
JP3652351B2 (ja) スイッチング電源装置
JP3236587B2 (ja) スイッチング電源装置
EP1479156B1 (en) Noise reduction in a power converter
JPS5936151Y2 (ja) 電源回路
JP3760379B2 (ja) スイッチング電源装置
JPH09247929A (ja) スイッチング電源装置
JPH11275857A (ja) スイッチング電源回路
JP2003333840A (ja) スイッチング電源装置及びその起動方法
JPH08317637A (ja) スイッチング電源装置のソフトスタート回路
JP2003033014A (ja) スイッチング電源装置及びその起動方法
JPH09261958A (ja) 無停電性スイッチングレギュレータ
JP3141675B2 (ja) スイッチング電源装置
JP2002354798A (ja) スイッチング電源装置
JP2004015993A (ja) 無負荷時省電力電源装置
JP2004328837A (ja) スイッチング電源回路およびこれを備えたスイッチングレギュレータ
JP4680453B2 (ja) スイッチング電源
JPH10337019A (ja) スイッチング電源
EP0824781B1 (en) Power-supply circuit
JP2002315342A (ja) スイッチング電源装置
JP2002017086A (ja) スイッチング電源
JP2002199613A (ja) 二次電池の充電回路
JPH10337017A (ja) スイッチング電源装置

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802