JPH0554742A - 超電導線の製造方法 - Google Patents

超電導線の製造方法

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JPH0554742A
JPH0554742A JP4020136A JP2013692A JPH0554742A JP H0554742 A JPH0554742 A JP H0554742A JP 4020136 A JP4020136 A JP 4020136A JP 2013692 A JP2013692 A JP 2013692A JP H0554742 A JPH0554742 A JP H0554742A
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卓哉 鈴木
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欽也 小川
Takeshi Endo
壮 遠藤
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京太 須齋
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、より高い超電導特性を発揮できるN
3 Sn超電導線を効率よく得ることができるNb3
n超電導線の製造方法を提供することを目的とする。 【構成】Cu−Sn系合金のマトリクス中にNbまたは
Nb合金からなる棒材を所望本数複合して複合ビレット
を作製し、次いで、前記複合ビレットに伸延加工を施し
て複合線材を得て、その後、前記複合線材に所定の加熱
処理を施すNb3 Sn超電導線の製造方法において、前
記Cu−Sn系合金が15.1〜24.6重量%のSn
を含有しており、前記伸延加工は、熱間加工後に冷間加
工および焼鈍処理を繰り返して前記Cu−Sn系合金中
の金属間化合物を分割させながら行う加工であることを
特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超電導特性に優れたN
3 Sn超電導線の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】Nb3 Sn超電導線の製造においては、
Nb3 Sn化合物が脆いため、最終工程でNb3 Sn相
を生成せしめることを基本とした製造法、例えば複合加
工法、内部Sn法、チューブ法等が開発されている。
【0003】しかして、上記加工法のうち、複合加工法
は、まず図1Aに示したように、Cu−Sn系合金製ビ
レット1に貫通孔を開け、この貫通孔にNb製棒材2を
挿入して複合ビレット3となし、次いでこの複合ビレッ
ト3に伸延加工を施して複合線材5を作製する。このと
き、複合線材5は、図1Bに示すように、その断面にお
いてNb製棒材2の周囲にCu−Sn系合金からなるブ
ロンズ層4が被覆されている。最終に、この複合線材5
に所定の加熱処理を施してブロンズ層4中のSnをNb
製棒材2に拡散させることにより、ブロンズ層4とNb
製棒材2の界面にNb3 Sn相6を生成させて図1Cに
示すようなNb3 Sn超電導線7を得る。しかして、こ
の方法により得られた超電導線は、Nb3 Sn相がブロ
ンズ層中に複合されているために電磁気的に安定であ
る。このため、この超電導線は、急速に励磁できる利点
を有し、広く実用に供されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
複合加工法において用いられるCu−Sn系合金ビレッ
ト中のSn量は、加工性を考慮してCu中に固溶する範
囲内の量、すなわち15.0重量%以下の量に抑えられ
ており、その結果、生成するNb3 Sn相が量的に制限
されて臨界電流密度(Jc)等の超電導特性に高い値が
得られないという問題があった。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、より高い超電導特性を発揮できるNb3 Sn超電
導線を効率よく得ることができるNb3 Sn超電導線の
製造方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、Cu−S
n系合金を熱間加工後、このCu−Sn系合金中の金属
間化合物をより小さく分割させながら伸延加工を行うこ
とにより、固溶限界を超える量のSnを含有するCu−
Sn系合金を用いても、複合線材が充分に耐え得る変形
能を有することを知見し、さらに研究を重ねて本発明を
完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、Cu−Sn系合金の
マトリクス中にNbまたはNb合金からなる棒材を所望
本数複合して複合ビレットを作製し、次いで、前記複合
ビレットに伸延加工を施して複合線材を得て、その後、
前記複合線材に所定の加熱処理を施すNb3 Sn超電導
線の製造方法において、前記Cu−Sn系合金が15.
1〜24.6重量%のSnを含有しており、前記伸延加
工は、熱間加工後に冷間減面加工もしくは温間減面加
工、および焼鈍処理を繰り返して前記Cu−Sn系合金
中の金属間化合物をより小さく分割させながら行う加工
であることを特徴とするNb3 Sn超電導線の製造方法
を提供する。
【0008】また、本発明は、Cu−Sn系合金のマト
リクス中にNbまたはNb合金からなる棒材を所望本数
複合して複合ビレットを作製し、次いで、前記複合ビレ
ットに伸延加工を施して複合線材を得て、多数本の前記
複合線材をCuまたはCu合金からなるパイプ内に挿入
して複合して多芯複合ビレットを作製し、次いで、前記
多芯複合ビレットに伸延加工を施して多芯複合線材を得
て、その後、前記多芯複合線材に所定の加熱処理を施す
Nb3 Sn超電導線の製造方法において、前記Cu−S
n系合金が15.1〜24.6重量%のSnを含有して
おり、前記伸延加工は、熱間加工後に冷間減面加工もし
くは温間減面加工、および焼鈍処理を繰り返して前記C
u−Sn系合金中の金属間化合物をより小さく分割させ
ながら行う加工であることを特徴とするNb3 Sn超電
導線の製造方法を提供する。
【0009】この発明方法において、マトリクスとなす
Cu−Sn系合金には、Snを15.1重量%〜24.
6重量%含有せしめたCu−Sn二元系合金のほか、こ
の二元系合金にTiを0.1重量%〜0.4重量%程度
含有させた合金等が適用される。また前記マトリクス中
に複合する棒状のNbまたはNb合金のうちのNb合金
としては、Taを7.5重量%程度含有せしめたCu−
Ta系合金等が用いられる。
【0010】また、この発明方法において、Cu−Sn
系合金マトリックス中にNbからなる棒材等を複合した
複合ビレットは、押出、圧延等の方法により熱間加工さ
れ、次いで圧延、スエージャー、引抜き等の加工法によ
り所定形状の複合線材に冷間加工される。なお、温間加
工とは、再結晶温度未満での加工をいい、350℃以上
での加工が好ましい。また、冷間加工も必ずしも室温で
の加工に限定されず、多少加熱しながら行ってもよい。
【0011】前記の押出、圧延等の熱間加工温度は、N
3 Sn相の析出を防止するため、700〜750℃と
低めに抑える必要がある。また引抜き等の冷間加工は、
減面率を40%以下とし、好ましくは10〜20%加工
する毎に500〜650℃の中間焼鈍処理を行う。減面
率が40%を超えると冷間加工が困難となるからであ
る。また、中間焼鈍温度が500℃未満であると材料が
軟化しなくなり、中間焼鈍温度が650℃を超えるとN
3 Snが生成するからである。なお、中間焼鈍処理時
間は、30分〜3時間であることが好ましい。
【0012】このようにして得られた複合線材を700
℃程度の高温で長時間加熱処理することにより、Cu−
Sn系合金中のSnとNbとが拡散反応してNb3 Sn
相が生成してNb3 Sn超電導線となる。
【0013】この発明方法において、マトリックスとな
すCu−Sn系合金中のSn量を15.1重量%〜2
4.6重量%の範囲に限定した理由は、Sn量が15.
1重量%未満では加熱処理により生成するNb3 Sn相
の量が充分でなく、Jc(臨界電流密度)等の超電導特
性が向上せず、また24.6重量%を超えるとCu−S
n系合金の加工性が低下して伸延加工中にブロンズ層に
割れ等の欠陥が生じるためである。
【0014】この発明方法において、多芯超電導複合ビ
レットは、純Cu製パイプ内にNbまたはTaバリアを
設置し、その中に超電導素線を充填して作製されるもの
である。また、上記多芯超電導複合ビレットを多芯複合
線材に伸延加工する方法およびこの複合線材に施す加熱
処理方法は、上記に示した通りである。
【0015】本発明によれば、Snの供給源となすCu
−Sn系合金、すなわちブロンズ層のSn量が多いの
で、Cu−Sn系合金中ではα相中にδ相が析出した状
態となる。この析出物は、最後の加熱処理工程でNb3
Snが形成するため、拡散消失する。
【0016】
【作用】本発明では、熱間加工後に冷間加工もしくは温
間加工、および焼鈍処理を繰り返してCu−Sn系合金
中の金属間化合物相(δ相)をより小さく分割させなが
ら加工している。すなわち、金属化合物相が冷間加工で
分割されて、α相との間に新しい界面が形成される。上
記α相の新しい界面の近傍においては、α相中のSnが
固溶限度未満であるため、Snが金属化合物相からα相
に拡散し、その分だけ金属化合物相が小さくなり、両相
が互いに接合する。したがって、冷間加工による金属化
合物相の分割と相まって金属化合物相がより小さく分割
される。
【0017】このため、Cu−Sn系合金材とNb製棒
材とからなる複合ビレットのCu−Sn系合金中のSn
含有量を15.1重量%〜24.6重量%と多量として
も、複合ビレットに伸延加工を施すことができる。その
後、得られた複合線材に所定温度の加熱処理を施すこと
により、Nb3 Sn相が大量に生成する。したがって、
より高いJc等の超電導特性を有するNb3 Sn超電導
線が得られる。
【0018】
【実施例】以下に、本発明を実施例により詳細に説明す
る。
【0019】実施例1 Snを15重量%、Tiを0.2重量%含有するCu−
Sn系合金を真空溶解し、これを金型に鋳造して鋳塊と
なし、この鋳塊を外削してSnリッチ層を除去したの
ち、HIP処理を施して鋳塊内部のブローホールおよび
引け巣を消滅せしめて、外径60mmφのビレットとなし
た。次に、このビレットの中心に直径30mmの貫通孔を
開け、この貫通孔の中にNb−7.5重量%Ta系合金
からなる棒材を挿入した。この棒材の周囲には、挿入前
に厚さ0.5mmの無酸素銅テープを1層に巻いておい
た。次いで、前記ビレットの一端に無酸素銅製の蓋を、
他端にビレットと同じ材質の蓋をそれぞれ被せ、真空脱
気した後、前記各々の蓋を電子ビームにより溶接して密
閉して複合ビレットを作製した。しかるのち、前記複合
ビレットを前記無酸素銅製蓋の端部から押出加工を施し
て外径14mmφの棒材を作製した。なお、押出温度は7
30℃、押出ダイスのテーパー角度は60度とした。
【0020】押出後、最外層のブロンズ層の組織を調べ
たところ、δ相が押出方向に伸ばされて分散していたも
のの、割れ等の欠陥はまったく認められなかった。
【0021】次に前記押出棒材を冷間で溝ロール圧延加
工を施して向かい合う辺同士の距離が2mmである超電導
六角素線となした。なお、上記冷間加工は、減面率で4
0%加工する毎に、600℃〜650℃×1Hrの中間
焼鈍処理を入れながら行った。超電導素線の内部を観察
したところ、ブロンズ層とNb棒材との間に介在させた
無酸素銅テープのブロンズ側にSnの拡散が認められ
た。しかしながら、Nb表面にはNb3 Sn相は確認さ
れなかった。
【0022】このようにして作製した超電導六角素線
を、外径230mm、内径200mmのCu−14重量%S
n系合金製パイプ内に5000本挿入して多芯複合ビレ
ットを作製した。なお、前記パイプの中心部には、安定
化材として無酸素銅棒材を、外径50mm、内径46mmの
バリヤー用Nb製パイプに充填して配置した。
【0023】次に、この複合ビレットを650℃で熱間
押出加工を施して外径60mmφの押出材となし、次いで
この押出材を減面率15%毎に500〜550℃×1H
rの中間焼鈍処理を入れながら、スエージャーおよび伸
線加工により外径0.7mmφの多芯複合線材となし、最
後に700℃×48Hrの加熱処理を施してSnをNb
に拡散させて実施例1の多芯のNb3 Sn超電導線を製
造した。
【0024】実施例2,3 下記表1に示すSn量を含有したCu−Sn系合金を用
いること以外は、実施例1と同様にして実施例2,3の
多芯のNb3 Sn超電導線を製造した。なお、Snの含
有量が24重量%である試料については、溝ロール圧延
加工並びに伸線加工の際に400℃に加熱して黒鉛潤滑
にて伸線を行った。このとき、中間焼鈍処理は不要であ
った。
【0025】比較例1 Cu−Sn系合金製ビレットのCu−Sn系合金中のS
nの含有量を14重量%とすること以外は、実施例1と
同様にして比較例の多芯のNb3 Sn超電導線を製造し
た。
【0026】このようにして得られた実施例1〜3、比
較例1の各々のNb3 Sn超電導線について、液体He
中、12テスラの磁場下でJcを測定した。その結果を
下記表1に示す。
【0027】
【表1】 表1より明らかなように、本発明の方法により得られた
Nb3 Sn超電導線(実施例1〜3)は、Jcが高い値
のものであった。Jcは、Cu−Sn系合金製ビレッ
ト、すなわちブロンズ層にSn量が多く含有されている
ものほど、また最終工程でHIP処理を施したものほど
高い値を示した。
【0028】これに対し、従来の方法により得られたN
3 Sn超電導線(比較例1)は、ブロンズ層にSn量
が少ないのでNb3 Sn相の生成量が少なく、Jcが大
幅に低いものであった。
【0029】実施例5〜7 Snを16.3重量%、18.3重量%、20.3重量
%含有するCu−Sn系合金をそれぞれ溶製して鋳塊を
得た。これら鋳塊の組織を調べたところ、すべてにα相
およびδ相が存在していることが確認された。これらの
鋳塊に実施例1と同様の処理・加工を施してそれぞれの
複合ビレットを作製し、さらに熱間押出加工を施して外
径14mmφの棒材を作製した。このとき、ブロンズ層の
組織をそれぞれ調べたところ、すべてδ相が押出方向に
繊維状に伸びていた。
【0030】次に前記押出棒材を冷間で溝ロール圧延加
工を施して向かい合う辺同士の距離が2mmである超電導
六角素線となした。なお、上記冷間加工は、下記表2に
示す加工温度および減面率で行い、加工する毎に650
℃×1Hrの中間焼鈍処理を入れながら行った。このと
き、δ相は熱間加工で押出方向に伸ばされ、焼鈍処理時
に新しく形成されたα相との界面においてSn量が平衡
状態となって互いに接合し、冷間加工によるα相の分割
と相ま俟ってより小さく分割される。
【0031】このようにして作製したそれぞれの超電導
六角素線を用い、実施例1と同様にして実施例5〜7の
多芯のNb3 Sn超電導線を製造した。なお、実施例7
(Sn含有量が20.3重量%)については、室温にお
いて冷間加工することができなかったため、400℃に
加熱して温間加工を行った。
【0032】比較例2,3 Snの含有量をそれぞれ14.3重量%、25.0重量
%にすること以外は実施例5〜7と同様にして比較例
2,3の多芯のNb3 Sn超電導線を製造した。なお、
比較例3については、Cu−Sn系合金中のSnの含有
量が多すぎるため、冷間加工の温度を400℃としても
加工することができなかった。
【0033】このようにして得られた実施例5〜7、比
較例2の各々のNb3 Sn超電導線について、液体He
中、12テスラの磁場下でJcを測定した。その結果を
下記表2に示す。
【0034】
【表2】 表2より明らかなように、本発明の方法により得られた
Nb3 Sn超電導線(実施例5〜7)は、Jcが高い値
のものであった。
【0035】これに対し、従来の方法により得られたN
3 Sn超電導線(比較例2)は、ブロンズ層にSn量
が少ないのでNb3 Sn相の生成量が少なく、Jcが低
いものであった。また、本発明の範囲外でSnを含有し
たCu−Sn系合金を用いたもの(比較例3)は、Sn
の含有量が多すぎるので加工ができなかった。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように本発明方法によれば、
Jc等の超電導特性に優れたNb3 Sn超電導線が得ら
れ、工業上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】A〜Cは、Nb3 Sn超電導線を製造する工程
を説明するための断面斜視図。
【符号の説明】
1…Cu−Sn系合金製ビレット、2…Nb製棒材、3
…複合ビレット、4…ブロンズ層、5…複合線材、6…
Nb3 Sn相、7…Nb3 Sn超電導線。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 須齋 京太 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Cu−Sn系合金のマトリクス中にNb
    またはNb合金からなる棒材を所望本数複合して複合ビ
    レットを作製し、次いで、前記複合ビレットに伸延加工
    を施して複合線材を得て、その後、前記複合線材に所定
    の加熱処理を施すNb3 Sn超電導線の製造方法におい
    て、前記Cu−Sn系合金が15.1〜24.6重量%
    のSnを含有しており、前記伸延加工は、熱間加工後に
    冷間減面加工もしくは温間減面加工、および焼鈍処理を
    繰り返して前記Cu−Sn系合金中の金属間化合物をよ
    り小さく分割させながら行う加工であることを特徴とす
    るNb3 Sn超電導線の製造方法。
  2. 【請求項2】 Cu−Sn系合金のマトリクス中にNb
    またはNb合金からなる棒材を所望本数複合して複合ビ
    レットを作製し、次いで、前記複合ビレットに伸延加工
    を施して複合線材を得て、多数本の前記複合線材をCu
    またはCu合金からなるパイプ内に挿入して複合して多
    芯複合ビレットを作製し、次いで、前記多芯複合ビレッ
    トに伸延加工を施して多芯複合線材を得て、その後、前
    記多芯複合線材に所定の加熱処理を施すNb3 Sn超電
    導線の製造方法において、前記Cu−Sn系合金が1
    5.1〜24.6重量%のSnを含有しており、前記伸
    延加工は、熱間加工後に冷間減面加工もしくは温間減面
    加工、および焼鈍処理を繰り返して前記Cu−Sn系合
    金中の金属間化合物をより小さく分割させながら行う加
    工であることを特徴とするNb3 Sn超電導線の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006156343A (ja) * 2004-09-16 2006-06-15 Bruker Biospin Ag 超伝導素子の製造方法
JP2007141682A (ja) * 2005-11-18 2007-06-07 Japan Superconductor Technology Inc Nb3Sn超電導線材およびそのための前駆体

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