JPH0554208U - 梱包機のバンドリ−ルおよびバンドリ−ルのシャフト - Google Patents

梱包機のバンドリ−ルおよびバンドリ−ルのシャフト

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JPH0554208U
JPH0554208U JP11201091U JP11201091U JPH0554208U JP H0554208 U JPH0554208 U JP H0554208U JP 11201091 U JP11201091 U JP 11201091U JP 11201091 U JP11201091 U JP 11201091U JP H0554208 U JPH0554208 U JP H0554208U
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JP
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band
shaft
reel
screw
nut handle
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JP11201091U
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Inventor
康則 榊
Original Assignee
ストラパック株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 角ねじを用いることなく、ナットハンドルが
シャフトのねじから容易に緩められるようにする。 【構成】 シャフトのねじ10a は、締まり勝手の方向に
切られた二条の三角ねじとされ、シャフト10は鋼管から
成形されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、バンドの装着される梱包機のバンドリ−ルおよびバンドの装填さ れるセンタ−ドラムを挟む一対のサ−キュラ−のセンタ−孔に挿通され、先端の おねじにナットハンドルの螺着されるバンドリ−ルのシャフトに関する。
【0002】
【従来の技術】
ダンボ−ル、アルミ缶、タイヤ等の梱包物に、バンドを十字、平行等適当な形 状に掛け渡して梱包する梱包機(バンド掛け機)が知られている。この種の梱包 機においては、バンドとして、幅 6〜19mm程度のポリプロプレンバンド、ナイロ ンバンドのようなプラスチックバンドが使用されている。
【0003】 バンドは、紙管(芯材)の回りにたとえば1000〜3000m重ねて巻き付けられ、 バンドリ−ルと称するてん束機に装着(セット)される。そして、たとえば、結 束機に内蔵された一対のフィ−ドロ−ラの正転に応じて、バンドリ−ルから適当 な長さ分だけ引き出され結束機に送られて、梱包物の回りに掛け渡される。
【0004】 バンドリ−ルは、バンドの装填されるセンタ−ドラム(リ−ルセンタ−ドラム )を挟む一対のサ−キュラ−(リ−ルサ−キュラ−)のセンタ−孔にシャフト( リ−ルシャフト)を挿通し、リ−ル先端のおねじにナットハンドル(リ−ルナッ トハンドル)を螺着して組み立てられる。
【0005】 シャフトはユニットベ−スにも挿通され、このユニットベ−スを梱包機のフレ −ムにボルト止めして、バンドリ−ルが梱包機に組み込まれる。組み込むことな く、バンドリ−ルが梱包機の脇に置かれることもある。
【考案が解決しようとする課題】
【0006】 通常、バンドは、以下のようにしてバンドリ−ルに装着される。 (1) ナットハンドルを緩めて、ナットハンドル、アウタ−サ−キュラ−がシャフ トから取り外される。 (2) バンドが、その紙管をバンドリ−ルのセンタ−ドラムに嵌め込まれて、バン ドリ−ルに装着される。
【0007】 (3)アウタ−サ−キュラ−がシャフトに通され、ナットハンドルをシャフト先端 のおねじに螺着して、バンドリ−ルが組み立てられる。ここで、インナ−および アウタ−のサ−キュラ−との間に隙間があると、引き出されるバンドがこの隙間 に入り込み、以後、バンドが引き出せない。そのため、バンドおよび紙管の幅は 、センタ−ドラムより少し大きくされ、アウタ−、インナ−のサ−キュラ−間に バンドを紙管とともに挟み込んで、ナットハンドルがシャフトに螺着される。
【0008】 バンドの紙管がセンタ−ドラムに嵌め込まれるとともに、アウタ−、インナ− のサ−キュラ−がバンドを左右から圧接しているため、バンドを引き出す牽引力 は、センタ−ドラム、一対のサ−キュラ−にも伝達される。そのため、センタ− ドラム、一対のサ−キュラ−をシャフトの回りで一体的に回転させながら、バン ドが引き出される。
【0009】 ナットハンドルは、アウタ−サ−キュラ−に接触しているため、アウタ−サ− キュラ−の慣性力によってアウタ−サ−キュラ−とともに回転する傾向にある。 そして、螺着の緩む方向にナットハンドルが回転すると、バンドの引き出し中に 、ナットハンドルがシャフトから外れて、バンドリ−ルの分解する虞れがある。 そのため、ナットハンドルが螺進するように、いわゆる、締まり勝手の方向に、 シャフトのおねじ、ナットハンドルのめねじが切られている。
【0010】 締まり勝手のねじにおいては、バンドの引き出し中にナットハンドルが外れる 虞れがない反面、ナットハンドルの螺進によって締まり過ぎ、ナットハンドルが 緩め難くなって、バンド交換が迅速に行えない。
【0011】 そのため、従来のシャフトにおいては、バンド交換時での緩め易さを考慮して 、三角ねじでなく角ねじ(リ−ドスクリュ−)が、成形されている。しかし、三 角ねじが転造加工で容易に成形できるのに対して、角ねじは、転造できず、旋盤 による加工となるため、シャフトが安価に成形できず、ひいては、バンドリ−ル が高価になる傾向にある。
【0012】 この考案は、角ねじを用いることなく、ナットハンドルの緩めやすいバンドリ −ルのシャフトの提供を目的としている。
【0013】 この考案は、迅速なバンド交換の可能な、結束機のバンドリ−ルの提供を別の 目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、この考案によれば、締まり勝手の多条の三角ねじ がシャフトに切られている。
【0015】
【実施例】
以下、図面を参照しながらこの考案の実施例について詳細に説明する。
【0016】 図1に示すように、この考案に係る梱包機のバンドリ−ル用シャフト10におい ては、多条、たとえば、二条の三角ねじ10a がシャフトの先端に切られ、鋼管か らシャフトが成形されている。
【0017】 このようなシャフト10は、図2、図3に示すように、バンド12の装着されるセ ンタ−ドラム14を挟む一対のサ−キュラ−16i、16o のセンタ−孔17i、17o を挿通 してバンドリ−ル20に組込まれる(図2、図3参照)。アウタ−サ−キュラ−16 16o は、内方にのびた小径のシリンダ18を一体的に有して成形され、センタ−ド ラム14はこのシリンダに取り付けられている。
【0018】 シャフトのねじ(おねじ)10a に対応した二条の三角ねじ(めねじ)22a が、 ナットハンドル22に成形されており、インナ−、アウタ−のサ−キュラ−16i、16 o 間にバンド12およびその紙管(芯材)12a を挟み込み圧接するように、ナット ハンドルがシャフトのねじに螺着されて、バンドリ−ル20が組み立てられている 。
【0019】 バンドリ−ル20は、ブレ−キを含む制御機構、リ−ルガ−ド等をさらに具備し ているが、この考案と直接関係なく、また、公知の構成であるため、その詳細な 説明は省略する。
【0020】 実施例では、プロテクタ−24をアウタ−サ−キュラ−16o 間に介在して、ナッ トハンドル22がシャフト10に螺着されている。この構成では、アウタ−サ−キュ ラ−16o、ナットハンドル22の直接的な接触が避けられ、ナットハンドルの螺進が 規制されるため、締まり過ぎが阻止できる。プロテクタ−24は、たとえば、テフ ロン製とされる。
【0021】 シャフト10は、ユニットベ−ス(図示しない)に挿通され、このユニットベ− スを梱包機のフレ−ム(図示しない)にボルト止めして、バンドリ−ル20が梱包 機に組み込まれる。組み込むことなく、バンドリ−ル20を梱包機の脇に置いても よい。
【0022】 ここで、シャフト、ナットハンドルのねじ10a、22a は、バンド12の引き出しに 伴ってナットハンドルを螺進させる方向、いわゆる、締まり勝手の方向に、切ら れていることはいうまでもない。
【0023】 従来の構成と同様に、この考案においても、バンド12を引き出す牽引力によっ て、センタ−ドラム14、一対のサ−キュラ−16i、16o が回転すると、ナットハン ドル22が、アウタ−サ−キュラ−の慣性力のもとで螺進して、シャフト10、 ナッ トハンドル間の螺着が強固になる傾向にある。
【0024】 しかし、この考案では、シャフト、 ナットハンドルのねじ10a、22a が、一条ね じでなく、二条ねじであるため、ナットハンドルの螺進距離は、従来の半分とな る。つまり、従来に比較して、締まり過ぎの程度が半分となり、締まり過ぎが阻 止される。そのため、ナットハンドル22が容易に緩められ、バンド交換が迅速に 行える。
【0025】 また、二条ねじであるため、ナットハンドル22が、従来に比較して、半分の回 転数で螺着、取り外しでき、この点からも、バンド交換の迅速化が促進される。
【0026】 三角ねじであるため、シャフト10が転造加工で成形でき、シャフトひいてはバ ンドリ−ル20が安価に生産できる。
【0027】 さらに、シャフト10、 ナットハンドル22が、一条ねじに比較して、確実に螺着 して、耐久性の向上が期待されるため、従来のような中実鋼でなく、この考案で は、軽量で安価な鋼管からシャフトが成形できる。従って、シャフト10、ひいて は、バンドリ−ル20が、軽量化できるとともに、この点からも安価に生産できる 。
【0028】 実施例では、二条ねじとしているが、ねじの条数を多くすれば、締まり過ぎが 確実に阻止でき、二条ねじに限定されず、三条ねじ、四条ねじ等の多条ねじとし てもよい。
【0029】 上述した実施例は、この考案を説明するものであり、この考案を何ら限定する ものでなく、この考案の技術範囲内で変形、改造等の施されたものも全てこの考 案に含まれることはいうまでもない。
【0030】
【考案の効果】
上記のように、この考案によれば、多条ねじがシャフト、ナットハンドルに切 られているため、バンドの引き出しに伴うナットハンドルの螺進距離が減り、締 まり過ぎが阻止される。そのため、ナットハンドルが容易に緩められ、バンド交 換が迅速に行える。
【0031】 また、ナットハンドルが、ねじの条数に応じた少ない回転数で螺着、取り外し でき、この点からも、バンド交換が迅速化される。
【0032】 三角ねじであるため、シャフトが転造加工で成形でき、シャフト、バンドリ− ルが安価に生産できる。
【0033】 シャフト、 ナットハンドルが、確実に螺着して、耐久性の向上が期待されるた め、鋼管からシャフトが成形でき、シャフト、バンドリ−ルが、軽量化できると ともに、安価に生産できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)、(B)、(C) は、この考案のバンドリ−ルのシ
ャフトの部分正面図、概略側面図、概略部分正面図であ
る。
【図2】この考案の梱包機のバンドリ−ルの主要部の概
略分解斜視図である。
【図3】この考案の梱包機のバンドリ−ルの主要部の概
略縦断面図である。
【符号の説明】
10 バンドリ−ルのシャフト 10a シャフトのねじ(おねじ) 12 バンド 12a バンドの紙管(芯材) 14 センタ−ドラム 16i インナ−サ−キュラ− 16o アウタ−サ−キュラ− 17i インナ−サ−キュラ−のセンタ−孔 17o アウタ−サ−キュラ−のセンタ−孔 18 アウタ−サ−キュラ−のシリンダ 22 ナットハンドル 22a ナットハンドルのねじ(めねじ) 24 プロテクタ−

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドの装填されるセンタ−ドラムと;
    センタ−ドラムを挟むセンタ−孔付の一対のサ−キュラ
    −と;サ−キュラ−の各センタ−孔に挿通され、先端に
    締まり勝手の多条の三角ねじの切られたシャフトと、一
    対のサ−キュラ−間でバンドを挟み込んでリ−ル先端の
    おねじに螺着されるナットハンドルとを具備してなる結
    束機のバンドリ−ル。
  2. 【請求項2】 バンドの装着されるセンタ−ドラムを挟
    む一対のサ−キュラ−のセンタ−孔に挿通され、先端の
    おねじにナットハンドルの螺着される梱包機のバンドリ
    −ルのシャフトにおいて、 先端のおねじを締まり勝手の多条の三角ねじとしたこと
    を特徴とする梱包機のバンドリ−ルのシャフト。
  3. 【請求項3】 バンドの装着されるセンタ−ドラムを挟
    む一対のサ−キュラ−のセンタ−孔に挿通され、先端の
    おねじにナットハンドルの螺着される梱包機のバンドリ
    −ル用シャフトにおいて、 鋼管から成形し、先端のおねじを締まり勝手の多条の三
    角ねじとしたことを特徴とする梱包機のバンドリ−ルの
    シャフト。
JP11201091U 1991-12-24 1991-12-24 梱包機のバンドリ−ルおよびバンドリ−ルのシャフト Pending JPH0554208U (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231708B2 (ja) * 1979-06-06 1990-07-16 Fmc Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0231708B2 (ja) * 1979-06-06 1990-07-16 Fmc Corp

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Effective date: 19980331