JPH055270A - 編疵検出装置 - Google Patents
編疵検出装置Info
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- JPH055270A JPH055270A JP15867591A JP15867591A JPH055270A JP H055270 A JPH055270 A JP H055270A JP 15867591 A JP15867591 A JP 15867591A JP 15867591 A JP15867591 A JP 15867591A JP H055270 A JPH055270 A JP H055270A
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- Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 糸切れ等による編疵の検出を、高価な信号処
理回路を付加することなく確実に行なう。 【構成】 編疵検出装置のラインセンサカメラは、画素
に結像させる各像点に対し、これに光学的に共役な点を
含む共役面が被検編地13面からずれた位置に設定さ
れ、画素が見込む編地上の領域が、被検編地13の少な
くとも1編目ピッチ以上になるように調整されている。
理回路を付加することなく確実に行なう。 【構成】 編疵検出装置のラインセンサカメラは、画素
に結像させる各像点に対し、これに光学的に共役な点を
含む共役面が被検編地13面からずれた位置に設定さ
れ、画素が見込む編地上の領域が、被検編地13の少な
くとも1編目ピッチ以上になるように調整されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、経編機等により編ま
れた編地の編疵、例えば、糸切れにより生じた編目の欠
落を検出する編疵検出装置に関する。
れた編地の編疵、例えば、糸切れにより生じた編目の欠
落を検出する編疵検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】経編機等により編まれた編地には、糸切
れ等による編目の編疵が生じることがある。この編疵を
検出する装置としては、従来、フォトスキャナを用いた
編疵検出装置が知られている。フォトスキャナを用いた
編疵検出装置は、被検体の編地がばたつくと誤作動を起
こしやすく、品種切り換え毎に煩雑な装置の調整が必要
であるという欠点を有している。このため、CCDライ
ンセンサカメラを利用した編疵検出装置が次第に用いら
れるようになってきている。
れ等による編目の編疵が生じることがある。この編疵を
検出する装置としては、従来、フォトスキャナを用いた
編疵検出装置が知られている。フォトスキャナを用いた
編疵検出装置は、被検体の編地がばたつくと誤作動を起
こしやすく、品種切り換え毎に煩雑な装置の調整が必要
であるという欠点を有している。このため、CCDライ
ンセンサカメラを利用した編疵検出装置が次第に用いら
れるようになってきている。
【0003】CCDラインセンサカメラを利用した編疵
検出装置は、編地を照明装置で照明し、編地からの反射
散乱光または透過光をラインセンサカメラで捉え、CC
Dの出力信号値と異常判別閾値との比較により編地の編
疵を検出するものである。判別閾値としては、一定値を
用いたり、カメラ出力信号値の平均レベルに追随して変
化する値が用いられている。
検出装置は、編地を照明装置で照明し、編地からの反射
散乱光または透過光をラインセンサカメラで捉え、CC
Dの出力信号値と異常判別閾値との比較により編地の編
疵を検出するものである。判別閾値としては、一定値を
用いたり、カメラ出力信号値の平均レベルに追随して変
化する値が用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、編地をライ
ンセンサカメラで捉えた場合、編地の編目ピッチによる
信号がノイズとなって検出精度を低下させることが知ら
れている。従って、この種の編疵検出装置には、編目ピ
ッチによる信号ノイズと編疵の信号とを確実に峻別する
ための回路が必要である。
ンセンサカメラで捉えた場合、編地の編目ピッチによる
信号がノイズとなって検出精度を低下させることが知ら
れている。従って、この種の編疵検出装置には、編目ピ
ッチによる信号ノイズと編疵の信号とを確実に峻別する
ための回路が必要である。
【0005】従来、編疵の信号を確実に峻別するため
に、種々の工夫がなされている。例えば、特開昭57−
183469号公報には、編地そのものの信号ノイズの
影響を除去するために正常な編地からの信号パターンを
予め記憶しておき、被検編地からの信号を、記憶してあ
る比較信号と比較することにより、異常信号のみを分離
してこれを検出する技術が開示されている。しかしなが
ら、この技術では、正常な編地の信号を予めデジタル化
してこれを記憶しておく装置と、被検編地からの信号を
比較信号と順次比較するための手段等が必要になり、装
置の回路構成が複雑になってしまう。また、編地の模様
がずれて入力された場合には、編地に編疵がなくても異
常として識別されてしまう虞があり、比較信号とのずれ
を補正するための手段が更に必要となり、信号処理回路
が高価なものとなる。
に、種々の工夫がなされている。例えば、特開昭57−
183469号公報には、編地そのものの信号ノイズの
影響を除去するために正常な編地からの信号パターンを
予め記憶しておき、被検編地からの信号を、記憶してあ
る比較信号と比較することにより、異常信号のみを分離
してこれを検出する技術が開示されている。しかしなが
ら、この技術では、正常な編地の信号を予めデジタル化
してこれを記憶しておく装置と、被検編地からの信号を
比較信号と順次比較するための手段等が必要になり、装
置の回路構成が複雑になってしまう。また、編地の模様
がずれて入力された場合には、編地に編疵がなくても異
常として識別されてしまう虞があり、比較信号とのずれ
を補正するための手段が更に必要となり、信号処理回路
が高価なものとなる。
【0006】正常な編地からの信号周波数と、編疵が存
在することによる信号周波数とが異なることから、バン
ドパスフィルタでCCD出力信号から異常信号だけを電
気的に選別する方法も周知である。この方法は、品種切
換え等で編地パターンや編目ピッチが変更になった場合
にも対応できるように、フィルタの透過帯域特性を調整
する手段を備えておく必要があり、品種切換え毎にフィ
ルタの調整作業が必要になる。
在することによる信号周波数とが異なることから、バン
ドパスフィルタでCCD出力信号から異常信号だけを電
気的に選別する方法も周知である。この方法は、品種切
換え等で編地パターンや編目ピッチが変更になった場合
にも対応できるように、フィルタの透過帯域特性を調整
する手段を備えておく必要があり、品種切換え毎にフィ
ルタの調整作業が必要になる。
【0007】さらに、特開昭64−85354号公報に
は、光検出器を編目ピッチの整数倍の個数だけ配置し、
各光検出器からの出力信号から編疵を検出する方法が開
示されている。しかしながら、この方法では、品種切換
え等で編目ピッチが変更になる度に光検出器の間隔も変
更しなければならず、現実的な方法であるとは言えな
い。
は、光検出器を編目ピッチの整数倍の個数だけ配置し、
各光検出器からの出力信号から編疵を検出する方法が開
示されている。しかしながら、この方法では、品種切換
え等で編目ピッチが変更になる度に光検出器の間隔も変
更しなければならず、現実的な方法であるとは言えな
い。
【0008】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたもので、糸切れ等による編疵の検出を、高価な信号
処理回路を用いることなく、確実に行なうことができ、
しかも、編目ピッチ等の変更にも容易に対応することが
できる編疵検出装置を提供することを目的とするもので
ある。
れたもので、糸切れ等による編疵の検出を、高価な信号
処理回路を用いることなく、確実に行なうことができ、
しかも、編目ピッチ等の変更にも容易に対応することが
できる編疵検出装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、この発明は、照明装置により照明された被検編地
の編目をラインセンサカメラでモニターし、ラインセン
サカメラを構成する画素の出力信号から編目の編疵を検
出する編疵検出装置において、前記ラインセンサカメラ
は、前記画素に結像させる各像点に対し、これに光学的
に共役な点を含む共役面が前記被検編地面からずれた位
置に設定され、前記画素が見込む編地上の領域が、被検
編地の少なくとも1編目ピッチ以上に設定されてなるこ
とを特徴とする。
めに、この発明は、照明装置により照明された被検編地
の編目をラインセンサカメラでモニターし、ラインセン
サカメラを構成する画素の出力信号から編目の編疵を検
出する編疵検出装置において、前記ラインセンサカメラ
は、前記画素に結像させる各像点に対し、これに光学的
に共役な点を含む共役面が前記被検編地面からずれた位
置に設定され、前記画素が見込む編地上の領域が、被検
編地の少なくとも1編目ピッチ以上に設定されてなるこ
とを特徴とする。
【0010】
【作用】ラインセンサカメラの各画素が見込む被検編地
上の領域を、被検編地の少なくとも1編目ピッチ以上に
設定すると、被検編地のピントをぼかしてラインセンサ
カメラの画素に結像させることになる。ピントを合わせ
た場合に画素が検出する、正常な編目ピッチの繰り返し
により生じる周期的な信号波形が平均化されることにな
り、異常信号のみが特異信号として峻別されることにな
る。このように峻別された信号を所定の判別閾値と比較
することにより、異常信号の検出が可能になる。
上の領域を、被検編地の少なくとも1編目ピッチ以上に
設定すると、被検編地のピントをぼかしてラインセンサ
カメラの画素に結像させることになる。ピントを合わせ
た場合に画素が検出する、正常な編目ピッチの繰り返し
により生じる周期的な信号波形が平均化されることにな
り、異常信号のみが特異信号として峻別されることにな
る。このように峻別された信号を所定の判別閾値と比較
することにより、異常信号の検出が可能になる。
【0011】
【実施例】以下に、本発明の実施例を添付図面に基づい
て説明する。先ず、本発明に係る編疵検出装置の編疵検
出原理を説明する。一般に、経編機等で編んだ編地を照
明しながら、例えばCCDラインセンサカメラで観測し
た場合、ラインセンサカメラを構成するCCD(Charge
Coupled Device)から編目ピッチに応じた周期的な信
号が出力される。図1は、編地13の拡大断面図であ
り、編物を構成する糸11は、例えば、図1に示すよう
に等間隔で並んでいるものとする。編地13の裏面側に
は、蛍光灯の光源21が配され、この光源21からの透
過光がラインセンサカメラ3により受光される。実際の
透過光強度分布は図中14で示す波線で概念的に示され
ており、糸11で隠れる部分の透過光強度は低く、糸と
糸との間は、高くなっている。そして、糸切れ等により
図中12で示す位置の糸が欠落すると、その部分の光強
度は他の正常な部位でのそれに比べ、著しく高くなる。
て説明する。先ず、本発明に係る編疵検出装置の編疵検
出原理を説明する。一般に、経編機等で編んだ編地を照
明しながら、例えばCCDラインセンサカメラで観測し
た場合、ラインセンサカメラを構成するCCD(Charge
Coupled Device)から編目ピッチに応じた周期的な信
号が出力される。図1は、編地13の拡大断面図であ
り、編物を構成する糸11は、例えば、図1に示すよう
に等間隔で並んでいるものとする。編地13の裏面側に
は、蛍光灯の光源21が配され、この光源21からの透
過光がラインセンサカメラ3により受光される。実際の
透過光強度分布は図中14で示す波線で概念的に示され
ており、糸11で隠れる部分の透過光強度は低く、糸と
糸との間は、高くなっている。そして、糸切れ等により
図中12で示す位置の糸が欠落すると、その部分の光強
度は他の正常な部位でのそれに比べ、著しく高くなる。
【0012】ところで、物体空間における結像の対象物
である物体は、光学的に「物点」の集合体と捉えられ、
光学系における物体に共役なものを像、「物点」に共役
なものを「像点」と一般に定義されている。この明細書
においては、「特許請求の範囲」の欄における記載を含
め、レンズによりラインセンサの1つの画素上に結像さ
せられる各像点に共役な点を共役点と呼び、この共役点
の集まりを共役面と定義することにする。
である物体は、光学的に「物点」の集合体と捉えられ、
光学系における物体に共役なものを像、「物点」に共役
なものを「像点」と一般に定義されている。この明細書
においては、「特許請求の範囲」の欄における記載を含
め、レンズによりラインセンサの1つの画素上に結像さ
せられる各像点に共役な点を共役点と呼び、この共役点
の集まりを共役面と定義することにする。
【0013】そこで、カメラ3のレンズ32の共役面を
編地13上に合致させると、CCDの各画素からの出力
信号の分布は、糸11が適正に配列している部位(正常
部位)と、欠落している部位(異常部位)とに対応し
て、図1に示されるようなものが得られることになる。
しかしながら、正常部位からの周期的な信号と異常部位
での信号との差は、相対的に大でなく、編地13上に共
役面を一致させる場合には、実際には編疵の検出が困難
である。
編地13上に合致させると、CCDの各画素からの出力
信号の分布は、糸11が適正に配列している部位(正常
部位)と、欠落している部位(異常部位)とに対応し
て、図1に示されるようなものが得られることになる。
しかしながら、正常部位からの周期的な信号と異常部位
での信号との差は、相対的に大でなく、編地13上に共
役面を一致させる場合には、実際には編疵の検出が困難
である。
【0014】そこで、本発明においては、ラインセンサ
カメラ3の共役面を、図2に示すように対象物の被検編
地面とずれた位置に設定する。より詳しくは、ラインセ
ンサカメラ3の各画素が見込む被検編地13上の領域
が、少なくとも1編目ピッチ以上になるように、ライン
センサカメラ3の共役面を調整する。この場合、共役面
は、被検編地に関して、図2に示すようにカメラ3側に
あっても、カメラ3と反対側にあってもよい。このよう
に、被検編地上からずれた位置に共役面を設定すること
により、編目ピッチによる透過光強度が平均化され、正
常部位の信号と異常部位の信号とが明確に峻別されるこ
とになる。従って、この異常信号を適宜な大きさの判別
閾値と比較すれば、特別な信号処理回路を付加しなくて
も、異常信号、すなわち、編疵12を検出することがで
きるようになる。
カメラ3の共役面を、図2に示すように対象物の被検編
地面とずれた位置に設定する。より詳しくは、ラインセ
ンサカメラ3の各画素が見込む被検編地13上の領域
が、少なくとも1編目ピッチ以上になるように、ライン
センサカメラ3の共役面を調整する。この場合、共役面
は、被検編地に関して、図2に示すようにカメラ3側に
あっても、カメラ3と反対側にあってもよい。このよう
に、被検編地上からずれた位置に共役面を設定すること
により、編目ピッチによる透過光強度が平均化され、正
常部位の信号と異常部位の信号とが明確に峻別されるこ
とになる。従って、この異常信号を適宜な大きさの判別
閾値と比較すれば、特別な信号処理回路を付加しなくて
も、異常信号、すなわち、編疵12を検出することがで
きるようになる。
【0015】さて、共役面を対象物の編地面からずらす
ことにより、1画素が被検編地面で見込む領域の大きさ
がどのように変化するか、図3および図4を参照して説
明する。まず、対象物面と共役面とが一致している場
合、図3に示すように、対象物面43上の1点から出た
光は、レンズ45のどの位置を通っても、スクリーン4
1(像面)上の1点に結像することは良く知られてい
る。一方、共役面が、例えば図4に示す通り、対象面か
らずれた位置に設定されると、スクリーン41上の一点
には、対象物面43上のある大きさを持った領域47か
ら出た光が入射することになる。この領域47の大きさ
Rは、次式(1)により求められる。
ことにより、1画素が被検編地面で見込む領域の大きさ
がどのように変化するか、図3および図4を参照して説
明する。まず、対象物面と共役面とが一致している場
合、図3に示すように、対象物面43上の1点から出た
光は、レンズ45のどの位置を通っても、スクリーン4
1(像面)上の1点に結像することは良く知られてい
る。一方、共役面が、例えば図4に示す通り、対象面か
らずれた位置に設定されると、スクリーン41上の一点
には、対象物面43上のある大きさを持った領域47か
ら出た光が入射することになる。この領域47の大きさ
Rは、次式(1)により求められる。
【0016】
【数1】
【0017】ここに、Aはレンズ45の口径、δは対象
物面43と共役面44との離間距離、Lはレンズ中心と
対象物面との距離である。ただし、R値は領域の大きさ
を表すので、上式(1)のように絶対値で求められる。
レンズ口径AとレンズF値とは、fを焦点距離とする
と、次式の関係があるので、 F=f/A これを式(1)に代入すると、R値は式(2)で表すこ
とができる。
物面43と共役面44との離間距離、Lはレンズ中心と
対象物面との距離である。ただし、R値は領域の大きさ
を表すので、上式(1)のように絶対値で求められる。
レンズ口径AとレンズF値とは、fを焦点距離とする
と、次式の関係があるので、 F=f/A これを式(1)に代入すると、R値は式(2)で表すこ
とができる。
【0018】
【数2】
【0019】なお、実際には、スクリーンに相当する光
電変換素子は、像点が1点ではなく、ある大きさの像面
を有しているので、この大きさに対応する対象物面上で
の領域が、1画素が見込む領域に相当することになる。
表1は、レンズ中心と対象物面との距離L及びレンズ焦
点距離fを一定にし(L=10000mm,f=50m
m)、共役面と対象物面とのずれδおよびレンズF値を
パラメータとして上述のR値を種々演算したものを示し
ている。
電変換素子は、像点が1点ではなく、ある大きさの像面
を有しているので、この大きさに対応する対象物面上で
の領域が、1画素が見込む領域に相当することになる。
表1は、レンズ中心と対象物面との距離L及びレンズ焦
点距離fを一定にし(L=10000mm,f=50m
m)、共役面と対象物面とのずれδおよびレンズF値を
パラメータとして上述のR値を種々演算したものを示し
ている。
【0020】
【表1】
【0021】なお、各画素が見込む被検編地13上の設
定領域をあまり大きくすると、編疵による信号も平均化
されてしまい、その信号レベルも小さくなるので、編目
ピッチの10倍以下がよく、さらに好ましくは5倍以下
がよい。また、異常信号レベルの内、ピーク値を示す画
素を判定する処理回路を付加すると、編疵の位置を特定
することも容易である。
定領域をあまり大きくすると、編疵による信号も平均化
されてしまい、その信号レベルも小さくなるので、編目
ピッチの10倍以下がよく、さらに好ましくは5倍以下
がよい。また、異常信号レベルの内、ピーク値を示す画
素を判定する処理回路を付加すると、編疵の位置を特定
することも容易である。
【0022】図5は、本発明の一実施例の編疵検出装置
の構成を示し、経編機で編まれた被検編地1が、図中矢
印Xで示す上方から下方に、この編疵検出装置で編疵の
有無を検査する検査セクションに連続して送られてい
る。この編地1の通過経路に対して一側、すなわち、連
続して送られる編地1に対向してCCDラインセンサカ
メラ3が配置され、編地1を挟んで編地1の他側、すな
わち、ラインセンサカメラ3と反対側に、照明装置2が
配置されている。なお、図5に示される装置構成では、
カメラ3と照明装置2がそれぞれ編地1を挟んで配置さ
れており、編疵は、照明装置2からの透過光で検出する
ものであるが、図中二点鎖線で示すように、照明装置
2’を編地1に対してカメラ3と同じ側に配置すると、
編疵は照明装置2’に照射された編地1からの反射散乱
光により検出することになり、本発明による編疵検出装
置としては何れの方法を採用してもよい。
の構成を示し、経編機で編まれた被検編地1が、図中矢
印Xで示す上方から下方に、この編疵検出装置で編疵の
有無を検査する検査セクションに連続して送られてい
る。この編地1の通過経路に対して一側、すなわち、連
続して送られる編地1に対向してCCDラインセンサカ
メラ3が配置され、編地1を挟んで編地1の他側、すな
わち、ラインセンサカメラ3と反対側に、照明装置2が
配置されている。なお、図5に示される装置構成では、
カメラ3と照明装置2がそれぞれ編地1を挟んで配置さ
れており、編疵は、照明装置2からの透過光で検出する
ものであるが、図中二点鎖線で示すように、照明装置
2’を編地1に対してカメラ3と同じ側に配置すると、
編疵は照明装置2’に照射された編地1からの反射散乱
光により検出することになり、本発明による編疵検出装
置としては何れの方法を採用してもよい。
【0023】照明装置2(2’)は、被検体である編地
1の検査領域をできるだけ均一に照明するものが好まし
く、従って、編地1の編幅Ldより若干長いライン光源
(例えば蛍光灯)21(21’)が使用される。照明装
置2(2’)は、光源2(2’)の他に、反射板22、
図示しない拡散板等から構成されている。反射板22は
光源21から出射される光を効率よく編地1の検査領域
に集中させるためのもので、好ましくは放物面を有する
反射鏡がよいが、単に円筒面を有する反射鏡等であって
もよい。拡散板は、光源21からの直線光或いは反射板
22からの反射光を散乱させて編地検査領域の照射むら
を減少させる。なお、照明装置2に用いる光源として
は、場合によっては複数の光源を用いてもよく、また、
レンズ系を追加するとより均一な照明が可能である。
1の検査領域をできるだけ均一に照明するものが好まし
く、従って、編地1の編幅Ldより若干長いライン光源
(例えば蛍光灯)21(21’)が使用される。照明装
置2(2’)は、光源2(2’)の他に、反射板22、
図示しない拡散板等から構成されている。反射板22は
光源21から出射される光を効率よく編地1の検査領域
に集中させるためのもので、好ましくは放物面を有する
反射鏡がよいが、単に円筒面を有する反射鏡等であって
もよい。拡散板は、光源21からの直線光或いは反射板
22からの反射光を散乱させて編地検査領域の照射むら
を減少させる。なお、照明装置2に用いる光源として
は、場合によっては複数の光源を用いてもよく、また、
レンズ系を追加するとより均一な照明が可能である。
【0024】CCDラインセンサカメラ3は、カメラ本
体31とレンズ装置32とから構成され、カメラ本体3
1には、一列に並べた複数の光電変換素子と、それぞれ
の素子に付随して配設されるCCD(Charge Coupled D
evice )とからなるラインセンサおよびその駆動回路等
が含まれる。駆動回路は、後述する信号処理装置5に電
気的に接続され、CCDが、照明装置2からの透過光強
度に応じて蓄える電荷を検出してこれを信号処理装置5
に出力する。なお、ラインセンサは、編地1の検査領域
の各部位を一の方向から他の方向にトラバースして検知
できるトラバース手段を付加すれば、複数個、すなわち
複数画素分の光電変換素子およびそれに付随するCCD
を備える必要はなく、一画素分の光電変換素子およびC
CDを備えていればよい。また、CCDに代えてPCD
(Plasma Coupled Device )等の他の方式のものを用い
ることもできる。
体31とレンズ装置32とから構成され、カメラ本体3
1には、一列に並べた複数の光電変換素子と、それぞれ
の素子に付随して配設されるCCD(Charge Coupled D
evice )とからなるラインセンサおよびその駆動回路等
が含まれる。駆動回路は、後述する信号処理装置5に電
気的に接続され、CCDが、照明装置2からの透過光強
度に応じて蓄える電荷を検出してこれを信号処理装置5
に出力する。なお、ラインセンサは、編地1の検査領域
の各部位を一の方向から他の方向にトラバースして検知
できるトラバース手段を付加すれば、複数個、すなわち
複数画素分の光電変換素子およびそれに付随するCCD
を備える必要はなく、一画素分の光電変換素子およびC
CDを備えていればよい。また、CCDに代えてPCD
(Plasma Coupled Device )等の他の方式のものを用い
ることもできる。
【0025】レンズ装置32は、ラインセンサの光電変
換素子上に対象物の像を結ばせるためのものであり、共
役面が容易に調整できるものがよく、例えば、一般に使
用される35mmスチルカメラ用交換レンズ等を利用す
ることができる。なお、このレンズ装置32の共役面
は、前述した通り、被検編地1上からずれた位置に設定
される。
換素子上に対象物の像を結ばせるためのものであり、共
役面が容易に調整できるものがよく、例えば、一般に使
用される35mmスチルカメラ用交換レンズ等を利用す
ることができる。なお、このレンズ装置32の共役面
は、前述した通り、被検編地1上からずれた位置に設定
される。
【0026】信号処理装置5は、カメラ本体31のライ
ンセンサの出力信号に基づいて、ラインセンサの各画素
の出力信号値が異常レベルであるか否かを判別するもの
である。この装置5の基本構成としては、信号処理タイ
ミングの基準となるクロックパルス発生回路、各画素か
らの出力信号を順次取り込むサンプリング回路、信号増
幅回路、フィルタ回路、ラインセンサの出力レベルが異
常判別閾値以上であるか否かを判別するための比較回
路、警報灯駆動回路等が含まれる。そして、警報灯駆動
回路には警報灯51が接続されている。比較回路の判別
閾値は、一定値を用いてもよいが、ラインセンサの出力
レベルの平均値の変化に応じて変化させるようにしても
い。さらに、ラインセンサの出力の変化点が異常部位に
対応すると見做し、微分回路を設け、この微分回路と比
較回路とを協働させて異常レベルを判別するようにして
もよい。比較回路が異常レベルの出力信号値を検出する
と、信号処理装置5は、警報回路を駆動して警報灯51
を点灯させる。
ンセンサの出力信号に基づいて、ラインセンサの各画素
の出力信号値が異常レベルであるか否かを判別するもの
である。この装置5の基本構成としては、信号処理タイ
ミングの基準となるクロックパルス発生回路、各画素か
らの出力信号を順次取り込むサンプリング回路、信号増
幅回路、フィルタ回路、ラインセンサの出力レベルが異
常判別閾値以上であるか否かを判別するための比較回
路、警報灯駆動回路等が含まれる。そして、警報灯駆動
回路には警報灯51が接続されている。比較回路の判別
閾値は、一定値を用いてもよいが、ラインセンサの出力
レベルの平均値の変化に応じて変化させるようにしても
い。さらに、ラインセンサの出力の変化点が異常部位に
対応すると見做し、微分回路を設け、この微分回路と比
較回路とを協働させて異常レベルを判別するようにして
もよい。比較回路が異常レベルの出力信号値を検出する
と、信号処理装置5は、警報回路を駆動して警報灯51
を点灯させる。
【0027】いま、被検編地1上に糸切れによる、図5
に示されるような編疵12が存在すると、ラインセンサ
カメラ3のレンズ共役面が編地1上からずらした位置に
設定されているので、正常部位における透過光は平均化
され、編疵12を透過してくる光のみが強く検出され、
図6に示すような波形の光強度分布が得られる。ピーク
信号17の検出により編地上に編疵12が存在すること
が判り、さらに、ピーク信号17の発生位置を特定する
ことにより編疵12の発生位置を検出することができ
る。
に示されるような編疵12が存在すると、ラインセンサ
カメラ3のレンズ共役面が編地1上からずらした位置に
設定されているので、正常部位における透過光は平均化
され、編疵12を透過してくる光のみが強く検出され、
図6に示すような波形の光強度分布が得られる。ピーク
信号17の検出により編地上に編疵12が存在すること
が判り、さらに、ピーク信号17の発生位置を特定する
ことにより編疵12の発生位置を検出することができ
る。
【0028】一方、照明装置2が、図5に2点鎖線で示
す位置に配置され、反射散乱光の異常を監視することに
より編疵を検出する場合には、正常部位からの反射散乱
光強度はやはり平均化されてほぼ一定値になるのに対し
て、編地に編疵があると、異常部位からの反射光強度は
低下し、図6に示すような波形の光強度分布が得られ
る。編疵に対応する出力信号18の発生位置を特定する
ことにより編疵の発生位置を検出することができる。
す位置に配置され、反射散乱光の異常を監視することに
より編疵を検出する場合には、正常部位からの反射散乱
光強度はやはり平均化されてほぼ一定値になるのに対し
て、編地に編疵があると、異常部位からの反射光強度は
低下し、図6に示すような波形の光強度分布が得られ
る。編疵に対応する出力信号18の発生位置を特定する
ことにより編疵の発生位置を検出することができる。
【0029】図8ないし図16は、編疵のある同じ編地
を被検体として、共役面位置を種々に変化させた場合
の、実際に測定した反射散乱光の光強度分布(出力電圧
(V)で示してある)を示す。ここで、測定条件は次の
通りである。 編目ピッチ :約0.7mm レンズ中心・編地間距離 :1000mm レンズ焦点距離 : 50mm レンズF値 : 1:8.0 図8は、共役面が編地面と一致している場合の出力波形
であるが、この場合、編疵による異常信号レベルは正常
部位において発生する周期ノイズと大差なく、異常信号
を全く判別することができない。これに対し、図9、図
10、図11は、それぞれ共役面を被検編地面からライ
ンセンサカメラ3側に順に100mmずつ近づけた場合
の各出力波形を示し、逆に、図12ないし図16は、そ
れぞれ共役面を被検編地面から、ラインセンサカメラ3
に対して遠ざける側に順に100mmずつ遠ざけた場合
の各出力波形を示す。
を被検体として、共役面位置を種々に変化させた場合
の、実際に測定した反射散乱光の光強度分布(出力電圧
(V)で示してある)を示す。ここで、測定条件は次の
通りである。 編目ピッチ :約0.7mm レンズ中心・編地間距離 :1000mm レンズ焦点距離 : 50mm レンズF値 : 1:8.0 図8は、共役面が編地面と一致している場合の出力波形
であるが、この場合、編疵による異常信号レベルは正常
部位において発生する周期ノイズと大差なく、異常信号
を全く判別することができない。これに対し、図9、図
10、図11は、それぞれ共役面を被検編地面からライ
ンセンサカメラ3側に順に100mmずつ近づけた場合
の各出力波形を示し、逆に、図12ないし図16は、そ
れぞれ共役面を被検編地面から、ラインセンサカメラ3
に対して遠ざける側に順に100mmずつ遠ざけた場合
の各出力波形を示す。
【0030】これらの図面で示される出力波形を観察し
て明らかなように、図9および図12で示す出力波形に
おいては、編目ピッチによる周期ノイズが未だ残ってい
るが、編疵に対応する異常信号の識別は可能である。一
方、図10、および図13〜図15で示す出力波形にお
いては、編疵による異常信号が周期ノイズレベルに対し
て明確に区別でき、これらの出力波形は共役面の好まし
い設定範囲を示している。図11および図16に示す出
力波形においては、編疵による出力信号が、図10、お
よび図13〜図15で示す出力信号に比べて小さくなり
始めていることが分かるが、この出力波形でも十分異常
信号を検出できる範囲である。
て明らかなように、図9および図12で示す出力波形に
おいては、編目ピッチによる周期ノイズが未だ残ってい
るが、編疵に対応する異常信号の識別は可能である。一
方、図10、および図13〜図15で示す出力波形にお
いては、編疵による異常信号が周期ノイズレベルに対し
て明確に区別でき、これらの出力波形は共役面の好まし
い設定範囲を示している。図11および図16に示す出
力波形においては、編疵による出力信号が、図10、お
よび図13〜図15で示す出力信号に比べて小さくなり
始めていることが分かるが、この出力波形でも十分異常
信号を検出できる範囲である。
【0031】これらの試験結果と前述した表1に示され
るR値との関係を対比すると、図9および図12におけ
る距離δの設定値がそれぞれ−100mm、100mm
であるので、対象物面43と共役面44との離間距離δ
が±100mmのとき、R値が1編目ピッチ(0.7m
m)にほぼ等しいことが分かる。すなわち、1画素が見
込む被検編地上の領域が1編目ピッチ以上であれば、正
常な編地からの周期ノイズに影響されることなく、高い
検出精度で編疵を検出することができることになる。
るR値との関係を対比すると、図9および図12におけ
る距離δの設定値がそれぞれ−100mm、100mm
であるので、対象物面43と共役面44との離間距離δ
が±100mmのとき、R値が1編目ピッチ(0.7m
m)にほぼ等しいことが分かる。すなわち、1画素が見
込む被検編地上の領域が1編目ピッチ以上であれば、正
常な編地からの周期ノイズに影響されることなく、高い
検出精度で編疵を検出することができることになる。
【0032】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明の
編疵検出装置のラインセンサカメラは、画素に結像させ
る各像点に対し、これに光学的に共役な点を含む共役面
が被検編地面からずれた位置に設定され、画素が見込む
編地上の領域が、被検編地の少なくとも1編目ピッチ以
上に設定されてなることを特徴とするものである。
編疵検出装置のラインセンサカメラは、画素に結像させ
る各像点に対し、これに光学的に共役な点を含む共役面
が被検編地面からずれた位置に設定され、画素が見込む
編地上の領域が、被検編地の少なくとも1編目ピッチ以
上に設定されてなることを特徴とするものである。
【0033】従って、ラインセンサカメラの焦点合わせ
を調整するだけで高価な信号処理回路を用いる必要がな
く、糸切れ等による編疵の検出を確実に行なうことがで
き、しかも、編目ピッチ等の変更にも容易に対応するこ
とができる。
を調整するだけで高価な信号処理回路を用いる必要がな
く、糸切れ等による編疵の検出を確実に行なうことがで
き、しかも、編目ピッチ等の変更にも容易に対応するこ
とができる。
【図1】本発明の編疵検出装置の原理を説明するための
ものであり、ラインセンサカメラのピントを合わせた場
合の各画素が検出する光強度分布を示すグラフである。
ものであり、ラインセンサカメラのピントを合わせた場
合の各画素が検出する光強度分布を示すグラフである。
【図2】本発明の編疵検出装置の原理を説明するための
ものであり、ラインセンサカメラのピントをぼかした場
合の各画素が検出する光強度分布を示すグラフである。
ものであり、ラインセンサカメラのピントをぼかした場
合の各画素が検出する光強度分布を示すグラフである。
【図3】本発明の編疵検出装置の原理を説明するための
ものであり、ラインセンサカメラの共役面と対象物面と
を合致させた場合の、画素が見込む編地上の領域を示す
図である。
ものであり、ラインセンサカメラの共役面と対象物面と
を合致させた場合の、画素が見込む編地上の領域を示す
図である。
【図4】本発明の編疵検出装置の原理を説明するための
ものであり、ラインセンサカメラの共役面と対象物面と
をずらした場合の、画素が見込む編地上の領域を示す図
である。
ものであり、ラインセンサカメラの共役面と対象物面と
をずらした場合の、画素が見込む編地上の領域を示す図
である。
【図5】本発明の編疵検出装置の構成の概略を示す図で
ある。
ある。
【図6】本発明の編疵検出装置により、透過光方式で編
疵を検出した場合の、ラインセンサカメラにより検出さ
れる光強度分布を例示するグラフである。
疵を検出した場合の、ラインセンサカメラにより検出さ
れる光強度分布を例示するグラフである。
【図7】本発明の編疵検出装置により、反射拡散光方式
で編疵を検出した場合の、ラインセンサカメラにより検
出される光強度分布を例示するグラフである。
で編疵を検出した場合の、ラインセンサカメラにより検
出される光強度分布を例示するグラフである。
【図8】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサカ
メラの共役面と対象物面との距離δを0に設定して網疵
を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の波形であ
る。
メラの共役面と対象物面との距離δを0に設定して網疵
を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の波形であ
る。
【図9】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサカ
メラの共役面と対象物面との距離δを−100mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
メラの共役面と対象物面との距離δを−100mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
【図10】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサ
カメラの共役面と対象物面との距離δを−200mmに
設定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号
の波形である。
カメラの共役面と対象物面との距離δを−200mmに
設定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号
の波形である。
【図11】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサ
カメラの共役面と対象物面との距離δを−300mmに
設定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号
の波形である。
カメラの共役面と対象物面との距離δを−300mmに
設定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号
の波形である。
【図12】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサ
カメラの共役面と対象物面との距離δを100mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
カメラの共役面と対象物面との距離δを100mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
【図13】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサ
カメラの共役面と対象物面との距離δを200mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
カメラの共役面と対象物面との距離δを200mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
【図14】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサ
カメラの共役面と対象物面との距離δを300mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
カメラの共役面と対象物面との距離δを300mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
【図15】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサ
カメラの共役面と対象物面との距離δを400mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
カメラの共役面と対象物面との距離δを400mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
【図16】本発明の編疵検出装置により、ラインセンサ
カメラの共役面と対象物面との距離δを500mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
カメラの共役面と対象物面との距離δを500mmに設
定して網疵を検出した場合の、ラインセンサ出力信号の
波形である。
1 編地 2,2’ 照明装置 3 ラインセンサカメラ 5 信号処理装置 11 糸 12 編疵 21,21’光源 22,22’反射板 32 レンズ装置 41 像面 43 対象物面 44 共役面
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】 照明装置により照明された被検編地の編
目をラインセンサカメラでモニターし、ラインセンサカ
メラを構成する画素の出力信号から編目の編疵を検出す
る編疵検出装置において、前記ラインセンサカメラは、
前記画素に結像させる各像点に対し、これに光学的に共
役な点を含む共役面が前記被検編地面からずれた位置に
設定され、前記画素が見込む編地上の領域が、被検編地
の少なくとも1編目ピッチ以上に設定されてなることを
特徴とする編疵検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15867591A JPH055270A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 編疵検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15867591A JPH055270A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 編疵検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH055270A true JPH055270A (ja) | 1993-01-14 |
Family
ID=15676914
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15867591A Pending JPH055270A (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | 編疵検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH055270A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100687576B1 (ko) * | 2006-09-20 | 2007-02-27 | 오태진 | 직물의 고속 검사에 사용되는 조명장치 |
US9242373B2 (en) | 2011-03-08 | 2016-01-26 | Kobe Steel, Ltd. | Control device, control method, and control program for articulated robot |
CN106592093A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-04-26 | 广东华中科技大学工业技术研究院 | 一种基于机器视觉的横机编织漏针检测的控制系统及方法 |
CN112481800A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-03-12 | 韩桂贞 | 一种针织服装用高效智能制造设备 |
CN113818143A (zh) * | 2020-06-18 | 2021-12-21 | 株式会社岛精机制作所 | 针织机及不合格检测系统 |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP15867591A patent/JPH055270A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100687576B1 (ko) * | 2006-09-20 | 2007-02-27 | 오태진 | 직물의 고속 검사에 사용되는 조명장치 |
US9242373B2 (en) | 2011-03-08 | 2016-01-26 | Kobe Steel, Ltd. | Control device, control method, and control program for articulated robot |
CN106592093A (zh) * | 2016-12-09 | 2017-04-26 | 广东华中科技大学工业技术研究院 | 一种基于机器视觉的横机编织漏针检测的控制系统及方法 |
CN113818143A (zh) * | 2020-06-18 | 2021-12-21 | 株式会社岛精机制作所 | 针织机及不合格检测系统 |
CN112481800A (zh) * | 2020-11-23 | 2021-03-12 | 韩桂贞 | 一种针织服装用高效智能制造设备 |
CN112481800B (zh) * | 2020-11-23 | 2022-03-01 | 上海优利优针织服饰有限公司 | 一种针织服装用高效智能制造设备 |
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