JPH0554949A - 撚線導体の接続方法 - Google Patents

撚線導体の接続方法

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JPH0554949A
JPH0554949A JP23243791A JP23243791A JPH0554949A JP H0554949 A JPH0554949 A JP H0554949A JP 23243791 A JP23243791 A JP 23243791A JP 23243791 A JP23243791 A JP 23243791A JP H0554949 A JPH0554949 A JP H0554949A
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JP
Japan
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aluminum
stranded wire
connecting pipe
stranded
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP23243791A
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English (en)
Inventor
Katsuya Tomari
克也 泊
Sadahiko Tanaka
貞彦 田中
Hiroyuki Tashiro
洋征 田代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接続作業が簡単であり、かつ異常発熱やそれ
に伴う断線等の事故が発生しない撚線導体の接続方法を
提供する。 【構成】 鋼心アルミ撚線1を接続する際、端部の鋼撚
線2を所定長除去してそこにアルミ丸棒4を埋め、その
端部をアルミ接続管5内に挿入した後、アルミ接続管5
を圧縮し、しかる後アルミ接続管5を鋼心アルミ撚線1
の突き合わせ位置で切断し、次に切断面を平滑に研磨し
た後、その切断面を冷間圧接により接合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、架空送電線路等を構成
する撚線導体、例えばジャンパ線、架空送電線、架空地
線等の接続方法に関するものである。
【0002】
【従来技術とその課題】従来、架空送電線路等を構成す
る撚線導体を接続するには、接続すべき撚線導体の端部
を接続管内に挿入し、その接続管を外周から例えば断面
六角形に圧縮することにより行っていた。
【0003】しかしながら上記接続方法で接続した接続
部は、電流が流れる経路が、撚線導体→接続管→撚線導
体となる。つまり撚線導体は接続管を介して電気的に接
続された状態となる。このため、撚線導体の表面を磨か
ずに接続した場合、接続管を著しく偏心させて接続した
場合、または接続管内に雨水等が浸入し接続管内面や撚
線導体表面が酸化・腐食等した場合等には、異常発熱や
それに伴う溶断等の事故が発生するという問題があっ
た。
【0004】また撚線導体を直接接続する方法として、
特公昭51ー10671号公報に開示された方法があ
る。この方法は銅撚線の接続方法であるが、まず接続箇
所の端部を加熱等によって溶融して素線を融合一体化
し、しかる後、融合一体化した端面同士を溶融、圧着に
よって接続する方法である。この方法によれば撚線導体
の電気的接続経路は、融合一体化した端面同士の接続と
なるので、接続管を使用するものに比べ異常発熱やそれ
に伴う断線等の事故が発生し難いという利点がある。
【0005】しかしながら上記の撚線導体の接続方法
は、撚線導体の端部を加熱等によって溶融して素線を融
合一体化しなければならず、かかる作業が非常に面倒で
あるという問題があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は上記問題点に鑑みてなされたも
ので、接続作業が簡単で、しかも異常発熱やそれに伴う
断線等の事故が発生しない撚線導体の接続方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明は、接続すべき撚線導体の端部を接続管内に挿入
して突き合わせた後、接続管を外周から圧縮し、次いで
圧縮した接続管を前記撚線導体の突き合わせ位置で切断
して、切断面を平滑に研磨し、その後、研磨した切断面
を突き合わせて冷間圧接により接合することを特徴とす
る。
【0008】
【作用】接続すべき撚線導体の端部を接続管内に挿入し
て突き合わせた後、接続管を圧縮すると、接続管内の撚
線導体も圧縮され、撚線導体は素線間の隙間が埋められ
て1本の充実導体と同様な形態となる。これを撚線導体
の突き合わせ位置で切断すると、切断面に撚線導体の端
面が露出するから、その切断面を平滑に研磨して冷間圧
接すれば、撚線導体が直接圧接されるだけでなく、その
周囲の接続管も圧接されるため、電気的・機械的に優れ
た接続状態を得ることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細
に説明する。図1ないし図6は本発明方法を鋼心アルミ
撚線の接続に適用した場合である。鋼心アルミ撚線1
は、鋼撚線2の外周にアルミ撚線層3を設けた構造であ
る。
【0010】まず図1に示すように、接続すべき鋼心ア
ルミ撚線1の端部の鋼撚線2を所定長除去する。Aが鋼
撚線2の除去部分である。次に図2に示すように、鋼撚
線2の除去部分Aにアルミ丸棒4を挿入し、除去部分A
をアルミ丸棒4で埋める。このように端部の鋼撚線2を
一部除去してアルミ丸棒4を埋めるのは、後述するよう
に接合面の電気的特性を向上させるためである。
【0011】次に図3に示すように、鋼心アルミ撚線1
の端部をアルミ接続管5内に挿入し、鋼心アルミ撚線1
の端部相互を突き合わせる。かかる状態でアルミ接続管
5を外周から例えば断面六角形に圧縮する。この圧縮に
よって鋼心アルミ撚線1のアルミ撚線層3は素線間の隙
間がなくなり、かつアルミ丸棒4およびアルミ接続管5
と一体化する。なおアルミ接続管5を圧縮する際には、
鋼心アルミ撚線1の突き合わせ位置付近は普通より強く
圧縮し、他の部分は普通に圧縮すると良い。このように
すれば鋼心アルミ撚線1の突き合わせ位置での撚線導体
の素線間の隙間がより少なくなるからである。
【0012】次に図4に示すように、アルミ接続管5を
鋼心アルミ撚線1の突き合わせ位置で切断する。切断面
にはアルミ撚線層3の端面が露出するが、アルミ撚線層
3は素線間に隙間がなく、かつアルミ丸棒4およびアル
ミ接続管5と一体化されて、アルミの1本の充実導体と
同様な形態となる。次に図5に示すように、切断面6を
平滑に研磨する。その後、切断面6を冷間圧接により接
合すると、図6に示すような接続部を得ることができ
る。
【0013】以上のようにして鋼心アルミ撚線を接続す
ると、鋼心アルミ撚線はアルミ撚線層の端面同士が直接
圧接接続されるため、良好な電気的接続状態が得られ、
異常発熱やそれに伴う断線等の事故が発生するおそれが
なくなる。またアルミ撚線層と共にその外周のアルミ接
続管およびその内部のアルミ丸棒も圧接接続されるた
め、撚線導体のみの接合に比し、接合面積が大きくな
り、接合面の電気的・機械的特性を向上させることがで
きる。アルミ丸棒を使用すると、切断端面に鋼撚線が露
出しないため、冷間圧接が確実に行えるようになる。
【0014】なお、上記実施例の接続方法は、鋼撚線の
接続は行わないので、ジャンパー線のように比較的小さ
な張力しかかからない鋼心アルミ撚線の接続に特に好適
である。また、アルミ接続管5の長さは実施例のように
長くなくてもよく、少なくともアルミ丸棒を挿入した程
度の長さがあればよい。
【0015】また、本発明は鋼心アルミ撚線の接続のみ
でなく、銅撚線、アルミ撚線等の接続にも適用できる。
この場合は、前記実施例の如く鋼撚線の除去といった作
業がなくなる。また、接続管の材質は接続すべき撚線導
体に応じて適宜選択するもので、例えば銅撚線の場合は
銅製の接続管を使用する。さらに、機械的強度の補強の
ために冷間圧接の接合部に跨がるように接続管上にアー
マーロッドを巻付けてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、撚
線導体を接続管に挿入して圧縮することにより、素線を
一体化し、1本の充実導体と同様にしているので、素線
を一体化する作業が極めて簡単に行える。また撚線導体
が直接圧接され、かつその周囲の接続管も圧接されるの
で、接合面積が大きく、電気的・機械的特性に優れた接
続を行うことができ、異常発熱やそれに伴う断線等のお
それのない接続部を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る接続方法において、
端部の鋼撚線を除去した状態の断面図。
【図2】 次いで、鋼撚線を除去した部分にアルミ丸棒
を挿入した状態の断面図。
【図3】 次いで、接続管内に挿入し、接続管を圧縮し
た状態の断面図。
【図4】 次いで、接続管を切断した状態の正面図。
【図5】 次いで、切断面を平滑に研磨した状態の正面
図。
【図6】 最後に、切断面を冷間圧接によって接合した
状態の正面図。
【符号の説明】
1:鋼心アルミ撚線 2:鋼撚線 3:アルミ撚線
層 4:アルミ丸棒 5:アルミ接続管 6:切断面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続すべき撚線導体の端部を接続管内に
    挿入して突き合わせた後、接続管を外周から圧縮し、次
    いで圧縮した接続管を前記撚線導体の突き合わせ位置で
    切断して、切断面を平滑に研磨し、その後、研磨した切
    断面を突き合わせて冷間圧接により接合することを特徴
    とする撚線導体の接続方法。
JP23243791A 1991-08-21 1991-08-21 撚線導体の接続方法 Pending JPH0554949A (ja)

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