JPH0554987A - 放電灯点灯装置 - Google Patents

放電灯点灯装置

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Publication number
JPH0554987A
JPH0554987A JP3217690A JP21769091A JPH0554987A JP H0554987 A JPH0554987 A JP H0554987A JP 3217690 A JP3217690 A JP 3217690A JP 21769091 A JP21769091 A JP 21769091A JP H0554987 A JPH0554987 A JP H0554987A
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JP
Japan
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capacitor
choke coil
smoothing capacitor
diode
circuit
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Application number
JP3217690A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Suzuki
浩史 鈴木
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Tokyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0554987A publication Critical patent/JPH0554987A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電源に含まれる高調波成分を減少させるととも
に高力率にし、しかもインバータ回路動作の安定化を図
る。 【構成】全波整流ダイオードブリッジ回路12の出力端
子間に第1のチョークコイル13を介して第1のコンデ
ンサ14を接続するとともに、さらに第1、第2のダイ
オード15,16を直列に介して平滑コンデンサ17を
接続する。そして平滑コンデンサに第3のチョークコイ
ル21及びスイッチングトランジスタ20の直列回路を
設けたインバータ回路19を接続し、第3のチョークコ
イルの両端間に第2のチョークコイル23を介して放電
灯24を接続している。第1、第2のダイオードの接続
点とトランジスタ20のコレクタとの間に第2のコンデ
ンサ26を接続し、第2のチョークコイル23と放電灯
24との接続点と第1、第2のダイオードの接続点との
間に第3のコンデンサ27を接続している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高周波インバータ回路
を使用した放電灯点灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の放電灯点灯装置としては図7に
示すものが知られている。これは交流電源1に全波整流
ダイオードブリッジ回路2を介して平滑コンデンサ3を
接続し、その平滑コンデンサ3にスイッチングトランジ
スタ4、インバータトランス5及び共振用コンデンサ6
を設けた1石式電圧共振型インバータ回路7を接続して
いる。そしてインバータ回路7の出力端子、すなわちイ
ンバータトランス5の2次巻線に放電灯8の各フィラメ
ント電極の一端を接続し、その各フィラメント電極の他
端間にコンデンサ9を接続している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような放電灯点灯
装置では、ダイオードブリッジ回路2からの出力が平滑
コンデンサ3の充電電圧よりも高い期間に高調波の電流
波形の歪みが生じることになる。そしてこの期間におい
て平滑コンデンサ3は充電されるが、この間において必
要とされるすべての電荷を短時間のうちに平滑コンデン
サ3に充電しなければならず、図8に示すように入力電
圧aに対して入力電流bはスパイク状の波形となる。こ
のため電源に含まれる高調波の量が増大し力率が低下す
る問題があった。
【0004】そこで本発明は、電源に含まれる高調波成
分を減少させることができるとともに力率を高めること
ができ、しかもインバータ回路の動作の安定化を図るこ
とができる放電灯点灯装置を提供しようとするものであ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1対応の発明は、
交流電源に整流回路を介して接続された平滑コンデンサ
と、この平滑コンデンサに接続されたスイッチング素子
を有する高周波インバータ回路と、このインバータ回路
の出力端子に接続された放電灯と、整流回路の出力端子
と平滑コンデンサとの間に直列に介挿された第1のチョ
ークコイル及び第1、第2のダイオードとの直列回路
と、インバータ回路の出力端子と放電灯との間に直列に
介挿された第2のチョークコイルと、整流回路の出力端
子間に第1のチョークコイルを介して接続された第1の
コンデンサと、第1、第2のダイオードの接続点とスイ
ッチング素子の高周波出力端との間に接続された第2の
コンデンサと、第1、第2のダイオードの接続点と放電
灯と第2のチョークコイルとの接続点間に接続された第
3のコンデンサを設けたものである。
【0006】請求項2対応の発明は、交流電源に整流回
路を介して接続された平滑コンデンサと、この平滑コン
デンサに接続されたスイッチング素子を有する高周波イ
ンバータ回路と、このインバータ回路の出力端子に接続
された放電灯と、整流回路の出力端子と平滑コンデンサ
との間に直列に介挿された第1のチョークコイル及び第
1、第2のダイオードとの直列回路と、インバータ回路
の出力端子と放電灯との間に直列に介挿された第2のチ
ョークコイルと、整流回路の出力端子間に第1のチョー
クコイルを介して接続された第1のコンデンサと、第
1、第2のダイオードの接続点とスイッチング素子の高
周波出力端との間に接続された第2のコンデンサと、第
1、第2のダイオードの直列回路に並列に接続された第
3、第4のダイオードの直列回路と、第3、第4のダイ
オードの接続点と放電灯と第2のチョークコイルとの接
続点間に接続された第3のコンデンサを設けたものであ
る。
【0007】
【作用】請求項1対応の発明においては、インバータ回
路のスイッチング素子のスイッチング動作により、第2
のコンデンサ及び第3のコンデンサを介して第1のダイ
オードと第2のダイオードとの接続点の電位を高周波的
に上昇、下降させる。これにより第1のダイオードのア
ノード電位と第2のダイオードのカソード電位に高周波
的な電位差を生じさせて各ダイオードをオン、オフさ
せ、チョッパー的な動作を行いチョークコイルのエネル
ギーを平滑コンデンサに重畳させる。またインバータ回
路の減衰振動の半サイクルにおいて第2のコンデンサに
蓄えられた電磁エネルギーをインバータ回路、平滑コン
デンサ、第1のコンデンサ、第1のダイオードを介して
放出し、平滑コンデンサに高周波的に重畳させる。また
第1のコンデンサに蓄えられた電荷を第1、第2のダイ
オード、平滑コンデンサを介して放出し、平滑コンデン
サに高周波的に重畳させる。さらに第3のコンデンサに
蓄えられた電荷を第2のダイオード、平滑コンデンサ、
インバータ回路、第2のチョークコイルを介して放出
し、平滑コンデンサに高周波的に重畳させる。こうして
第1、第2、第3のコンデンサは無電荷状態となる。
【0008】これにより第1、第2、第3のコンデンサ
にはインバータ回路のスイッチング素子のスイッチング
動作に応じて交流電源から電源電圧に対応した充電電流
が流れることになる。こうして入力電流は入力電圧正弦
波の包絡線上に沿って連続的に流れる。また第1のコン
デンサと第1のチョークコイルによりフィルタ効果が生
じ奇数高調波をカットする。
【0009】また請求項2対応の発明においては、イン
バータ回路の減衰振動の半サイクルにおいて第2のコン
デンサに蓄えられた電磁エネルギーをインバータ回路、
平滑コンデンサ、第1のコンデンサ、第1のダイオード
を介して放出し、平滑コンデンサに高周波的に重畳させ
る。また第1のコンデンサに蓄えられた電荷を第1、第
2のダイオード、平滑コンデンサを介して放出し、平滑
コンデンサに高周波的に重畳させる。さらに第3のコン
デンサに蓄えられた電荷を第4のダイオード、平滑コン
デンサ、インバータ回路、第2のチョークコイルを介し
て放出し、平滑コンデンサに高周波的に重畳させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】図1に示すように交流電源11に全波整流
ダイオードブリッジ回路12の入力端子を接続してい
る。そしてこのダイオードブリッジ回路12の出力端子
間に第1のチョークコイル13を介して第1のコンデン
サ14を接続するとともに、さらに第1のダイオード1
5及び第2のダイオード16を直列に介して平滑コンデ
ンサ17を接続している。前記第1のコンデンサ14に
ダイオード18を全波整流ダイオードブリッジ回路12
の出力極性とは逆極性にして、すなわちカソードを第1
のチョークコイル13と第1のダイオード15との接続
点側にして並列に接続している。
【0012】前記平滑コンデンサ17に1石式電圧共振
型インバータ回路19を接続している。前記インバータ
回路19はスイッチング素子としてのNPN形のスイッ
チングトランジスタ20と第3のチョークコイル21と
の直列回路を前記平滑コンデンサ17に対して並列に接
続し、前記トランジスタ20にダイオード22をそのト
ランジスタ20とは逆極性にして並列に接続している。
【0013】前記第3のチョークコイル21の両端間に
第2のチョークコイル23を介して放電灯24の各フィ
ラメント電極24a,24bの一端を接続している。そ
して前記放電灯24の各フィラメント電極24a,24
bの他端間にコンデンサ25を接続している。
【0014】前記第1のダイオード15と第2のダイオ
ード16との接続点と、前記トランジスタ20の高周波
出力端、すなわちコレクタとの間に第2のコンデンサ2
6を接続している。また前記第1のダイオード15と第
2のダイオード16との接続点と、前記第2のチョーク
コイル23と放電灯24のフィラメント電極24bとの
接続点との間に第3のコンデンサ27を接続している。
【0015】このような構成の実施例においては、交流
電源11が投入されると、第1のチョークコイル13を
介して第1のコンデンサ14が充電され、その第1のコ
ンデンサ14により第1、第2のダイオード15,16
を介して平滑コンデンサ17が充電される。こうして平
滑コンデンサ17は電源のピーク値と等しい電圧まで充
電される。
【0016】この状態でトランジスタ20がオンする
と、電源、すなわちダイオードブリッジ回路12から第
1のチョークコイル13、第1のダイオード15及び第
2のコンデンサ26を介してトランジスタ20に電流が
流れる。また第1のコンデンサ14の充電電荷により第
1のダイオード15及び第2のコンデンサ26を介して
トランジスタ20に電流が流れる。さらにダイオードブ
リッジ回路12から第1のチョークコイル13、第1の
ダイオード15、第3のコンデンサ27及び第2のチョ
ークコイル23を介してトランジスタ20に電流が流れ
る。
【0017】そして第2のコンデンサ26及び第3のコ
ンデンサ27の充電が終了すると、電源から第1のチョ
ークコイル13及び第1、第2のダイオード15、16
を介してインバータ回路19の第3のチョークコイル2
1に電流が供給される。またある段階においては平滑コ
ンデンサ17からもインバータ回路19に電流が供給さ
れる。
【0018】次にトランジスタ20がオフすると、第3
のチョークコイル21の電磁エネルギーは第3のチョー
クコイル21→第2のコンデンサ26→第2のダイオー
ド16→第3のチョークコイル21の閉ループで放出さ
れる。このとき第3のチョークコイル21と第2のコン
デンサ26は共振状態となり、共振電流が流れる。そし
てこの共振電流の反転電流(減衰振動の極性反転電流)
は第2のコンデンサ26→第3のチョークコイル21→
平滑コンデンサ17→ダイオード18→第1のダイオー
ド15→第2のコンデンサ26の閉ループで放出され
る。これにより平滑コンデンサ17にエネルギーが重畳
される。
【0019】またトランジスタ20のオフ時には第1の
コンデンサ14の充電電荷が、第1のコンデンサ14→
第1、第2のダイオード15,16→平滑コンデンサ1
7→第1のコンデンサ14の閉ループで放出され、平滑
コンデンサ17に電荷が重畳る。また第3のコンデンサ
27の充電電荷も第3のコンデンサ27→第2のダイオ
ード16→平滑コンデンサ17→ダイオード22→第2
のチョークコイル23→第3のコンデンサ27の閉ルー
プで放出される。これにより平滑コンデンサ17にエネ
ルギーが重畳される。
【0020】このようにインバータ回路19の共振電流
が流れるループが半サイクル毎に異なる。そして第1の
チョークコイル13にトランジスタ20のオン期間に蓄
えられた電磁エネルギーは、第1のチョークコイル13
→第1、第2のダイオード15,16→平滑コンデンサ
17→ダイオードブリッジ回路12→第1のチョークコ
イル13のループで放出され、電源電圧に重畳した電磁
エネルギーが平滑コンデンサ17に充電されて昇圧作用
を生じさせる。
【0021】以上の動作がトランジスタ20のスイッチ
ング動作により繰り返され、放電灯24にはインバータ
回路19から高周波電力が供給される。こうして放電灯
24は高周波点灯されることになる。
【0022】なお、始動時にはコンデンサ25と第2の
チョークコイル23が共振し放電灯24の両端間に高電
圧を印加させる。そしてこのときの共振電流は放電灯2
4の各フィラメント電極24a,24bを介して流れ予
熱を行う。
【0023】このように平滑コンデンサ17の昇圧によ
り第1のダイオード15のカソード、アノード間及び第
2のダイオード16のカソード、アノード間には電源電
圧に対して電位差が生じ、トランジスタ20のスイッチ
ング動作により第1のコンデンサ14及び第2のコンデ
ンサ26に電源から電流が流れる。また第3のコンデン
サ27もまたトランジスタ20のスイッチング動作によ
り充放電を繰り返し、その都度電源から充電電流を流
す。また第1のチョークコイル13、第1、第2のダイ
オード15,16、第2のコンデンサ26、トランジス
タ20により構成されるチョッパ回路は、トランジスタ
20のオン期間に第2のコンデンサ26へ電源電圧に対
応した充電電流を流す。
【0024】以上の動作により、第1のコンデンサ14
及び第2のコンデンサ26に加えてさらに第3のコンデ
ンサ27もトランジスタ20のスイッチング動作により
充放電を繰り返し、その都度電源から充電電流を流すの
で、入力電流は交流電圧のピーク以外の低いところでも
流れるようになり、すなわち入力電圧正弦波の包絡線上
に沿って連続的に流れ、入力力率はより確実に高力率と
なる。またこのときの入力電流波形はチョークコイル1
3と第1のコンデンサ14のフィルタ効果により奇数高
調波の少ない正弦波に近似するようになる。すなわち図
2に示すように入力電圧波形aに対して入力電流波形b
は略同位相となる。
【0025】また第1、第2のダイオード15,16の
直列回路を第1のチョークコイル13と平滑コンデンサ
17との間に介挿することにより、インバータ回路19
を電源側と分離して動作させることができ、インバータ
回路19は安定した発振動作を行う。すなわちインバー
タ回路動作の安定化を図ることができる。
【0026】さらにこの回路は放電灯24の始動時には
平滑コンデンサ17に流れる電磁エネルギーが大きくな
って平滑コンデンサ17の昇圧効果を高め、また放電灯
24の点灯時にはランプ電圧の低下に応じて平滑コンデ
ンサ17に流れる電磁エネルギーが減少して平滑コンデ
ンサ17の昇圧効果を低めるので、始動時の電圧と点灯
時の電圧が変化する放電灯に極めて適した回路となる。
次に本発明の他の実施例を図面を参照して説明する。な
お、前記実施例と同一の部分には同一の符号を付して詳
細な説明は省略する。
【0027】図3に示すものは、第1、第2のダイオー
ド15,16の接続点とダイオードブリッジ回路12の
出力端子の負極側との間に第4のコンデンサ28を接続
するとともに、その第4のコンデンサ28にダイオード
29を全波整流ダイオードブリッジ回路12の出力極性
とは逆極性にして、すなわちカソードを第1、第2のダ
イオード15,16の接続点側にして並列に接続したも
のである。この実施例においては電源11の投入時に第
1のダイオード15を介して第4のコンデンサ28もま
た充電される。
【0028】そしてトランジスタ20のオン時には第1
のコンデンサ14の充電電荷と同様、第4のコンデンサ
28の充電電荷もまた第2のコンデンサ26を介してト
ランジスタ20に流れるようになる。
【0029】またトランジスタ20のオフ時には第3の
チョークコイル21の電磁エネルギーは第3のチョーク
コイル21→第2のコンデンサ26→第2のダイオード
16→第3のチョークコイル21の閉ループで放出され
る。このとき第3のチョークコイル21と第2のコンデ
ンサ26は共振状態となり、共振電流が流れる。そして
この共振電流の反転電流は第2のコンデンサ26→第3
のチョークコイル21→平滑コンデンサ17→ダイオー
ド18→第1のダイオード15→第2のコンデンサ26
の閉ループ及び第2のコンデンサ26→第3のチョーク
コイル21→平滑コンデンサ17→ダイオード29→第
2のコンデンサ26の閉ループで放出される。これによ
り平滑コンデンサ17にエネルギーが重畳される。
【0030】またトランジスタ20のオフ時には第1の
コンデンサ14の充電電荷が、第1のコンデンサ14→
第1、第2のダイオード15,16→平滑コンデンサ1
7→第1のコンデンサ14の閉ループで放出され、平滑
コンデンサ17に電荷が重畳される。また第3のコンデ
ンサ27の充電電荷も第3のコンデンサ27→第2のダ
イオード16→平滑コンデンサ17→ダイオード22→
第2のチョークコイル23→第3のコンデンサ27の閉
ループで放出される。これにより平滑コンデンサ17に
エネルギーが重畳される。
【0031】さらに第4のコンデンサ28の充電電荷
が、第4のコンデンサ28→第2のコンデンサ26→第
3のチョークコイル21→平滑コンデンサ17→第4の
コンデンサ28の閉ループで放出され、平滑コンデンサ
17に電荷が重畳される。そして第1、第4のコンデン
サ14,28には電源から電源電圧に対応した電流が流
れて充電される。
【0032】こうしてトランジスタ20のスイッチング
動作により、第1、第3、第4のコンデンサ14,2
7,28は充放電を繰り返すことになりその都度電源か
ら充電電流が流れることになる。
【0033】従って本実施例においても入力電流は入力
電圧正弦波の包絡線上に沿って連続的に流れ、また入力
電流波形は第1のチョークコイル13と第1のコンデン
サ14のフィルタ効果により奇数高調波の少ない正弦波
に近似するようになるので、前記実施例と同様の効果が
得られるものである。
【0034】図4に示すものは、図1において第1、第
2のダイオード15,16の直列回路に第3、第4のダ
イオード30,31の直列回路を並列に接続し、第3の
コンデンサ27の一端を、第1、第2のダイオード1
5,16の接続点に変えて第3、第4のダイオード3
0,31の接続点に接続したものである。なお、第1の
コンデンサ14に並列に接続されたダイオード18を省
略している。
【0035】本実施例においてはトランジスタ20がオ
ンすると、電源から第1のチョークコイル13、第1の
ダイオード15及び第2のコンデンサ26を介してトラ
ンジスタ20に電流が流れるとともに第1のコンデンサ
14の充電電荷により第1のダイオード15及び第2の
コンデンサ26を介してトランジスタ20に電流が流れ
る。さらにダイオードブリッジ回路12から第1のチョ
ークコイル13、第3のダイオード30、第3のコンデ
ンサ27及び第2のチョークコイル23を介してトラン
ジスタ20に電流が流れる。
【0036】そして第2のコンデンサ26及び第3のコ
ンデンサ27の充電が終了すると、電源から第1のチョ
ークコイル13及び第1、第2のダイオード15、16
を介してインバータ回路19の第3のチョークコイル2
1に電流が供給される。またある段階においては平滑コ
ンデンサ17からもインバータ回路19に電流が供給さ
れる。
【0037】次にトランジスタ20がオフすると、第3
のチョークコイル21の電磁エネルギーは第3のチョー
クコイル21→第2のコンデンサ26→第2のダイオー
ド16→第3のチョークコイル21の閉ループで放出さ
れる。このとき第3のチョークコイル21と第2のコン
デンサ26は共振状態となり、共振電流が流れる。そし
てこの共振電流の反転電流は第2のコンデンサ26→第
3のチョークコイル21→平滑コンデンサ17→第1の
コンデンサ14→第1のダイオード15→第2のコンデ
ンサ26の閉ループで放出される。これにより平滑コン
デンサ17にエネルギーが重畳される。
【0038】またこのとき第1のコンデンサ14の充電
電荷が、第1のコンデンサ14→第1、第2のダイオー
ド15,16→平滑コンデンサ17→第1のコンデンサ
14の閉ループで放出され、また第3のコンデンサ27
の充電電荷も第3のコンデンサ27→第4のダイオード
31→平滑コンデンサ17→ダイオード22→第2のチ
ョークコイル23→第3のコンデンサ27の閉ループで
放出される。これにより平滑コンデンサ17にエネルギ
ーが重畳される。またこれにより第1、第2、第3のコ
ンデンサ14,26,27は無電荷となり、次のオン期
間において電源より充電電流を流し込む。このようにイ
ンバータ回路19の共振電流が流れるループが半サイク
ル毎に異なる。
【0039】そして第1のチョークコイル13にトラン
ジスタ20のオン期間に蓄えられた電磁エネルギーは、
第1のチョークコイル13→第1、第2のダイオード1
5,16→平滑コンデンサ17→ダイオードブリッジ回
路12→第1のチョークコイル13のループで放出さ
れ、電源電圧に重畳した電磁エネルギーが平滑コンデン
サ17に充電されて昇圧作用を生じさせる。
【0040】従って本実施例においても入力電流は入力
電圧正弦波の包絡線上に沿って連続的に流れ、また入力
電流波形は第1のチョークコイル13と第1のコンデン
サ14のフィルタ効果により奇数高調波の少ない正弦波
に近似するようになるので、前記実施例と同様の効果が
得られるものである。
【0041】図5に示すものは、図4において2個の放
電灯241 ,242 を接続したもので、この場合にはそ
れぞれ2個の第2のチョークコイル231 ,232 、2
個の第3のコンデンサ271 ,272、2個のコンデン
サ251 ,252 を使用し、放電灯241 ,242 をイ
ンバータ回路19の第3のチョークコイル21に対して
それぞれ第2のチョークコイル231 ,232 を介して
接続し、放電灯241,242 と第2のチョークコイル
231 ,232 との接続点と第3、第4のダイオード3
0,31の接続点との間にそれぞれ第3のコンデンサ2
71 ,272 を接続することになる。このように複数の
放電灯を接続しても前記実施例と同様の効果が得られる
ものである。
【0042】なお、第1、第2のダイオード15,16
の直列回路に対して第3、第4のダイオード30,31
の直列回路と同等の回路を多数並列に接続し、それらの
各ダイオードの接続点と複数の放電灯との間にそれぞれ
第3のコンデンサを接続するようにしてもよい。
【0043】図6に示すものは、図4において第1のコ
ンデンサ14にダイオード18を並列に接続したもので
ある。この実施例におけるダイオード18の作用は図1
と同様である。従って本実施例においても前記実施例と
同様の効果が得られるものである。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、電
源に含まれる高調波成分を減少させることができるとと
もに力率をより確実に高めることができ、しかもインバ
ータ回路の動作の安定化を図ることができる放電灯点灯
装置を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す回路図。
【図2】同実施例における入力電圧波形及び入力電流波
形を示す図。
【図3】本発明の他の実施例を示す回路図。
【図4】本発明の他の実施例を示す回路図。
【図5】本発明の他の実施例を示す回路図。
【図6】本発明の他の実施例を示す回路図。
【図7】従来例を示す回路図。
【図8】同従来例における入力電圧波形及び入力電流波
形を示す図。
【符号の説明】
11…交流電源、12…全波整流ダイオードブリッジ回
路、13…第1のチョークコイル、14…第1のコンデ
ンサ、15…第1のダイオード、16…第2のダイオー
ド、17…平滑コンデンサ、19…インバータ回路、2
0…スイッチングトランジスタ、23…第2のチョーク
コイル、24…放電灯、26…第2のコンデンサ、27
…第3のコンデンサ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源に整流回路を介して接続された
    平滑コンデンサと、この平滑コンデンサに接続されたス
    イッチング素子を有する高周波インバータ回路と、この
    インバータ回路の出力端子に接続された放電灯と、前記
    整流回路の出力端子と前記平滑コンデンサとの間に直列
    に介挿された第1のチョークコイル及び第1、第2のダ
    イオードとの直列回路と、前記インバータ回路の出力端
    子と放電灯との間に直列に介挿された第2のチョークコ
    イルと、前記整流回路の出力端子間に前記第1のチョー
    クコイルを介して接続された第1のコンデンサと、前記
    第1、第2のダイオードの接続点と前記スイッチング素
    子の高周波出力端との間に接続された第2のコンデンサ
    と、前記第1、第2のダイオードの接続点と前記放電灯
    と第2のチョークコイルとの接続点間に接続された第3
    のコンデンサを設けたことを特徴とする放電灯点灯装
    置。
  2. 【請求項2】 交流電源に整流回路を介して接続された
    平滑コンデンサと、この平滑コンデンサに接続されたス
    イッチング素子を有する高周波インバータ回路と、この
    インバータ回路の出力端子に接続された放電灯と、前記
    整流回路の出力端子と前記平滑コンデンサとの間に直列
    に介挿された第1のチョークコイル及び第1、第2のダ
    イオードとの直列回路と、前記インバータ回路の出力端
    子と放電灯との間に直列に介挿された第2のチョークコ
    イルと、前記整流回路の出力端子間に前記第1のチョー
    クコイルを介して接続された第1のコンデンサと、前記
    第1、第2のダイオードの接続点と前記スイッチング素
    子の高周波出力端との間に接続された第2のコンデンサ
    と、前記第1、第2のダイオードの直列回路に並列に接
    続された第3、第4のダイオードの直列回路と、前記第
    3、第4のダイオードの接続点と前記放電灯と第2のチ
    ョークコイルとの接続点間に接続された第3のコンデン
    サを設けたことを特徴とする放電灯点灯装置。
JP3217690A 1991-08-29 1991-08-29 放電灯点灯装置 Pending JPH0554987A (ja)

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