JPH0556126B2 - - Google Patents

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JPH0556126B2
JPH0556126B2 JP58081007A JP8100783A JPH0556126B2 JP H0556126 B2 JPH0556126 B2 JP H0556126B2 JP 58081007 A JP58081007 A JP 58081007A JP 8100783 A JP8100783 A JP 8100783A JP H0556126 B2 JPH0556126 B2 JP H0556126B2
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JP58081007A
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Masayuki Takagi
Kazufumi Nishimura
Koichi Sagawa
Hidetoshi Sakurai
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Filters For Electric Vacuum Cleaners (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、使い捨て式の電気掃除機用集塵フイ
ルターに関する。
〔発明の背景〕
最近における都市部のゴミを分析した結果、大
量のケナガコナダニが発生しており、これにつれ
て、ケナガコナダニの天敵である家ダニも発生し
ている。
そして、その原因は、都市部の過密化によつて
高層住宅が出現するにしたがい、各室の密閉度が
高まるとともに、古来から自然の建築材料が果た
していた適度の室内乾湿調整がくずれ、その結果
として、床面畳床の湿度増大が一因となつている
ことは否めない。
ところで、ケナガコナダニの虫体や死骸は、ぜ
んそくなどの呼吸器系の病気や川崎病の原因はな
いかともいわれている。また、家ダニは、人体か
ら直接血を吸うなどし、腫れや痒みを与える。
しかして、前記したごとき有害微生物が発生し
てくるようになると、これら有害微生物をゴミと
ともに捕集する電気掃除機の機能も、従来のよう
に、単にゴミを捕集するというだけでは不足であ
り、掃除機運転によつて一度捕集したダニ、その
他の有害微生物のうち、たとえ掃除機本体から脱
出するダニ類があつても、これを短時間のうちに
死に至らしめ、これらダニ類の大量繁殖を防止す
る対策の必要が緊急の課題になつている。
なお、袋状をなす電気掃除機用集塵フイルター
内にダニ類を捕集し、長時間放置した場合、餌が
ゴミの中にありかつ、湿度40%以上、温度の上限
が50度程度であれば、前記集塵フイルターの中で
大量のダニ類が繁殖することが実験により確認さ
れている。
本発明の使い捨て式電気掃除機用集塵フイルタ
ーの使用中、およびフイルター交換後であるゴミ
捨て後の使われ方を考慮してなされたものであつ
て、掃除機運転によつて袋状集塵フイルターの一
度捕集した家ダニ、ケナガコナダニなどの有害微
生物のうち、たとえ前記集塵フイルターから脱出
するダニ類があつても、これを短時間のうちに死
に至らせしめ、これらダニ類の大量繁殖を防止し
て、衛生的にゴミ処理をおこなうことに加えて、
フイルターを掃除機から外して捨てた後も殺菌効
果を持続して、ゴミからダニや菌類が繁殖するの
を防止する一方、掃除機そのものには、使い捨て
式フイルターの交換によつて常に殺菌効果を甦ら
せることのできる、環境衛生上すぐれた電気掃除
機用集塵フイルターを提供することにある。
〔発明の概要〕
前記目的は、電気掃除機の集塵部に着脱自在に
装着する使捨て袋状フイルターのゴミ吸込口近傍
に、防虫剤、殺虫剤などの駆除薬剤処理をほどこ
すことによつて達成される。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を、第1図〜第5図の一実施例に
もとづいて説明すると、第1図は本発明に係る使
い捨てフイルター10を組み込んだ電気掃除機の
全体的内部構造を示す縦断側面図、第2図は第1
図に符号6で示す前蓋装置を開いて袋状集塵フイ
ルター10を取り出した状態の斜視図、第3図は
第1図に符号4で示す集塵装置の斜視図、第4図
は前記集塵フイルター10の拡大正面図、第5図
は第4図の斜視図である。
第1図および第2図において、1は掃除機の本
体ケース、2はモータ、3はコードリール、4は
集塵装置、5は除塵装置、6は前蓋装置を示して
いる。
しかして、本体ケース1は、その上部にハンド
ル7を有し、下部にキヤスター8と車輪9とを有
し、また上部前方には、後述する集塵フイルター
10の目詰りを表示するインジケータ11と、前
蓋装置6を開閉するためのクランプ12とを有す
る。
モータ2は、モータ室13内に位置して、前側
防振ゴム14と後側防振ゴム15とにより防振支
持され、モータ室13の後部には、排気室16が
設けられており、コードリール3には、コード1
7が巻かれている。
集塵装置4は、第3図に示すように、サブ集塵
フイルター18(なお、このサブ集塵フイルター
18は、集塵フイルター10の手持ち、すなわち
予備の分がない場合に、間に合わせに掃除ができ
るよう、従来と同様、集塵装置4に組み込まれて
いる)と、集塵フイルター10の紙袋10aと、
紙袋支持部材10bと、紙袋支持部材10bと一
体に連設されたゴミ排出防止蓋10c(第2図〜
第5図)と、紙袋支持部材10bを支持する紙袋
支持部材19と、紙袋支持部材10bを集塵装置
4内で位置決めさせる紙袋支持部材位置決めピン
20と、フイルターパツキン21と、ネツトフイ
ルター22とにより構成されている。
また、前記紙袋支持部材10bには、ダスト吸
込口23(第3図)があり、このダスト吸込口2
3(第3図)があり、このダスト吸込口23は、
前蓋装置6のホース口24に対し、シールパツキ
ン25を介して接続される。
さらに、前記集塵装置4の後部には、周知の除
装置5が設けられており、この除塵装置5によつ
て集塵装置4の除塵をおこなう。
以上の構成におおいて、モータ2を回転し、吸
口(図示せず)からゴミを吸い込むと、このゴミ
は、延長管(図示せず)およびホース(図示せ
ず)を通り、前蓋装置6のホース口24から紙袋
支持部材10bのダスト吸込口23を通り、紙袋
10a内に捕集さされる。捕集されたゴミで紙袋
10aがいつぱいになると、インジケータ11が
動作し、風量低下を使用者に知らせる。
これにより、使用者は電源を切り、第2図に示
すごとく、前蓋装置6のクランプ12を押して前
蓋装置6を開き、集塵装置4にセツトされている
集塵部フイルター10のゴミ排出防止蓋10c
を、これと一体に連設されている紙袋支持部材1
0bの境界部で折り、ゴミ捨てに際してダスト吸
込口23からゴミがこぼれないように、当該ダス
ト吸込口23に蓋をする。そして、その後、紙袋
支持部材10bの両側を持ち、集塵装置4から集
塵フイルター10を引き出して捨てた後、新しい
集塵フイルター10を集塵装置4にセツトする。
しかして、本実施例においては、第4,5図に
示すごとく、集塵フイルター10の一部を構成す
る紙袋支持部材10bに防虫およびダニ殺虫剤を
浸透させておくようにしたものであり、これによ
り、紙袋10a内に捕集されたダニ類がダスト吸
込口23から脱出しようと紙袋支持部材10bに
伝つて這い出してくると、当該紙袋支持部材10
bに浸透されている防虫およびダニ殺虫剤は、そ
の間にダニ虫体や有害微生物の毛穴などから体内
に入り、たとえダニ類が紙袋10a外に脱出して
も短時間のうちに死に至らせしめるため、人体に
害を与えるものではなく、安心である。
第6図は本発明フイルターの第2の実施例を示
すダスト吸込口23付近の縦断側面図であり、紙
袋支持部材10bのうち、10b′は防虫およびダ
ニ殺虫剤を進浸透させない紙袋支持部材、10
b″は防虫およびダニ殺虫剤を浸透させて紙袋支持
部材である。これを換言すると、本実施例は、紙
袋支持部材10b′と紙袋支持部材10b″とを2層
に貼り合わせ、防虫およびダニ殺虫剤を浸透させ
た紙袋支持部材10b″の内側に紙袋10aを接合
したものである。すなわち、前記構成は、いくら
人体に影響がないといつても、使用者によつては
触れたくないという向きを考慮して、集塵フイル
ター10の交換時に直接手が触れる紙袋支持部材
10b′の部分に防虫およびダニ殺虫剤を浸透させ
ないよう配慮したものである。
第7図は本発明フイルターの第3の実施例を示
すダスト吸込口23付近の縦断側面図、第8図は
第7図のA矢視図であり、10bはその裏面、す
なわち紙袋10aとの接合面に防虫およびダニ殺
虫剤の混合接着糊26を塗布した紙袋支持部材で
ある。
しかして、本実施例も第6図の実施例と同様、
集塵フイルター10の交換時に直接手が触れる紙
袋支持部材10bの表面に防虫およびダニ殺虫剤
を塗布しないように配慮したものであり、本実施
例によれば、第6図の実施例に比較して、紙袋支
持部材の枚数が1枚少なくて済み、価格の低減化
に寄与する。
第9図は本発明フイルターの第4の実施例を示
す正面図、第10図イ,ロ,ハはそれぞれ第9図
に示す集塵フイルター10の使用状態を順を追追
つて説明するダスト吸込口23付近の斜視図であ
り、10bは集塵フイルター10の紙袋支持部
材、10cは紙袋支持部材10bと一体に連設さ
れたゴミ排出防止蓋を示し、前記紙袋支持部材1
0bとゴミ排出防止蓋10cとには、防虫おつび
ダニ殺虫剤が塗布または浸透されている。27は
ゴミ排出防止蓋10cの一面(換言すると、ゴミ
捨て時、紙袋支持部材10bとの境界部でゴミ排
出防止蓋10cを折り曲げたときに、紙袋支持部
材10bに設けられているダスト吸込口23と対
向する面)に塗布した接着剤、28はゴミ排出防
止蓋10cの一面(接着剤27を塗布した側の
面)を覆つた保護シートを示す。
すなわち、本実施例においては、ゴミ排出防止
蓋10cにほどこした接着剤27の表面を剥離自
在な保護シート28で覆つたおき、ゴミ捨て時、
ゴミ排出防止蓋10cを折り曲げるときに保護シ
ート28をはがし、ゴミ排出防止蓋10cを接着
剤27で紙袋支持部材10bに接合することによ
り、当該紙袋支持部材10bとダスト吸込口23
を密封するようにしたものであり、その効果とし
ては、紙袋10a内を密封状態とすることによ
り、当該紙袋10a内に一度捕集したダニ類の紙
袋10a外への脱出を確実に防止することができ
る。
しかして、前記各実施例において、紙袋10a
にも防虫およびダニ殺虫剤を浸透させたり、ある
いは紙袋10a内に防虫およびダニ殺虫剤を塗布
したりすれば、紙袋10a内を歩きまわるダニ類
を防虫およびダニ殺虫剤との接触頻度が高くなる
ため、当該紙袋10a内におけるダニ類の繁殖を
大幅に抑制することができる。なお、参考まで
に、含水量15%に調製した粉末飼料50gと供試ダ
ニ0.5gとを紙袋内に入れ、よく混合せせて、湿度
80〜100%の恒温槽に紙袋(この紙袋には、我が
国で一般に市販されている防虫およびダニ殺虫剤
をほどこした)ごとに保存し、10日後に紙袋を取
り出し、紙袋内から供試ダニ0.1gを取つて、顕微
鏡下で生きているダニの数を数える実験を3回ず
つおきなつた平均結果は第11,12図のとおり
であり、実験によれば、第11図に示すように、
紙袋に対して防虫およびダニ殺虫剤の含有量を
1.23g/m2以上含有させた場合、特に良好なダニ
殺虫剤率が得られることを確認した。
また、第12図(紙袋開封後月数―ダニ殺虫率
特性線図)には、前記結果にもとづく殺虫剤紙袋
含有量(1.23g/m2)の場合を示した。
以上に述べたところをも総合して、前記実施例
によれば、要約して、次のような効果を奏するこ
とができる。
すなわち、 (1) 集塵したゴミを収容する紙袋10aと、前記
紙袋10aを電気掃除機の集塵部に着脱自在に
装着する紙袋支持部材10bとからなる使い捨
て式電気掃除機用集塵フイルター10における
その紙袋支持部材10bに、防虫およびダニ殺
虫剤をほどこしたことにより、掃除機運転によ
つて一度捕集したダニ、その他の有害微生物の
うち、たとえ紙袋10aから脱出するダニ類が
あつても、これを短時間のうちに死に至らしめ
ることができる。
(2) 前記(1)の結果、ゴミを収容した集塵フイルタ
ー10を長期間ゴミ箱に放置しておいても、フ
イルター10は殺菌効果を持続し、紙袋10a
内のダニ類がゴミ箱の中に出て繁殖することが
ない。
(3) 第3図〜第5図に示すように、紙袋支持部材
10bと一体に、ゴミ捨てに際して前記紙袋支
持部材10bのダスト吸込口23を塞ぐ、折曲
げ自在なゴミ排出防止蓋10cを連設すること
により、ゴミ捨て時、ダスト吸込口23から不
慮にゴミがこぼれのを防止することができる。
(4) 第6図に示すように、防虫およびダニ殺虫剤
をほどこさない紙袋支持部材10b′と防虫およ
びダニ殺虫剤をほどこした紙袋支持部材10
b″とを2層に貼り合わせ、防虫およびダニ殺虫
剤をほどきした紙袋支持部材10b″の内側に紙
袋10aを接合することにより、集塵フイルタ
ー10の交換時に直接手が触れる紙袋支持部材
10b′の部分に防虫およびダニ殺虫剤をほどこ
さないように配慮した。すなわち、いくら人体
に影響がないといつても、使用者によつては触
れたくないという向きを考慮して、集塵フイル
ター10の交換時に直接手が触れる紙袋支持部
材10b′の部分に防虫およびダニ殺虫剤をほど
こさないように配慮した。
(5) 第7図および第8図に示すように、紙袋支持
部材10bの裏面である紙袋取付側に位置し
て、防虫およびダニ殺虫剤をほどこすことによ
り、第6図の実施例と同様、集塵フイルター1
0の交換時に直接手が触れる紙袋支持部材10
bの表面に防虫およびダニ殺虫剤を塗布しない
ように配慮することができ、また第7図および
第8図の実施例によれば、第6図の実施例に比
較して、紙袋支持部材の枚数が1枚少なくて済
み、価格の低減化に寄与する。
(6) 第9図および第10図に示すように、紙袋支
持部材10bと一体に連設されかつ、ゴミ捨て
に際して前記紙袋支持部材10bのダスト吸込
口23と対向するゴミ排出防止蓋10cの面部
に接着剤27を塗布し、この接着剤27の表面
を、剥離自在な保護シート28で被覆すること
により、ゴミ捨て時、ゴミ排出防止蓋10cを
折り曲げるときに保護シート28をはがし、ゴ
ミ排出防止蓋10cを接着剤27で紙袋支持部
材10bに接合して、当該紙袋支持部材10b
のダスト吸込口23を密封することができ、そ
の効果としては、紙袋10a内を密封状態とす
ることにより、当該紙袋10a内に一度捕集し
たダニ類の紙袋10a外への脱出を確実に防止
することができる。
なお、電気掃除機用集塵フイルターそのもので
はないが、「排気の殺菌方法」と題する特開昭50
−128677号公報には、電気掃除機本体内の空気通
路周辺に殺菌剤を塗布する技術が開示されてい
る。
しかして、同公報に記載の技術が解決しようと
している課題は、掃除機本体から排出される空気
流中の雑菌除去にある。
しかしながら、前掲特開昭50−128677号公報に
記載の技術によれば、掃除機本体内の空気通路周
辺に塗布した殺菌剤が、当該掃除機本体内に高速
吸引されたゴミ、特に硬いゴミと接触して剥離す
ることが十分に考えられ、これが長期にわたつて
繰返しおこなわれると、前記殺菌剤、すなわち掃
除機本体内の空気通路周辺に塗布した殺菌剤によ
る排気流中の雑菌除去効果も損なわれることは否
めない。
これに対し、掃除機本体内の空気通路周辺に塗
布した殺菌剤が剥離した場合、あるいは定期的
に、前記空気通路の周辺に殺菌剤を塗布し直すこ
とが考えられるが、掃除機本体内の空気通路のよ
うに、挟い空間部分に一般のユーザーが殺菌剤を
塗布する作業は難しく、一方、この作業を、その
都度、業者に委託するのも煩わしさをともない、
面倒であり、現実的な方法であるとは云い難い。
他方、前掲特開昭50−128677号公報に記載の殺
菌方法によつて処理された電気掃除機を使用した
場合、次のような問題もある。
すなわち、特開昭50−128677号公報に記載の電
気掃除機を用いた場合であつても、ダスト集塵部
がゴミでいつぱいになつた場合は、このゴミを掃
除機本体から取にり出して捨てる訳であるが、前
記のようにして捨てられたゴミは、周囲に障壁と
なる物体(たとえば紙袋の袋壁)が存在しないた
め、ゴミ内で生き残つたダニなどの害虫が容易に
周囲に這い出す不具合がある。これを換言する
と、特開昭50−128677号公報に示す従来技術にあ
つては、掃除機本体内でいつぱいになつたゴミを
当該掃除機本体から取り出し、捨てた後の害虫対
策である環境衛生保護の点についてまで認識して
おらず、この点で改良の余地がある。
これに対し、本発明によれば、掃除機運転によ
つて袋状集塵フイルターに一度捕集した家ダニ、
ケナガコナダニなどの有害微生物のうち、たとえ
前記集塵フイルターから脱出するダニ類があつて
も、これを短時間のうちに死に至らしめ、これら
ダニ類の大量繁殖を防止して、衛生的にゴミ処理
をおこなうことができ、生活環境の微生物での再
汚染を防止ることができる。
なお、前記各実施例においては、防虫およびダ
ニ殺虫剤を用いた場合について例示したが、これ
と同等の効果を有する微生物殺虫剤を広く用いる
ことができる。
〔発明の効果〕
本発明は以上のごときであり、本発明は、使い
捨て式電気掃除機用集塵フイルターの使用中、お
よびフイルター交換後であるゴミ捨て後の使われ
方を考慮してなされたものであつて、本発明によ
れば、掃除機運転によつて袋状集塵フイルターに
一度捕集した家ダニ、ケナガコナダニなどの有害
微生物のうち、たとえ前記集塵フイルターから脱
出するダニ類があつても、これを短時間のうちに
死に至らしめ、これらダニ類の大量繁殖を防止し
て、衛生的にゴミ処理をおこなうことに加えて、
フイルターを掃除機から外して捨てた後も殺菌効
果を持続して、ゴミからダニや菌類が繁殖するの
を防止する一方、掃除機そのものには、使い捨て
式フイルターの交換によつて常に殺菌効果を甦ら
せることができ、このように使い捨て式フイルタ
ーの交換使用サイクルによつて生活環境のダニや
菌類での再汚染を防止した、環境衛生上すぐれた
電気掃除機用集塵フイルターを提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明の一実施例を示し、第
1図は本発明に係る使い捨てフイルター10を組
み込んだ電気掃除機の全体的内部構造を示す縦断
側面図、第2図は第1図に符号6で示す前蓋装置
を開いて袋状集塵フイルター10を取り出した状
態の斜視図、第3図は第1図に符号4で示す集塵
装置の斜視図、第4図は前記集塵フイルター10
の拡大正面図、第5図は第4図の斜視図、第6図
は本発明フイルターの第2の実施例を示すダスト
吸込口23付近の縦断側面図、第7図は本発明フ
イルターの第3の実施例を示すダスト吸込口23
付近の縦断側面図、第8図は第7図のA矢視図、
第9図は本発明フイルターの第4の実施例を示す
正面図、第10図イ,ロ,ハはそれぞれ第9図に
示す集塵フイルター10の使用状態を順に追つて
説明するダスト吸込口23付近の斜視図、第11
図および第12図はいずれも本発明フイルターの
実験効果説明図である。 10…集塵フイルター、10a…紙袋、10b
…紙袋支持部材、10c…ゴミ排出防止蓋、23
…ダスト吸込口、27…接着剤、28…保護シー
ト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 電気掃除機の集塵部に着脱自在に装着する使
    い捨て袋状フイルターのゴミ吸込口近傍に、防虫
    剤、殺虫剤などの駆除薬剤処理をほどこしたこと
    を特徴とする電気掃除機用集塵フイルター。 2 特許請求の範囲第1項記載において、前記集
    塵フイルターは、集塵したゴミを収容する袋部材
    と、前記袋部材を電気掃除機の集塵部に着脱自在
    に装着する袋支持部材とからなり、前記袋支持部
    材に、防虫剤、殺虫剤などの駆除薬剤処理をほど
    こした電気掃除機用集塵フイルター。 3 特許請求の範囲第1項記載において、前記集
    塵フイルターは、集塵したゴミを収容する袋部材
    と、前記袋部材を電気掃除機の集塵部に着脱自在
    に装着する袋支持部材とからなり、前記袋支持部
    材に、防虫剤、殺虫剤などの駆除薬剤処理をほど
    こし、かつ前記袋支持部材と一体に、ゴミ捨てに
    際して前記袋支持部材のダスト吸込口を塞ぐ、折
    曲げ自在なゴミ排出防止蓋を連設した電気掃除機
    用集塵フイルター。 4 特許請求の範囲第1項記載において、前記集
    塵フイルターは、集塵したゴミを収容する袋部材
    と、前記袋部材を電気掃除機の集塵部に着脱自在
    に装着する袋支持部材とからなり、前記袋支持部
    材を、防虫剤、殺虫剤などの駆除薬剤処理をほど
    こした袋支持部材と、駆除薬剤処理をほどこさな
    い袋支持部材との貼合せ2層構造とし、かつ駆除
    薬剤処理をほどこした袋支持部材を内側として、
    これに袋部材を取り付けた電気掃除機用集塵フイ
    ルター。 5 特許請求の範囲第1項記載において、前記集
    塵フイルターは、集塵したゴミを収容する袋部材
    と、前記袋部材を電気掃除機の集塵部に着脱自在
    に装着する袋支持部材とからなり、かつ前記袋支
    持部材の裏面である袋取付側に駆除薬剤を塗布し
    た電気掃除機用集塵フイルター。 6 特許請求の範囲第3項記載において、袋支持
    部材と一体に連設されかつ、ゴミ捨てに際して前
    記袋支持部材のダスト吸込口と対向するゴミ排出
    防止蓋の面部に接着剤を塗布し、この接着剤の表
    面を、剥離自在な保護シートで被覆した電気掃除
    機用集塵フイルター。
JP8100783A 1983-05-11 1983-05-11 電気掃除機用集塵フィルター Granted JPS59207124A (ja)

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JP15581994A Division JPH07143951A (ja) 1994-07-07 1994-07-07 電気掃除機用集塵フィルター
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