JPH0554989B2 - - Google Patents

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JPH0554989B2
JPH0554989B2 JP63220546A JP22054688A JPH0554989B2 JP H0554989 B2 JPH0554989 B2 JP H0554989B2 JP 63220546 A JP63220546 A JP 63220546A JP 22054688 A JP22054688 A JP 22054688A JP H0554989 B2 JPH0554989 B2 JP H0554989B2
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JP
Japan
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ultrasonic
probe
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tubular probe
tubular
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Naohiko Inoe
Yasuo Noguchi
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可撓性超音波プローブの超音波振動
により、体腔内にある腫瘍組織等の望ましくない
生体組織や、結石、血栓、カルシウム塊等の異物
を破砕し、体腔外に吸引、除去する超音波外科手
術装置に関するものである。
〔従来の技術〕
超音波の機械的振動を用いた外科手術装置とし
て、超音波振動源に超音波プローブを接続し、超
音波プローブの先端の超音波周波数の機械的振動
により、細胞、血栓、カルシウム塊等を破砕し、
超音波プローブの内腔を通じて、破砕した細胞、
血栓、カルシウム塊等を吸引除去する装置は、従
来より知られている(例えば、特開昭60−5139号
公報、特開昭49−21989号公報)。しかしこれらの
装置では、超音波プローブは可撓性を有しないた
め、血管等の生体内の湾曲した管状器官には使用
出来なかつた。
例えば、特開昭49−21989号公報には、超音波
振動源に超音波プローブを接続し、超音波プロー
ブの先端の超音波周波数の機械的振動により、体
内にある結石を破砕する方法が記載されている。
しかしながらこの方法では、超音波プローブが
可撓性を有しないため操作性が悪く、適用出来る
部位も制限されていた。
また可撓性を有する単線あるいは撚糸を超音波
プローブとして用いた方法も知られている。しか
しこの方法では、体腔の内壁に固定された結石
や、腎杯にくい込んだサンゴ状結石などに対して
は有効であるが、固定されていない腎盂内の結石
等に対しては、超音波振動が十分に伝わらず、管
状プローブの様に内腔を吸引管として結石を吸引
しながら超音波プローブを接触させると言うこと
が出来ないため、腎盂内組織に衝撃体が接触し、
腎盂内組織を傷付ける恐れがあつた。
このような問題を解決すべく、本発明者らは、
先に可撓性を有する線状伝達体からなる超音波プ
ローブを可撓性チユーブの内腔内に設置した外科
手術用具の発明をなし、特公昭61−271045公報に
開示したが、これは超音波プローブが線状体であ
るため、吸引や薬液の注入を行なうには吸引用通
路と薬液注入用通路とを別個に設ける必要があ
る。このため内腔とを可撓性チユーブの直径が大
きくなり、細い血管等へ挿入するのは困難である
し、また、血管内壁を傷つける恐れがあつた。
また可撓性チユーブの内腔を1つとし、破砕物
の吸引除去時と薬液注入時とで切替弁等によつて
切替えて使用する方法があるが、同一の内腔を使
用するため、汚染あるいは切替えミスを起こすと
いう危険性があつた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、従来の外科手術用具のこのような問
題点を解決することを目的としたもので、超音波
プローブとして可撓性を有する管状プローブを用
いることにより、可撓性を有しない金属製管状プ
ローブの欠点である適用範囲が限定されるという
問題点や、線状体よりなるプローブの欠点である
薬液注入用及び吸引用の通路を別々に設けるため
に形状が大きくなり、血管等の細い生体管腔内へ
の挿入が困難な問題点の解消を図るものである。
またさらには、このような目的に適した材質、特
性の管状プローブを装着した外科手術用具を提供
しようとするものである。
〔課題を解決するための手段〕 即ち本発明は、超音波振動により体腔内にある
生体組織あるいは結石、血栓、カルシウム塊等の
異物を破砕し、体腔外に吸引除去する超音波外科
手術装置の用具であつて、超音波振動源、その超
音波振動を増幅し伝達するための超音波伝達具
(ホーン)、および該超音波伝達具の先端部に固定
され、前記生体組織もしくは異物に超音波振動を
加え破砕するための管状のプローブから主として
構成され、該管状のプローブは複数本の金属線よ
り成る中空状の撚り線、もしくは筒状の編組体に
合成樹脂を含浸して一体化したものであり、また
さらには、前記超音波伝達具の先端部に金属性パ
イプを固定し、該金属製パイプの先端部に前記の
管状プローブを固定した外科手術用具、および、
前記管状プローブの先端部に金属環を付設した外
科手術用具である。
以下、図面に基づいて本発明を詳しく説明す
る。
第1図は、本発明の一実施例となる外科手術用
具を使用する装置の構成を示す図である。高周波
発振回路1よりケーブル2を通つて超音波振動源
3に高周波電流が送られ、超音波振動源3は超音
波周波数の機械的振動を発生させる。超音波振動
源としては、磁歪型及び電歪型のいずれも使用す
ることができ、超音波振動源3で発生した超音波
周波数の機械的振動は超音波伝達具4に伝播さ
れ、そして更に超音波伝達具(ホーン)4で拡大
され、先端部分に接続されている固定具5を通じ
て管状のプローブ6に伝播される。
管状のプローブ6は中空状で、固定具5、超音
波伝達具4、超音波振動源3を経て端部のニツプ
ル7に貫通穴でつながつており、ニツプル7に吸
引チユーブを付けて吸引ポンプ等で陰圧をかける
ことにより、管状のプローブ6の先端が破砕され
乳状化された、結石、血栓、細胞片、血液等を吸
引除去する。第1図の例では、吸引チユーブを接
続するためのニツプル7は外科手術用具の後端部
に設けられているが、超音波伝達具4の後方部側
面いニツプル等の吸引チユーブの接続手段を設け
る形式であつても何ら差しつかえないことは勿論
である。
本発明において使用される管状プローブ6の材
質としては、全体として可撓性を有するものが好
ましく、ステンレス鋼、チタン合金等の金属細線
の複数本を芯棒の周りに同方向にもしくは交差さ
せて撚じりつけ、もしくは編組して形成された中
空状の撚り線、筒状の編組体等に、合成樹脂を含
浸して一体化したものを用いるのが好適である。
含浸する方法としては、中空状の撚り線、筒状の
編組体等を合成樹脂溶液に浸漬するか、もしくは
その内外両面にコーテイングするのがよい。ま
た、含浸する合成樹脂としては、金属線より成る
基材の超音波振動によつて発生する熱によつて分
解や溶融を起こさない耐熱製と可撓性を有するも
のであることが必要で、そのような合成樹脂の例
としては、フツ素系樹脂、ポリアミド、ポリエス
テル、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエ
ーテルスルホン等を挙げることが出来る。この
他、含浸もしくはコーテイングする樹脂量が少な
い場合には、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、
ポリウレタン樹脂等の熱硬化タイプの樹脂も使用
可能である。
超音波外科手術用具における管状プローブ6の
取り付け方法は、第2図に示したように、中空状
の撚り線12、もしくは筒状の編組体13を基材
とする管状プローブと固定具5とを、溶接等の適
宜の方法で予め接続しておき、その固定具5の部
分を超音波伝達具4の先端部に固定する。固定の
方法は、固定具5の中心穴内面に雌ネジを設けて
おき、超音波伝達具4先端部のネジ部にねじ込む
か、溶接等の適宜の方法で固定してもよい。ま
た、固定具5を用いずに、管状プローブ6を超音
波伝達具4に直接取り付けても何ら差しつかえは
ない。
また、第3図d,eに示したように、固定具5
に管状プローブ6と同径の金属製パイプ14を接
続し、さらに金属製パイプ14の先端部に管状プ
ローブ6を接続しておき、これを前記と同様の方
法で超音波伝達具4の先端部に固定した外科手術
用具も、本発明の目的のために有効に使用するこ
とが出来る。
またさらに、管状プローブ6の先端部端面の接
触面積を増し、超音波振動による破砕力を向上さ
せるために、第3図f,gに示したように、金属
線を基材とする管状プローブの先端に金属環15
を溶接等の適宜の方法で取り付けることも、本発
明の態様の一部として含まれる。金属環15の外
径は管状プローブと同一であり、肉厚は外径によ
つて変つて来るが、内径をプローブの先端で破砕
された結石等の吸引除去に支障のない範囲に定め
ることにより自ずと決まる。この範囲内で肉厚を
出来るだけ大きくするのが望ましい。また、長さ
は特に限定はされないが1〜10mmの範囲とするの
が適切である。
本発明による外科手術用具の使用方法は使用目
的によつて若干異なるが、次に代表的な2つの例
について説明する。
血管内に生じた血栓を破砕し吸引除去する目的
に使用する場合は、複雑に屈折した血管内にプロ
ーブを挿入するので、プローブ全体が十分な可撓
性を持つていることが必要で、第2図に示したよ
うに、金属線を基材とする管状プローブ6を直接
超音波伝達具4に固定したタイプの外科手術用具
を使用する。プローブ自体は激しく振動をくり返
しており、血管内に直線挿入したのでは血管を損
傷してしまうので、本発明の管状プローブをカテ
ーテルチユーブ内に収納し、カテーテルチユーブ
と共に血管内に挿入する。管状プローブの先端部
をカテーテルチユーブの先端から露出させた状態
で超音波振動させ、血管の内壁に付着した血栓を
破砕すると共に、管状プローブの内孔を通じて吸
引除去する。このような目的に使用される管状プ
ローブの外径は、2.5mm以下、望ましくは1.5mm以
下とすることが要求され、その長さは50〜100cm
程度である。
一方、腎盂内に生じた結石の除去に使用する場
合は、プローブは内視鏡の孔内に収納された状態
で、患者の体表から経皮的に腎臓内に挿入して使
用されるもので、第2図d,eに示したように、
金属製パイプ14を介して金属線を基材とする管
状プローブを固定したタイプの外科手術用具が適
している。金属製パイプ14から成るストレート
部分の長さは通常30〜50cm程度の範囲であり、ま
た本発明の可撓性を有する管状プローブ部分の長
さは10〜20cmの範囲で、外径は2.5mm以下とする
のが良い。
〔発明の効果〕
本発明に従うと、プローブが可撓性を有し、且
つ中空状であるため、血管、尿管等の生体内の湾
曲した管状器官にも容易に挿入することが出来て
適用範囲が広がると共に、管状プローブの内孔を
吸引孔として利用出来るので、使用時に超音波振
動するプローブを収納するためのカテーテルチユ
ーブや内視鏡の太さを小さくすることが出来る利
点があり、本発明は医療産業上極めて有用であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例となる外科手術用
具を使用する装置の構成を示す図である。第2図
は本発明一実施例となる管状プローブを示す図
で、第3図は本発明の管状プローブを含むプロー
ブの構成の他の実施例を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 超音波振動により体腔内にある生体組織もし
    くは結石、血栓、カルシウム塊等の異物を粉砕
    し、体腔外に吸引除去する超音波外科手術装置の
    用具であつて、超音波振動源、その超音波振動を
    増幅し伝達するための超音波伝達具(ホーン)、
    および該超音波伝達具の先端部に固定され、前記
    生体組織もしくは異物に超音波振動を加え粉砕す
    るための管状のプローブから主として構成され、
    該管状のプローブは複数本の金属線より成る中空
    状の撚り線、もしくは筒状の編組体に合成樹脂を
    含浸して一体化したものであることを特徴とする
    外科手術用具。 2 請求項1記載の超音波外科手術用具におい
    て、超音波伝達具の先端部に金属製パイプを固定
    し、該金属製パイプの先端部に、請求項1記載の
    管状のプローブを固定したことを特徴とする外科
    手術用具。 3 請求項1もしくは請求項2記載の超音波外科
    手術装置の用具において、管状のプローブの先端
    部に金属環を付設したことを特徴とする外科手術
    用具。
JP63220546A 1988-09-05 1988-09-05 外科手術用具 Granted JPH0268047A (ja)

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