JPH0553702B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、感熱インクシートと記録紙を重ね合
わせて、サーマルヘツドにより感熱インクシート
のインクを記録紙に熱転写記録する熱転写型記録
機に関するもので、とくに記録紙を供給するレジ
ストローラ部の改良に関するものである。

（従来技術） 上記熱転写型記録機において、感熱インクシー
トの取換えおよびジヤムの除去を容易にするため
に、記録機本体を上フレームと下フレームに分割
し、上フレームを下フレームに対して開閉自在に
構成してなるクラムシエル型の熱転写型記録機が
知られている。この記録機では、記録紙を転写部
に供給するために上下一対のレジストローラが設
けられているが、従来では、上下のレジストロー
ラを単に上フレームの定位置に回動自在に支持さ
せているだけにすぎない。この場合、上フレーム
の開放によつてジヤムの発生箇所を確認すること
はできるが、上下のレジストローラがそれぞれ定
位置に支持されているため、ジヤムの除去が困難
であつた。なお、上レジストローラを上下に移動
可能に設け、その自重により上レジストローラを
下レジストローラに圧接させるようにしたものが
あるが、この構造では、ジヤムを除去する場合、
上フレームを開ける操作と、上レジストローラを
下レジストローラから放す操作の二つの操作が必
要であり、ジヤムの除去作業が非常に面倒である
という問題があつた。

（発明の目的） 本発明は、このような問題を解決するためにな
されたもので、上フレームの開閉に連動して、上
下のレジストローラ同志を自動的に圧接離間で
き、ジヤムの除去等の作業を迅速、容易に行うこ
とができる熱転写記録機を提供するものである。

（発明の構成） 本発明の熱転写型記録機は、画情報に応じた熱
パルスを発生させるサーマルヘツドと、サーマル
ヘツドに対向するプラテンローラと、サーマルヘ
ツドとプラテンローラとの間に形成される転写部
に感熱インクシートを供給する感熱インクシート
のガイド機構と、前記転写部に記録紙を供給する
上下一対のレジストローラを具備した記録紙供給
機構と、前記転写部を通過した感熱インクシート
を巻取る巻取機構とを備え、前記各部品の内少な
くとも記録紙供給機構を、下フレームに対して開
閉自在に設けられた上フレームに装備させ、か
つ、上下のレジストローラを上フレームにそれぞ
れ回動自在に設けるとともに、両レジストローラ
を相対的に接離自在に設け、さらに、上フレーム
に、上フレームの閉鎖時に両レジストローラを圧
接させかつ上フレームの解放時に両レジストロー
ラを離間させるレジストローラ接離機構を設けて
なることを特徴とするものである。

（実施例） 第１図は、本発明に係る熱転写型記録機の概要
を示すものであり、この熱転写記録機は、記録機
本体１が上フレーム１ａと下フレーム１ｂに分割
され、下フレーム１ｂの一側部に枢軸２を介して
上フレーム１ａの一側部が枢支され、開閉自在に
構成されている。３はロツク用フツクで、上フレ
ーム１ａに設けられており、上フレームの１ａの
閉鎖時に下フレーム１ｂに設けられた係止部４に
係合して上フレーム１ａがロツクされる。

下フレーム１ｂには、枢軸２側に熱昇華性ある
いは熱溶融性のソリツドインクを塗布した感熱イ
ンクシートＡがホルダ５を介してセツトされ、開
口側に巻取機構７が設けられ、その中間部に熱パ
ルス印加のためのサーマルヘツド６が設けられて
いる。

一方、上フレーム１ａには、前記ホルダ５から
導出される感熱インクシートＡをサーマルヘツド
６に導くガイド機構としてのアイドルローラ８，
９，１０と、サーマルヘツド６に対向するプラテ
ンローラ１１が設けられ、かつ、その上方に、記
録紙供給機構として給紙カセツト受部１２と、給
紙カセツト受部１２にセツトされた給紙カセツト
１４から記録紙（普通紙）Ｂを導出する給紙ロー
ラ１５と、記録紙Ｂをサーマルヘツド６とプラテ
ンローラ１１との間の転写部に供給する上下一対
のレジストローラ１６，１７および給紙ガイド板
１８，１９が設けられているとともに、熱転写後
の記録紙Ｂをトレー１３に導く上下一対の排出ガ
イド板２０，２１および排出ローラ２２，２３が
設けられている。なお、２４は熱転写後の感熱イ
ンクシートＡと記録紙Ｂを分離するための分離ロ
ーラであり、この分離ローラ２４は上フレーム１
ａに設けてもよいが、図例では後述するように下
フレーム１ｂに設けられている。

上記熱転写型記録機において、感熱インクシー
トＡはロール状で、ホルダ５を介して下フレーム
１ｂの枢軸２側の端部に支持され、巻取機構７の
作動によりホルダ５から導出され、アイドルロー
ラ８，９，１０を経てプラテンローラ１１とサー
マルヘツド６との間を通り、分離ローラ２４を経
て巻取機構７に巻取られる。一方、記録紙Ｂは、
給紙カセツト１４に収容されて給紙カセツト受部
１２に挿入され、ばね２５ａおよび押上げ板２５
ｂにより給紙ローラ１５側に押付けられており、
給紙ローラ１５により給紙カセツト１４から一枚
ずつ取出され、レジストローラ１６，１７により
プラテンローラ１１とサーマルヘツド６との間の
転写部に供給され、ここで、前記感熱インクシー
トＡと記録紙Ｂとが重ねられるとともに、サーマ
ルヘツド６に画情報に応じた熱パルスが印加さ
れ、感熱インクシートＡのインクが昇華あるいは
溶融して記録紙Ｂに転写記録され、然る後、該記
録紙Ｂが分離ローラ２４により感熱インクシート
Ａから分離され、排出ローラ２２，２３によりト
レー１３に排出される。

ところで、この熱転写型記録機では、第２図に
示すように感熱インクシートＡの供給経路を境に
して上フレーム１ａが枢軸２を中心に回動して開
閉され、感熱インクシートＡの取換え、ジヤムの
除去等が行われる。この場合、感熱インクシート
Ａのホルダ５は下フレーム１ｂとは別個に構成さ
れる。すなわち、ホルダ５は、第３図に示すよう
に軸２６と、左右一対の円形の保持板２７，２８
とからなり、一方の保持板２７には中心部の内側
面にボス部２７ａが一体に突設され、その外側面
に筒軸２９が摺動自在に設けられ、該筒軸２９が
ばね３０により保持板２７に対して外方に付勢さ
れており、前記軸２６の一端がこの保持板２７の
ボス部２７ａを貫通して筒軸２９に連結されてい
る。また、他方の保持板２８には中心部の内外両
側面にボス部２８ａ，２８ｂが一体に突設され、
そのボス部２８ａ，２８ｂが前記軸２６の他端に
着脱自在に嵌合される。

感熱インクシートＡは紙管３１に巻装されてお
り、この感熱インクシートＡを記録機内にセツト
する前に、機外で、その紙管３１内に形成された
軸穴３２に前記ホルダ５の軸２６を挿通し、紙管
３１の一端を保持板２７のボス部２７ａに嵌合さ
せた後、軸２６の先端に保持板２８を嵌合させる
とともに、該ボス部２８ａを紙管３１の他端に嵌
合させ、両保持板２７，２８にて感熱インクシー
トＡを挟持して軸２６の廻りに回動自在に保持す
ることにより、感熱インクシートＡをホルダ５に
保持させる。

一方、下フレーム１ｂの左右両側板において、
枢軸２とサーマルヘツド６との間の転写部に、左
右一対のガイド部材３３，３３が相対向する配置
で設けられている。両ガイド部材３３，３３は、
第４図に示すように互いに対称形状で、その内側
上面に前後方向に沿つてかつ後端が後下がりに傾
斜した保持板用ガイド溝３４，３４が設けられ、
その外側に所定の高さで後方に延びるガイド部３
５，３５が設けられ、かつ、ガイド部３５，３５
の後半部の外側辺部にガイド壁３６，３６が突設
され、ガイド壁３６，３６の内面の前方上端部に
ボス部案内用傾斜面３７，３７が形成されている
とともに、ガイド壁３６，３６の上端に前方が高
く後方が低いホルダ軸用ガイド面３８，３８が設
けられ、このガイド面３８，３８の後端に切欠状
の軸受部３９，３９が設けられている。

而して、感熱インクシートＡを記録機にセツト
するときは、該感熱インクシートＡを前述した方
法により予め機外でホルダ５に保持させ（第３図
参照）、上フレーム１ａを開いた状態で、ホルダ
５の両保持板２７，２８をガイド部材３３，３３
の手前側つまり両フレーム１ａ，１ｂの開口側か
らガイド溝３４，３４に係合させて、概ホルダ５
を後方枢軸２側に転動させることにより、ガイド
部材３３，３３の後方において、両保持板２７，
２８がガイド溝３４，３４から外れるとともに、
ホルダ軸２６の両端がガイド壁３６，３６の上端
ガイド面３８，３８上に乗つて後方に転動し、そ
の転動終端で軸受部３９，３９に係合し、以つ
て、感熱インクシートＡが下フレーム１ｂの枢軸
２側の奥部にホルダ５を介して回動自在に支持さ
れる。また、このとき、前記筒軸２９の先端面
と、保持板２８の外側ボス部２８ｂの先端面とが
ガイド壁３６，３６の内面にそれぞれ当接し、か
つ、ばね３０によつて両保持板２７，２８および
感熱インクシートＡが片方に寄せられて自動的に
軸方向の位置決めがなされる。

こうして、ホルダ５を介して下フレーム１ｂの
軸受部３９，３９にセツトされた感熱インクシー
トＡは、巻取機構７によりホルダ５から導出さ
れ、アイドルローラ８，９，１０を経てサーマル
ヘツド６とプラテンローラ１１の間に供給され
る。

巻取機構７は、第５図に示すように相対向する
一対の保持板４３，４４を具備し、一方の保持板
４３は軸４５とブラケツト４６を介して下フレー
ム１ｂに回動自在に支持されて、伝動ギヤ４７，
４８により巻取用モータ４９に連結され、他方の
保持板４４は下フレーム１ｂに軸５０とブラケツ
ト５１およびばね５２を介して内方に付勢された
状態で回動自在に支持されている。この巻取機構
７には通常、感熱インクシートＡが消費されて前
記ホルダ５から取外された紙管３１′がセツトさ
れる。該紙管３１′は前記両保持板４３，４４の
内面に突設されたボス部４３ａ，４４ａに嵌合し
て保持され、この紙管３１′に、機内にセツトさ
れた感熱インクシートＡの先端を止着した状態
で、巻取用モータ４９を駆動し、紙管３１′を回
動させて感熱インクシートＡの巻取が行われる。

このとき、感熱インクシートＡにある程度のバ
ツクテンシヨンを付与するために、ホルダ５の保
持板２７，２８の外側面と前記ガイド部３５，３
５の内側面との間、あるいは軸２６と軸受部３
９，３９との間に摩擦抵抗部材等を設けてもよい
が、図例では、第１図および第２図に示すように
上フレーム１ａの上壁内面において、ホルダ５の
保持板２７，２８に対向する位置に、ブラケツト
４０を介して板ばね状の制動部材４１が設けられ
ている。そして、上フレーム１ａを閉じたとき
に、該制動部材４１が前記セツト位置におけるホ
ルダ５の保持板２７，２８の外周面に弾性的に圧
接されて、ホルダ５が所定位置に適正に保持され
るとともに、ホルダ５に適度の回動抵抗が付与さ
れ、感熱インクシートＡにバツクテンシヨンが付
与され、該シートＡに皺等が発生することなく、
シートＡが常に適正に導出され、また、上フレー
ム１ａを開くと、前記制動部材４１がホルダ５の
保持板２７，２８から離間され、ホルダ５がフリ
ーとなり、かつ、上フレーム１ａと下フレーム１
ｂとの間に設けられたダンパ４２によつて上フレ
ーム１ａの解放状態が保持され、この状態でホル
ダ５を機外に簡単に取出すことができるようにな
つている。

一方、各ローラは第５図、第６図に示す駆動系
によつて駆動される。なお、第５図は各ローラの
搬送経路に沿つて平面的に展開した状態で図示し
ている。図において、給紙ローラ１５の軸１５ａ
の一端に固着されたギヤ５３はギヤ５４に噛合
い、該ギヤ５４は減速機５５を介して給紙モータ
５６に連結され、該給紙モータ５６により減速機
５５およびギヤ５４，５３を介して給紙ローラ１
５が所定の方向に回転駆動される。

メーンモータ５７の減速機５８に連結されたタ
イミングギヤ５９と、タイミングギヤ６０間にタ
イミングベルト６１が張設され、該ギヤ６０は伝
動ギヤ６２およびタイミングギヤ６３と一体で、
固定軸６４の一端に回動自在に支持され、伝動ギ
ヤ６２は下レジストローラ１７の軸１７ａの一端
に固着された伝動ギヤ６５に噛合い、タイミング
ギヤ６３と、プラテンローラ１１の軸の一端に固
着されたタイミングギヤ６６にタイミングベルト
６７が張設され、以つて、メーンモータ５７の駆
動によりプラテンローラ１１および下レジストロ
ーラ１７が所定の方向に回転駆動される。

前記固定軸６４の中間部にはアイドルローラ１
０が回動自在に設けられ、該軸６４の他端には伝
動ギヤ６８とタイミングギヤ６９が一体的に回動
自在に支持され、その伝動ギヤ６８が前記下レジ
ストローラ１７の軸１７ａの他端に固着された伝
動ギヤ７０に噛合つているとともに、タイミング
ギヤ６９と、下排出ローラ２３の軸２３ａの他端
に固着されたタイミングギヤ７１にタイミングベ
ルト７２が張設されており、前記下レジストロー
ラ１７の回動に連動して下排出ローラ２３が所定
の方向に回転駆動される。

ところで、前記各ローラ（第１図参照）のう
ち、アイドルローラ８，９，１０、給紙ローラ１
５、下レジストローラ１７、上、下排出ローラ２
２，２３はそれぞれ軸により上フレーム１ａの所
定位置に回動自在に支持されるが、プラテンロー
ラ１１、上レジストローラ１６，分離ローラ２４
はそれぞれ次のように支持される。

すなわち、第７図乃至第９図に示すように、レ
ジストローラ１６，１７の接離機構として、固定
軸６４の両端に揺動アーム７３が揺動自在に支持
され、プラテンローラ１１の軸１１ａの両端が上
フレーム１ａの左右両側板に設けられた図外の切
欠（長穴でもよい）を貫通して前記アーム７３の
中間部に軸受７４を介して回動自在に支持され、
該アーム７３の上端と上フレーム１ａに設けられ
たブラケツト７５との間にばね力調節具７６を介
してばね７７が張設され、このばね７７によりア
ーム７３が第８図反時計方向に付勢されている。
一方、上レジストローラ１６は、その軸１６ａの
両端が上フレーム１ａの側板に設けられた長穴状
の軸受穴７８に回動自在でかつ上下方向に移動自
在に支持されているとともに、ばね７９により下
レジストローラ１７に圧接するように付勢されて
おり、前記揺動アーム７３にこの上レジストロー
ラ１６の軸１６ａの下方に延びる押上げ用突片７
３ａが設けられている。

そして、上、下フレーム１ａ，１ｂを閉じたと
きは、ばね７７により揺動アーム７３が反時計方
向に付勢されるが、プラテンローラ１１がサーマ
ルヘツド６に圧接されるため、前記押上げ用突片
７３ａが上レジストローラ軸１６ａより離れ、該
軸１６ａがばね７９により下方に付勢されて、上
レジストローラ１６が下レジストローラ１７に圧
接され、両レジストローラ１６，１７により給紙
ローラ１５から供給される記録紙Ｂがタイミング
調節されてサーマルヘツド６とプラテンローラ１
１の間に供給され、その間で、感熱インクシート
Ａと記録紙Ｂが重ねられ、サーマルヘツド６によ
り記録紙Ｂに熱転写記録される。

次に、上フレーム１ａを開くと、第９図に示す
ようにプラテンローラ１１がサーマルヘツド６か
ら離れ、揺動アーム７３がばね７７により引張ら
れて反時計方向に回動し、この回動により前記ロ
ーラ軸１６ａが押上げ用突片７３ａにより押上げ
られ、上レジストローラ１６が下レジストローラ
１７から自動的に離間される。なお、前記ローラ
軸１６ａが所定量押上げられると、該軸１６ａが
軸受穴７８の上壁に当り、同軸１６ａの押上げな
らびに揺動アーム７３の揺動は停止される。これ
によつて、ジヤムが生じた場合、上フレーム１ａ
を開けば、揺動アーム７３がばね７７により揺動
して両レジストローラ１６，１７が自動的に放さ
れて大きな隙間が形成され、ジヤムを容易に解消
できる。

分離ローラ２４は下フレーム１ｂに設けられる
もので、第９図で明らかなように上フレーム１ａ
に干渉しない配置で下フレーム１ｂの左右両側板
に相対向する一対のブラケツト８０が設けられ、
該ブラケツト８０に後方（図面右方向）に開口し
かつその開口部が狭窄された切欠状（長穴でもよ
い）の軸受穴８１が設けられ、この軸受穴８１に
分離ローラ２４の軸２４ａが回動自在にかつ前後
に移動自在に支持されているとともに、ばね８２
により後方に付勢されている。

而して、上フレーム１ａを閉じた状態では、第
８図に示すようにプラテンローラ１１がばね７７
によりサーマルヘツド６に圧接されるとともに、
その圧接部より上部後方にＵターンしたプラテン
ローラ１１の外周面に分離ローラ２４がばね８２
により圧接された状態で保持される。この状態
で、記録時には、前記サーマルヘツド６とプラテ
ンローラ１１の圧接部において、前記ホルダ５か
らアイドルローラ８，９，１０を経て供給された
感熱インクシートＡと前記レジストローラ１６，
１７から供給された記録紙Ｂが重ねられ、記録紙
Ｂに対する転写記録が行なわれた後、感熱インク
シートＡがプラテンローラ１１と分離ローラ２４
の外周面に沿つてＳ状に湾曲されつつ巻取機構７
により巻取られ、一方、記録紙Ｂはプラテンロー
ラ１１の外周面に沿つてＣ状に湾曲されつつ排出
ローラ２２，２３を経てトレー１３に排出され
る。

こうして、記録後の感熱インクシートＡをＳ状
に湾曲しつつ巻取るとともに、記録紙ＢをＣ状に
湾曲しつつ排出することにより、感熱インクシー
トＡと記録紙Ｂをプラテンローラ１１と分離ロー
ラ２４の排出側で強制的にかつスムーズに剥離さ
せることができる。

なお、第８図の状態から上フレーム１ａを開く
ときは、当初、分離ローラ２４がプラテンローラ
１１の上部に圧接されているが、両ローラ１１，
２４がそれぞればね７７，８２により互いに対向
する方向に付勢されているので、上フレーム１ａ
の開動に伴つて両ローラ１１，２４がそれぞれの
ばね７７，８２に抗して互いに後退しながら、プ
ラテンローラ１１が分離ローラ２４を乗越えて上
方に開離される（第９図参照）。また、第９図の
状態から上フレーム１ａを閉じると、プラテンロ
ーラ１１が分離ローラ２４に当つた後、両ローラ
１１，２４がそれぞれのばね７７，８２に抗して
互いに後退しながら、プラテンローラ１１が分離
ローラ２４を乗越えて前記サーマルヘツド６に圧
接されるとともに、分離ローラ２４がプラテンロ
ーラ１１の外周面所定位置に圧接された状態で保
持される。このように、プラテンローラ１１と分
離ローラ２４をそれぞればね７７，８２により後
退可能に付勢して支持しておくことにより、上フ
レーム１ａの開閉を支障なく行うことができる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明は、上フレームの
開閉に連動して、上下のレジストローラ同志を自
動的に圧接離間でき、ジヤムの除去等の作業を迅
速、容易に行うことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は熱転写型記録機の概要を示す縦断側面
図、第２図はその上フレームを開いた状態を示す
縦断側面図、第３図はホルダの縦断面図、第４図
はホルダとガイド部材との関係を示す斜視図、第
５図は各ローラを搬送経路に沿つて平面的に展開
した配置図、第６図は熱転写型記録機の各ローラ
および巻取装置の駆動系を示す斜視図、第７図は
プラテンローラとレジストローラの関係を示す要
部の斜視図、第８図はその上フレームを閉じたと
きの要部側面図、第９図はその上フレームを開い
たときの要部側面図である。 １……記録機本体、１ａ……上フレーム、１ｂ
……下フレーム、２……枢軸、５……ホルダ、６
……サーマルヘツド、７……巻取機構、８，９，
１０……アイドルローラ、１１……プラテンロー
ラ、１４……給紙カセツト、１３……トレー、１
５……給紙ローラ、１６，１７……レジストロー
ラ、２２，２３……排出ローラ、２４……分離ロ
ーラ、６４……固定軸、７３……揺動レバー、７
７……ばね、７９……ばね。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 画情報に応じた熱パルスを発生させるサーマ
   ルヘツドと、サーマルヘツドに対向するプラテン
   ローラと、サーマルヘツドとプラテンローラとの
   間に形成される転写部に感熱インクシートを導く
   感熱インクシートのガイド機構と、前記転写部に
   記録紙を供給する上下一対のレジストローラを具
   備した記録紙供給機構と、前記転写部を通過した
   感熱インクシートを巻取る巻取機構とを備え、前
   記各部品のうち少なくとも記録紙供給機構を、下
   フレームに対して開閉自在に設けられた上フレー
   ムに装備させ、かつ、上下のレジストローラを上
   フレームにそれぞれ回動自在に設けるとともに、
   両レジストローラを相対的に接離自在に設け、さ
   らに、上フレームに、上フレームの閉鎖時に両レ
   ジストローラを圧接させかつ上フレームの解放時
   に両レジストローラを離間させるレジストローラ
   接離機構を設けてなることを特徴とする熱転写型
   記録機。