JPH055423U - 射出成形機 - Google Patents

射出成形機

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JPH055423U
JPH055423U JP8155591U JP8155591U JPH055423U JP H055423 U JPH055423 U JP H055423U JP 8155591 U JP8155591 U JP 8155591U JP 8155591 U JP8155591 U JP 8155591U JP H055423 U JPH055423 U JP H055423U
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resin
cavity
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injection molding
passages
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JP8155591U
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雄文 岡田
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Ube Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数個取りを行なう射出成形機において,溶
融樹脂をキャビティへ充填する際,ホットランナ部で流
動圧損の差による充填不足といったアンバランスを防止
する。 【構成】 キャビティと可塑化射出装置間のホットラン
ナの途中に回転素子を設け,さらに回転素子内に縦樹脂
通路の上下に横樹脂通路を設け,回転素子を回転させて
ホットランナと横樹脂通路を上下で交互に連結し,溶融
樹脂をキャビティに充填するようにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は,多数個取りの樹脂の射出成形に適した射出成形機に関するものであ る。
【0002】
【従来の技術】
従来の多数個取り用射出成形装置を図7に示す。図7は,通常の多数個取り射 出成形機における形成状態を示したもので,可塑化射出装置1の加熱シリンダ2 およびスクリュ3によって可塑化溶融し,それぞれ別々のキャビティ4,4aに 同時に射出充填する状態を示している。すなわち,多数個取り射出成形では可塑 化射出装置1とキャビティ4,4aを連通する通路5,5aが互いに独立してい る。8は固定金型,9は固定盤,10は可動盤,11はコラム,および,13は 型締装置である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
ところが,射出工程時に可塑化射出装置1からキャビティ4,4a内に同時に 溶融樹脂25を充填すると,例えば金型6,8の温度変動等により可塑化射出装 置1とキャビティ4,4aを連通する通路5,5aにおける溶融樹脂25の流動 抵抗に差異ができる。このため,一方の通路5を通過する溶融樹脂25がキャビ ティ4に注入される量と,他方の通路5aを通過する溶融樹脂25がキャビティ 4aに注入される量が異なり,ショートショットやひけ等を生じやすく,安定し て良品質を得にくいといった欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
このような問題点を解決するために,本考案においては,可塑化射出装置のノ ズルの先端部を射出成形用金型に圧接させ,前記ノズルからホットランナを介し て複数のキャビティを有する金型内に溶融樹脂を供給するようにした射出成形機 において,前記キャビティと可塑化射出装置を連結するホットランナの途中に円 筒形状を有した回転素子を設け,前記回転素子内の軸芯方向に縦樹脂通路を配す るとともに,前記縦樹脂通路の上下から半径方向に横樹脂通路を連結して配し, 前記回転素子を回転させてホットランナと横樹脂通路を上下で交互に連結可能に した構成にする。
【0005】
【作用】
可塑化射出装置とキャビティ間のホットランナの途中に回転可能な回転素子を 設ける。回転素子内には軸芯方向に設けられた縦樹脂通路と,前記縦樹脂通路と 連通されて配された上,下の横樹脂通路が設けられており,回転素子を回動する ことでホットランナが交互に間欠的に接続された状態を呈するため,最後は溶融 樹脂がキャビティに完全に注入・充填され,安定した品質を得ることができる。
【0006】
【実施例】
つぎに,図1ないし図5に示した1実施例によって,本考案を説明する。 図1および図2は射出成形時の状態を示し,加熱シリンダ2とスクリュ3から なる可塑化射出装置1のノズル14を多数個取り用の固定金型8の樹脂注入口に 圧接している。4,4aはキャビティ,5,5aは通路,6は可動金型,8は固 定金型,9は固定盤,10は可動盤,11はコラム,12はホットランナ20の 途中に設けられた円筒形状を有した回転素子であって,固定金型8の一部を刻設 し,ここに縦方向に摺動,かつ,回転可能に嵌合されている。
【0007】 回転素子12はモータ15によって回転され,図示しない減速装置によって速 度調整が可能である。また,回転素子12内には,軸芯方向に縦樹脂通路16が 穿設され,さらに,この縦樹脂通路16の上部と下部にそれぞれ横樹脂通路17 ,17aが縦樹脂通路16に連通された形で穿設されている。図3は回転素子1 2の立体図であって,図3に示すように,例えば,上部横樹脂通路17aと下部 横樹脂通路17は放射状に等角度でそれぞれ4本配設されている。また,上,下 の横樹脂通路17a,17の中間点21が可塑化射出装置1のノズル14の延長 線と直交するようになっており,この縦樹脂通路16の中間点21から放射状に 等角度で4本の樹脂導入路22が穿設されている。
【0008】 また,樹脂導入路22と回転素子12の交叉する回転素子12の外周面上に半 円形状の溝23が一条全周にわたって刻設されている。このためノズル14から の溶融樹脂25は,溝23から樹脂導入路22を介し,縦樹脂通路16から横樹 脂通路17,17aまではたえず溶融樹脂25が充満されている。
【0009】 図4に示すように,上,下横樹脂通路17a,17は位相が45度ずれており ,回転素子12の回転によって上,下横樹脂通路17a,17が通路5,5aに 交互に連結されることになり,連結時に樹脂導入路22→縦樹脂通路16→横樹 脂通路17a→通路5aに連通するホットランナ20aと,樹脂導入路22→縦 樹脂通路16→横樹脂通路17→通路5に連結するホットランナ20を交互に構 成するようになっている。
【0010】 また,樹脂導入路22は,上,下横樹脂通路17a,17とは,さらに位相が ずれた形を有している。 ここで,13は型締装置,30は押出しピンを示す。
【0011】 本考案では次に示す2つの射出圧縮成形法によって成形が行なわれる。すなわ ち,最初に可動金型6と固定金型8を型締装置13によって型締めしておき, 可塑化射出装置1からホットランナ20,20aを通ってキャビティ4,4aに 溶融樹脂25が注入された時,型締装置13を作動させて型締めを一旦解除し, 図5に示すように距離Sだけ可動金型6を後退させ,再度可動金型6を前進させ てキャビティ4,4aに注入された溶融樹脂25の圧縮成形を行なう。さらに, 最初から可動金型6を固定金型8に対して距離Sだけ後退させておき,溶融樹 脂25をキャビティ4,4aに注入後は型締装置13を作動させて型締めを行な い,溶融樹脂25の圧縮成形を行なう。
【0012】 本考案における射出成形機の動作を上記の場合について述べるが,の場合 についても実施可能である。 まず,多数個取り射出成形を行なう場合は,型締装置13を作動させて可動金 型6と固定金型8を接触後,両金型6,8間をバリの生じない距離Sだけ後退さ せ一次的なキャビティを形成しておく。次いで可塑化射出装置1を前進させ,ノ ズル14を樹脂導入路22に圧接する。ここでモータ15を回転し回転素子12 を回動させておく。
【0013】 ノズル14から注入された樹脂25は,回転素子12を連続回動させることで ホットランナ20および20aが交互に切換わってキャビティ4,4aに交互に 間欠的注入が行なわれ,最終的にはほぼ同時に各キャビティ4,4aに溶融樹脂 25が均一に注入されることになる。この後,型締装置13を作動させて,可動 金型6を距離Sだけ前進させて両金型6,8を再度接触させ,型締めが行なわれ る。こうして,キャビティ4,4aに注入された溶融樹脂25は,前記した一次 的キャビティ4,4a(可動金型6を固定金型8に対して距離Sだけ後退させる ことで,両金型6,8を接触させて形成できるキャビティ4,4aよりは多少大 き目のキャビティ4,4a容積を有している)から両金型6,8を接触させて形 成した元のキャビティ4,4aまで圧縮され,均一な品質が成形される。
【0014】 この後,両金型6,8に冷却水を通水し,型締装置13を作動させて可動金型 6を後退させ型開きを行なう。押出しピン30を前進させて成形品を押出して離 型させる。
【0015】 以上説明したように本実施例では,回転素子12をモータ15によって連続的 に回転させ,可塑化射出装置1から射出された溶融樹脂25を通路5,5aを介 してキャビティ4,4aに間欠的注入を行なうようにしたが,この場合,回転素 子12内の上,下の横樹脂通路17a,17は,位相が45度ずれている。
【0016】 さらに,図6に示すように,回転素子12を上,下の横樹脂通路17a,17 を180度異方向にそれぞれ1本づつ縦樹脂通路16に連通して配した構成にし ,最初にホットランナ20aを構成して可塑化射出装置1のノズル14からホッ トランナ20aを通ってキャビティ4aに溶融樹脂25を注入し,充填を完了す る。次いで,回転素子12を180度回転してホットランナ20を構成し,キャ ビティ4に溶融樹脂25を注入し充填を行なう。このように,回転素子12を回 動してはキャビティ毎に逐次溶融樹脂25の注入を完了し,製品を得るようにし てもよい。
【0017】 本実施例では,キャビティ4,4aを上下に設けた場合について述べたが,3 個以上のキャビティを放射状に設けた構成についても可能である。
【0018】
【考案の効果】
以上説明したことからも明らかなように,本考案においては,可塑化射出装置 のノズルの先端部を射出成形用金型に圧接させ,前記ノズルからホットランナを 介して複数のキャビティを有する金型内に溶融樹脂を供給するようにした射出成 形機において,前記キャビティと可塑化射出装置を連結するホットランナの途中 に回転素子を設け,前記回転素子内の軸芯方向に縦樹脂通路を配するとともに, 前記縦樹脂通路の上下から半径方向に横樹脂通路を連結して配し,前記回転素子 を回転させてホットランナと横樹脂通路を上下で交互に連結可能にしたことによ り,成形品ごとに単独に溶融樹脂がキャビティ内に注入・充填されるため,従来 のように,一度に複数個のキャビティに溶融樹脂を充填する方法に比べてホット ランナ部等での流動圧損の差による充填不足といったアンバランスを生じること がなく,品質の揃った製品を安定して得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る射出成形時の説明図である。
【図2】本考案に係る射出成形時の説明図である。
【図3】本考案に係る回転素子の立体図である。
【図4】本考案に係る図3をIV−IVからみた平面図
である。
【図5】圧縮成形を行なう時の状態説明図である。
【図6】本考案に類似したその他の実施例である。
【図7】従来の多数個取りの説明図である。
【符号の説明】 1 可塑化射出装置 2 加熱シリンダ 3 スクリュ 4,4a キャビティ 5,5a 通路 6 可動金型 8 固定金型 9 固定盤 10 可動盤 11 コラム 12 回転素子 13 型締装置 14 ノズル 15 モータ 16 縦樹脂通路 17,17a 横樹脂通路 20,20a ホットランナ 22 樹脂導入路 23 溝 25 溶融樹脂

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 可塑化射出装置のノズルの先端部を射出
    成形用金型に圧接させ,前記ノズルからホットランナを
    介して複数のキャビティを有する金型内に溶融樹脂を供
    給するようにした射出成形機において, 前記キャビティと可塑化射出装置を連結するホットラン
    ナの途中に回転素子を設け,前記回転素子内の軸芯方向
    に縦樹脂通路を配するとともに,前記縦樹脂通路の上下
    から半径方向に横樹脂通路を連結して配し,前記回転素
    子を回転させてホットランナと横樹脂通路を上下で交互
    に連結可能にしたことを特徴とする射出成形機。
JP1991081555U 1991-07-05 1991-07-05 射出成形機 Expired - Lifetime JP2541412Y2 (ja)

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JPH055423U true JPH055423U (ja) 1993-01-26
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005120801A1 (ja) * 2004-06-10 2005-12-22 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha ホットランナー装置及び射出成形装置
JP2014046589A (ja) * 2012-08-31 2014-03-17 Fanuc Ltd 充填量調整機構を有する成形金型および該成形金型を備えた射出成形機
KR20180126252A (ko) * 2017-05-17 2018-11-27 삼성전자주식회사 사출 성형 장치
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