JPH0556118U - 水虫チューブ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、足の指にできる水虫を治療ない
しは軽減するために、足の指にはめて指の間の乾燥を促
進するチューブに関するものである。 【構成】 図２に示すように、吸水性と通気性の高い素
材で製作された水虫チューブ（５）を足の指（４）には
めることによって、水虫の一番できやすい小指、薬指、
中指間の汗を吸収し、かつ指間にすきまを作ることによ
って通気性を改善して、水虫を防止するものである。

Description

【考案の詳細な説明】 本実用新案は足の指にできる水虫を治療ないしは軽減するために、足の指には めるものに関するものである。

従来、この水虫を治すためにいろいろな薬が開発されかなり効果のあるものも ある。しかしながら、水虫はなかなか根治しにくい病気であり、またたとえ治っ たとしても足指を過湿な環境におく習慣が変わらない以上、再発の可能性が高い 病気である。

ところで、水虫は皮膚が乾燥する場所では発生しない。長時間靴下をはき、靴 を履いていても、指と指の隙間の大きい親指と人差し指のあいだにはほとんど水 虫の発生はみられない。水虫は足の指の中でも密着性の高い小指、薬指、中指、 人差し指の間にできやすい。したがって、靴下や靴をはいていても、足の指と指 の間が接触せずしかも通気性が良好であれば水虫はほとんど発生しないことにな る。このためには、通気性の良好な素材を足の指と指の間にはさみ、足指どうし が接触せずかつ指間の通気性が良好となればよい。

本案は、このような考え方により考案されたもので、これを図面２について説 明すれば、（４）が足の指であり、（５）が水虫チューブである。この水虫リン グは次の作用によって過湿な環境を改善する。すなわち、これをはめることによ って、指と指の間に隙間を生じさせ通気性を良くし、乾燥を促進する。過湿な環 境における皮膚と皮膚の接触が水虫の増殖に大きく影響する。さらに水虫の治療 薬を添加しておけば効果的であるが、足指の環境改善という日常の継続的使用に おいては薬品はなるべく使用しないほうが良いと思われる。このようにして、足 指の環境を改善することにより、水虫は自然と軽減、治療され、なくなってしま うものである。

また、この水虫チューブはその上から普通の靴下をはくことができるため、靴 を脱いでもほとんどわからない利点がある。

なお、材質についてはいろいろ検討したが、吸水性の高い紙、木綿等よりも、 むしろ通気性の高い合成繊維（浴用タオル）の方が効果的であった。

この場合、水虫チューブの内径は１５〜２０ｍｍ程度、幅１５ｍｍ程度、チュ ーブの厚みは３ｍｍ程度が適当であった。

また、水虫チューブは足指からはずれやすいと思われるかもしれないが、足指 は指先に肉が付いていて指の付け根より太いためはずれにくいものである。水虫 が１箇所であれば指１個のチューブで間に合うが、いろいろな症状の人がおり、 また足指の健康の面からも、図２に示すような４本指用のものを製作したほうが 良いと思われる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の水虫チューブである。

【図２】水虫チューブを足指にはめた状態である。

【符号の説明】

（１）は水虫チューブの幅（２）は水虫チューブの内径
（３）は水虫チューブの厚み （４）は足指 （５）
水虫チューブ

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 図１に示すように、通気性の良好な素材
   でできた、幅（１）が３０ｍｍ以下で、円形に広げた場
   合の内径（２）か３０ｍｍ以下、厚み（３）が５ｍｍ以
   下のもの、及びこのようなものが複数個つながったもの
2. 【請求項２】 図２に示すように、通気性の良好な素材
   で作った足の指にはめるもの