JPH0555783U - アクティブ力率改善型電源の過電圧保護回路 - Google Patents

アクティブ力率改善型電源の過電圧保護回路

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JPH0555783U
JPH0555783U JP10790691U JP10790691U JPH0555783U JP H0555783 U JPH0555783 U JP H0555783U JP 10790691 U JP10790691 U JP 10790691U JP 10790691 U JP10790691 U JP 10790691U JP H0555783 U JPH0555783 U JP H0555783U
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JP
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circuit
overvoltage
overvoltage detection
power factor
output voltage
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JP10790691U
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優一 鈴木
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力電圧検出回路の故障などにより過電圧が
発生したときは、確実にアクティブ力率改善回路の動作
を停止させること。 【構成】 整流された交流電流をインダクタL1を介し
て入力し、スイッチング素子Q4によりオンオフして、
ダイオードD3を介してコンデンサC2に蓄電する昇圧
コンバータ部10と、当該交流電流に比べて高いスイッ
チング周波数で当該スイッチング素子をオンオフして、
当該昇圧コンバータ部の出力電圧を安定化するスイッチ
ング制御部20とを有するアクティブ力率改善型電源に
おいて、この昇圧コンバータ部の出力電圧としきい値電
圧を比較して、過電圧検出信号を出力する過電圧検出回
路30と、この過電圧検出信号を入力して過電圧検出状
態を保持するラッチ回路40とを設け、このラッチ回路
が過電圧検出状態を表しているときはアクティブ力率改
善型電源の動作を抑止させること。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はアクティブ力率改善型電源の過電圧保護回路に係り、特に過大な出力 電圧が検出されたときは恒久的にアクティブ力率改善回路の動作を抑止させる改 良に関する。
【0002】
【従来の技術】
本考案者は特願平3−7314号明細書等でアクティブ力率改善型のスイッチ ング電源を提案している。この場合、制御用のICには型式名ML4812(マ イクロリニア社製)等の専用素子が用いられている。また電力変換部には、昇圧 コンバータが使用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、スイッチング制御ICに出力電圧を帰還する抵抗などに故障が 発生すると、昇圧コンバータ部では過電圧を発生する。この過電圧は、平滑コン デンサ、スイッチング素子、整流ダイオード等の電圧定格を超過する虞れがあり 、この結果各素子が破壊される蓋然性が高くなる。また、スイッチング制御IC にはイネーブル信号により動作の起動/停止を管理する端子が設けてある。しか し、この端子に過電圧検出信号を帰還しても、出力電圧検出部が故障していると 、過電圧発生→制御停止→出力低下→アクティブ力率改善回路の動作再開→過電 圧発生という不安定動作を継続するという不都合を生じていた。
【0004】 図4は不安定動作の説明図で、(A)は出力電圧、(B)は入力電流の波形図 である。何らかの原因で出力電圧が過電圧保護電圧VOVPを超過すると、入力電 流はゼロになる。すると出力電圧が低下するが、過電圧保護の下限値VOVPLLよ りも低くなると、過電圧保護が解除されて動作を再開する。この際、オフ期間中 の電力を補うため、オン期間中の入力電流は安定動作時に比較して過大なものと なる。この過大な入力電流も各素子の寿命に好ましくない影響を与えるという課 題があった。
【0005】 本考案はこのような課題を解決したもので、出力電圧検出回路の故障などによ り過電圧が発生したときは、確実にアクティブ力率改善回路の動作を停止させる 装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成する本考案は、整流された交流電流をインダクタ(L1 )を介して入力し、スイッチング素子(Q4)によりオンオフして、ダイオード (D3)を介してコンデンサ(C2)に蓄電する昇圧コンバータ部10と、当該 交流電流に比べて高いスイッチング周波数で当該スイッチング素子をオンオフし て、当該昇圧コンバータ部の出力電圧を安定化するスイッチング制御部20とを 有するアクティブ力率改善型電源において、この昇圧コンバータ部の出力電圧と しきい値電圧を比較して、当該出力電圧が通常の出力電圧に比較して高くなると 過電圧検出信号を出力する過電圧検出回路30と、この過電圧検出回路が過電圧 検出信号を出力すると、この過電圧検出状態を保持するラッチ回路40とを設け 、このラッチ回路が過電圧検出状態を表しているときは、前記アクティブ力率改 善型電源の動作を抑止させることを特徴としている。
【0007】
【作用】
過電圧検出回路は昇圧コンバータ部で過電圧を出力していることを検出したと きは、保護信号を出力する。ラッチ回路はこの出力された保護信号を保持して、 スイッチング制御部に帰還して、アクティブ力率改善回路の動作を停止させる。 これにより、過電圧保護が継続的になされ、アクティブ力率改善型電源の不安定 な動作が防止される。
【0008】
【実施例】
以下、図面を用いて本考案を詳細に説明する。図1は本考案の一実施例を示す 回路図である。図において、商用電源ACから供給される交流電流はダイオード ブリッジ等の整流回路D4により整流されて、昇圧コンバータ部10に送られる 。昇圧コンバータ部10は、整流された交流電流が入力されるインダクタL1と 、このインダクタを通過した電流をオンオフするFET等のスイッチング素子Q 4と、アノード端子側がこのインダクタに接続されたダイオードD3と、このダ イオードのカソード側と接続されたコンデンサC2よりなる。スイッチング制御 部20は型式名UC3854等の専用ICであって、アクティブ力率改善型のス イッチング動作を行うものであり、交流電源の周波数に比較して遙かに高いスイ ッチング周波数でスイッチング素子のオンオフ動作を制御している。交流電流入 力端子VACには、抵抗R13を介して整流回路D4の出力が接続されている。出 力電圧検出端子VOSNSには、昇圧コンバータ部10のDC出力電圧を分圧抵抗R 3,R4で分圧した信号が入力されている。駆動端子DRVは、抵抗R12を介し てスイッチング素子Q4の制御端子と接続され、オンオフ制御信号を送っている 。電源電圧端子VCCからはロジック回路用の電源電圧が供給されている。基準電 圧端子VREFはしきい値電圧を発生するもので、ここでは分圧抵抗R5,R6に 送られている。抑止端子ENAはエネーブル信号の供給される端子で、スイッチン グ制御部20の動作を抑止させる信号を入力する。
【0009】 過電圧検出回路30は昇圧コンバータ部10から出力されるDC出力電圧が過 電圧であるか判断する回路である。コンパレータU2のプラス端子には分圧抵抗 R1,R2で分圧された昇圧コンバータ部10の出力電圧が入力され、マイナス 端子には分圧抵抗R5,R6で分圧した基準電圧端子VREFからのしきい値電圧 が入力される。コンパレータU2にヒステリシス特性を持たせるために、抵抗R 7を介して基準電圧端子VREFと接続してある。コンパレータU2の出力端子は 、ダイオードD2を介してラッチ回路40に送られる。
【0010】 ラッチ回路40は過電圧検出回路30で過電圧を検出したときは、これを保持 する回路である。過電圧検出回路30で過電圧を検知すると、H出力が送られる ので、コンデンサC1と抵抗R8のホールド回路に充電し、トランジスタQ1を オンする。トランジスタQ1はエミッタ接地で、コレクタ端子が抵抗R9を介し て電源電圧端子VCCと接続されている。トランジスタQ2もエミッタ接地で、コ レクタ端子が抵抗R10を介して電源電圧端子VCCと接続されていると共に、ベ ース端子がトランジスタQ1のコレクタ端子と接続されている。トランジスタQ 2のコレクタ端子と、トランジスタQ1のベース端子との間には、ダイオードD 1が接続されており、コンデンサC1と抵抗R8のホールド回路に給電しており 、給電する電流はすでにオンされたトランジスタQ1のオン状態を継続するに足 る値とする。
【0011】 反転回路50はラッチ回路40の出力をスイッチング制御部20の論理に適合 するように論理反転をする。トランジスタQ3はエミッタ接地で、コレクタ端子 が抵抗R11を介して電源電圧端子VCCと接続されていると共に、ベース端子が トランジスタQ2のコレクタ端子と抵抗R12を介して接続されている。トラン ジスタQ3のコレクタ端子は、スイッチング制御部20の抑止端子ENAと接続さ れている。このようにすると、過電圧検出回路30のH出力→トランジスタQ1 オン→トランジスタQ2オフ→トランジスタQ3オン→ENA入力のL出力とな る。抑止端子ENAのL入力によりスイッチング制御部20は動作を停止する論理 構成に成っているから、反転回路50により所期の動作を行う論理となる。
【0012】 このように構成された装置の動作を次に説明する。図2は入力電圧が高い場合 の動作説明図で、(A)は出力電圧、(B)は入力電流の波形図である。図中、 時刻T1で出力制御系が故障し、時刻T2で過電圧を検出し、時刻T3でアクテ ィブ力率改善回路が停止して、コンデンサ入力状態となり、時刻T4でヒューズ が溶断する。また電圧VHLは後段のDC−DCコンバータが動作する上限入力電 圧、電圧VLLは下限入力電圧である。入力電圧が高い場合には、過電圧検出回路 30で過電圧検出をするとアクティブ力率改善回路が停止する。これに続いて、 アクティブ力率改善回路が停止した状態で、時刻T3からコンデンサ入力状態で 後段のDC−DCコンバータが動作を継続する。一般にコンデンサ入力状態では 過電流が流れるので、ヒューズが溶断してDC−DCコンバータも動作を時刻T 4で停止する。尚、軽負荷状態ではヒューズの溶断するほどの入力電流が流れな い事から、DC−DCコンバータは動作を引続き継続することになる。
【0013】 図3は入力電圧が低い場合の動作説明図で、(A)は出力電圧、(B)は入力 電流の波形図である。入力電圧が低い場合には、過電圧検出回路30で過電圧検 出をするとアクティブ力率改善回路が停止する。そして、コンデンサ入力状態に 移行すること無く、後段のDC−DCコンバータが動作を停止する。
【0014】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案によれば昇圧コンバータ部で過電圧を出力したと きは、過電圧検出回路で過電圧発生を検知し、ラッチ回路で此れを保持してスイ ッチング制御部の動作を抑止させるので、アクティブ力率改善回路が不安定な動 作を継続することがなく、電源の寿命が長くなるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す回路図である。
【図2】入力電圧が高い場合の動作説明図である。
【図3】入力電圧が低い場合の動作説明図である。
【図4】不安定動作の説明図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】整流された交流電流をインダクタ(L1)
    を介して入力し、スイッチング素子(Q4)によりオン
    オフして、ダイオード(D3)を介してコンデンサ(C
    2)に蓄電する昇圧コンバータ部10と、当該交流電流
    に比べて高いスイッチング周波数で当該スイッチング素
    子をオンオフして、当該昇圧コンバータ部の出力電圧を
    安定化するスイッチング制御部20とを有するアクティ
    ブ力率改善型電源において、 この昇圧コンバータ部の出力電圧としきい値電圧を比較
    して、当該出力電圧が通常の出力電圧に比較して高くな
    ると過電圧検出信号を出力する過電圧検出回路30と、 この過電圧検出回路が過電圧検出信号を出力すると、こ
    の過電圧検出状態を保持するラッチ回路40と、 を設け、このラッチ回路が過電圧検出状態を表している
    ときは、前記アクティブ力率改善型電源の動作を抑止さ
    せることを特徴とするアクティブ力率改善型電源の過電
    圧保護回路。
JP10790691U 1991-12-27 1991-12-27 アクティブ力率改善型電源の過電圧保護回路 Withdrawn JPH0555783U (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000245146A (ja) * 1999-02-17 2000-09-08 Tdk Corp 車載用電源装置及び車載装置
WO2005109617A1 (ja) * 2004-05-07 2005-11-17 Sanken Electric Co., Ltd. 力率改善回路及びスイッチング電源装置
JP2011211899A (ja) * 2010-03-26 2011-10-20 Johnson Electric Sa 制御回路及びモータ装置

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