JPH0555962B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、多数本の金属線に一体に被覆を施す
ことによつて製作されるフラツトケーブルを連続
的に巻き取ることのできるフラツトケーブルの巻
き取り方法及びその装置に関する。

「従来の技術」 従来のこの種のフラツトケーブルの巻き取り方
法としては、連続的に送られてくるフラツトケー
ブルを計測した後、軸間が離間自在な複数個のロ
ーラからなるアキユームレータ（蓄線機構）を介
して巻き取り機のリールに巻き取らせるようにし
ており、所定量のフラツトケーブルがリールに巻
き取られた後には、これを空のリールに取り替え
るようにしている。その際、連続的に送られてく
るフラツトケーブルがリール側に送られるのを一
時的に停滞させるために、前記蓄線機構のローラ
の軸間を互いに離間させることにより、走行中の
フラツトケーブルを吸収し、その間にリールを取
り替えるようにしている。

「発明が解決しようとする問題点」 ところが、前記従来のフラツトケーブルの巻き
取り方法によれば、リールの交換には、ある程度
の作業時間が必要であるとともに、アキユームレ
ータの蓄線量には限界があり、リールの交換に必
要な時間を確保するためには、工程のスピードを
一旦下げ、リールの交換が終了した後には、再度
工程のスピードを元の状態に復帰させる必要があ
るが、この減速操作時にフラツトケーブルの寸法
に誤差が生じることになる。また、アキユームレ
ータの蓄線量を大きくしようとすれば、アキユー
ムレータが大規模な設備となり設備費の増加を招
く等の問題点があつた。

本発明は、前記問題点に鑑みてなされたもの
で、工程のスピードに影響を与えることなく、一
定のスピードでフラツトケーブルを巻き取ること
ができるとともに、所定の位置で切断してつぎの
空のリールに連続的に巻き取ることのできるフラ
ツトケーブルの巻取り方法及びその装置を提供す
ることを目的としている。

「問題点を解決するための手段」 本発明の方法は、前記問題点を解決するため
に、連続的に送られてくるフラツトケーブルの長
さを計尺部で計測しながらリールに巻き取るとと
もに、所定量のフラツトケーブルがリールに巻き
取られたことを前記計尺部で計測した際には、フ
ラツトケーブルの所定位置に粘着部及びミシン目
を設けた後、前記粘着部を新たな空リールに押し
付けて該空リールに固定しながら前記リールと入
れ換えるとともに、このリールと前記空リールと
によつて前記フラツトケーブルに張力を与えなが
ら前記ミシン目の部分で切断することにより、前
記フラツトケーブルを空リールに連続的に巻き取
るようにしており、本発明の装置は、連続的に送
られてくるフラツトケーブルの長さを測定する計
尺部と、この計尺部で計測されたフラツトケーブ
ルをリールに巻き取る巻取部と、前記フラツトケ
ーブルの所定間隔毎に該フラツトケーブルに粘着
部を設けるとともに、フラツトケーブルを幅方向
に切断するためのミシン目を形成するカツター部
とを備えてなり、前記巻取部には基台内を水平面
上で回転する回転台と、該回転台の内部に設けら
れて前記フラツトケーブルを巻き取るためにリー
ルを回転させる回転軸と、この回転軸に空リール
を供給するリール供給部と、フラツトケーブルが
巻き取られたリールを回収するリール排出部とを
設けたことを特徴としている。

「作用」 本発明のフラツトケーブルの巻取方法によれ
ば、連続的に送られてくるフラツトケーブルは、
ミシン目が形成された粘着部が回転台が回動する
ことによつて移動する空リールに付着するととも
に、回転台の回転に伴つて空リールとフラツトケ
ーブルが巻き取られたリールとによつて引つ張ら
れることによりミシン目から切断される。そし
て、切断された一方のフラツトケーブルの端部に
形成された粘着部が空リールに付着して確実に空
リールに固定されるとともに、切断された他方の
フラツトケーブルの端部に形成された粘着部は既
に巻き取られたフラツトケーブルの表面に付着し
て弛みが生じるのを防ぐ。

「実施例」 以下、本発明を図面を参照しながら説明する。
第１図ないし第１７図は、本発明のフラツトケー
ブルの巻取装置の一実施例を示すものである。フ
ラツトケーブルは、図示しない製造装置により互
いに平行に配置された複数本の導体をポリ塩化ビ
ニール等の絶縁被覆材で連続的に帯状に被覆する
ことにより製造するようにしたものであり、本発
明の巻取装置は、連続的に送られてくる前記フラ
ツトケーブル１の長さを測定する計尺部Ａと、こ
の計尺部Ａで計測されたフラツトケーブル１の一
定間隔毎に粘着部２を設けるとともに、前記粘着
部２にフラツトケーブル１を幅方向に切断するた
めのミシン目３を形成するカツター部Ｂと、この
計尺部Ａで計測されたフラツトケーブル１をリー
ルに巻き取る巻取部Ｃとを主な構成要素としてい
る。

計尺部Ａは基台４の前面側の同一レベル位置に
配置された２つのローラ５，６と、このローラ
５，６の中間の下方の位置に錘のバランス圧によ
つて、上下動自在なローラ７とが設けられてお
り、これらローラ５，６とローラ７との間にフラ
ツトケーブル１掛け渡すことにより、一定の圧力
で引つ張りフラツトケーブル１の弛みを無くすよ
うにしたものである。そして、ローラ５，６の隣
には、フラツトケーブル１をパルス信号によつて
計測するようにしたロータリーエンコーダ８が取
り付けられており、ロータリーエンコーダ８の前
後にはフラツトケーブル１の位置を保持するとと
もにフラツトケーブル１を移送するための一対の
ローラ９，１０が配置されたものとなつている。

カツター部Ｂは基台１１の上面にフラツトケー
ブル１の表面に両面テープ２ａを貼り付けること
により粘着部２を形成するための両面テープ貼付
部１２が配置されており、両面テープ貼付部１２
は両面テープ送出部１３と、この両面テープ送出
部１３から送り出される両面テープ２ａをフラツ
トケーブル１に押し付けて貼付するための貼付ド
ラム１４と、この貼付ドラム１４にフラツトケー
ブル１を押し付けるためにエアシリンダによつて
前記貼付ドラムに離接自在に駆動させるローラ１
５とからなつている。また、符号１４ａは両面テ
ープ２ａを貼付ドラム１４に付勢するための軸体
である。そして、両面テープ貼付部１２の隣には
両面テープ２ａが貼付されたフラツトケーブル１
にミシン目３を入れるためのカツター装置１６が
配設されている。カツター装置１６は、第４図、
第５図に示すように、筒状の回転体１７，１８を
所定間隔離間させて平行に立設させるとともに、
一方の回転体１７の側部には所定間隔（フラツト
ケーブルの導線の間隔と異なるピツチ）毎に切欠
部１９ａ，１９ａ，…が形成されたカツター１
９，１９を固定し、前記回転体１７，１８を所定
の回転速度で回転させながら、それらの間を通過
するフラツトケーブル１を前記回転体１７のカツ
ター１９と回転体１８との間に挾み込んでミシン
目３を形成するようにしたものである。なお、両
面テープ貼付部１２の前方及びカツター装置１６
の後方にはフラツトケーブル１の位置を保持する
ための一対の前部ローラ２０及び後部ローラ２１
が配置されている。

巻取部Ｃは、箱状に形成された基台２２の内部
に図示しない駆動源によつて中心軸線廻りに回転
する回転台２３が設けられているとともに、この
回転台２３の内部には互いに向かい合つて２台の
回転軸２４，２４が配設され、さらに、基台２２
の側部には前記回転軸２４に空リール２５ｓを供
給するためのリール供給部２６と、フラツトケー
ブルの巻き取りが終了した既設のリール（以下、
単に「既設リール」という）２５ｋを回収するリ
ール排出部２７とが配置されている。また、基台
２２の端部にはカツター部Ｂから送られてくるフ
ラツトケーブル１の位置を保持するための一対の
案内ロール２２ａが取り付けられている。

前記回転軸２４は、第１３図に示すように、回
転台２３に形成された貫通孔２３ａの周囲に支持
材２９を固定し、この支持材２９に軸受３０を介
して回転筒３１を回転自在に取り付け、この回転
筒３１の底部に図示しないベルトによつて回転さ
れる溝車３２を固定しするとともに、回転筒３１
の内部にはスプライン３３によつて連結された巻
取軸体３４が設けられており、この巻取軸体３４
の上部にはリール２５を装着するための巻取部３
４ａが固定されている。そして、巻取部３４ａの
所定位置には、相対向する位置にスリツト３５が
形成されているとともに、前記巻取軸体３４及び
巻取部３４ａの内部にはリール２５を巻取部３４
ａに固定するためのリールチヤツク３６が装着さ
れている。このリールチヤツク３６は、棒状体の
上端部に設けられて水平方向外方へ拡開するよう
に付勢されたフツク３６ａを備えたものであり、
このフツク３６ａが巻取部３４ａのスリツト３５
の部分に位置すると、フツク３６ａはスリツト３
５から巻取部３４ａの外に突出して、巻取部３４
ａに装着された空リール２５ｓを固定するように
している。そして、リールチヤツク３６の底部
は、軸受３７を介して該リールチヤツク３６を上
下動させるためのチヤツク用エアシリンダー３８
に連結されており、巻取軸体３４の底部は内側に
軸受３９を介して巻取軸体３４を上下動させるた
めの巻取軸用エアシリンダー４０に取り付けられ
ている。

前記リール供給部２６は支柱４１とその上端部
に水平方向に固定されたアーム部４２とからなつ
ており、第１８図に示すように、支柱４１には空
リール２５ｓ，２５ｓ，…を上下動させるための
昇降装置４３が装備され、アーム部４２にはスク
リユーネジ４４の回転によつて水平方向に移動自
在なリール移送装置４５が設けれら、リール移送
装置４５にはリール２５ｓを把持する把持部４６
が設けられている。

また、リール排出部２７は支柱４７とその上端
部に水平方向に固定されたアーム部４８とからな
つており、第１７図に示すように、支柱４７には
フラツトケーブル１が既に巻き取られた既設リー
ル２５ｋ，２５ｋを上下動させるための昇降装置
４９が装備され、アーム部４８にはスクリユーネ
ジ５０の回転によつて水平方向に移動自在なリー
ル移送装置５１が設けられ、リール移送装置５１
には上下動自在な軸体５１ａを既設リール２５ｋ
の中心部に形成された貫通孔に挿入して係合させ
ることにより、既設リール２５ｋを移動させるよ
うにしている。

つぎに、前記のように構成された本実施例のフ
ラツトケーブルの巻取装置を用いた巻取方法につ
いて説明する。

図示しない製造装置から連続的に送られてくる
フラツトケーブル１は、まず計尺部Ａに入り、ロ
ーラ４，５，６によつて所定の張力で引つ張られ
て弛みを無くした状態で、ロータリーエンコーダ
８によつてその送り長さを計測する。計測された
フラツトケーブル１は、カツター部Ｂを経由して
巻取部Ｃに送られ既設リール２５ｋによつて巻き
取られる。そして、フラツトケーブル１が前記既
設リール２５ｓに十分な量巻き取られたことを計
尺部Ａで計測した際には、まず、カツター部Ｂの
両面テープ貼付部１２において、フラツトケーブ
ル１に両面テープ２ａを貼付することにより、粘
着部２を形成する。両面テープ２ａを貼り付ける
場合には、走行中のフラツトケーブル１をローラ
１５によつて貼付ドラム１４に押し付けるととも
に、両面テープ送出部１３から送り出される両面
テープ２ａを軸体１４ａによつて貼付ドラム１４
に付勢しながら貼付ドラム１４を回転させること
により、前記貼付ドラム１４とローラ１５との間
にはさまれたフラツトケーブル１に所定量の両面
テープ２ａが貼付される。そして、貼付ドラム１
４が所定の回転角度だけ回転して停止すると、フ
ラツトケーブル１の走行力と貼付された両面テー
プ２ａの粘着力によつて両面テープ２ａは所定の
長さに引きちぎられて、第１０図に示すように、
フラツトケーブル１に所定長の両面テープ２ａが
貼付されることとなる。

つぎに、所定長の両面テープ２ａが貼付された
フラツトケーブル１は、両面テープ貼付部１２の
隣に配置されたカツター装置１６内を通過する際
に、切欠部１９ａ，１９ａ，…が形成されたカツ
ター１９を固定した回転体１７と回転体１８とに
よつて挾み込まれ、第１１図に示すように、貼付
された両面テープ２ａの略中央部にミシン目３が
形成される。そして、本実施例においては、第３
図に示すように、フラツトケーブルの導体のピツ
チP₁，P₁，…とカツター１９の切欠部１９ａの
ピツチP₂，P₂，…とを異なる長さにしてあるた
め、フラツトケーブル１の絶縁被覆材の凹部とカ
ツター１９の切欠部１９ａ，１９ａとが完全に一
致することがなく、フラツトケーブル１の導体が
切断されても、絶縁被覆材の斜線の部分１ｓ，１
ｓ，…がミシン目状に残ることなり、この時点に
おいてフラツトケーブル１が完全に切断されるこ
とはない。

そして、カツター部Ｂにおいては、前記フラツ
トケーブル１に両面テープ２ａが貼付され、その
略中央部にミシン目３が形成されるのと略同じ頃
に、巻取部Ｃでは回転台２３が回転し始め、それ
までの間にフラツトケーブル１を巻き取つていた
既設リール２５ｋと、空リール２５ｓとの交換が
行なわれる。まず、第６図に示すように、既設リ
ール２５ｋと空リール２５ｓとはフラツトケーブ
ル１が送られて来る方向と直交するような位置に
あるが、回転台２３が回転するに従つて、第７図
に示すように、平行状態に近付いて行き、さら
に、第８図に示すように、フラツトケーブル１の
送られて来る方向と略平行な状態となる。この状
態において、フラツトケーブル１に形成された粘
着部２は、ミシン目付近が空リール２５ｓに当接
することとなる。そして、この状態において、さ
らに既設リール２５ｋが回転するためにフラツト
ケーブル１は空リール２５ｓと既設リール２５ｋ
との間で引つ張られることとなり、粘着部２に形
成されたミシン目３の部分で切断されることとな
る。そして、ミシン目３で切断されたフラツトケ
ーブル１の一方は、既設リール２５ｋに巻き取ら
れ、最後に粘着部２がフラツトケーブル１の表面
に付着して弛みが生じないようになるとともに、
フラツトケーブル１の他方は空リール２５ｓの軸
部分に粘着部２が付着して絡み着き、空リール２
５ｓの回転とともに該空リール２５ｓに巻き取り
始められる。その際、フラツトケーブル１の粘着
部２が形成された端部は、巻取部Ｃの上部に取り
付けられた回動アーム２２ａ及び２２ｂによつて
既設リール２５ｋ及び空リール２５ｓに押し付け
られることによつて、リールに確実に固定される
ことになる。

さらに、フラツトケーブル１が巻き取られた既
設リール２５ｋは、第１４図に示すように、リー
ルチヤツク３６をチヤツク用エアシリンダー３８
を駆動させて上方へ持ち上げることによつてフツ
ク３６ａを巻取部３４ａ内へ収納し、これによつ
てフツク３６ａと既設リール２５ｋとの係合を解
除する。そして、リールチヤツク３６を巻取部３
４ａ内に収納した状態において、第１５図に示す
ように、巻取部３４ａを既設リール２５ｋから抜
き取り、該既設リール２５ｋを回転台の上部でフ
リーな状態とした後、第１６図に示すように、リ
ール排出部２７の軸体５１ａを前記既設リール２
５ｋの貫通孔に挿入するとともに、スクリユーネ
ジ５０を回転させてリール移送装置５１を支柱４
７側へ移動させ、第１７図に示すように、既設リ
ール２５ｋを他の既設リール２５ｋ，２５ｋ，…
が積層された昇降装置４９へ回収する。

そして、既設リール２５ｋがリール排出部２７
へ収納されると、さらに回転台２３は回転して、
第６図に示すような元の位置に戻り、空リール２
５ｓは連続的にフラツトケーブル１を巻き取ると
ともに、既設リール２５ｋが配設されていた部分
には、リール供給部２６から新たな空リール２５
ｓが供給される。ここで、その供給方法につい
て、図を用いて簡単に説明すると、まず第１８図
に示すように、昇降装置を上昇させて最上段の空
リール２５ｓの底部が回転台２３の上面より僅か
に上方に位置させた後、該空リール２５ｓを把持
部４６で把持した状態で、アーム部４２に沿つて
直線的に移動させることにより、前記空リール２
５ｓの貫通孔を回転台２３の回転軸２４の貫通孔
２３ａの部分に位置させる。

空リール２５ｓが貫通孔２３ａの上部に位置し
たら、第１９図に示すように、リールチヤツク３
６のフツク３６ａを巻取軸３４ａに収納した状態
で巻取用エアシリンダー４０を駆動して前記巻取
部３４ａを空リール２５ｓの貫通孔に挿入し、さ
らに、チヤツク用エアシリンダー３８を駆動させ
てリールチヤツク３６を下降させることにより、
フツク３６ａを巻取部３４ａのスリツト３５から
外へ拡開させて空リール２５ｓの上部に係合させ
ることにより、空リール２５ｓを回転台２３の上
部に固定する。

このようにして、新たな空リール２５ｓを回転
台２３上に備えておくことにより、既設リール２
５ｋにフラツトケーブル１が所定量巻き取られた
際にも、この空リール２５ｓを前述したようにし
て既設リール２５ｋに取り替えて、送られてくる
フラツトケーブル１を連続的にリールに巻き取る
ことができる。

なお、前記実施例においては、粘着部がフラツ
トケーブルに両面テープを貼付することにより形
成されたが、これに限定されることなく、切断さ
れたフラツトケーブルの端部が確実に新たなリー
ルに付着して固定されるとともに、フラツトケー
ブルの表面に付着して弛みが生じないような粘着
部であれば、どのようなものでもよい。

したがつて、本発明のフラツトケーブルの巻取
方法およびその装置によれば、連続的に送られて
くるフラツトケーブル１が所定量リール２５ｋに
巻き取られたことを計尺部Ａで計測した際には、
フラツトケーブル１の所定位置に粘着部２とミシ
ン目３を設けた後、粘着部２を新たな空リール２
５ｓに押し付けてこれに固定しながら空リール２
５ｓと入れ換えるとともに、フラツトケーブル１
に張力を与えながらミシン目３の部分で切断する
ことにより、フラツトケーブル１を空リール２に
巻き取るようにしたものであるので、従来のよう
にリールの交換をする際に、工程のスピードを一
旦下げたり、復帰させたりする必要がなく、減速
操作時のフラツトケーブルに寸法誤差を生じるこ
とがなく、所定の位置で切断して、リールに連続
的に巻き取ることができる。

「発明の効果」 本発明の方法は、連続的に送られてくるフラツ
トケーブルが所定量リールに巻き取られたことを
計尺部で計測した際には、フラツトケーブルの所
定位置に粘着部及びミシン目を設けた後、粘着部
を新たな空リールに押し付けて固定しながらリー
ルと入れ換えるとともに、このリールと前記空リ
ールとによつてフラツトケーブルに張力を与えな
がらミシン目の部分で切断することにより、フラ
ツトケーブルを空リールに連続的に巻き取るよう
にしたものであるので、リールを交換する際に
も、フラツトケーブルのスピードに影響を与える
ことなく一定の状態に保持することができるとと
もに、アキユームレータ等の蓄線量の大規模な設
備を必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第２０図は、本発明の一実施例を
示すものであり、第１図はフラツトケーブルの巻
取装置の平面図、第２図はフラツトケーブルの巻
取装置の正面図、第３図は複数本の導線を絶縁被
覆材で連続的に被覆したフラツトケーブルの断面
図、第４図は所定間隔毎に切欠部が形成されたカ
ツタ装置の側面図、第５図はカツタ装置の平面
図、第６図ないし第９図はリールを交換しながら
巻き取るところを説明するための説明図であり、
第６図は既設リールに巻き取つているところを示
す説明図、第７図は既設リールと空リールとを入
れ換えているところを示す説明図、第８図は粘着
部を空リールに押し付けているところを説明する
説明図、第９図はフラツトケーブルを切断して新
たな空リールに巻き取つているところを説明する
説明図、第１０図は両面テープを貼付して粘着部
を形成したところを示すフラツトケーブルの正面
図、第１１図は粘着部にミシン目を形成したとこ
ろを示すフラツトケーブルの正面図、第１２図は
ミシン目部分で切断されたフラツトケーブルの正
面図、第１３図は回転軸の側面図、第１４図ない
し第１７図はフラツトケーブルが巻かれた既設リ
ールを排出するところを示す図であり、第１４図
は既設リールから回転軸の係合を解除していると
ころを示す説明図、第１５図は既設リールから回
転軸を抜き去つたところを示す説明図、第１６図
はリール排出装置によつて既設リールを排出する
ところを示す説明図、第１７図はリール排出装置
に既設リールを回収したところを示す説明図、第
１８図ないし第２０図はリール供給装置からリー
ルを供給するところを説明するための図であり、
第１８図は昇降装置から空リールを取り出してい
るところを説明する説明図、第１９図は空リール
に回転軸を挿入しているところを説明するための
説明図、第２０図は空リールを回転軸のフツクで
係止しているところを説明するための説明図であ
る。 Ａ……計尺部、Ｂ……カツター部、Ｃ……巻取
部、１……フラツトケーブル、２……粘着部（２
ａ……両面テープ）、３……ミシン目、１９……
カツター、２５……リール（２５ｓ……空リー
ル、２５ｋ……既設リール）、２２……基台、２
３……回転台、２４……回転軸、２６……リール
供給部、２７……リール排出部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 連続的に送られてくるフラツトケーブルの長
   さを計尺部で計測しながらリールに巻き取るとと
   もに、所定量のフラツトケーブルがリールに巻き
   取られたことを前記計尺部で計測した際には、フ
   ラツトケーブルの所定位置に粘着部及びミシン目
   を設けた後、前記粘着部を新たな空リールに押し
   付けて該空リールに固定しながら前記リールと入
   れ換えるとともに、このリールと前記空リールと
   によつて前記フラツトケーブルに張力を与えなが
   ら前記ミシン目の部分で切断することにより、前
   記フラツトケーブルを空リールに連続的に巻き取
   ることを特徴とするフラツトケーブルの巻取方
   法。 ２ 連続的に送られてくるフラツトケーブルの長
   さを測定する計尺部と、この計尺部で計測された
   フラツトケーブルをリールに巻き取る巻取部と、
   前記フラツトケーブルの所定間隔毎に該フラツト
   ケーブルに粘着部を設けるとともに、前記粘着部
   付近にフラツトケーブルを幅方向に切断するため
   のミシン目を形成するカツター部とを備えてな
   り、前記巻取部には基台内を水平面上で回転する
   回転台と、該回転台の内部に設けられて前記フラ
   ツトケーブルを巻き取るためにリールを回転駆動
   させる回転軸と、この回転軸に空リールを供給す
   るリール供給部と、フラツトケーブルが巻き取ら
   れたリールを回収するリール排出部とを設けたこ
   とを特徴とするフラツトケーブルの巻取装置。