JPH0555089B2 - - Google Patents

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JPH0555089B2
JPH0555089B2 JP13589484A JP13589484A JPH0555089B2 JP H0555089 B2 JPH0555089 B2 JP H0555089B2 JP 13589484 A JP13589484 A JP 13589484A JP 13589484 A JP13589484 A JP 13589484A JP H0555089 B2 JPH0555089 B2 JP H0555089B2
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JP
Japan
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fruit
case
cutter
stem
cutting
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JP13589484A
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Hiroshi Suzuki
Shigeaki Okuyama
Takashi Terada
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Publication of JPS6115616A publication Critical patent/JPS6115616A/ja
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  • Harvesting Machines For Specific Crops (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アームの先端に連設した果実取入用
筒状ケース側に引退される状態と果梗を所定位置
に押圧支持するように前記ケースから突出する状
態とに切換自在な果梗押圧用部材の複数個を、前
記ケースの周方向に並べて設けると共に、果梗が
入り込み自在な切断用凹部を備えた果梗切断カツ
タを、前記ケース側に引退される状態と前記切断
用凹部に前記所定位置の果梗を入り込ませるよう
に前記ケースから突出させる状態とに切換自在に
設けた果実収穫用ロボツトハンドに関する。
〔従来の技術〕
上記果実収穫用ロボツトハンドにおいて、果梗
押圧用部材及び果梗切断カツタの夫々を突出駆動
させるに、従来では、例えばその起動開始時点を
同じにしながら同速度で突出作動させる等、カツ
タ及び果梗押圧用部材の突出駆動途中における作
動状況を考慮せずに、単に突出駆動させるように
していたため、果梗押圧用部材及び果梗切断カツ
タの夫々を突出駆動させる途中において、複数の
果梗押圧用部材の先端部間に形成される果梗挿通
用開口内に果梗切断用カツタが突入する状態がも
たらされるものとなつていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記の如く、果梗挿通用開口内にカツタが突入
する状態がもたらされると、果梗押圧用部材にて
押移動される果梗を、カツタにおける切断用凹部
から外れた部分で不必要に受止めてしまうことが
あり、その結果、果梗をカツタにおける切断用凹
部内に所定通り移動させることができないものと
なつて、切断ミスを生じる不利があると共に、カ
ツタによつて移動が妨げられる果梗が果梗押圧用
部材の突出作動を妨げるものとなつて、果梗押圧
用部材及びそれに対する駆動系を損傷させる虞れ
もあり、改良の余地があつた。
本発明は上記実情に鑑みて為されたものであつ
て、その目的は、果梗を果梗押圧用部材にて所定
位置に押移動させること、及び、所定位置に位置
する果梗をカツタにて切断すること夫々を適確、
良好に行なえるようにする点にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明の特徴構成は、前記複数個の果梗押圧用
部材の先端部間に形成される果梗挿通用開口の外
部に位置させて前記果梗切断用カツタを突出作動
させるように、前記果梗押圧用部材及び前記果梗
切断用カツタを出退駆動する機構を設けてある点
にあり、その作用及び効果は次の通りである。
〔作 用〕
つまり、果梗切断カツタ及び果梗押圧用部材
夫々に対する、起動開始時点又は突出作動速度に
改造を加えて、果梗切断カツタが複数個の果梗押
圧用部材の先端部間に形成される果梗挿通用開口
の外部に位置する状態を維持させながら、果梗切
断カツタ及び果梗押圧用部材を出退駆動させるよ
うにしてある。
〔発明の効果〕
従つて、果梗押圧用部材にて果梗を所定位置に
押移動させることを、カツタに起因するトラブル
無く適確、良好に行なえ、そして、それに伴い、
果梗押圧用部材にて所定位置に押圧支持された果
梗を果梗切断用カツタにて適確、良好に切断でき
るのであり、もつて、一層良好な果実収穫作業を
行なわせることが可能な果実収穫用ロボツトハン
ドを提供できるに至つた。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第7図に示すように、左右一対の推進車輪1、
前後一対の遊転輪2、及び、昇降自在なアウトリ
ガー3の複数個を備えた車体に、電動モータ4に
よつて駆動回転自在な旋回台5を取付け、上下に
昇降自在なリフト装置Aを、旋回中心に位置させ
て旋回台5に取付けると共に、果実収穫用ロボツ
トハンドBを、リフト装置Aの上端部に取付け
て、果梗収穫機を構成してある。
前記リフト装置Aは、電動モータ等によつて回
転駆動されアーム6の基端部を昇降駆動するネジ
部材7と昇降案内用のガイド部材8,8を備え、
前記ネジ部材7の正逆回転作動によりアームを昇
降するよう構成してある。
果実収穫用ロボツトハンドBは、リフト装置A
に取付けられた多関節アーム6及びその先端に取
付けられた果実取入用筒状ケース9によつて構成
され、多関節アーム6はリフト装置Aに基端部を
取付けた第1アーム6a及びこれに連設する第2
アーム6b、第3アーム6cで構成され、各アー
ム6a,6b,6cの駆動は制御装置Cによつて
為され、又、第3アーム6cの上面にはテレビカ
メラ10が取付られ、このカメラ10の撮影画像
が制御装置Cに入力されると共にモニター11に
写し出されるよう構成されている。
第1図乃至第6図に示すように、第3アーム6
cの先端には、アーム長手方向に沿う軸心Y周り
に回動可能に二又状支持枠12が取付けられ、更
に、この二又状支持枠12の二又状部分には水平
軸心X周りに回動可能に前記果実取入用筒状ケー
ス9が取付けられ、長手方向軸心Y周りでの回動
は制御装置Cによつて駆動が制御される電動モー
タ13によつて為され、かつ、このモータ13に
は回転角を検出するエンコーダ(図外)が装着さ
れ、検出結果が制御装置Cに入力するよう構成さ
れ、又、水平軸心X周りでの回動も制御装置Cに
よつて駆動が制御される電動モータ14によつて
チエーン15を介して為されるよう構成されてい
る。
果実収穫用筒状ケース9は底壁9cを有すると
共に上方に向けて開口が形成され、この開口の周
縁部には、略垂直に起立した伸長状態と開口内方
に向けて折れ曲る状態とに作動可能な6つの指状
部材16……が立設され、この指状部材16の先
端には果実の接触を電気的に検出するセンサ17
……が取付けられている。この指状部材16は、
夫々が柔軟なゴム材で形作されると共に加圧した
エアーを供給することで屈折が為される。
前記ケース9の開口内縁には、ケース9側に引
退する状態と、後記する果梗を所定位置に押圧支
持するようにケース9から突出する状態と切換操
作自在に6つの果梗押圧用部材18……が並設さ
れ、更に、ケース内に導入された果実と枝とを接
続する柄状部分、いわゆる、果梗を切断する円弧
状カツタ19がその両端部の支点周りでケースに
対して出退自在に、かつ、果実収穫時には果梗押
圧用部材18……の外方に位置するよう配設され
ている。
果梗押圧用部材18……は夫々がケース退入時
にはケース9の開口内縁に沿うよう先端部18a
から基端部18cまで滑かな円弧状に成形された
弾性板状体で製作され、又、第8図乃至第10図
に示すように、板状体を円弧状に成形するための
曲面半径は先端部18aの半径Raが後記するピ
ン20が挿通する中央部18bの半径Rbより大
きくなるよう設定され、しかも、中央部18のb
の部材18厚さが先端部18aの厚さより大きく
なるよう設定されることで果梗押圧用部材18…
…の出退駆動時に夫々部材18……の重複方向へ
の離間を生じ難く構成してある。
又、果梗押圧用部材18は果梗挿通用開口を形
成する側の端縁が突出駆動の際にケース内の果実
を傷付けないよう後退角θを持たせると共に断面
視で果実と反対方向の面にエツジが形成されるよ
う構成されている。
そして、この果梗押圧用部材18……は下部の
揺動軸心Pで揺動することで夫々の出退が為さ
れ、突出時には果梗押圧用部材18……の先端部
間に果梗挿通用開口Sが小さく形成され、又、そ
の形態が、カメラ等の光学レンズに用いられる絞
りを立体的に突出させたものと類似したものであ
り、この出退操作は以下のように行う。
つまり、果実取入用筒状ケース9には、ケース
9の開口中心を軸心として回動可能な内側ケース
9aが配設され、内側ケース9aは、ケース9外
の円弧状ギアー21、これに咬合するギア機構2
2及び制御装置Cによつて駆動が制御される電動
モータ23によつて往復駆動回動されるよう構成
されている。そして、果梗押圧用部材18は前記
軸心Pで揺動可能なようにピン20でケース9に
枢支されると共に基端部18cには長孔18hが
穿設され、この長孔18hに内側ケース9bの内
面に突設されたピン24が係入し、内側ケース9
aの回動によつて突出操作あるいは退入操作が為
されるのである。
又、前記円弧状カツタ19の出退操作も果梗押
圧用部材と同様に内側ケース9aの回動によつて
為され、このカツタ19の突出の際に果梗押圧用
部材18……によつて形成される開口にカツタ1
9が突入しない構成が採用されている。つまり、
円弧状カツタ19の揺動軸心も果梗押圧用部材1
8の揺動軸心P……の1つの一致し、前記ピン2
0がカツタ19の揺動軸に共用され、更に、出退
操作を行うピン24も共用されているが、この内
側ケース9aの内面に突設されたピン24が挿通
する果梗押圧用部材18の長孔18hの長手方向
の傾斜角とカツタ19に穿設された長孔19hの
傾斜角とを比較すると果梗押圧用部材18……の
突出速度がカツタ19の突出速度より速くなるよ
う設定され、しかも、果梗押圧用部材18……の
突出駆動終了の時点より遅れてカツタ19の突出
駆動が終了するのを許容するよう長孔19hの形
状はくの字状に形成されている。
つまり、第8図イ,ロ,ハ及び第12図に示す
ように、果実取入用筒状ケース9の引退状態の果
梗押圧用部材18及びカツタ19の夫々が、前述
の如く内側ケース9aの回動に従つて突出する
が、ピン24の回動に従つて部材18の突出速度
がカツタ19の突出速度より早くなるよう、夫々
の長孔18h,19hの傾斜角を変えてあり、実
に、部材18の突出駆動の終了時点でカツタ19
の突出駆動が可能なよう長孔18hには融通部1
8iが連設され、ピン24がこの融通部18iに
係入した後にカツタ19の突出駆動が終了するよ
うになつている。
又、円弧状カツタ19は2枚の円弧帯板状刃体
19a,19bを上下に重ね合せると共に夫々が
離間しないようガイドピン25,25で圧接さ
れ、又、長手方向に相対スライド可能に構成され
ている。そして、カツタ19の中央部には果梗が
入り込み自在な切断用凹部19cが板状刃体19
a,19b夫々に形成され、上方の板状刃体19
aをケース9外のエアーシリンダ26によつて引
き操作し切断用凹部19cに於いて果梗の切断が
行われるのである。
第5図に示すように切断用凹部19cはその内
縁が果梗押圧用部材18の突出駆動完了時点で形
成される開口Sより大きく形成されて、果梗が部
材18……とカツタ19の凹部19c以外の箇所
との間に挾まれるのを防止し、又、カツタ19の
突出時あるいは退入時にカツタ19の上方の板状
体19aとエアーシリンダ26との連結部でこじ
りを生じないよう、前記軸心Pの延長上に枢支点
を有するジヨイント27を介して連結が為されて
いる。
果実取入用ケース9内の底壁9cには、ケース
9の開口方向に向けて出退可能に接触センサ28
が設けられ、収穫対象の果実Mがケース内に導入
されるのを検出すると共に果実Mを検出すると下
方に退入しケース9内の果実取入空間を確保する
よう構成されている。そして、この接触センサ2
8は、屈曲弾性変形及び短縮弾性変形自で且つそ
の変形を検出するセンサが内装されるロツド状検
出器28b、それの上端に取付けられる果実接触
用円板28c、及び、出退を操作用エアシリンダ
28dで構成されている。
前記指状部材16……の先端の接触センサ17
……及びケース9内の接触センサ28の検出結果
は制御装置Cに入力され、又、指状部材16……
の屈折のための駆動カツタ19の切断のための駆
動、ケース9内の接触センサ28の出退のための
駆動、は夫々エアーで為され、これを第13図に
基づいて説明する。
エアーコンプレツサー29及びアキユレータ3
0から供給される加圧エアーはパイロツト弁31
を介して配管32に導かれ、次にこのエアーは3
系に分岐され、1つはケース9内の接触センサ2
8の出退駆動用のバルブV1に供給され、1つは
カツタ19の駆動操作用のバルブV2に供給され、
1つは指状部材16……の屈折動用のバルブV3
に供給され夫々のバルブV1,V2,V3は制御装置
Cからの信号によつて操作されるよう電磁操作型
のものが用いられている。
該ロボツトハンドBは収穫対象の果実Mを人為
的に選定することで、アーム6あるいは車体を走
行させ果実Mを収穫するよう夫々を制御する制御
装置Cが内蔵され、この制御を以下に詳述する。
つまり、第14図に示すように、前記テレビカ
メラ10で果実を撮影しこの撮象をモニター11
に写し出す。次にモニター11に写し出された果
実をライトペン33で選定することで制御装置C
は収穫対象の果実Mを認識すると共に、この果実
Mがモニター11の画面中央に位置するようカメ
ラ10あるいはアーム6等の位置を定める。この
後、制御装置Cはカメラ10と収穫対象の果実M
との間隔を距離lだけ接近させるようアーム6を
駆動してカメラ10を前方に移動させる。この移
動は車体の走行系に配設されたクラツチ機構D等
を介して前記果実Mがモニター11の画面中央か
ら外れないよう行われ、カメラ10と果実M間の
距離及び果実Mの最大径を算出し、正確に果実取
入用筒状ケース9に果実を取入れるための予備動
作である。そして、この距離の算出のプロセスを
第15図及び第16図に基づいて以下に詳述す
る。
即ち、撮像画IとレンズFとの距離l0を一定に
した状態で前記レンズFを介してこのレンズFか
ら未知の距離L隔てた位置にある測定対象物Mを
見た場合、前記撮像画Iには前記対象物Mは像d1
として投影され、この像d1と対象物Mとのレンズ
F中心に対する仰角αは所定角度α1となる。
次に、前記対象物Mに対するレンズFの向きを
変えないで、既知の所定距離lだけ前記レンズF
と撮像画Iとを対象物Mの方向へ接近させると、
前記撮像画Iには対象物Aが前記像d1より大きい
像d2として投影されるとともに仰角αは前記角度
α1より大きい所定角度α2となる。
そして、前記像d1,d2と仰角α1,α2の間には下
記(i),(ii)式の関係が成立する。
l0tanα1=d1 ……(i) l0tanα2=d2 ……(ii) よつて像の増加率βは β=d2/d1=l0tanα2/l0tanα1=tanα2/tanα1
…(iii) 一方、前記未知の距離LからレンズFの移動距
離lを減じた残りの距離すなわち現在の測定点か
ら測定対象物Mまでの距離lxは下記(iv)式に基いて
(v)式により定義される。
(l+lx)tanα1=lxtanα2 ……(vi) ∴lx=ltanα1/tanα2−tanα1=l/tanα2/tanα
1……(v) よつて、上記(v)式に前記(iii)式を代入すると下記
(vi)式により距離lxが求められる。
lx=l/d2/d1−1 ……(vi) つまり、撮像手段の視野範囲に測定対象が入る
ように撮像手段の向きを決定し、その後は画面上
の測定対象の位置(座標)が変わらないように、
撮像手段の向きを変えないで、測定対象のある方
向に接近させ、その接近に伴なつて増大する測定
対象の画像の増加率と接近距離から距離を演算す
るのである。
又、この距離の算出と同時に制御装置Cによつ
て果実Mの最大径も算出され、これらの結果から
制御装置Cは車体あるいはアーム6を駆動して果
実取入用筒状ケース9を収穫対象の果実Mの直下
に位置させ、かつ、ケース9の開口を上方に設定
し、次に果実取入用ケース9を上方に移動させる
のである。
これによつて、ケース9に収穫対象の果実Mを
指状部材16……のセスサ17に接触させること
なく導入した場合には、この果実Mの導入をケー
ス9内の接触センサ17が検出するため、制御装
置Cは接触センサ28を下方に退入させ、かつ、
指状部材16を屈曲させ果実Mを軽くケース9内
に引き込み、枝葉や他の果実がケース内へ侵入す
るのを阻止し、次に果梗押圧部材18……が果実
Mを覆うよう突出駆動し、前述の如く円弧状カツ
タ19の切断用凹部19cに果実Mの果梗が導入
され、次に制御装置Cは前記エアーシリンダ26
を駆動して果梗の切断を行い果実Mの果実取入用
筒状ケース9への取入は終了するのである。
又、収穫対象の果実Mを果実取入用筒状ケース
9に導入する際に指状部材16……の先端で形成
される開口Sに果実Mが正確に導入されず、指状
部材16……先端のセンサ17……に接触する場
合があり、この場合には果実Mが接触したセンサ
17方向に果実取入用筒状ケース9を少し移動さ
せた後果実取入用筒状ケース9を上方に移動させ
果実Mのケース9内導入が可能なように制御装置
Cに制御パターンが設定されている。
又、果実取入用筒状ケース9に取入れられた果
実Mは制御装置Cに設定された一定のパターンに
従うアーム6等の駆動によつて収穫箱(図外)に
運ばれ保蔵されるのである。
〔別実施例〕
本実施例は、果梗押圧用部材18……及び円弧
状カツタ19の突出操作を行うに1つのモータ2
3で行つていた。これに代えて、夫々別の駆動装
置で駆動するよう構成することも可能であり、こ
の場合駆動装置を別にすることで夫々の突出タイ
ミングの設定あるいは調整が非常に簡単に行える
ようになる。
又、本実施例では、カツタ19の切断のための
駆動を行うためのエアーシリンダ26とカツタ1
9の上方の板状体の連結部にこじりを生じないよ
うジヨイント27を介して連結していたが、これ
に代えて第17図に示すよう実施しても良い。つ
まり、前述同様に果梗押圧用部材18とカツタ1
9の揺動軸20は共用されると共にこの揺動軸2
0は果梗押圧用部材18を遊転支承し更に、カツ
タ19に固設され、カツタ19の揺動に伴て回動
するものであり、端部がケース9の外方まで延設
されている。そしてこの延設部にはブラケツト3
5がカツタ19の長手方向に沿うよう固設されブ
ラケツト35にはプーリ36及びエアーシリンダ
26が取付けられ、エアーシリンダ26の駆動に
よつてワイヤ37が引かれカツタ19の上方の板
状体19aを引き操作しカツタ19に切断作用を
生じるよう構成され、カツタ19の揺動に従つて
ブラケツト35、プーリ36、エアシリンダ26
も揺動しカツタ19の切断のための駆動系に、こ
じりを生じないようになつている。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る果実収穫用ロボツトハンド
の実施例を示し、第1図は果実取入用筒状ケース
の縦断側面図、第2図及び第3図は果実取入用筒
状ケースの夫々視る方向を変えた縦断面図、第4
図乃至第6図は果梗押圧用部材等の作動前後の状
態を示す平面図及び斜視図、第7図はロボツトハ
ンドの全体側面図、第8図イ,ロ、ハは駆動状態
を示す果梗押圧用部材の側面図、第9図は果梗押
圧用部材の縦断面図、第10図は第8図イのX−
X線断面図、第11図及び第12図は板状体の展
開図、第13図はエアー制御系を示す配管図、第
14図はロボツトハンドの制御系を示す図、第1
5図は測距時に於る対物レンズ等の位置関係図、
第16図は測距時のフローチヤート、第17図は
カツタ駆動構造の別実施例である。 6……アーム、9……果実取入用筒状ケース、
9a……筒部材、18……果梗押圧用部材、19
……カツタ、19a,19b……板状刃体、19
c……切断用凹部、24……ピン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アーム6の先端に連設した果実取入用筒状ケ
    ース9側に引退される状態と果梗を所定位置に押
    圧支持するように前記ケース9から突出する状態
    とに切換自在な果梗押圧用部材18の複数個を、
    前記ケース9の周方向に並べて設けると共に、果
    梗が入り込み自在な切断用凹部19cを備えた果
    梗切断カツタ19を、前記ケース側に引退される
    状態と前記切断用凹部19c内に前記所定位置の
    果梗を入り込ませるように前記ケース9から突出
    させる状態とに切換自在に設けた果実収穫用ロボ
    ツトハンドであつて、前記複数個の果梗押圧用部
    材18の先端部間に形成される果梗挿通用開口S
    の外部に位置させて前記果梗切断用カツタ19を
    突出作動させるように、前記果梗押圧用部材18
    及び前記果梗切断用カツタ19を出退駆動する機
    構を設けてある果実収穫用ロボツトハンド。 2 前記果梗切断用カツタ19を構成するに、長
    手方向に相対移動されて切断作用する一対の円弧
    帯板状刃体19a,19bを、前記切断用凹部1
    9cを形成する切欠きを備えさせて設け、そのカ
    ツタ19の両端部を、前記ケース9に出退揺動自
    在に枢着してある特許請求の範囲第1項に記載の
    果実収穫用ロボツトハンド。 3 前記果梗押圧部材18を、前記ケース9に片
    持状態で出退揺動自在に枢着される帯板材にて構
    成してある特許請求の範囲第1項に記載の果実収
    穫用ロボツトハンド。 4 前記駆動機構を構成するに、前記ケース9の
    周方向に往復回転駆動自在な筒部材9aを、前記
    ケース9に嵌着すると共に、その筒部材9aの回
    転に伴つて前記果梗押圧部材18及び前記果梗切
    断カツタ19を出退駆動するように係合する、ピ
    ン24及びピン係入用長孔19hを、一方を筒部
    材側に、且つ、他方を前記果梗押圧部材18及び
    前記果梗切断カツタ側に位置させて設けてある特
    許請求の範囲第1項乃至第3項いずれかに記載の
    果実収穫用ロボツトハンド。
JP13589484A 1984-06-29 1984-06-29 果実収穫用ロボツトハンド Granted JPS6115616A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13589484A JPS6115616A (ja) 1984-06-29 1984-06-29 果実収穫用ロボツトハンド

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13589484A JPS6115616A (ja) 1984-06-29 1984-06-29 果実収穫用ロボツトハンド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6115616A JPS6115616A (ja) 1986-01-23
JPH0555089B2 true JPH0555089B2 (ja) 1993-08-16

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ID=15162289

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JP13589484A Granted JPS6115616A (ja) 1984-06-29 1984-06-29 果実収穫用ロボツトハンド

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JP (1) JPS6115616A (ja)

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JPS6115616A (ja) 1986-01-23

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