JPH0556288U - 溶融炉 - Google Patents

溶融炉

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JPH0556288U
JPH0556288U JP42192U JP42192U JPH0556288U JP H0556288 U JPH0556288 U JP H0556288U JP 42192 U JP42192 U JP 42192U JP 42192 U JP42192 U JP 42192U JP H0556288 U JPH0556288 U JP H0556288U
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melting
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武士 高橋
敏夫 正木
清志 山中
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動力炉・核燃料開発事業団
石川島播磨重工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉の簡易化、小型化を図る。 【構成】 溶融槽21の液面付近に、溶融槽21の材料
投入位置11から水平方向に離間して配置される液位検
出用プローブ25と、この液位検出用プローブ25と材
料投入位置11との間を遮断しつつ溶融物Gに対して一
部浸漬状態となる半割筒状のカバー31とを溶融槽21
の天井壁23から吊り下げ状態に設け、このカバー31
によって材料の投入による一時的な液面変動をプローブ
25に伝えないようにしている。そして、そのプローブ
25は、材料が投入される溶融槽21内に配置され、カ
バー31は、プローブ25と材料投入位置との間を遮断
するだけのものでよく、簡単な構造とすることができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は槽の液面付近に液位検出用プローブを有する溶融炉に関する。
【0002】
【従来の技術】
図4は溶融炉の従来例を示すものである。該溶融炉は、耐火材からなる槽1の 内部が上下方向に延びる隔壁2により溶融槽3と計測槽4とに区画されており、 溶融槽3には水平方向に対向する一対の主電極5(図4の紙面と直交する方向に 対向している)及び一対の補助電極6が設けられるとともに、槽1の底壁部に底 部電極7が設けられて、ほうけい酸ガラス等の溶融対象物に直接通電し、溶融対 象物自身の抵抗発熱によって溶融状態にする構成となっている。符号8は溶融槽 3の外底部に設けた流下ノズルであり、底部電極7を貫通する流下孔9に連通し て、内部の溶融物Gを排出するようになっている。
【0003】 一方、計測槽4は、その下部で溶融槽3と連通しており、内部には、側壁部を 貫通する複数の液位検出用プローブ10が高さ方向に間隔をおいて設けられてい る。これらプローブ10は、例えば熱電対によって構成され、計測槽4の目標液 面に対して上下に間隔をおいて配置され、これらプローブ10の何番目までが溶 融物Gに浸漬したかによって、液面のレベルを判定するようにしている。 このような溶融炉は、例えば放射性廃棄物をガラス素材とともに溶融混合して いわゆるガラス固化処理する場合等に用いられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、このような溶融炉において、材料は溶融槽3の材料投入口11から 一定量ずつ投入されるため、溶融槽3内にプローブ10を設けると、材料投入時 の液面変動を直接受けてしまい正確に計測できなくなる。このため、溶融槽3に 対して隔壁2により区画した計測槽4を設けて、その中にプローブ10を配置す るようにしているが、この計測槽4を溶融槽3とは別個に設けているため、溶融 炉全体が大型化、複雑化するという問題がある。特に、放射性廃棄物のガラス固 化処理に使用される溶融炉の場合は、大型化すると、炉の交換等の際の廃棄物量 が増大し、その後処理に多くの労力が必要になって好ましくない。
【0005】 本考案は、炉の簡易化、小型化を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案の溶融炉は、溶融槽の液面付近に、該溶融槽の材料投入位置から水平方 向に離間して配置される液位検出用プローブと、該液位検出用プローブと前記材 料投入位置との間を遮断しつつ溶融物に対して一部浸漬状態となるカバーとを設 けたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
本考案の溶融炉においては、溶融物に対して一部浸漬状態となるカバーによっ てプローブが材料投入位置に対して遮断状態となるから、材料の投入による一時 的な液面変動には影響されず実質的な液面の変動のみ検出することができる。そ して、そのプローブは、材料が投入される溶融槽内に配置され、カバーは、該プ ローブと材料投入位置との間を遮断するだけのものでよく、簡単な構造とするこ とができる。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の溶融炉を放射性廃棄物のガラス固化処理のための溶融炉に適用 した一実施例について図1ないし図3を参照しながら説明する。 この溶融炉は、図1に全体構造を示したように、その内部が溶融槽21のみと され、この溶融槽21は、その側壁部の下部位置が断面V字状に狭められて傾斜 内面22とされ、該傾斜内面22の上方位置に主電極5、傾斜内面22における 高さ方向の途中位置に補助電極6が設けられるとともに、傾斜内面22の最底部 に臨むように底部電極7が設けられ、該底部電極7に、溶融槽21の下方に延び る流下ノズル8が一体に設けられている。また、溶融槽21の天井壁23の中央 部には、溶融槽21内に材料を供給するための材料投入口11が設けられている 。
【0009】 そして、溶融槽21の液面位置における内壁面付近に、例えば棒状の電極から なる複数本の液位計測用プローブ25が設けられている。これらプローブ25は 、図2に示すように、複数本が保持ブロック26に相互に平行状態に固定されて 、溶融槽21の天井壁23に貫通状態に吊り下げられているとともに、それぞれ が異なる長さに形成されていることにより、各プローブ25の先端位置が上下方 向にずれて配置されている。また、これらプローブ25よりも下方位置における 溶融槽21の側壁部には、該プローブ25に対して電位差を付与する電極27が 前記主電極5等とは別に設けられるとともに、該電極27とプローブ25との間 に、電源28、可変抵抗器29、及び各プローブ25に対応した複数の電流計等 の表示器30が溶融槽11の外部を経由して接続されている。したがって、プロ ーブ25が溶融物Gに対して浸漬状態となると、該溶融物Gを介してプローブ2 5に電流が流れ、その通電がなされたことが対応する表示器30により表示され ることにより、長さが異なる各プローブ25のうち、どのプローブが浸漬状態と なったかがわかるようになっている。
【0010】 また、前記保持ブロック26には、プローブ25の回りを一体に囲むようにカ バー31が設けられている。このカバー31は、セラミックス(例えばAl23 )等の絶縁材によって半割筒状に形成され、その半割切欠部32を溶融槽21の 内壁面に向けて配置されることにより、該内壁面との間に隙間33を形成してい るとともに、円弧壁部34によってプローブ25を溶融槽21の中央部における 前記材料投入口11の直下、つまり材料投入位置に対して遮断した状態としてい る。また、カバー31の上端部は溶融槽21の天井壁23を貫通して外部に臨ま せられており、その上端にフランジ35が形成されて、溶融槽21のフランジ3 6と締結されている。なお、このカバー31は、溶融物Gの液面付近に、該溶融 物Gに対して一部浸漬可能に配置されており、その長さは液面が変動する範囲を カバーし得る程度でよい。
【0011】 このように構成した溶融炉において、各プローブ25のうちのいずれかが溶融 物Gに浸漬状態となると、該溶融物Gが電気良導体(溶融物Gがほうけい酸ガラ スの場合であると固有抵抗が例えば6Ω/cm)であることにより、溶融物Gに 対して埋没状態となっている電極27とプローブ25との間で溶融物Gを介して 電流が流れ、該プローブ25に接続されている表示器30に表示される。そして 、各プローブ25の先端位置が上下方向にずれて配置されていることにより、最 も下方に先端位置があるプローブ25から順次浸漬状態となり、各プローブ25 にそれぞれ表示器30が接続されているから、これら表示器30の検出結果によ り、どのプローブ25が溶融物Gに浸漬状態となったかを判別することができ、 下から何番目までが浸漬状態になったかにより、液面の位置を知ることができる 。
【0012】 そして、プローブ25を囲むカバー31と溶融槽21の内壁面との間には隙間 33が設けられていることにより、溶融物Gの液面が変動すれば、この隙間33 を経由して図3の矢印で示すようにカバー31内にも伝わり、該カバー31内の 液面も追従して変動して、その変動をプローブ25によって検出することができ る。この場合、これらプローブ25による液面位置の検出は溶融炉の運転中連続 的になされるものであり、その運転中は材料が溶融槽21の材料投入口11から 連続的に投入されるのであるが、材料の落下位置である溶融槽21の中央部とプ ローブ25との間が、該プローブ25を囲むカバー31により遮断された状態と なっているため、材料の投入による液面の跳ね上がり等の一時的な変動はプロー ブ25には直接伝わることはなく、実質的な液面の変動のみ正確に検出すること ができる。
【0013】 なお、前記実施例では、各プローブ25は溶融槽21の側壁部ではなく天井壁 23を貫通して設けられているから、溶融物Gが満たされる部分で貫通部を形成 することがなく、漏洩の問題は生じないものである。
【0014】
【考案の効果】
以上の説明から明らかなように、本考案の溶融炉によれば、プローブは、材料 が投入される溶融槽内に配置され、またカバーは、該プローブと材料投入位置と の間を遮断するように単に溶融物に一部浸漬状態となるだけのものでよく、簡単 な構造とすることができ、炉全体の簡易化、小型化を図ることができる。したが って、放射性廃棄物のガラス固化処理に使用される溶融炉等の場合にあっては、 炉の交換等の際の廃棄物量の削減を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の溶融炉の一実施例を示す縦断面図であ
る。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視図である。
【図3】図1のB−B線に沿う矢視図である。
【図4】溶融炉の従来例を示す縦断面図である。
【符号の説明】
5 主電極 6 補助電極 7 底部電極 8 流下ノズル 9 流下孔 11 材料投入口 21 溶融槽 22 傾斜内面 23 天井壁 25 プローブ 26 保持ブロック 27 電極 28 電源 29 可変抵抗器 30 表示器 31 カバー 32 半割切欠部 33 隙間 34 円弧壁部 35,36 フランジ
フロントページの続き (72)考案者 山中 清志 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社豊洲総合事務所内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 溶融槽の液面付近に、該溶融槽の材料投
    入位置から水平方向に離間して配置される液位検出用プ
    ローブと、該液位検出用プローブと前記材料投入位置と
    の間を遮断しつつ溶融物に対して一部浸漬状態となるカ
    バーとを設けたことを特徴とする溶融炉。
JP1992000421U 1992-01-09 1992-01-09 溶融炉 Expired - Lifetime JP2572674Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1992000421U JP2572674Y2 (ja) 1992-01-09 1992-01-09 溶融炉

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JP1992000421U JP2572674Y2 (ja) 1992-01-09 1992-01-09 溶融炉

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JPH0556288U true JPH0556288U (ja) 1993-07-27
JP2572674Y2 JP2572674Y2 (ja) 1998-05-25

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