JPH0552766B2 - - Google Patents
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- JPH0552766B2 JPH0552766B2 JP25969889A JP25969889A JPH0552766B2 JP H0552766 B2 JPH0552766 B2 JP H0552766B2 JP 25969889 A JP25969889 A JP 25969889A JP 25969889 A JP25969889 A JP 25969889A JP H0552766 B2 JPH0552766 B2 JP H0552766B2
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- Japan
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- counter
- mold
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Landscapes
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、洗面化粧台や浴室等の前エプロン部
とバツクガード部とを備えた樹脂製カウンターの
製造方法に関するものである。
とバツクガード部とを備えた樹脂製カウンターの
製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
第3図は、洗面化粧台に用いられる樹脂製の洗
面カウンター1の一例を示す斜視図である。同図
に示すように、この洗面カウンター1は、カウン
ター部2の奥部に全幅に亘つてバツクガード3が
起立して設けられている。またカウンター部2の
手前側には、全横幅に亘つて前エプロン部4が垂
下して設けられている。しかも、この洗面カウン
ター1のカウンター部2には、洗面器を取り付け
るための孔5,5が穿設されている。なお、この
孔5,5は、洗面カウンター1を製造した後、孔
加工により設けたものである。
面カウンター1の一例を示す斜視図である。同図
に示すように、この洗面カウンター1は、カウン
ター部2の奥部に全幅に亘つてバツクガード3が
起立して設けられている。またカウンター部2の
手前側には、全横幅に亘つて前エプロン部4が垂
下して設けられている。しかも、この洗面カウン
ター1のカウンター部2には、洗面器を取り付け
るための孔5,5が穿設されている。なお、この
孔5,5は、洗面カウンター1を製造した後、孔
加工により設けたものである。
而して、従来のこの種カウンター1の製造は、
第4図に示す成形型6を用いて次のような要領で
行つている。成形型6は、例えばポリエステル樹
脂とエポキシ樹脂とを混合して成形した樹脂型で
あり、カウンター部2の成形面2aと、バツクガ
ード部3の成形面3aと、前エプロン部4の成形
面4aとを有している。洗面カウンター1の製造
は、先ず、各成形面2a乃至4aにゲルコート層
7をスプレー塗布等により形成する。そして、カ
ウンター部2の成形用空間とバツクガード部3の
成形用空間とに樹脂原料を流し込んで充填する。
樹脂原料は、例えば不飽和ポリエステル樹脂を主
剤とし、これに炭酸カルシウム又は水酸化アルミ
ニウムを充填剤として加え、それに硬化剤及び必
要に応じて着色剤等を添加したものである。
第4図に示す成形型6を用いて次のような要領で
行つている。成形型6は、例えばポリエステル樹
脂とエポキシ樹脂とを混合して成形した樹脂型で
あり、カウンター部2の成形面2aと、バツクガ
ード部3の成形面3aと、前エプロン部4の成形
面4aとを有している。洗面カウンター1の製造
は、先ず、各成形面2a乃至4aにゲルコート層
7をスプレー塗布等により形成する。そして、カ
ウンター部2の成形用空間とバツクガード部3の
成形用空間とに樹脂原料を流し込んで充填する。
樹脂原料は、例えば不飽和ポリエステル樹脂を主
剤とし、これに炭酸カルシウム又は水酸化アルミ
ニウムを充填剤として加え、それに硬化剤及び必
要に応じて着色剤等を添加したものである。
樹脂原料を充填した後は、成形型6に上下方向
並びに左右方向の振動を与え、充填された樹脂原
料に含まれている気泡8を上面側へ移動させて脱
泡している。そして、成形型6を第4図の状態か
ら半時計方向へ90度回動させて、第5図に示す状
態へ起立させる。然る後に、前エプロン部4の成
形用空間へ樹脂原料を流し込んで充填し、前述と
同様に成形型6に上下方向並びに左右方向の振動
を与えて脱泡している。そして最後に、脱型して
成形品を取り出し、所定の仕上加工を行つて洗面
カウンター1を得ている。
並びに左右方向の振動を与え、充填された樹脂原
料に含まれている気泡8を上面側へ移動させて脱
泡している。そして、成形型6を第4図の状態か
ら半時計方向へ90度回動させて、第5図に示す状
態へ起立させる。然る後に、前エプロン部4の成
形用空間へ樹脂原料を流し込んで充填し、前述と
同様に成形型6に上下方向並びに左右方向の振動
を与えて脱泡している。そして最後に、脱型して
成形品を取り出し、所定の仕上加工を行つて洗面
カウンター1を得ている。
ところが、前記従来の製造方法にあつては、カ
ウンター部2とバツクガード部3とを形成する場
合の脱泡工程において、前エプロン部4の成形面
4aと接するカウンター部2の端面2bの部分に
存在する気泡8が、脱泡されないでそのまま残る
という欠点があつた。これは該部分の気泡8が、
ゲルコート層7と直接接触するためその移動が制
限されることによるものである。それ故、脱型さ
れた後の成形品の前エプロン部4の上部側に、第
6図に示すように、気泡8が封入された状態とな
る。この気泡8は、ゲルコート層7を透過して表
面側から視認することができ、そのままでは欠陥
品となる。そのため、従来にあつては、仕上工程
において、第7図に示すように、表面のゲルコー
ト層7を削り取つて気泡8の一つ一つを夫々オー
プンにし、第8図に示すように、同一の樹脂原料
9を充填して修復していた。この気泡8は、前エ
プロン部4の上部側の全横幅に亘つて封入介在し
ているため、その修復作業は多大の手間と時間を
必要とし、生産能率を著しく低下させるものであ
つた。
ウンター部2とバツクガード部3とを形成する場
合の脱泡工程において、前エプロン部4の成形面
4aと接するカウンター部2の端面2bの部分に
存在する気泡8が、脱泡されないでそのまま残る
という欠点があつた。これは該部分の気泡8が、
ゲルコート層7と直接接触するためその移動が制
限されることによるものである。それ故、脱型さ
れた後の成形品の前エプロン部4の上部側に、第
6図に示すように、気泡8が封入された状態とな
る。この気泡8は、ゲルコート層7を透過して表
面側から視認することができ、そのままでは欠陥
品となる。そのため、従来にあつては、仕上工程
において、第7図に示すように、表面のゲルコー
ト層7を削り取つて気泡8の一つ一つを夫々オー
プンにし、第8図に示すように、同一の樹脂原料
9を充填して修復していた。この気泡8は、前エ
プロン部4の上部側の全横幅に亘つて封入介在し
ているため、その修復作業は多大の手間と時間を
必要とし、生産能率を著しく低下させるものであ
つた。
また従来の製造方法にあつては、前エプロン部
4と、カウンター部2との継目部2cに、気泡8
が封入されるという欠点があつた。これは、カウ
ンター部2及びバツクガード3の脱泡工程時に、
上面側へ移動した気泡8が、前エプロン部4の成
形時に流し込まれた樹脂原料へ封入されたもので
ある。この継目部2cに封入された気泡8は、こ
れを修復することが不可能であり、製品の洗面カ
ウンター1にそのまま残つている。そのため、気
泡8が介在する分だけ前記継目部2cの強度が劣
化するという欠点があつた。なお、この強度劣化
は、実用上は何等問題はない程度のものである。
4と、カウンター部2との継目部2cに、気泡8
が封入されるという欠点があつた。これは、カウ
ンター部2及びバツクガード3の脱泡工程時に、
上面側へ移動した気泡8が、前エプロン部4の成
形時に流し込まれた樹脂原料へ封入されたもので
ある。この継目部2cに封入された気泡8は、こ
れを修復することが不可能であり、製品の洗面カ
ウンター1にそのまま残つている。そのため、気
泡8が介在する分だけ前記継目部2cの強度が劣
化するという欠点があつた。なお、この強度劣化
は、実用上は何等問題はない程度のものである。
本発明は、従来の製造方法の前記課題に鑑みて
これを改良除去したものであつて、気泡が封入さ
れることのない製造方法を提供せんとするもので
ある。
これを改良除去したものであつて、気泡が封入さ
れることのない製造方法を提供せんとするもので
ある。
而して、前記課題を解決するために本発明が採
用した手段は、前エプロン部とバツクガード部と
を備えた樹脂製のカウンターを流し込みにより製
造する方法であつて、成形型の成形面にゲルコー
ト層を塗布形成した後、成形型のカウンター部及
びバツクガード部に相当する空間へ樹脂原料を流
し込み、成形型に振動を与えて脱泡すると共に、
カウンター部の前エプロン部との継目部に相当す
る部位の樹脂原料と成形型の成形面との間にエア
ーを吹き付けて当該継目部の脱泡を行い、カウン
ター部及びバツクガード部の樹脂原料を硬化させ
た後、樹脂型を垂直面内で起立回動させ、次に成
形型の前エプロン部に相当する空間へ樹脂原料を
流し込むと共に成形型に振動を与えて脱泡させ、
該前エプロン部の樹脂原料を硬化させた後脱型す
るようにしている。
用した手段は、前エプロン部とバツクガード部と
を備えた樹脂製のカウンターを流し込みにより製
造する方法であつて、成形型の成形面にゲルコー
ト層を塗布形成した後、成形型のカウンター部及
びバツクガード部に相当する空間へ樹脂原料を流
し込み、成形型に振動を与えて脱泡すると共に、
カウンター部の前エプロン部との継目部に相当す
る部位の樹脂原料と成形型の成形面との間にエア
ーを吹き付けて当該継目部の脱泡を行い、カウン
ター部及びバツクガード部の樹脂原料を硬化させ
た後、樹脂型を垂直面内で起立回動させ、次に成
形型の前エプロン部に相当する空間へ樹脂原料を
流し込むと共に成形型に振動を与えて脱泡させ、
該前エプロン部の樹脂原料を硬化させた後脱型す
るようにしている。
カウンター部及びバツクガード部の成形面へ樹
脂原料を流し込んだ後、カウンター部の前エプロ
ン部との継目部に相当する部位の樹脂原料と、成
形型の前エプロン部成形面との間に、圧縮エアー
を吹き込むと、該部位に存在する気泡が吹き飛ば
される。
脂原料を流し込んだ後、カウンター部の前エプロ
ン部との継目部に相当する部位の樹脂原料と、成
形型の前エプロン部成形面との間に、圧縮エアー
を吹き込むと、該部位に存在する気泡が吹き飛ば
される。
そのため、脱型後にゲルコート層を削り取つて
樹脂原料を充填して埋込む等の仕上作業は全く不
要となる。またカウンター部と前エプロン部との
継目部に、気泡が封入されないので、該部分の強
度を従来の場合に比較して向上させることが可能
である。
樹脂原料を充填して埋込む等の仕上作業は全く不
要となる。またカウンター部と前エプロン部との
継目部に、気泡が封入されないので、該部分の強
度を従来の場合に比較して向上させることが可能
である。
以下に、本発明の方法を図面に示す実施例に基
づいて説明すると次の通りである。なお、従来の
場合と同一符号は、同一部材である。
づいて説明すると次の通りである。なお、従来の
場合と同一符号は、同一部材である。
先ず、第1図に示すように、成形型6のカウン
ター部2、バツクガード部3及び前エプロン部4
を成型する各成形面2a乃至4aにゲルコート層
7をスプレー塗布等により形成する。そして、カ
ウンター部2及びバツクガード部3に相当する成
形空間へ樹脂原料を充填し、成形型6を上下方向
並びに左右方向へ振動させて樹脂原料に含まれて
いる気泡を上面側へ移動させて脱泡する。ここま
では、従来の場合と同じである。
ター部2、バツクガード部3及び前エプロン部4
を成型する各成形面2a乃至4aにゲルコート層
7をスプレー塗布等により形成する。そして、カ
ウンター部2及びバツクガード部3に相当する成
形空間へ樹脂原料を充填し、成形型6を上下方向
並びに左右方向へ振動させて樹脂原料に含まれて
いる気泡を上面側へ移動させて脱泡する。ここま
では、従来の場合と同じである。
而して、本実施例にあつては、前記脱泡作業に
加えて、カウンター部2と前エプロン部4との継
目部2cに相当する部位の樹脂原料と、成形型6
の前エプロン部4を成形する成形面4aとの間
に、可動ノズル10でコンプレツサー等からの圧
縮されたエアーを吹き込んでいる。エアーの吹き
込みは、成形型6の全横幅に亘つて端から端まで
移動させて行う。これにより、ある粘性の下で流
動性を有する樹脂原料が成形面4aから離れる。
そして、この樹脂原料と成形型6の成形面4aと
の間に介在していた気泡と、脱泡作用により前記
継目部2cに相当する部位へ浮き上がつて来た気
泡とが、圧縮エアーにより吹き飛ばされる。次
に、圧縮エアーの吹き吹みを停止すると、カウン
ター部2の樹脂原料は、第2図に示すように水平
状に復元し、その後、徐々に硬化する。このよう
に、圧縮エアーを吹き込むことにより、前エプロ
ン部4の一部を形成するカウンター部2の端面2
bと、前エプロン部4の継目部2cとに気泡が介
在することがない(第2図参照)。
加えて、カウンター部2と前エプロン部4との継
目部2cに相当する部位の樹脂原料と、成形型6
の前エプロン部4を成形する成形面4aとの間
に、可動ノズル10でコンプレツサー等からの圧
縮されたエアーを吹き込んでいる。エアーの吹き
込みは、成形型6の全横幅に亘つて端から端まで
移動させて行う。これにより、ある粘性の下で流
動性を有する樹脂原料が成形面4aから離れる。
そして、この樹脂原料と成形型6の成形面4aと
の間に介在していた気泡と、脱泡作用により前記
継目部2cに相当する部位へ浮き上がつて来た気
泡とが、圧縮エアーにより吹き飛ばされる。次
に、圧縮エアーの吹き吹みを停止すると、カウン
ター部2の樹脂原料は、第2図に示すように水平
状に復元し、その後、徐々に硬化する。このよう
に、圧縮エアーを吹き込むことにより、前エプロ
ン部4の一部を形成するカウンター部2の端面2
bと、前エプロン部4の継目部2cとに気泡が介
在することがない(第2図参照)。
カウンター部2及びバツクガード部3の樹脂原
料が硬化した後は、従来の場合と同じように、成
形型6を垂直面内で90度起立回動させ、前エプロ
ン部4の成形用空間へ樹脂原料を流し込む。そし
て、成形型6を上下方向並びに左右方向へ振動さ
せて脱泡し、該前エプロン部4の樹脂原料を硬化
させる。
料が硬化した後は、従来の場合と同じように、成
形型6を垂直面内で90度起立回動させ、前エプロ
ン部4の成形用空間へ樹脂原料を流し込む。そし
て、成形型6を上下方向並びに左右方向へ振動さ
せて脱泡し、該前エプロン部4の樹脂原料を硬化
させる。
最後に、樹脂成形品を成形型6から取り出し、
必要に応じて洗面器の取付用孔等を穿設し、更に
所定の仕上加工を行つて製品としての洗面カウン
ター1を得る。この場合の仕上加工は、表面の光
沢を出すためのバフ等による磨き作業が主であ
り、従来のように、前エプロン部4に封じ込めら
れた気泡の一つ一つをオープンにして樹脂原料を
充填するといつたような煩雑な作業は不要であ
る。
必要に応じて洗面器の取付用孔等を穿設し、更に
所定の仕上加工を行つて製品としての洗面カウン
ター1を得る。この場合の仕上加工は、表面の光
沢を出すためのバフ等による磨き作業が主であ
り、従来のように、前エプロン部4に封じ込めら
れた気泡の一つ一つをオープンにして樹脂原料を
充填するといつたような煩雑な作業は不要であ
る。
ところで、本発明は上述した実施例に限定され
るものではなく、例えば洗面カウンター1は、浴
室に設置されるカウンターであつてもよく、また
その他の家具類や室に設置されカウンターであつ
てもよい。更に、使用する樹脂原料の種類や模様
等は適宜の変更が可能である。
るものではなく、例えば洗面カウンター1は、浴
室に設置されるカウンターであつてもよく、また
その他の家具類や室に設置されカウンターであつ
てもよい。更に、使用する樹脂原料の種類や模様
等は適宜の変更が可能である。
以上説明したように本発明にあつては、前エプ
ロン部とカウンター部との継目部分と、前エプロ
ン部の一部を形成するカウンター部の端面部との
二個所に、気泡が封じ込められるということがな
い。それ故、従来のように前エプロン部のゲルコ
ート層を削り取つて気泡の一つ一つを夫々オープ
ンにし、樹脂原料を充填しなければならない等の
煩雑な仕上作業を省略することが可能であり、極
めて生産効率に優れている。また前エプロン部と
カウンター部との継目部分に気泡が封入されるこ
とがなく、該継目部分の強度を向上させることが
可能である。
ロン部とカウンター部との継目部分と、前エプロ
ン部の一部を形成するカウンター部の端面部との
二個所に、気泡が封じ込められるということがな
い。それ故、従来のように前エプロン部のゲルコ
ート層を削り取つて気泡の一つ一つを夫々オープ
ンにし、樹脂原料を充填しなければならない等の
煩雑な仕上作業を省略することが可能であり、極
めて生産効率に優れている。また前エプロン部と
カウンター部との継目部分に気泡が封入されるこ
とがなく、該継目部分の強度を向上させることが
可能である。
第1図及び第2図は本発明の一実施例に係るも
のであり、第1図は洗面カウンターの製造途中を
示す成形型の縦断面図、第2図はエアー吹き込み
後の製造途中を示す成形型の縦断面図、第3図は
洗面カウンターの一例を示す斜視図、第4図乃至
第8図は従来技術に係るものであり、第4図及び
第5図はそれぞれ製造途中を示す成形型の縦断面
図、第6図乃至第8図は夫々仕上工程の各段階を
示す洗面カウンターの部分断面図である。 1……洗面カウンター、2……カウンター部、
3……バツクガード部、4……前エプロン部、5
……洗面器取付用孔、6……成形型、8……気
泡。
のであり、第1図は洗面カウンターの製造途中を
示す成形型の縦断面図、第2図はエアー吹き込み
後の製造途中を示す成形型の縦断面図、第3図は
洗面カウンターの一例を示す斜視図、第4図乃至
第8図は従来技術に係るものであり、第4図及び
第5図はそれぞれ製造途中を示す成形型の縦断面
図、第6図乃至第8図は夫々仕上工程の各段階を
示す洗面カウンターの部分断面図である。 1……洗面カウンター、2……カウンター部、
3……バツクガード部、4……前エプロン部、5
……洗面器取付用孔、6……成形型、8……気
泡。
Claims (1)
- 1 前エプロン部とバツクガード部とを備えた樹
脂製のカウンターを流し込みにより製造する方法
であつて、成形型の成形面にゲルコート層を塗布
形成した後、成形型のカウンター部及びバツクガ
ード部に相当する空間へ樹脂原料を流し込み、成
形型に振動を与えて脱泡すると共に、カウンター
部の前エプロン部との継目部に相当する部位の樹
脂原料と成形型の成形面との間にエアーを吹き付
けて当該継目部の脱泡を行い、カウンター部及び
バツクガード部の樹脂原料を硬化させた後、樹脂
型を垂直面内で起立回動させ、次に成形型の前エ
プロン部に相当する空間へ樹脂原料を流し込むと
共に成形型に振動を与えて脱泡させ、該前エプロ
ン部の樹脂原料を硬化させた後脱型するようにし
たことを特徴とする樹脂製カウンターの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25969889A JPH03120019A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 樹脂製カウンターの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25969889A JPH03120019A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 樹脂製カウンターの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03120019A JPH03120019A (ja) | 1991-05-22 |
JPH0552766B2 true JPH0552766B2 (ja) | 1993-08-06 |
Family
ID=17337687
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25969889A Granted JPH03120019A (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | 樹脂製カウンターの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03120019A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5022346B2 (ja) | 2008-11-21 | 2012-09-12 | 三菱重工業株式会社 | 船体摩擦抵抗低減装置 |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP25969889A patent/JPH03120019A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03120019A (ja) | 1991-05-22 |
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