JPH0555840U - コンバインの刈取前処理装置 - Google Patents

コンバインの刈取前処理装置

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JPH0555840U
JPH0555840U JP7592U JP7592U JPH0555840U JP H0555840 U JPH0555840 U JP H0555840U JP 7592 U JP7592 U JP 7592U JP 7592 U JP7592 U JP 7592U JP H0555840 U JPH0555840 U JP H0555840U
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Application number
JP7592U
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Inventor
又男 野守
Original Assignee
株式会社クボタ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 掻込み搬送部における穀稈屑等の詰まりの除
去作業を容易に行えるとともに、引起し装置の着脱作業
を簡単な作業で対応できるようにする。 【構成】 各引起し装置6における上部側のチェーン駆
動用輪体15を機体側駆動ケース19から突出する駆動
軸20に抜き差し自在にスプライン外嵌し、引起しケー
ス21の後ケース部21aに、前記チェーン駆動用輪体
15を相対回転自在に融通を持った状態で内嵌するボス
部材22を取付け、このボス部材22のケース外方側に
機体側駆動ケース19の外方側に嵌合連結自在な筒部2
3を形成し、この筒部23が機体側駆動ケース19に嵌
合した状態で人為操作可能な連結具24により抜け止め
支持するよう構成し、かつ、引起しケース6の下方側を
刈取フレーム11に対して着脱自在に連結してある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、機体前部に複数の引起し装置を並列配備し、その後方側に刈取穀稈 を刈取幅方向中央側に寄せ集める掻込み搬送部を設け、寄せ集められた穀稈を後 方の脱穀フィードチェーンの始端部に向けて搬送する縦搬送装置を備え、前記各 引起し装置は引起しケース内に上下の輪体に亘り引起し係止爪を枢支した無端回 動チェーンを巻回して構成してあるコンバインの刈取前処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
上記コンバインの刈取前処理装置において、従来では、引起しケース内に巻回 配備される無端回動チェーンに機体側の回転駆動力を伝える必要があるので、引 起し装置は、刈取分草フレームから立設した支持杆と刈取分草フレームにより位 置固定状態で固定連結支持する構成となっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、上記従来構造においては、刈取作業に伴って引起し装置の後方に位 置する掻込み搬送部等において、穀稈屑が絡み合って詰まりが発生したような場 合、その除去作業を行うとき、上記掻込み搬送部等が、機体の幅方向中央側に入 り込んだ位置にあるため、機体横側外方からでは作業者の手が差し込み難く、又 、機体前方側からは穀稈引起し係止爪が突出状態で備えられる引起し装置が存在 するので、詰まった穀稈屑等の除去作業が行い難いものとなる欠点があり、改善 の余地があった。 本考案は上記不具合点を解消することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本考案の特徴構成は、冒頭に記載したコンバインの刈取前処理装置において、 前記各引起し装置における上部側のチェーン駆動用輪体を機体側駆動ケースから 突出する駆動軸に抜き差し自在にスプライン外嵌し、引起しケースの後ケース部 に、前記チェーン駆動用輪体を相対回転自在に融通を持った状態で内嵌するボス 部材を取付け、このボス部材のケース外方側に機体側駆動ケースの外方側に嵌合 連結自在な筒部を形成し、この筒部が機体側駆動ケースに嵌合した状態で人為操 作可能な連結具により抜け止め支持するよう構成し、かつ、引起しケースの下方 側を刈取フレームに対して着脱自在に連結してある点にある。
【0005】
【作用】
機体内奥側の掻込み搬送部等において穀稈屑の詰まりが発生したような場合に は、引起しケースの後ケース部に取付けられたボス部材の筒部と機体側駆動ケー スとの連結を連結具の人為操作により解除するとともに、引起しケースの下方側 を刈取フレームから取り外すことにより、引起し装置全体を機体から取り外すこ とができ、刈取前処理部の前部側が大きく開放され、穀稈屑の除去作業を容易に 行うことができる。しかも、このように機体から分離された引起し装置のケース 内において、前記チェーン駆動用輪体は前記ボス部材により内嵌支持されるから 、無端回動チェーンは巻回状態を維持できることになる。そして、再度、引起し 装置を装着する際には、チェーン駆動用輪体がボス部材に対して融通をもった状 態で内嵌支持されるから、チェーン駆動用輪体を駆動軸に対して容易にスプライ ン嵌合させることができ、このスプライン嵌合により無端回動チェーンを適切な 張設状態に設定できる。又、引起しケースの連結並びに解除作業は連結具の人為 操作により簡単に行える。
【0006】
【考案の効果】
従って、引起し装置の後方側の機体内奥に位置する掻込み搬送部等における穀 稈屑等の詰まりを解除させるための清掃作業を、引起し装置を取り外すことで、 機体前方側から容易に行えるものとなり、作業能率の向上を図ることができた。 しかも、引起し装置の着脱作業は、連結具の簡単な操作だけで対応できるととも に、取り外した状態であっても内装される無端回動チェーンは巻回状態を維持で き、再度、装着時にもそのままスプライン嵌合させるだけで軸芯合わせを行うこ とができ、引起し装置の着脱作業が煩わしさなく容易に行えるものとなる。
【0007】
【実施例】
以下、実施例を図面に基いて説明する。 図4に2条刈りコンバインの前部を示している。このコンバインは、左右クロ ーラ走行装置1,1を備えた走行機体に脱穀装置2を搭載するとともに、走行機 体の前部に刈取前処理部3を昇降自在に連結し、刈取前処理部3の横一側後方に 運転部4を配設して構成してある。前記刈取前処理部3は、先端部に配設した刈 取対象穀稈を分草案内する3個の分草具5、倒伏した穀稈を立姿勢に引起しする 左右一対の引起し装置6、引起しされた植立穀稈の株元を切断するバリカン型刈 取装置7、左右各条の刈取穀稈の穂先側を機体幅方向中央側に掻込み案内する突 起付き無端回動ベルト8R,8L及び株元側を中央側に掻込み案内する回転掻込 み体9、中央に寄せ集められた立姿勢の刈取穀稈を挟持して搬送しながら徐々に 横倒れ姿勢に姿勢変更させる縦搬送装置10等を備えて構成してある。
【0008】 前記刈取前処理部3は、通常刈取作業においては2条刈り作業を行うよう構成 するとともに、所謂、中割り作業においては、3条分の刈取作業を行える構成と している。つまり、図3に示すように、前記各分草具5の内、右端のものを分草 フレーム杆11に対して左右揺動調節自在に構成し、右側刈取条の各分草具の間 隔L2を左側刈取条の間隔L1よりも広く設定できるよう構成するとともに、右 側分草具5の支持用分草フレーム杆11〔刈取フレームの一例〕から右側引起し 装置6の作用部までの距離Y2を、左側分草具の支持用分草フレーム杆11から 左側引起し装置6の作用部までの距離Y1よりも大に設定してある。そして、右 側の突起付き無端回動ベルト8Rは右側回転掻込み体9の回転軸芯と同一軸芯周 りで回転するプーリ12と右前方に位置するプーリ13とに亘って長く張設して あり、左側の突起付き無端回動ベルト8Lは左側回転掻込み体9の軸芯と同一軸 芯周りでの回転のみにより掻込み作用するよう構成してある。又、右側の突起付 き無端回動ベルト8Rの回転速度を左側の突起付き無端回動ベルト8Lの回転速 度よりも大に設定して、中割り作業時における刈取穀稈の搬送を円滑に行うよう にしてある。左側引起し装置6の後方側から左側の突起付き無端回動ベルト8L に近接する位置まで固定式の穀稈案内具14を配設してある。
【0009】 前記各引起し装置6は引起しケース21内において上下の輪体15,16に亘 り無端回動チェーン17を巻回し、無端回動チェーン17に起伏揺動自在に複数 の引起し係止爪18を枢支連結して構成してあり、この各引起し装置6は、装置 全体を簡単な作業で機体に対して着脱できるよう構成してある。つまり、図1に 示すように、上部側のチェーン駆動用輪体15を機体側駆動ケース19から突出 する駆動軸20に抜き差し自在にスプライン外嵌し、引起しケース21の後ケー ス部21aに、前記チェーン駆動用輪体15を相対回転自在に融通を持った状態 で内嵌するボス部材22を取付け、このボス部材22のケース外方側に機体側駆 動ケース19の外方側に嵌合連結自在な筒部23を形成し、この筒部23が機体 側駆動ケース19に嵌合した状態で抜け止め支持するよう構成してある。つまり 、前記筒部23を機体側駆動ケース19に嵌合連結してこの嵌合により、引起し ケース21の上部側の位置決め支持を行い、この嵌合連結部分において、図2に 示すように、筒部23と駆動ケース19の両側に対して係止して抜け止めを図る 抜き差し自在な係止ピン24〔連結具の一例〕を差し込み装着してある。又、駆 動軸20にスプライン嵌合された駆動用輪体15の前ケース部21bには、スラ ストカラー25を介して該輪体15を軸芯方向に接当支持するガイド部26を形 成した蓋体27を着脱自在に取付けてある。そして、引起しケース21の下方側 箇所においては、後ケース部21aから後方に向けて軸部28を突設し、この軸 部28を分草フレーム杆11から立設したボス部29に差し込み嵌合して、上記 係止ピン24と同様な抜き差し自在な係止ピン30により位置決めして抜け止め 固定してある。 上記構成により、前記突起付き無端回動ベルト8R,8Lや回転掻込み体9等 の掻込み搬送部Aにおいて、穀稈屑の詰まりが発生した場合には、前記各係止ピ ン24,30を抜き取り、引起し装置6全体を取り外すことで、機体前方側が大 きく開放できて、詰まった穀稈屑を容易に除去することができる。そして、取り 外した状態でも、引起し装置6における無端回動チェーン17は、駆動輪体15 がボス部材22により内嵌支持されているから、巻回状態を維持することができ 、再度、装着する場合には、そのまま差し込み装着するだけでよく、煩わしいさ なく簡単な作業で対応できるものとなる。
【0010】 〔別実施例〕 前記連結具としては、前記係止ピン24に代えて、図5に示すように、前記ボ ス部材29に枢支連結した係止部材24が、ボス部材22と駆動ケース19夫々 に形成した係止溝31に係合するよう揺動付勢する構成としてもよく、ノブ付き セットボルトにより、係止固定する構成としてもよい。
【0011】 尚、実用新案登録請求の範囲の項に図面との対照を容易にするために符号を記 すが、該記入により本考案は添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】引起し装置の切欠側面図
【図2】抜け止め連結部の断面図
【図3】刈取前処理部の平面図
【図4】コンバインの前部の側面図
【図5】別実施例の抜け止め連結部の断面図
【符号の説明】
6 引起し装置 10 縦搬送装置 11 刈取フレーム 15,16 輪体 17 無端回動チェーン 18 係止爪 19 駆動ケース 20 駆動軸 21 引起しケース 21a 後ケース部 22 ボス部材 23 筒部 24 連結具 A 掻込み搬送部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機体前部に複数の引起し装置(6)を並
    列配備し、その後方側に刈取穀稈を刈取幅方向中央側に
    寄せ集める掻込み搬送部(A)を設け、寄せ集められた
    穀稈を後方の脱穀フィードチェーンの始端部に向けて搬
    送する縦搬送装置(10)を備え、前記各引起し装置
    (6)は引起しケース(21)内に上下の輪体(1
    5),(16)に亘り引起し係止爪(18)を枢支した
    無端回動チェーン(17)を巻回して構成してあるコン
    バインの刈取前処理装置であって、前記各引起し装置
    (6)における上部側のチェーン駆動用輪体(15)を
    機体側駆動ケース(19)から突出する駆動軸(20)
    に抜き差し自在にスプライン外嵌し、引起しケース(2
    1)の後ケース部(21a)に、前記チェーン駆動用輪
    体(15)を相対回転自在に融通を持った状態で内嵌す
    るボス部材(22)を取付け、このボス部材(22)の
    ケース外方側に機体側駆動ケース(19)の外方側に嵌
    合連結自在な筒部(23)を形成し、この筒部(23)
    が機体側駆動ケース(19)に嵌合した状態で人為操作
    可能な連結具(24)により抜け止め支持するよう構成
    し、かつ、引起しケース(6)の下方側を刈取フレーム
    (11)に対して着脱自在に連結してあるコンバインの
    刈取前処理装置。
JP7592U 1992-01-07 1992-01-07 コンバインの刈取前処理装置 Pending JPH0555840U (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003033109A (ja) * 2001-07-25 2003-02-04 Iseki & Co Ltd 刈取収穫機
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