JPH0554328A - 薄膜磁気ヘツド - Google Patents

薄膜磁気ヘツド

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Publication number
JPH0554328A
JPH0554328A JP3218612A JP21861291A JPH0554328A JP H0554328 A JPH0554328 A JP H0554328A JP 3218612 A JP3218612 A JP 3218612A JP 21861291 A JP21861291 A JP 21861291A JP H0554328 A JPH0554328 A JP H0554328A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
recording
magnetic head
magnetic pole
peltier element
film magnetic
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3218612A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidekazu Kanda
英一 神田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH0554328A publication Critical patent/JPH0554328A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は薄膜磁気ヘッドに関し、再生開始直
後のノイズ発生を低減することを目的とする。 【構成】 薄膜磁気ヘッドは、基板(12)に下部磁気
(15)及びコイル(13)及び上部磁極(16)を積
層してなり記録再生を行う。下部磁極(15)及び上部
磁極(16)の少なくともいずれか一方の近傍にはプル
チェ素子(20)が設けられている。非記録時には該ペ
ルチェ素子(20)に熱吸収が起こる方向に電流を流
す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜磁気ヘッドに関し、
記録再生を行なうインダクティブ型の薄膜磁気ヘッドに
関する。
【0002】
【従来の技術】近年の磁気記録再生装置においては磁気
記録媒体への記録密度が著しく高密度化されてきてお
り、このため、磁気ヘッドのコイル,磁極などを薄膜形
成方法によって細密に形成する技術が開発されている。
【0003】すなわち、この種の磁気ヘッドは薄膜磁気
ヘッドと呼ばれ、例えば図3に示す如く、浮上型ヘッド
ではヘッドスライダー12となる基板の後端面に下部磁
極15を形成し、その上に絶縁層18を介在させてコイ
ル13を形成し、更にコイル13の下半分を覆うように
しかも先端部に磁気ギャップ20を形成するように上部
磁極14を形成する。この上の更に図示しない保護層を
コーティングし、最後に浮上面12aを研磨するという
手順で造られる。
【0004】この薄膜磁気ヘッドによれば、磁気ギャッ
プ19の寸法を約0.2μm程度まで小さくすることが
でき、高密度の記録が可能になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年、磁気
記録再生装置はますます高速化される傾向にあり、書き
込み終了の直後(例えば数ms程度内)に記録信号の読
み取りを行うものが現れている。
【0006】このような磁気記録再生装置に上記の薄膜
磁気ヘッドを採用した場合、記録から再生を開始した直
後に高い発生確率で、また、時間が経過するにしたがっ
てその発生確率が小さくなるノイズ(所謂ポップコーン
ノイズ)が発生し、このノイズは再生エラーの原因とな
る。このノイズは以下のような原因で発生しているもの
と考えられる。まず、書込み終了時にコイル電流がOF
Fとなり、書込み電流によって100℃〜150℃に加
熱されている磁極14,15の温度が急激に低下する。
これによって、磁極14,15が急速に収縮して応力が
作用し、書込み時に形成された磁区が、不安定なエネル
ギー状態で残留し、この不安定なエネルギー状態の磁区
の移動がコイルによって検出されるためであると考えら
れる。
【0007】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
再生開始直後のノイズ発生を低減する薄膜磁気ヘッドを
提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の薄膜磁気ヘッド
は、基板に下部磁極及びコイル及び上部磁極を積層して
なり記録再生を行なう薄膜磁気ヘッドにおいて、下部磁
極及び上部磁極の少なくともいずれか一方の近傍にペル
チェ素子を設ける。
【0009】
【作用】本発明においては、ペルチェ素子を設けている
ため、非記録時にこのペルチェ素子に熱吸収を起こさせ
て記録終了から再生開始までにポップコーンノイズの発
生を略終らせ、再生時のノイズ発生を低減することがで
きる。
【0010】また、ペルチェ素子に記録時には熱吸収、
再生時には発熱を起こさせて記録時と再生時との応力変
化を低減して再生時のノイズを低減することができる。
【0011】
【実施例】図1は本発明を浮上型ヘッドに適用した一実
施例の断面図を示す。同図中、図3と同一部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0012】図1において、ヘッドスライダー12とな
る基板の後端面にはペルチェ素子20を構成する半導体
膜21,22が形成され、更に下部磁極15が形成され
ている。
【0013】ペルチェ素子20は熱電性能指数Zの大き
いものを用いる。例えば半導体膜21をBi2 Te
3 (ビスマス・テルル)に5〜25%のSb2 Te
3 (アンチモン・テルル)を固溶させたP型半導体で、
半導体膜22をBi2 Te3 に5〜25%のBi2 Se
3 (ビスマス・セレン)を固溶させたN型半導体で構成
する。この場合、PN接合部(冷接点)の最大温度変化
は略70℃となる。
【0014】なお、上記実施例では下部磁極15とスラ
イダー12との間にペルチェ素子20を配置している
が、下部磁極15と上部磁極14との間、又は上部磁極
14の上部表面にこのペルチェ素子20を配設しても良
い。
【0015】図2は図1のヘッドを適用した磁気ディス
ク装置の記録再生回路の一実施例のブロック図を示す。
【0016】図2において、端子30a,30bより入
来するデータはライトゲート31に供給される。ライト
ゲート31は端子32より供給されるライト制御信号が
ライトを指示するときにのみ、上記記録データライト回
路33に供給し、ライト回路33はこの記録データに従
ってコイル13に書込み電流を流し、コイル13と上部
及び下部磁極14,15等で構成される薄膜磁気ヘッド
により記録媒体(図示せず)に記録を行なう。
【0017】再生時にはライト指示でないライト制御信
号によりライトゲート31はゲートを閉じ、薄膜磁気ヘ
ッドで再生された信号はコイル13からアンプ34で増
幅された後、復調回路35で復調され、得られた再生デ
ータが端子36a,36bより出力される。
【0018】また、ライト制御信号32はライトゲート
31の他にペルチェ素子制御回路40に供給される。ペ
ルチェ素子制御回路40の制御方法としては次の3方式
がある。
【0019】第1の方式では、ペルチェ素子制御回路4
0はライト制御信号がライト指示でないときペルチェ素
子20に熱吸収が起こる方向に電流を流す。
【0020】これによってペルチェ素子20は記録が終
了すると書込み電流によって加熱された磁極14,15
の熱吸収を行ない、記録終了から再生開始までの期間に
強制的にポップコーンノイズを発生させ、再生開始まで
にポップコーンノイズの発生が略終了した状態となる。
このため、再生時にはノイズが低減され、誤再生のおそ
れがなくなる。
【0021】第2の方式では、ペルチェ素子制御回路4
0はライト制御信号がライト指示のときペルチェ素子2
0に発熱が起きる方向に電流を流し、ライト指示でない
とき第1の方式と同様にペルチェ素子20に熱吸収が起
きる方向に電流を流す。
【0022】これによってペルチェ素子20は記録時に
は発熱し、記録が終了するとペルチェ素子20の発熱及
び書込み電流によって加熱された磁極14,15の熱吸
収を行ない、記録時と記録後との温度差を大きくして記
録終了直後にポップコーンノイズが発生しやすくして記
録終了から再生開始までの期間に強制的にポップコーン
ノイズを発生させ、再生開始までにポップコーンノイズ
の発生が略終了した状態とする。このため、再生時には
ノイズが低減され、誤再生のおそれがなくなる。
【0023】第3の方式では、ペルチェ素子制御回路4
0はライト制御信号がライト指示のときペルチェ素子2
0に熱吸収が起きる方向に電流を流し、ライト指示でな
いときペルチェ素子20に発熱が起きる方向に電流を流
す。
【0024】これによってペルチェ素子20は記録時に
書込み電流によって加熱された磁極14,15の熱吸収
を行ない、記録が終了すると磁極14,15を加熱し
て、磁極14,15の記録時と記録終了時との温度差を
なくすように働き、再生開始時の磁極14,15の急速
な収縮を防止して応力変化を低減してポップコーンノイ
ズの発生を低減する。このため誤再生のおそれがなくな
る。
【0025】
【発明の効果】上述の如く、本発明の薄膜磁気ヘッドに
よれば、再生開始直後のノイズ発生を低減することがで
き、実用上きわめて有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ヘッドの一実施例の断面図である。
【図2】本発明ヘッドを適用した磁気ディスク装置の記
録再生回路のブロック図である。
【図3】従来ヘッドの一例の断面図である。
【符号の説明】
12 スライダー 13 コイル 14 上部磁極 15 下部磁極 19 磁気ギャップ 20 ペルチェ素子 21,22 半導体膜

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板(12)に下部磁極(15)及びコ
    イル(13)及び上部磁極(16)を積層してなり記録
    再生を行なう薄膜磁気ヘッドにおいて、 該下部磁極(15)及び上部磁極(16)の少なくとも
    いずれか一方の近傍にペルチェ素子(20)を設けたこ
    とを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の薄膜磁気ヘッドにおい
    て、非記録時には該ペルチェ素子(20)に熱吸収が起
    こる方向に電流を流すことを特徴とする薄膜磁気ヘッ
    ド。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の薄膜磁気ヘッドにおい
    て、記録時には該ペルチェ素子(20)に発熱が起こる
    方向に電流を流すことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の薄膜磁気ヘッドにおい
    て、記録時には該ペルチェ素子(20)に熱吸収が起こ
    る方向に電流を流し、非記録時には該ペルチェ素子(2
    0)に発熱が起こる方向に電流を流すことを特徴とする
    薄膜磁気ヘッド。
JP3218612A 1991-08-29 1991-08-29 薄膜磁気ヘツド Withdrawn JPH0554328A (ja)

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JP3218612A Withdrawn JPH0554328A (ja) 1991-08-29 1991-08-29 薄膜磁気ヘツド

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062126A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008062126A (ja) * 2006-09-05 2008-03-21 Hitachi Koki Co Ltd 遠心機
JP4720689B2 (ja) * 2006-09-05 2011-07-13 日立工機株式会社 遠心機

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