JPH055295Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH055295Y2 JPH055295Y2 JP1988161960U JP16196088U JPH055295Y2 JP H055295 Y2 JPH055295 Y2 JP H055295Y2 JP 1988161960 U JP1988161960 U JP 1988161960U JP 16196088 U JP16196088 U JP 16196088U JP H055295 Y2 JPH055295 Y2 JP H055295Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- disc spring
- piston
- friction
- axial direction
- plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 5
- 238000013459 approach Methods 0.000 claims description 3
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 230000000116 mitigating effect Effects 0.000 description 1
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D25/00—Fluid-actuated clutches
- F16D25/06—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch
- F16D25/062—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces
- F16D25/063—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially
- F16D25/0635—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs
- F16D25/0638—Fluid-actuated clutches in which the fluid actuates a piston incorporated in, i.e. rotating with the clutch the clutch having friction surfaces with clutch members exclusively moving axially with flat friction surfaces, e.g. discs with more than two discs, e.g. multiple lamellae
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16D—COUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
- F16D13/00—Friction clutches
- F16D13/58—Details
- F16D13/583—Diaphragm-springs, e.g. Belleville
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本考案はクラツチ接続時の衝撃緩和機構を備え
た油圧クラツチに関するものである。
た油圧クラツチに関するものである。
（従来の技術）
衝撃緩和機構を備えた従来の油圧クラツチとし
て、第３図に示すようなものが知られている。す
なわちハウジング３１と一体に回動しかつ軸芯方
向に移動可能な複数のドライブプレート３２と、
これらドライブプレート３２間に各々配置されて
出力ボス３３と一体に回動しかつ軸芯方向に移動
可能な複数のフリクシヨンプレート３４とにより
摩擦機構３５を構成し、この摩擦機構３５をピス
トン３６により押圧してハウジング３１から出力
ボス３３にトルクを伝達させ、このときコーン状
の皿ばね３７の弾性力によりピストン３６の押圧
力を第４図のように徐々に伝えてクラツチ接続時
の衝撃を緩和するものである。なお第４図におい
て横軸はピストン３６の移動距離、縦軸は摩擦機
構３５に伝達される荷重であり、移動距離S1の
時点でピストン３６が皿ばね３７の内周部に当接
し、移動距離S2の時点で皿ばね３７の右側の面
の全面が最も左側のドライブプレート３２に当接
する。すなわち移動距離S1で皿ばね３７の変形
が始まり、移動距離S2で皿ばね３７の変形が終
る。
て、第３図に示すようなものが知られている。す
なわちハウジング３１と一体に回動しかつ軸芯方
向に移動可能な複数のドライブプレート３２と、
これらドライブプレート３２間に各々配置されて
出力ボス３３と一体に回動しかつ軸芯方向に移動
可能な複数のフリクシヨンプレート３４とにより
摩擦機構３５を構成し、この摩擦機構３５をピス
トン３６により押圧してハウジング３１から出力
ボス３３にトルクを伝達させ、このときコーン状
の皿ばね３７の弾性力によりピストン３６の押圧
力を第４図のように徐々に伝えてクラツチ接続時
の衝撃を緩和するものである。なお第４図におい
て横軸はピストン３６の移動距離、縦軸は摩擦機
構３５に伝達される荷重であり、移動距離S1の
時点でピストン３６が皿ばね３７の内周部に当接
し、移動距離S2の時点で皿ばね３７の右側の面
の全面が最も左側のドライブプレート３２に当接
する。すなわち移動距離S1で皿ばね３７の変形
が始まり、移動距離S2で皿ばね３７の変形が終
る。
（考案が解決しようとする課題）
上記従来の構成では、ピストン３６に最も近い
すなわち第３図では最も左側のドライブプレート
３２と皿ばね３７とを各々個別に設けている。し
かしながら、最も左側のドライブプレート３２の
機能についてよく考察してみると、このドライブ
プレート３２と皿ばね３７とはハウジング３１と
一体に回動するものであり、単に皿ばね３７の押
圧力を隣のフリクシヨンプレート３４に伝達して
いるだけであつて、個別に設けることは無駄であ
ることが判明した。すなわち軸芯方向のスペース
を多く必要とし、また重量も重くなり、さらには
部品コストも高価になるという不都合があつた。
本考案はこのような考察に基づいてなされたもの
である。
すなわち第３図では最も左側のドライブプレート
３２と皿ばね３７とを各々個別に設けている。し
かしながら、最も左側のドライブプレート３２の
機能についてよく考察してみると、このドライブ
プレート３２と皿ばね３７とはハウジング３１と
一体に回動するものであり、単に皿ばね３７の押
圧力を隣のフリクシヨンプレート３４に伝達して
いるだけであつて、個別に設けることは無駄であ
ることが判明した。すなわち軸芯方向のスペース
を多く必要とし、また重量も重くなり、さらには
部品コストも高価になるという不都合があつた。
本考案はこのような考察に基づいてなされたもの
である。
（課題を解決するための手段）
本考案は入力軸側と一体に回動しかつ軸芯方向
に移動可能な複数のドライブプレート９と、これ
らドライブプレート間に各々配置されて出力軸側
と一体に回動しかつ軸芯方向に移動可能な複数の
フリクシヨンプレート１０と、油圧により軸芯方
向に移動して前記ドライブプレート９とフリクシ
ヨンプレート１０とからなる摩擦機構１２を押圧
することにより入力軸側から出力軸側にトルクを
伝達させるピストン２と、このピストン２と前記
摩擦機構１２との間に配置されてクラツチ接続時
の衝撃を緩和する皿ばね１３とを備えた油圧クラ
ツチにおいて、前記皿ばね１３は外周にあつて入
力側ハウジング１の筒状部１ｂの内面の溝５に嵌
合する突起１３ａと、前記突起１３ａの内側で隣
接するフリクシヨンプレート１０の環状のフエー
シング１１に面接触する環状の垂直部１３ｂと、
前記垂直部１３ｂの内周縁より内方へゆくにつれ
てピストン２側へ接近する環状の傾斜部１３ｃと
を備えてドライブプレートを兼ねるようにしたこ
とを特徴とする油圧クラツチである。
に移動可能な複数のドライブプレート９と、これ
らドライブプレート間に各々配置されて出力軸側
と一体に回動しかつ軸芯方向に移動可能な複数の
フリクシヨンプレート１０と、油圧により軸芯方
向に移動して前記ドライブプレート９とフリクシ
ヨンプレート１０とからなる摩擦機構１２を押圧
することにより入力軸側から出力軸側にトルクを
伝達させるピストン２と、このピストン２と前記
摩擦機構１２との間に配置されてクラツチ接続時
の衝撃を緩和する皿ばね１３とを備えた油圧クラ
ツチにおいて、前記皿ばね１３は外周にあつて入
力側ハウジング１の筒状部１ｂの内面の溝５に嵌
合する突起１３ａと、前記突起１３ａの内側で隣
接するフリクシヨンプレート１０の環状のフエー
シング１１に面接触する環状の垂直部１３ｂと、
前記垂直部１３ｂの内周縁より内方へゆくにつれ
てピストン２側へ接近する環状の傾斜部１３ｃと
を備えてドライブプレートを兼ねるようにしたこ
とを特徴とする油圧クラツチである。
（作用）
クラツチ接続時には、ピストンの移動により皿
ばねが変形し、その弾性力により摩擦機構が押圧
されるので、伝達トルクが次第に増加し、衝撃が
緩和される。
ばねが変形し、その弾性力により摩擦機構が押圧
されるので、伝達トルクが次第に増加し、衝撃が
緩和される。
（実施例）
以下、本考案の一実施例を第１図および第２図
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
第１図は本考案の一実施例における油圧クラツ
チの要部の断面図で、１は図外の入力軸と一体に
回動するハウジングであり、このハウジング１
は、前記入力軸と同芯状でかつ環状板状の垂直部
１ａと、この垂直部１ａの外周から前記入力軸の
軸芯方向に一体に突出する筒状の筒状部１ｂとに
より構成されている。筒状部１ｂの垂直部１ａに
近い部分の内周には環状のピストン２が軸芯方向
に摺動自在に嵌合しており、ピストン２の外周に
は筒状部１ｂの内周との間をシールする環状のシ
ール部材３が装着されている。垂直部１ａとピス
トン２との間には環状の油室４が形成されてお
り、筒状部１ｂの内周には前記ピストン２との嵌
合部分よりも先端側に軸芯方向に沿う複数の溝５
が円周方向適当間隔おきに形成されている。６は
前記入力軸と共通の軸芯を有する出力軸（図示せ
ず）と一体に回動する筒状の出力ボスで、この出
力ボス６の外周には軸芯方向に沿う複数の溝７が
円周方向適当間隔おきに形成されており、出力ボ
ス６の外周と筒状部１ｂの内周とは半径方向に所
定間隔をあけて対向している。筒状部１ｂと出力
ボス６との間の環状空間には環状板状の複数のド
ライブプレート９とフリクシヨンプレート１０と
が交互に配置されており、各フリクシヨンプレー
ト１０の両面には環状板状のフエーシング１１が
同芯状に固着されている。各ドライブプレート９
の外周には複数の突起９ａが円周方向適当間隔お
きに一体に突設されており、これら突起９ａは筒
状部１ｂの溝５に摺動自在に嵌合している。各フ
リクシヨンプレート１０の内周には複数の突起１
０ａが円周方向適当間隔おきに一体に突設されて
おり、これら突起１０ａは出力ボス６の溝７に摺
動自在に嵌合している。すなわちドライブプレー
ト９は軸心方向に移動可能でかつハウジング１と
一体に回動し、フリクシヨンプレート１０は軸芯
方向に移動可能でかつ出力ボス６と一体に回動す
るようになされており、ドライブプレート９とフ
リクシヨンプレート１０とにより摩擦力を利用し
て入力軸側から出力軸側にトルクを伝達する摩擦
機構１２が構成されている。摩擦機構１２とピス
トン２との間には環状の皿ばね１３が配置されて
おり、この皿ばね１３は第２図のように半径方向
の断面がほぼく字状であり、半径方向に沿う環状
板状の垂直部１３ｂと、この垂直部１３ｂの内周
から軸芯に向けて斜め方向に一体に突出するコー
ン状の傾斜部１３ｃとにより構成されている。皿
ばね１３の外周には複数の突起１３ａが円周方向
適当間隔おきに一体に突設されており、これら突
起１３ａは筒状部１ｂの溝５に摺動自在に嵌合し
ている。すなわち皿ばね１３は、ドライブプレー
ト９と同様に、軸芯方向に移動可能でかつハウジ
ング１と一体に回動するようになされている。皿
ばね１３は例えば鋼板を板金加工することにより
製造されている。筒状部１ｂの先端部内周には円
周方向少なくとも１つ割りの環状のストツパ１４
が嵌合固着されており、このストツパ１４により
摩擦機構１２の軸芯方向の移動が規制されてい
る。
チの要部の断面図で、１は図外の入力軸と一体に
回動するハウジングであり、このハウジング１
は、前記入力軸と同芯状でかつ環状板状の垂直部
１ａと、この垂直部１ａの外周から前記入力軸の
軸芯方向に一体に突出する筒状の筒状部１ｂとに
より構成されている。筒状部１ｂの垂直部１ａに
近い部分の内周には環状のピストン２が軸芯方向
に摺動自在に嵌合しており、ピストン２の外周に
は筒状部１ｂの内周との間をシールする環状のシ
ール部材３が装着されている。垂直部１ａとピス
トン２との間には環状の油室４が形成されてお
り、筒状部１ｂの内周には前記ピストン２との嵌
合部分よりも先端側に軸芯方向に沿う複数の溝５
が円周方向適当間隔おきに形成されている。６は
前記入力軸と共通の軸芯を有する出力軸（図示せ
ず）と一体に回動する筒状の出力ボスで、この出
力ボス６の外周には軸芯方向に沿う複数の溝７が
円周方向適当間隔おきに形成されており、出力ボ
ス６の外周と筒状部１ｂの内周とは半径方向に所
定間隔をあけて対向している。筒状部１ｂと出力
ボス６との間の環状空間には環状板状の複数のド
ライブプレート９とフリクシヨンプレート１０と
が交互に配置されており、各フリクシヨンプレー
ト１０の両面には環状板状のフエーシング１１が
同芯状に固着されている。各ドライブプレート９
の外周には複数の突起９ａが円周方向適当間隔お
きに一体に突設されており、これら突起９ａは筒
状部１ｂの溝５に摺動自在に嵌合している。各フ
リクシヨンプレート１０の内周には複数の突起１
０ａが円周方向適当間隔おきに一体に突設されて
おり、これら突起１０ａは出力ボス６の溝７に摺
動自在に嵌合している。すなわちドライブプレー
ト９は軸心方向に移動可能でかつハウジング１と
一体に回動し、フリクシヨンプレート１０は軸芯
方向に移動可能でかつ出力ボス６と一体に回動す
るようになされており、ドライブプレート９とフ
リクシヨンプレート１０とにより摩擦力を利用し
て入力軸側から出力軸側にトルクを伝達する摩擦
機構１２が構成されている。摩擦機構１２とピス
トン２との間には環状の皿ばね１３が配置されて
おり、この皿ばね１３は第２図のように半径方向
の断面がほぼく字状であり、半径方向に沿う環状
板状の垂直部１３ｂと、この垂直部１３ｂの内周
から軸芯に向けて斜め方向に一体に突出するコー
ン状の傾斜部１３ｃとにより構成されている。皿
ばね１３の外周には複数の突起１３ａが円周方向
適当間隔おきに一体に突設されており、これら突
起１３ａは筒状部１ｂの溝５に摺動自在に嵌合し
ている。すなわち皿ばね１３は、ドライブプレー
ト９と同様に、軸芯方向に移動可能でかつハウジ
ング１と一体に回動するようになされている。皿
ばね１３は例えば鋼板を板金加工することにより
製造されている。筒状部１ｂの先端部内周には円
周方向少なくとも１つ割りの環状のストツパ１４
が嵌合固着されており、このストツパ１４により
摩擦機構１２の軸芯方向の移動が規制されてい
る。
次に動作を説明する。油室４に圧油が供給され
ると、ピストン２が第１図の右方に移動し、皿ば
ね１３を押圧する。これにより皿ばね１３が次第
に変形し、弾性力により最も左側のフリクシヨン
プレート１０を右側へ押圧する。これにより各ド
ライブプレート９とフリクシヨンプレート１０と
の間の摩擦力が次第に大きくなり、入力軸側から
出力軸側への伝達トルクが次第に大きくなる。皿
ばね１３が完全に変形して環状板状になると、ピ
ストン２の移動が停止し、摩擦機構１２に所定の
荷重が作用して入力軸側から出力軸側に所定のト
ルクが伝達される。かくして第３図に示す従来の
油圧クラツチと同様に、第４図のようなクラツチ
接続時の衝撃効果が得られる。なお油室４の圧油
を開放すれば、図外のリターンスプリングにより
ピストン２が左側へ戻り、クラツチが切れる。
ると、ピストン２が第１図の右方に移動し、皿ば
ね１３を押圧する。これにより皿ばね１３が次第
に変形し、弾性力により最も左側のフリクシヨン
プレート１０を右側へ押圧する。これにより各ド
ライブプレート９とフリクシヨンプレート１０と
の間の摩擦力が次第に大きくなり、入力軸側から
出力軸側への伝達トルクが次第に大きくなる。皿
ばね１３が完全に変形して環状板状になると、ピ
ストン２の移動が停止し、摩擦機構１２に所定の
荷重が作用して入力軸側から出力軸側に所定のト
ルクが伝達される。かくして第３図に示す従来の
油圧クラツチと同様に、第４図のようなクラツチ
接続時の衝撃効果が得られる。なお油室４の圧油
を開放すれば、図外のリターンスプリングにより
ピストン２が左側へ戻り、クラツチが切れる。
このように、皿ばね１３により最も左側のフリ
クシヨンプレート１０を直接押圧するようにし
て、第３図における従来の油圧クラツチの最も左
側のドライブプレート３２を省略したので、軸芯
方向の寸法を小形化できると共に重量を軽減で
き、さらには部品点数の低減によるコストダウン
を実現できる。また本実施例のように、皿ばね１
３を垂直部１３ｂと傾斜部１３ｃとにより構成し
て半径方向の断面をほぼく字状にすれば、垂直部
１３ｂと最も左側のフリクシヨンプレート１０の
フエーシング１１の外周部とが面接触するので、
皿ばね１３がフエーシング１１の外周角部に線接
触することがなく、フエーシング１１あるいは皿
ばね１３の損傷や局所的な摩耗を良好に防止でき
る。
クシヨンプレート１０を直接押圧するようにし
て、第３図における従来の油圧クラツチの最も左
側のドライブプレート３２を省略したので、軸芯
方向の寸法を小形化できると共に重量を軽減で
き、さらには部品点数の低減によるコストダウン
を実現できる。また本実施例のように、皿ばね１
３を垂直部１３ｂと傾斜部１３ｃとにより構成し
て半径方向の断面をほぼく字状にすれば、垂直部
１３ｂと最も左側のフリクシヨンプレート１０の
フエーシング１１の外周部とが面接触するので、
皿ばね１３がフエーシング１１の外周角部に線接
触することがなく、フエーシング１１あるいは皿
ばね１３の損傷や局所的な摩耗を良好に防止でき
る。
（考案の効果）
以上説明したように本考案によれば、皿ばねに
より直接フリクシヨンプレートを押圧するように
して、皿ばねをドライブプレートとして兼用する
ことにより、ピストンに最も近いドライブプレー
トを省略したので、軸芯方向の寸法を小形化でき
ると共に重量を軽減でき、さらには部品点数の低
減によるコストダウンを実現できる。又本考案に
於いては皿ばね１３は外周にあつて入力側ハウジ
ング１の筒状部１ｂの内面の溝５に嵌合する突起
１３ａと、前記突起１３ａの内側で隣接するフリ
クシヨンプレート１０の環状のフエーシング１１
に面接触する環状の垂直部１３ｂと、前記垂直部
１３ｂの内周縁より内方へゆくにつれてピストン
２側へ接近する環状の傾斜部１３ｃとを備えてド
ライブプレートを兼ねるようにしたもので、皿ば
ね１３は垂直部１３ｂと傾斜部１３ｃとにより半
径方向の断面が略く字状になり、ピストン２が第
１図の右方に移動し皿ばね１３を押圧する当初か
ら垂直部１３ｂと最も左側のフリクシヨンプレー
ト１０のフエーシング１１の外周部とが面接触す
ることになり、皿ばね１３がフエーシング１１の
外周角部に線接触することがなく、しかも皿ばね
１３には放射状のスリツトが無いため、フエーシ
ング１１あるいは皿ばね１３の損傷や局部的な摩
耗を良好に防止でき、実用化が容易である。又ト
ルクの伝達が円滑になる。
より直接フリクシヨンプレートを押圧するように
して、皿ばねをドライブプレートとして兼用する
ことにより、ピストンに最も近いドライブプレー
トを省略したので、軸芯方向の寸法を小形化でき
ると共に重量を軽減でき、さらには部品点数の低
減によるコストダウンを実現できる。又本考案に
於いては皿ばね１３は外周にあつて入力側ハウジ
ング１の筒状部１ｂの内面の溝５に嵌合する突起
１３ａと、前記突起１３ａの内側で隣接するフリ
クシヨンプレート１０の環状のフエーシング１１
に面接触する環状の垂直部１３ｂと、前記垂直部
１３ｂの内周縁より内方へゆくにつれてピストン
２側へ接近する環状の傾斜部１３ｃとを備えてド
ライブプレートを兼ねるようにしたもので、皿ば
ね１３は垂直部１３ｂと傾斜部１３ｃとにより半
径方向の断面が略く字状になり、ピストン２が第
１図の右方に移動し皿ばね１３を押圧する当初か
ら垂直部１３ｂと最も左側のフリクシヨンプレー
ト１０のフエーシング１１の外周部とが面接触す
ることになり、皿ばね１３がフエーシング１１の
外周角部に線接触することがなく、しかも皿ばね
１３には放射状のスリツトが無いため、フエーシ
ング１１あるいは皿ばね１３の損傷や局部的な摩
耗を良好に防止でき、実用化が容易である。又ト
ルクの伝達が円滑になる。
第１図は本考案の一実施例における油圧クラツ
チの要部の断面図、第２図は同油圧クラツチにお
ける皿ばねの半径方向の断面図、第３図は従来の
油圧クラツチの要部の断面図、第４図は同油圧ク
ラツチの摩擦機構に作用する荷重特性の説明図で
ある。 ２……ピストン、９……ドライブプレート、１
０……フリクシヨンプレート、１２……摩擦機
構、１３……皿ばね。
チの要部の断面図、第２図は同油圧クラツチにお
ける皿ばねの半径方向の断面図、第３図は従来の
油圧クラツチの要部の断面図、第４図は同油圧ク
ラツチの摩擦機構に作用する荷重特性の説明図で
ある。 ２……ピストン、９……ドライブプレート、１
０……フリクシヨンプレート、１２……摩擦機
構、１３……皿ばね。
Claims (1)
- 入力軸側と一体に回動しかつ軸芯方向に移動可
能な複数のドライブプレート９と、これらドライ
ブプレート間に各々配置されて出力軸側と一体に
回動しかつ軸芯方向に移動可能な複数のフリクシ
ヨンプレート１０と、油圧により軸芯方向に移動
して前記ドライブプレート９とフリクシヨンプレ
ート１０とからなる摩擦機構１２を押圧すること
により入力軸側から出力軸側にトルクを伝達させ
るピストン２と、このピストン２の前記摩擦機構
１２との間に配置されてクラツチ接続時の衝撃を
緩和する皿ばね１３とを備えた油圧クラツチにお
いて、前記皿ばね１３は外周にあつて入力側ハウ
ジング１の筒状部１ｂの内面の溝５に嵌合する突
起１３ａと、前記突起１３ａの内側で隣接するフ
リクシヨンプレート１０の環状のフエーシング１
１に面接触する環状の垂直部１３ｂと、前記垂直
部１３ｂの内周縁より内方へゆくにつれてピスト
ン２側へ接近する環状の傾斜部１３ｃとを備えて
ドライブプレートを兼ねるようにしたことを特徴
とする油圧クラツチ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988161960U JPH055295Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988161960U JPH055295Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0281928U JPH0281928U (ja) | 1990-06-25 |
| JPH055295Y2 true JPH055295Y2 (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=31445356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988161960U Expired - Lifetime JPH055295Y2 (ja) | 1988-12-14 | 1988-12-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH055295Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019163393A1 (ja) * | 2018-02-22 | 2019-08-29 | ジヤトコ株式会社 | 動力伝達装置 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59155627A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-04 | Kamizaki Kokyu Koki Seisakusho Kk | 油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ |
-
1988
- 1988-12-14 JP JP1988161960U patent/JPH055295Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59155627A (ja) * | 1983-02-22 | 1984-09-04 | Kamizaki Kokyu Koki Seisakusho Kk | 油圧クラツチ式変速装置用の多板式油圧クラツチ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0281928U (ja) | 1990-06-25 |
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