JPH0554121U - ワイパモータのギアケースにおける取付け用ブラケツトの位置決め構造 - Google Patents

ワイパモータのギアケースにおける取付け用ブラケツトの位置決め構造

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JPH0554121U
JPH0554121U JP11056091U JP11056091U JPH0554121U JP H0554121 U JPH0554121 U JP H0554121U JP 11056091 U JP11056091 U JP 11056091U JP 11056091 U JP11056091 U JP 11056091U JP H0554121 U JPH0554121 U JP H0554121U
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JP
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positioning
bracket
mounting
case
wiper motor
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Application number
JP11056091U
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浩司 岡部
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Mitsuba Corp
Original Assignee
Mitsuba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイパモータのギアケースに取付けられる取
付け用ブラケツトの位置決めをするにあたり、治具を使
用することなく簡単に位置決め出来るようにする。 【構成】 ケースフレーム2に位置決め突起2c、2d
を形成すると共に、取り付け用ブラケツト3に位置決め
孔3c、3d、或は位置決めストツパ3eを設け、これ
によつて位置決めするよう構成した。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、リヤワイパ装置のように、減速ギア機構を内装するギアケースのブ ラケツトを用いて躯体側に取付けるようにしたワイパモータのギアケースにおけ る取付け用ブラケツトの位置決め構造に関するものである。
【0002】
【従来技術及び考案が解決しようとする課題】
一般に、この種の車両用ワイパ装置の中には、ワイパモータからの出力を減速 する減速ギア機構を内装するギアケースを、箱状のケースフレームと、該ケース フレームの開口を塞ぐための板状のブラケツトとで構成すると共に、ブラケツト の外周縁部を、ケースフレーム外周縁よりもはみ出すよう大きくし、該はみ出し 部位を用いて躯体側に取付けるようにしたものがある。
【0003】 ところでこのようなものにおいては、ケースフレームとブラケツトとは、正確 に位置決めされた状態で組付ける必要があるが、ブラケツトが大きいこともあつ て、両者を単に当てがう程度では位置決めセツトが難しく、そのため従来は、ケ ースフレームをフレームセツト用治具により位置決めセツトすると共に、該セツ ト用治具に位置決めして設けたブラケツトセツト用治具を、ブラケツトに穿設し た躯体取付け用の取付け孔に嵌合セツトすることでケースフレームと取付け用ブ ラケツトとを互いに位置決めし、しかる後、ビス等の固定具を用いて両者の固定 をしていた。
【0004】 しかしながらこのものでは、フレームセツト用治具、ブラケツトセツト用治具 がこれらの形状にあわせて必要になり、ユーザー嗜好の多様化に伴う多品種少量 生産が試みられる今日においては、これらに合わせて多種多様の治具を用意する 必要があつて、生産性が低下し、コストアツプに繋がるうえ、治具管理も繁雑に なる等の問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記の如き実情に鑑みこれらの欠点を一掃することができるワイパ モータのギアケースにおける取付けブラケツトの位置決め構造を提供することを 目的として創案されたものであつて、第一の考案は、ワイパモータからの出力を 減速する減速ギア機構を内装のギアケースのケースフレーム開口を塞ぐためのブ ラケツトを、ケースフレーム外周縁よりもはみ出すよう大きくし、該はみ出し部 位を躯体側に取付けるための取付け板となるように構成して、前記ブラケツトを 躯体側取付け用のブラケツトに構成してなるワイパモータのギアケースにおいて 、前記ケースフレームの開口周縁部には、第一、第二の位置決め突起を位置を離 間させて突設する一方、取付け用ブラケツトには、前記第一の位置決め突起が嵌 合する第一の位置決め孔と、第二の位置決め突起が嵌合する第二の位置決め孔と を穿設するに当たり、該第二の位置決め孔は、第一の位置決め突起を中心とする 円弧状の長孔として、取付け用ブラケツトを、各位置決め用突起が対応する位置 決め用孔に嵌合した状態でさらに第一の位置決め孔を中心として揺動調節可能に 構成したことを特徴とするものである。
【0006】 また、第二の考案は、ワイパモータからの出力を減速する減速ギア機構を内装 のギアケースのケースフレーム開口を塞ぐためのブラケツトを、ケースフレーム 外周縁よりもはみ出すよう大きくし、該はみ出し部位を躯体側に取付けるための 取付け板となるように構成して、前記ブラケツトを躯体側取付け用のブラケツト に構成してなるワイパモータのギアケースにおいて、前記ケースフレームの開口 周縁部に位置決め突起を突設する一方、取付け用ブラケツトには、前記位置決め 突起が嵌合して取付け用ブラケツトが位置決め突起を中心にして揺動調節できる よう設定した位置決め孔と、所定位置に揺動調節された取付け用ブラケツトのこ れ以上の揺動規制をして位置決めをする位置決めストツパを設けたことを特徴と するものである。
【0007】 そして本考案は、この構成によつて、治具を何ら使用しないでも、簡単に取付 け用ブラケツトをケースフレームに位置決め取付け出来るようにしたものである 。
【0008】
【実施例】
次に、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。図面において、1はワイ パモータからの出力を減速する減速ギア機構(図示せず)を内装するギアケース であつて、該ギアケース1は、ケースフレーム2と取付け用ブラケツト3とで構 成されているが、ケースフレーム2は、図示するように上方が開口した略箱形状 になつており、この開口2aを塞ぐようにして板状の取付け用ブラケツト3が一 体的にビス4を用いて取付けられる。このものにおいて、取付け用ブラケツト3 の外周縁部は、ケースフレーム2の外周縁よりも外方にはみ出すように大きくな つており、該はみ出し部位には躯体側への取付け孔3aが複数穿設されている。
【0009】 前記ケースフレーム開口2aの周縁部には、複数のビス孔2bが穿設されると 共に、第一、第二の位置決め突起2c、2dが位置を離間させて突設されている 。一方、取付け用ブラケツト3には、複数のビス孔3bが穿設されると共に、さ らに前記第一、第二の位置決め突起2c、2dが嵌合する第一、第二の位置決め 孔3c、3dが穿設されているが、このうち第二の位置決め孔3dは、第二の位 置決め突起2dが位置決め嵌合する位置を内端として外方に向け、第一の位置決 め孔3cを中心とする円弧状の長孔となつている。
【0010】 しかもこのものでは、前記位置決め突起2c、2dのうち、第一の位置決め突 起2cの方が第二の位置決め突起2dよりも背高になつており、これによつて、 第一位置決め突起2cに第一位置決め孔3cを半分ほど嵌合させた仮嵌合状態で 取付け用ブラケツト3を回動調節して第二位置決め突起2dに第二位置決め孔3 dを嵌合せしめることができるようになつている。尚、図中、5はケースフレー ム2に設けられたワイパモータである。
【0011】 叙述の如く構成された本考案の実施例において、ワイパモータ5が組込まれた ギアケース1は、取付け用ブラケツト3のケースフレーム2からはみ出した部位 に形成された取付け孔3aを用いて躯体側に取付けられることになるが、該取付 け用ブラケツト3は、従来のように治具を用いないでケースフレーム2に正確に 位置決めした状態で取付けられる。つまり、取付け用ブラケツト3をケースフレ ーム2に取付けるにあたり、取付け用ブラケツト3に穿設した第一の位置決め孔 3cをケースフレーム2側の第一の位置決め突起2cに嵌合せしめた状態で、取 付け用ブラケツト3を第一の位置決め孔3cを支点にして取付け用ブラケツト3 を揺動させていくと、長孔状の第二の位置決め孔3dが第二の位置決め突起2d 位置に達することになり、これによつて第二の位置決め孔3dに第二の位置決め 突起2dを嵌合させ、さらに取付け用ブラケツト3を回動させる。そして第二の 位置決め突起2dが第二の位置決め孔3dの内端に達した段階で、ケースフレー ム2と取付け用ブラケツト3との位置決めができ、この状態でビス4を用いて両 者の固定を行えばよい。
【0012】 このように、本考案においては、取付け用ブラケツト3がケースフレーム2よ りも大きいものであつても、両者の位置決めセツトが簡単であつて、従来のよう に治具が必要になることがない。この結果、例えば、取付け用ブラケツト3の形 状が車種によつて変化したような場合であつても、従来のように治具をいちいち 交換することなく、治具を用いない状態でフレームにブラケツトを組込むことが できることになつて、作業性の著しい向上が図れる許りでなく、繁雑な治具管理 も不要になる。
【0013】 しかもこのものでは、第一位置決め突起2cが第二位置決め突起2dよりも高 くなつているため、取付け用ブラケツト3をケースフレーム2に組付けるにあた り、高い第一位置決め突起2cに取付け用ブラケツト3の第一位置決め孔3cを 仮嵌合させた状態で取付け用ブラケツト3の回動調節を行うことができ、このた め、両突起の高さが同じもののように位置決め調節作業がしずらくなつてしまう ことがなく作業性の向上が図れるという利点が有る。
【0014】 さらに本考案は、図2に示す第二実施例のようにすることもできる。つまりこ のものは、第一実施例の第二位置決め突起、第二位置決め孔に換えて、取付け用 ブラケツト3に、第二の位置決め突起2dが第二の位置決め孔3dの内端に位置 した際に、取付け用ブラケツト3のこれ以上の内方への揺動規制をして位置決め をするための位置決めストツパ3eを形成したものであり、この様にしても第一 の位置決め突起2cに第二の位置決め孔3cを嵌合した状態で取付け用ブラケツ ト3を回動調節し、そしてストツパ3eがケースフレーム2に当たつてこれ以上 揺動が規制された位置とすることで位置決めセツトせしめることができる。この ものにおいては、ストツパは、図3に示すように板材を切り起こして形成したも の、あるいは図4に示すように打ち出して形成したもの等、種々のもので形成で きる。
【0015】
【作用効果】
以上要するに、本考案は叙述の如く構成されたものであるから、取付け用ブラ ケツトをケースフレームに取付けるにあたり、取付け用ブラケツトに穿設した第 一の位置決め孔をケースフレームの第一の位置決め突起に嵌合せしめた状態で揺 動調節して、第二の位置決め孔が第二の位置決め突起位置に嵌合し、あるいは位 置決めストツパがケースフレームに接当するまで取付け用ブラケツトを揺動させ ることで正確に位置決めされることになり、従つて、取付け用ブラケツトがケー スフレームよりも大きいものであつても、両者の位置決めセツトが容易に出来る 。従つて、従来のように治具が必要になることがない。この結果、取付け用ブラ ケツトの形状が車種によつて変化したような場合であつても、従来のようにその 都度、取付け用ブラケツトの形状に適合した治具に交換するような必要がなくな り、何ら治具を用いることなくケースフレームに取付け用ブラケツトを組込むこ とができて、作業能率が著しく向上する許りでなく、治具の管理に要する労力も 不要となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例を示すケースフレームに取付け用ブ
ラケツトを取付けた状態の分解斜視図である。
【図2】第二実施例を示すケースフレームに取付け用ブ
ラケツトを取付けた状態の分解斜視図である。
【図3】(A)、(B)は各々、第二実施例によるスト
ツパの斜視図、断面図である。
【図4】(A)、(B)は各々、他例によるストツパの
斜視図、断面図である。
【図5】従来例を示すケースフレームに取付け用ブラケ
ツトを取り付けた状態の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 ギアケース 2 ケースフレーム 2c 第一の位置決め突起 2d 第二の位置決め突起 3c 第一の位置決め孔 3d 第二の位置決め孔 3e 位置決めストツパ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイパモータからの出力を減速する減速
    ギア機構を内装のギアケースのケースフレーム開口を塞
    ぐためのブラケツトを、ケースフレーム外周縁よりもは
    み出すよう大きくし、該はみ出し部位を躯体側に取付け
    るための取付け板となるように構成して、前記ブラケツ
    トを躯体側取付け用のブラケツトに構成してなるワイパ
    モータのギアケースにおいて、前記ケースフレームの開
    口周縁部には、第一、第二の位置決め突起を位置を離間
    させて突設する一方、取付け用ブラケツトには、前記第
    一の位置決め突起が嵌合する第一の位置決め孔と、第二
    の位置決め突起が嵌合する第二の位置決め孔とを穿設す
    るに当たり、該第二の位置決め孔は、第一の位置決め突
    起を中心とする円弧状の長孔として、取付け用ブラケツ
    トを、各位置決め用突起が対応する位置決め用孔に嵌合
    した状態でさらに第一の位置決め孔を中心として揺動調
    節可能に構成したことを特徴とするワイパモータのギア
    ケースにおける取付け用ブラケツトの位置決め構造。
  2. 【請求項2】 ワイパモータからの出力を減速する減速
    ギア機構を内装のギアケースのケースフレーム開口を塞
    ぐためのブラケツトを、ケースフレーム外周縁よりもは
    み出すよう大きくし、該はみ出し部位を躯体側に取付け
    るための取付け板となるように構成して、前記ブラケツ
    トを躯体側取付け用のブラケツトに構成してなるワイパ
    モータのギアケースにおいて、前記ケースフレームの開
    口周縁部に位置決め突起を突設する一方、取付け用ブラ
    ケツトには、前記位置決め突起が嵌合して取付け用ブラ
    ケツトが位置決め突起を中心にして揺動調節できるよう
    設定した位置決め孔と、所定位置に揺動調節された取付
    け用ブラケツトのこれ以上の揺動規制をして位置決めを
    する位置決めストツパを設けたことを特徴とするワイパ
    モータのギアケースにおける取付け用ブラケツトの位置
    決め構造。
JP11056091U 1991-12-17 1991-12-17 ワイパモータのギアケースにおける取付け用ブラケツトの位置決め構造 Pending JPH0554121U (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013154825A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Asmo Co Ltd ワイパ装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013154825A (ja) * 2012-01-31 2013-08-15 Asmo Co Ltd ワイパ装置

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