JPH0553498B2 - - Google Patents
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- JPH0553498B2 JPH0553498B2 JP61282898A JP28289886A JPH0553498B2 JP H0553498 B2 JPH0553498 B2 JP H0553498B2 JP 61282898 A JP61282898 A JP 61282898A JP 28289886 A JP28289886 A JP 28289886A JP H0553498 B2 JPH0553498 B2 JP H0553498B2
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- pressure fluid
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Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は、医療用機器に係り、詳細には手術に
用いるメス等の切断手段のうち、特に流体の噴射
によつて切開、切除、切断等を実施するための高
圧液体噴射手術装置の改良に関する。
用いるメス等の切断手段のうち、特に流体の噴射
によつて切開、切除、切断等を実施するための高
圧液体噴射手術装置の改良に関する。
[発明の背景技術とその問題点]
従来手術手段として使用されているものには鋼
メス、電気メス、超音波メス、レーザーメスが目
的に応じて効果的に使用されている。しかし各々
の手段は次のような長所、短所を有している。
メス、電気メス、超音波メス、レーザーメスが目
的に応じて効果的に使用されている。しかし各々
の手段は次のような長所、短所を有している。
すなわち、鋼メスは安価であり取り扱いが容易
であるため多用されている反面、凡ての組織を区
別無く切るため操作に慎重を要し熟練を必要とす
る。従つて不用意に血管を切断して多量の出血を
来す。
であるため多用されている反面、凡ての組織を区
別無く切るため操作に慎重を要し熟練を必要とす
る。従つて不用意に血管を切断して多量の出血を
来す。
電気メスは比較的安価であり取り扱いが容易で
あるため広く普及しており、切開や切断と同時に
止血効果が得られる反面、施術患部における熱損
傷範囲が広く、また操作時における火傷の危険性
があり、装置的には電源部における雑音の発生が
ある等の問題を有している。
あるため広く普及しており、切開や切断と同時に
止血効果が得られる反面、施術患部における熱損
傷範囲が広く、また操作時における火傷の危険性
があり、装置的には電源部における雑音の発生が
ある等の問題を有している。
超音波メスは価格的に高価であり普及度は低い
が、血管等の索状物を損傷せずに患部組織を切除
できる反面、操作が複雑であるのと付帯設備であ
る吸引システムにトラブルが発生し易い欠点があ
る。
が、血管等の索状物を損傷せずに患部組織を切除
できる反面、操作が複雑であるのと付帯設備であ
る吸引システムにトラブルが発生し易い欠点があ
る。
レーザーメスは高価であるが、非接触で施術が
できると共に、患部周囲に与える障害度が小さ
く、かつ止血効果や組織蒸散効果等を有したすぐ
れた装置である反面、切開や切除の深度制御が難
しく、組織を選んで実施することができないため
大出血を来す危険性がある。
できると共に、患部周囲に与える障害度が小さ
く、かつ止血効果や組織蒸散効果等を有したすぐ
れた装置である反面、切開や切除の深度制御が難
しく、組織を選んで実施することができないため
大出血を来す危険性がある。
前記各手術手段を改善するために、近年、限定
された部位に対して加圧流体ジエツトを適用する
方法が研究され、臨床に供されている。このよう
な技術は、例えばBritish Journal of Surgery
Vol.69等の先行文献により知見し得る。加圧流体
ジエツトを使用する方法によれば、圧力と噴射量
を適正な範囲に調整することによつて脈管系等の
索状物を切ることなく周囲の組織と遊離する事が
可能であるのみならず、遊離組織を噴射流体と共
に施術部位から排除し得るものである。その適用
範囲は広く、10MPa等の高圧を用いた切開、切
断、1MPaあるいはそれ以下の低圧を用いた剥離
や柔軟部位における実質細胞と索状物との分離及
び洗浄等において効果的に利用可能である。使用
流体としては生理食塩水、アドレナリン溶液、そ
の他生体反応のない流体が使用され得る。更に液
温を適宜調整することによつて前記操作と同時に
冷却または加温を施すことが可能であるなど、広
い用途と効果を有するものとして研究と実験が進
められている。しかし、加圧流体が噴射されて患
部に衝突した際に患部組織の遊離したものと流体
とが混合されて加圧流体ジエツトによつて激しく
攪拌作用を受けて発泡し、適切な位置の設定を困
難にしたり、泡の飛散が周囲を汚損する等の障害
が発生することがわかつている。
された部位に対して加圧流体ジエツトを適用する
方法が研究され、臨床に供されている。このよう
な技術は、例えばBritish Journal of Surgery
Vol.69等の先行文献により知見し得る。加圧流体
ジエツトを使用する方法によれば、圧力と噴射量
を適正な範囲に調整することによつて脈管系等の
索状物を切ることなく周囲の組織と遊離する事が
可能であるのみならず、遊離組織を噴射流体と共
に施術部位から排除し得るものである。その適用
範囲は広く、10MPa等の高圧を用いた切開、切
断、1MPaあるいはそれ以下の低圧を用いた剥離
や柔軟部位における実質細胞と索状物との分離及
び洗浄等において効果的に利用可能である。使用
流体としては生理食塩水、アドレナリン溶液、そ
の他生体反応のない流体が使用され得る。更に液
温を適宜調整することによつて前記操作と同時に
冷却または加温を施すことが可能であるなど、広
い用途と効果を有するものとして研究と実験が進
められている。しかし、加圧流体が噴射されて患
部に衝突した際に患部組織の遊離したものと流体
とが混合されて加圧流体ジエツトによつて激しく
攪拌作用を受けて発泡し、適切な位置の設定を困
難にしたり、泡の飛散が周囲を汚損する等の障害
が発生することがわかつている。
このために、加圧流体噴射手段と、噴射流体吸
引手段とを一体に構成した手術手段が望まれてい
た。
引手段とを一体に構成した手術手段が望まれてい
た。
このような要請に応える手術装置が既に提案さ
れている。例えば、特公昭61−24013号、実開昭
61−97109号、実開昭60−1928908号その他の公報
で開示されている。
れている。例えば、特公昭61−24013号、実開昭
61−97109号、実開昭60−1928908号その他の公報
で開示されている。
一方高圧液体発生装置について見れば、ノズル
から噴射された液体が直接人体の施術部位に接触
するものであるため、高圧液体発生装置からノズ
ルに至る全ての接液部は完全な滅菌状態を維持す
ることが不可欠となる。配管系やノズル装置は構
造的に簡単でありまた形状的にも小型であるので
滅菌処理はさほど困難ではないが、高圧液体発生
装置は接液部の構造が複雑であることから滅菌処
理が極めて煩雑な作業を伴なつていた。すなわ
ち、完全な滅菌を達成するためには、接液部を分
解した後滅菌処理を施し再び組み立てるといつた
手順を経ており、組み立てる際にも常に滅菌に細
心の注意を払いながら行わなければならず、取り
扱いに熟練を要するものであつた。
から噴射された液体が直接人体の施術部位に接触
するものであるため、高圧液体発生装置からノズ
ルに至る全ての接液部は完全な滅菌状態を維持す
ることが不可欠となる。配管系やノズル装置は構
造的に簡単でありまた形状的にも小型であるので
滅菌処理はさほど困難ではないが、高圧液体発生
装置は接液部の構造が複雑であることから滅菌処
理が極めて煩雑な作業を伴なつていた。すなわ
ち、完全な滅菌を達成するためには、接液部を分
解した後滅菌処理を施し再び組み立てるといつた
手順を経ており、組み立てる際にも常に滅菌に細
心の注意を払いながら行わなければならず、取り
扱いに熟練を要するものであつた。
[発明の目的と概要]
本発明では、上記した滅菌処理の煩わしさと複
雑さを解消し、最少限の部位に対する滅菌処理で
済み、好ましくは滅菌処理を必要としない高圧液
体発生装置を提供することを目的とするものであ
る。
雑さを解消し、最少限の部位に対する滅菌処理で
済み、好ましくは滅菌処理を必要としない高圧液
体発生装置を提供することを目的とするものであ
る。
このような目的を達成するために本発明では次
のような構成をなしている。すなわち、手術用の
二次液体を加圧し、配管手段を介してノズル装置
に供給する高圧流体噴射手術装置において、前記
配管手段に接続可能な継手手段を有するとともに
二次液体を収納して圧力による変形が可能な袋状
部材である弾性隔膜と、前記継手手段を外部に水
封的に貫通できる開口部および開閉可能な蓋体を
有するとともに内部に一次流体を収納して前記弾
性隔膜を加圧する加圧容器と、一次流体の加圧手
段と、を有し、前記弾性隔膜を介して間接的に二
次液体を加圧するとともに、前記蓋体を開いて加
圧容器から前記弾性隔膜ごと二次液体を交換でき
るようにしたものである。
のような構成をなしている。すなわち、手術用の
二次液体を加圧し、配管手段を介してノズル装置
に供給する高圧流体噴射手術装置において、前記
配管手段に接続可能な継手手段を有するとともに
二次液体を収納して圧力による変形が可能な袋状
部材である弾性隔膜と、前記継手手段を外部に水
封的に貫通できる開口部および開閉可能な蓋体を
有するとともに内部に一次流体を収納して前記弾
性隔膜を加圧する加圧容器と、一次流体の加圧手
段と、を有し、前記弾性隔膜を介して間接的に二
次液体を加圧するとともに、前記蓋体を開いて加
圧容器から前記弾性隔膜ごと二次液体を交換でき
るようにしたものである。
[実施例]
以下において図示の好適な実施例に基づいて更
に詳細に説明する。
に詳細に説明する。
第1図は実施例の一つを示す縦断側面ずであつ
て、加圧容器1内に一次流体2が充填されてい
て、該一次流体2は、駆動手段31とピストン3
2とピストンロツド33とで構成される加圧手段
3によつて加圧される。駆動手段31は具体的に
は電動機や流体圧シリンダが効果的に使用され得
る。駆動手段3によつて一次流体2が加圧される
と、パスカルの原理によつて弾性隔膜4を介して
二次液体5が加圧されて継手6から配管手段7を
通してノズル装置8から施術部に噴射される。使
用中においてノズル装置8で液体の噴射、停止が
制御されるが、液体の噴射が停止されても加圧手
段3の駆動手段31が常に一定の力でピストン3
2を押圧するように、しかも該押圧力が調節可能
に構成されているため、装置内の一次流体2並び
に二次流体5の圧力は噴射時とほぼ同等程度に維
持され得る。
て、加圧容器1内に一次流体2が充填されてい
て、該一次流体2は、駆動手段31とピストン3
2とピストンロツド33とで構成される加圧手段
3によつて加圧される。駆動手段31は具体的に
は電動機や流体圧シリンダが効果的に使用され得
る。駆動手段3によつて一次流体2が加圧される
と、パスカルの原理によつて弾性隔膜4を介して
二次液体5が加圧されて継手6から配管手段7を
通してノズル装置8から施術部に噴射される。使
用中においてノズル装置8で液体の噴射、停止が
制御されるが、液体の噴射が停止されても加圧手
段3の駆動手段31が常に一定の力でピストン3
2を押圧するように、しかも該押圧力が調節可能
に構成されているため、装置内の一次流体2並び
に二次流体5の圧力は噴射時とほぼ同等程度に維
持され得る。
二次液体5を最初に装備するか、あるいは使用
中に交換又は補充するとき、継手6から配管手段
7を取外し、加圧容器1の一部を構成する蓋体9
を加圧容器1から分離する。蓋体9と加圧容器1
の結合手段として図示の実施例ではネジを示した
が、図示に限定されるものではなく、種々の形態
が使用可能で、例を挙げれば、ボルト止めが一般
的であろう。また、蓋体9と加圧容器1とが一部
分で蝶番で連結されていて開閉可能に構成され得
る。蓋体9には、蓋体9の加圧容器1の側から継
手手段6を外部に貫通できる開口部Hが形成され
る。開口部Hには、継手手段6につながる弾性隔
膜4の管部分を囲むようにシールSが設けられ、
加圧中にこの隙間から一次流体2が漏れないよう
にしている。こうして加圧容器1から分離された
蓋体9から継手手段6を含む弾性隔膜4を取外
し、替りの弾性隔膜4を装着し、蓋体9を再び加
圧容器1に装着して、配管手段7を継手手段6に
接続すれば完了する。一連の当該作業において、
二次液体5が外部の汚染された(と考えられる)
環境と接することが皆無であるので、滅菌状態で
封入された二次液体5を滅菌状態を維持したまま
使用に供することが可能になる。必要に応じて蓋
体9を含む加圧容器1の上端部に排出弁12並び
に貯留槽14に連通した一次流体供給弁13を設
ければ弾性隔膜4の交換時に加圧容器1内に取り
込まれた空気を効果的に排出可能である。
中に交換又は補充するとき、継手6から配管手段
7を取外し、加圧容器1の一部を構成する蓋体9
を加圧容器1から分離する。蓋体9と加圧容器1
の結合手段として図示の実施例ではネジを示した
が、図示に限定されるものではなく、種々の形態
が使用可能で、例を挙げれば、ボルト止めが一般
的であろう。また、蓋体9と加圧容器1とが一部
分で蝶番で連結されていて開閉可能に構成され得
る。蓋体9には、蓋体9の加圧容器1の側から継
手手段6を外部に貫通できる開口部Hが形成され
る。開口部Hには、継手手段6につながる弾性隔
膜4の管部分を囲むようにシールSが設けられ、
加圧中にこの隙間から一次流体2が漏れないよう
にしている。こうして加圧容器1から分離された
蓋体9から継手手段6を含む弾性隔膜4を取外
し、替りの弾性隔膜4を装着し、蓋体9を再び加
圧容器1に装着して、配管手段7を継手手段6に
接続すれば完了する。一連の当該作業において、
二次液体5が外部の汚染された(と考えられる)
環境と接することが皆無であるので、滅菌状態で
封入された二次液体5を滅菌状態を維持したまま
使用に供することが可能になる。必要に応じて蓋
体9を含む加圧容器1の上端部に排出弁12並び
に貯留槽14に連通した一次流体供給弁13を設
ければ弾性隔膜4の交換時に加圧容器1内に取り
込まれた空気を効果的に排出可能である。
ピストン32の行程容積は、一回の施術に使用
される二次液体5の量に相当する容積程度が好ま
しい。すなわち、一回に使用する二次液体の量は
500〜2000c.c.程度であり、行程容積をこれに合致
させておけば、一回のピストン32動作で連続的
に同一の圧力で二次液体5を吐出し得る。
される二次液体5の量に相当する容積程度が好ま
しい。すなわち、一回に使用する二次液体の量は
500〜2000c.c.程度であり、行程容積をこれに合致
させておけば、一回のピストン32動作で連続的
に同一の圧力で二次液体5を吐出し得る。
加圧手段3の別の形態としては、第4図に示し
たように、ピストン32の両側に一次流体2を配
設し、ピストン32の往動と復動のいずれの動作
においても一次流体2を加圧するようにしておけ
ば、連通管10を通して連続的に二次液体5を加
圧することができるものである。更に別の例とし
て第3図に示したように、ポンプPから連続的に
一次流体を所定圧力で供給するようにし、これを
連通管10を通して加圧容器1に導入して二次液
体5を加圧するようにすることも可能である。こ
のとき、ポンプPの余剰流体は圧力調節用リリー
フ弁15から排出され一次流体2が常に一定圧力
を維持し得るように構成可能である。
たように、ピストン32の両側に一次流体2を配
設し、ピストン32の往動と復動のいずれの動作
においても一次流体2を加圧するようにしておけ
ば、連通管10を通して連続的に二次液体5を加
圧することができるものである。更に別の例とし
て第3図に示したように、ポンプPから連続的に
一次流体を所定圧力で供給するようにし、これを
連通管10を通して加圧容器1に導入して二次液
体5を加圧するようにすることも可能である。こ
のとき、ポンプPの余剰流体は圧力調節用リリー
フ弁15から排出され一次流体2が常に一定圧力
を維持し得るように構成可能である。
何れの場合においても、二次液体5は常に一次
流体とは弾性隔膜4によつて隔離されていて、前
記と同様、滅菌状態を維持し得るものである。
流体とは弾性隔膜4によつて隔離されていて、前
記と同様、滅菌状態を維持し得るものである。
[発明の効果]
以上において詳細に述べた通り、本発明では、
汚染の可能性のある蓋体、加圧容器、加圧用の一
次流体から二次液体を完全に隔離できるととも
に、二次液体の交換が弾性隔膜ごと衛生的に速や
かに行える。すなわち、弾性隔膜を介して間接的
に二次液体を加圧するから加圧に伴う二次液体の
汚染がなく、蓋体を開いて加圧容器から弾性隔膜
ごと二次液体を交換できるから二次液体のセツト
や交換にともなう汚染がなく、継手手段を含む弾
性隔膜の二次液体が接触する側は、加圧用のポン
プや一次流体はもちろん、蓋体を含む圧力容器に
対しても一切接触する機会がない。従つて、一次
流体はそのまま何回でも繰返し再使用でき、加圧
用のポンプや蓋体を含む圧力容器はその都度消毒
や洗浄を行う必要がない。
汚染の可能性のある蓋体、加圧容器、加圧用の一
次流体から二次液体を完全に隔離できるととも
に、二次液体の交換が弾性隔膜ごと衛生的に速や
かに行える。すなわち、弾性隔膜を介して間接的
に二次液体を加圧するから加圧に伴う二次液体の
汚染がなく、蓋体を開いて加圧容器から弾性隔膜
ごと二次液体を交換できるから二次液体のセツト
や交換にともなう汚染がなく、継手手段を含む弾
性隔膜の二次液体が接触する側は、加圧用のポン
プや一次流体はもちろん、蓋体を含む圧力容器に
対しても一切接触する機会がない。従つて、一次
流体はそのまま何回でも繰返し再使用でき、加圧
用のポンプや蓋体を含む圧力容器はその都度消毒
や洗浄を行う必要がない。
また、本発明によれば、専門の工場で特別に調
合して、標準容器(弾性隔膜)に密封した二次液
体を使用場所(病院)に在庫保存して、手術直前
にこれを加圧容器にセツトするようにできる。こ
うすれば、二次液体の保存と管理が容易になる。
ここで、加圧容器の開口部から継手手段を外部に
貫通した後で、弾性隔膜の密封を継手手段におい
て最小限に解除して直ちに配管手段に接続するよ
うにすれば、さらに汚染の可能性を低下でき、二
次液体を使い果たした後の交換も、弾性隔膜ごと
行うので特別な熟練が不必要で、容易かつ速やか
に実施でき、弾性隔膜内への二次液体の詰め替え
に伴う汚染の可能性もない。従つて、当該手術装
置の普及と操作性の向上に寄与することによつ
て、医療技術の発展と治療効果による患者の救済
に大きく貢献し得るものである。
合して、標準容器(弾性隔膜)に密封した二次液
体を使用場所(病院)に在庫保存して、手術直前
にこれを加圧容器にセツトするようにできる。こ
うすれば、二次液体の保存と管理が容易になる。
ここで、加圧容器の開口部から継手手段を外部に
貫通した後で、弾性隔膜の密封を継手手段におい
て最小限に解除して直ちに配管手段に接続するよ
うにすれば、さらに汚染の可能性を低下でき、二
次液体を使い果たした後の交換も、弾性隔膜ごと
行うので特別な熟練が不必要で、容易かつ速やか
に実施でき、弾性隔膜内への二次液体の詰め替え
に伴う汚染の可能性もない。従つて、当該手術装
置の普及と操作性の向上に寄与することによつ
て、医療技術の発展と治療効果による患者の救済
に大きく貢献し得るものである。
第1図は本発明の好適な一実施例の縦断側面図
を示したもの、第2図乃至第4図はそれぞれ別の
好適な実施例を示した概略図である。 1:加圧容器、2:一次流体、3:加圧手段、
4:弾性隔膜、5:二次液体、6:継手手段、
7:配管手段、8:ノズル装置、9:蓋体、1
0:連通管。
を示したもの、第2図乃至第4図はそれぞれ別の
好適な実施例を示した概略図である。 1:加圧容器、2:一次流体、3:加圧手段、
4:弾性隔膜、5:二次液体、6:継手手段、
7:配管手段、8:ノズル装置、9:蓋体、1
0:連通管。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 手術用の二次液体を加圧し、配管手段を介し
てノズル装置に供給する高圧流体噴射手術装置に
おいて、前記配管手段に接続可能な継手手段を有
するとともに二次液体を収納して圧力による変形
が可能な袋状部材である弾性隔膜と、前記継手手
段を外部に水封的に貫通できる開口部および開閉
可能な蓋体を有するとともに内部に一次流体を収
納して前記弾性隔膜を加圧する加圧容器と、一次
流体の加圧手段と、を有し、前記弾性隔膜を介し
て間接的に二次液体を加圧するとともに、前記蓋
体を開いて加圧容器から前記弾性隔膜ごと二次液
体を交換できるようにしたことを特徴とする高圧
流体噴射手術装置。 2 加圧容器内に一次流体を供給する供給手段
と、加圧容器内から一次流体を排出する排出弁と
を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項
に記載の高圧流体噴射手術装置。 3 前記加圧手段を、加圧力調節可能な電動機と
したことを特徴とする特許請求の範囲第1〜2項
いずれかに記載の高圧流体噴射手術装置。 4 前記加圧手段を、往復動ポンプとしたことを
特徴とする特許請求の範囲第1〜2項いずれかに
記載の高圧流体噴射手術装置。 5 前記加圧手段と前記供給手段とを、同一のポ
ンプ装置で構成したことを特徴とする特許請求の
範囲第2〜4項いずれかに記載の高圧流体噴射手
術装置。 6 一次流体として、水または水以外の液体を使
用することを特長とする特許請求の範囲第1〜5
項いずれかに記載の高圧流体噴射手術装置。 7 一次流体として、空気または空気以外の気体
を使用することを特長とする特許請求の範囲第1
〜5項いずれかに記載の高圧流体噴射手術装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61282898A JPS63135153A (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | 高圧流体噴射手術装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61282898A JPS63135153A (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | 高圧流体噴射手術装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63135153A JPS63135153A (ja) | 1988-06-07 |
JPH0553498B2 true JPH0553498B2 (ja) | 1993-08-10 |
Family
ID=17658533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61282898A Granted JPS63135153A (ja) | 1986-11-27 | 1986-11-27 | 高圧流体噴射手術装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS63135153A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6399853A (ja) * | 1986-10-16 | 1988-05-02 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡用手術装置 |
-
1986
- 1986-11-27 JP JP61282898A patent/JPS63135153A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6399853A (ja) * | 1986-10-16 | 1988-05-02 | オリンパス光学工業株式会社 | 内視鏡用手術装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63135153A (ja) | 1988-06-07 |
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